624 :霧の咆哮:2016/09/26(月) 18:23:10
イズモ開発過程までの夢幻回の議論内容擬きをダラダラと。

転生者知識でAF時代が来るのを知っていた面々に有る課題が立ち塞がる。
『旗艦級はどういうのを作るか』
量産型は扱い易いギガベースやミドルベース、後はリュウグウとか設計中で、ぶっちゃけ量産型は一定以上のリンクスに勝ち目無いのは仕方ないと割り切られていた。
勝てる性能にしたら量産できない性能になるし。
だが、企業の看板、旗艦級ともなるとそうはいかない。
企業の威信を背負う代物な以上、どうしても高性能巨大化は避けられないし、それが簡単に落ちるようでは建造コストに見合わない。
建造コストが合わないからって作らないというのは無し。
他企業がアンサラーや壁や母ちゃんとか作る以上、作らないのは威信に関わり、無駄に敵に舐められる余地を作るわけには行かない。

で、ここから先は揉めに揉める。
他企業の物と被らないかつ、最低でも上位リンクス以外には安定して勝て、理想を言えば上位級にも勝てる最強のAFを考案しないといけないからだ。
アンサラーみたいなコジマ山盛り:手っ取り早いと言えばそうだが、日企連のコジマ汚染をなるべく抑えていた企業方針と真逆と言うか本末転倒。
ソルディオスを山盛り:だからコジマがやばいと。コジマ関係を減らしてハイレーザー高性能機動砲台として、コジマ能力減らした分だけ数を揃えればありかも。旗艦級AFの艦載装備として採用。
陸上戦艦型:壁や母ちゃんと被るんじゃ?
馬鹿みたいにでかい巨砲積んだ巨大戦車型:その巨砲で壁もアンサラーも粉砕か?対AFの極みとしては有りだが、その分小回り効かなくなりそうだし、ドンだけ装甲厚くしても限界はあるぞ。
ゲームの壁みたいに絶対壊れない補正なんざない。
超高速ドリル戦車:ドリルは素晴らしいが、その速度を出す為の推進機関が弱点になりそうだが。速度が遅い突撃型なんぞネクストには当たらんし。
潜水艦型:潜水艦の特性や水圧耐性とか考えたら限界がある。旗艦級として宣伝するには地味というか、潜水艦が目立っちゃいかんだろう。
巨大戦艦や空母型:旗艦級までサイズ拡大したら、それもう海上要塞だよな。
海上要塞型:悪くは無い。日企連は昔から海上企業だから看板として合っている。なら、性能をどこまで詰めるかか。

海上要塞型に大筋が固まったところで、今度は性能を何処まで詰めるかで頭を悩ませることに。
あんまりでかく、装甲を厚くするにも海上と言うからには浮力には限界がある。
壁みたいに超強力なホバーで高速移動するのも有りだが。
だが、対上位ランカー、もっと言えばイレギュラーにも抗える性能と言うと・・・
イレギュラー対策に関しては自企業の4主やアンノウンがいるんだから、敵に出現したらそいつらぶつければ良い気もするが、それはそうと対策は考えないといけない。

だが、そこである人物からとんでもない一言が出る。
『そうだ、絶対に沈まない要塞が無理なら、沈んでも直ぐ復活できる奴を作れば良い』
はぁ?と、周りは何言ってるんだこいつみたいな顔を向ける。
だが、発案者は続ける。
どうしても単体戦力の追及には限界が出る。それに母ちゃんみたいな単一の巨体型となれば専用の超巨大ドックや工場も必要で整備・維持も大変。
おまけにそのドックや工場がやられたら修理も出来なくなると不安定。旗艦級以外にも防衛対象が無駄に増える。
ならば、コストと性能を両立した旗艦級が理想。

そこまでは周囲も分かるが、同時に、そんな夢物語なんぞ無理とも思う。
高性能な奴はどうしても比例してコストがかかる。
だが、発案者は続ける。
これは単体のAFだから無理が出る。なら、群体形式にすれば?
無数の小型ユニットを接続して超巨大AFにすれば?

626 :霧の咆哮:2016/09/26(月) 18:24:05
この時周囲の脳裏に浮かんでるのはぶっちゃけ言えば合体ロボである。
1つ1つは小さいが、合体すれば巨大な戦力になる意味で。
お前まさかAFで合体ロボをやる気か?ジェットオブギガスティグレートなんざ作れないぞ。
発想的には間違っていない、流石に人型合体AFは無理だろう。作れるなら作りたいけど。

1つ1つのユニットは量産型AFクラスだが、それを無数に繋げて一つの旗艦級にすれば?
これなら各地の建造施設で作れるから、他企業も狙い辛い。
日企連にたくさんある全ての建造施設なんぞ潰せるなら、それはどちらにせよ日企連が滅ぶ時だ。
無数のユニットに武装関係だけでなく工廠や生産施設、港湾や居住区とか色々繋げればいざという時の本社機能の予備も余裕。
仮にユニットがいくらか破損しても、他で建造している予備ブロックを開発中のリュウグウで輸送するか、そのまま海上移動させて繋げれば直ぐに直せる。
戦闘力ならばいっそすごく巨大化させて、その分保有武装も増やしてその数と火力で押し潰せば良い。
謂わば移動海上都市をそのまま武装させたような代物だ。単純だが、これ以上なく効率的かつローコストだ。

例えば、20キロ以上のサイズを誇る、武装山盛りなのに、直ぐ修理も復活もする、多少壊れ易いが死に辛い不死の旗艦級を沈められるAFを潰せるリンクスがどれだけいる?
会議中に出ていたハイレーザーオービットも50機や100機だってサイズ次第では積める。
なんなら、司令部や動力源も一極集中せずに複数置けば、どれかが潰されても他でバックアップすれば、戦闘効率は低下するが戦闘続行可能だ。
重ねて言おう、20キロ以上の超巨大AFを護衛部隊含めて破壊し切れるリンクスがどれだけいると思う?
マザーのサイズでさえ原作ホワグリは半壊に追い込みはしたが、弾切れで撤退する羽目になったのだ。
その10倍のでかぶつ落とし切れる火力を保有できるネクストなんぞ、単体ではおるまい。

そして、ギガフロートを始めとした海上都市建造技術は我ら日企連は比喩抜きで世界一だ。
なんなら、そこら編試す為のプロトタイプも作れば良い。
海上都市ラインアークを原作みたいに作る案が出てた筈だが、それを移動可能にしたり、武装化させたり。
また、量産型AFとしてそこら編小型化させてもっと扱いやすくしたものを作っても良いな。

周囲はそいつの意見に完全に飲まれていた。
考えれば考えるほど合理的かつ、現実的な案に見えたからだ。
そして、後に他企業にイズモ・ショックを与えることになる最大最強の旗艦級AFイズモ及び、プロトタイプとして武装海上移動都市ラインアーク、海上要塞型AFアマノハシダテの設計・開発が始まった。

627 :霧の咆哮:2016/09/26(月) 18:25:22
なんか、イズモの開発過程はどんな感じだったのか書きならべてたら長くなったので折角だし投下

663 :霧の咆哮:2016/09/26(月) 20:10:53
原作AFの推定コンセプト

マザーウィル:ネクストも他のAFも圧倒する超遠距離能力&火力・防御力・艦載機運用能力で頂点に君臨するBFFの象徴。オーソドックスなAFのイメージ元と言っても良い。
ギガベース:マザーじゃでか過ぎ&陸戦専用で使い辛いから、小型化・水陸両用にして量産性を上げた量産型AFの傑作機。ただ、代わりに量産型AFにしてはちょっとお高い。
ランドクラブ:陸戦専用だがギガベースよりペイロードに余裕があり、量産性や改修の余地が高く、世界で一番生産されたAFらしい。
グレート:マザーが陸戦専用でおっそいから、機動力と防御力を求められ、水陸両用に超強力なホバーを搭載し7キロの巨体を300キロで飛ばす巨大列車。
こちらも分類的には旗艦級ながら、突撃輸送型とカブラカンと似た感じ一応。
イクリプス:対通常兵器・対地支援・機動力に特化した最小のAF。但し対ネクストだと最弱と言うほかないが、サイズ的に多分こいつも蟹並に量産性高い。
スティグロ:その高速性と超巨大レーザーブレードでBFFやGAの大艦隊を蹂躙する為に開発された水上突撃型。実際艦隊相手に無双してたし。
カブラカン:ノコギリや艦載機でGAの基地や蟹とかを蹂躙する為の陸上突撃輸送型。
ソルディオス:対ネクスト戦に特化した群体型AF。但し母艦能力持たせた蟹は普通に脆いのが弱点だから、先にそっちやられたら、ゲームには無いがその内エネルギー切れで落ちそう。
Iジェット:陸上突撃型。此奴は今一用途が分からん。恐らく、対通常兵器か敵戦力を惹き付ける囮用にも見えたが。突撃型言う割にカブラカンやスティグロと違い遅いというか、動かんし。
アンサラー:原作設定上ではAFとしての頂点を極めた個体。空を支配する天空の覇者だが、コジマ汚染の固まりで、図体の割に艦載機運用能力はなく、動力部に近い所をとっつかれると一撃で落ちる欠陥があった。
普通はそこまで近づく前に撃ち落とされるか、カウンターのAAで死ぬかだが。

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最終更新:2016年10月03日 13:43