830 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:55:26
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 「国防は軍人の……」12-その名は、月の神-



1936年4月22日午前7時30分 大日本企業連合陸上防衛軍 富士駐屯地。
日企連が介入後突貫で作り上げたこの駐屯地には、今日もまた朝が訪れた。

「お早うクソッタレ共!ところで牟田口指揮官候補生、貴様は昨夜ケンカ騒ぎを起こしたそうだな?言い訳を聞こうか?」
「ハッ!報告致します!95式のブリキ乗り達がツクヨミを指して『量産すべし』と抜かしたためレールガンパンチを叩きこんだ次第であります!」
「よろしい。貴様の度胸は褒めておこう。いいか、戦場で砲撃で殴り合うには1にも2にもクソ度胸だ
 迫撃砲をクラッカー程度に感じなければ一人前とは言えん。今回の牟田口指揮官候補生の件は不問に処そう。
 だがツクヨミを知らないブリキ乗りでも戦車兵は戦車兵だ。指揮官候補生の貴様はそこを忘れないように。
 ではツクヨミ訓、詠唱始めッ!!!!」

何のために生まれた!?
――ツクヨミに乗るためだ!!

何のためにツクヨミに乗るんだ!?
――ゴミのロスケを吹っ飛ばすためだ!!

ツクヨミは何故走るんだ!?
――大口径レールガン『道祖白兎』を運ぶためだ!!

お前が敵にすべき事は何だ!?
――砲塔と『白兎』!!!

白兎は何故レールガンなんだ!?
――95式のブリキ野郎が37mmだからだ!!

白兎とは何だ!?
――撃つまで撃たれ、撃った後は何も残さない!!

ツクヨミとは何だ!?
――クェーサーより強く!鬼首より強く!97式より強く!どれよりもデカい!!

ツクヨミ乗りが食うものは!?
――ステーキとウィスキー!!

チキンとワインを食うのは誰だ!?
――前線早漏95式!!主砲が終わればおケツをまくるッ!!

お前の親父は誰だ!?
――コロニー殺しのソルディオス!!大型兵器とは気合いが違うッ!!

我等帝国陸軍AF!砲撃上等!戦車上等!被弾が怖くて戦場を走れるか!!(×3回)

831 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:56:14
遡ること26日前。
アシハラナカツクニに輸送艦穂高型が多数横付けされていた。いずれもがかなりの重量物を運んで来たのか、アシハラナカツクニの
側面に多数設けられている巨大クレーンのいくつかが連動してコンテナを釣り上げ、搬入口から格納庫内部へと収められていく。
防疫期間と洗浄処置が完了し、史実側に引き渡せるようになったのだ。内部では早速組み立て作業も始まり、
徐々にその機動兵器の姿は完成していった。機動兵器というか、大型兵器のカテゴリーであった。

「ではお集まりいただいた帝国陸軍の皆さま、こちらがご注文のAF『ツクヨミ』です」

8割がた組み立てられたツクヨミの前で、不機嫌さを隠すことなく日企連担当の鴨川桜子が宣う。

「こちらが資料になります」

突き放すように資料が差し出され、誰もがおずおずとめくっていく。
記されているのは性能諸元 武装 運用の利点、そして運用の手間について事細かに描かれている。
それらは、史実側の予想を飛びぬけていた。良い意味でも悪い意味でも。

「な、なんだこれは……!?」
「……ふざけているのか?」
「そんなわけがないだろう……これが現実なのか、疑いたくなるのは分かるが」
「で、貴方達はこれでも日企連を侮ります?」
「……」

桜子の隣に立つ牛島満も不機嫌そのものだ。
理解の悪い馬鹿が日企連に喧嘩を売った結果がこれだ。散々日企連の力を思い知らされ、自分たちの非力さを突きつけられ、
それでもなお抵抗する馬鹿が本土にいたのだ。いや、もっとひどいかもしれない。
ここには本土だけでなくシナや満州にいた陸軍の人間も混じっているのだ。つまり、内地ではなく外国と接する外地に馬鹿がいたということ。
その危険性は分かる人間にはあまりにも恐ろしいものだった。

「おい、誰だ。日企連は戦車を碌な物を作れないとか言ったのは……!」
「じ、自分は知らん!」
「ふざけるな、お前だってそういっていたじゃないか!
「なんてデカさだ……!」
「97式(史実チハ)でも95式でも勝てるわけがない!」
「馬鹿な、やってみなければわからん!」
「あんな破壊力を持つ砲撃に耐える戦車などいない!陣地ごと吹き飛ばすのだぞ!」

史実側陸軍は仲間割れの様相さえ見せ始めた。それは、責任の押し付け合い。
日企連という怪物に捧げるスケープゴートを押し付け合う、醜い争い。
自分だけは悪くないと言い逃れをしたいがための、あってはならない争いだ。
牛島は困ったように桜子に視線を送る。

「仕方ありませんね」

頷いた桜子は、静かに目を閉じ、そして、

「静かに」

威圧した。
数百人、数千人分の殺意を束ねて叩きつけられたことで、だれもが沈黙した。
いや、何人かは気絶さえしている。失禁している兵までいる。

「まったく軟弱な兵です。この程度で気を失うとは。殺し合いは、もっと恐ろしいんですよ」

吐き捨てた彼女はおびえる将校たちをにらみつける。

「貴方方が『寄越せ』をおっしゃられたので、日企連が用意しました。
 ただ、その運用そのものはあなた方にしてもらうことになります。
 別に我々はあなた方の小間使いでもなんでもありません。舐めてます?」
「……」
「これをどうするかの意見をまとめてください。なにもアクション無しならその時はその時です。
 日企連に甘えずに、自助努力を重ねてください。お願いします。醜い姿は、見たくないです。」

最後は、懇願するようですらあった。
しかし、誰も答える言葉を持たなかった。持っていなかったという方が、正しかった。

833 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:56:58
遡って、25日前。
牟田口廉也大佐は胃の痛みをこらえながらも日企連から渡された資料をめくっていた。
関東軍から本土に帰国させられ日企連にたてついて見事に論破された将校たちの尻拭いを任された彼は、
大型兵器及びAFの運用というとてつもない難題に直面していた。

「できるわけがない……かといって、この腹を切っても解決することではない……」

『臣民』たる自覚を持つ牟田口は、皮肉気に言うが、問題は解決しない。
そもそもAFなど、日企連しか動かせないような戦略兵器なのだ。日企連が帝国に協力している意味を履き違えた馬鹿は
威勢の良い言葉で日企連に戦力提供を迫ったが、その仕返しがAFだ。

「うん。戦略兵器だ。陸の戦艦だ。だから困るんだ!」

何度目かの叫び声を上げる。
AFは破格の戦闘力を持つがその分メンテナンスや修繕が非常に大変だ。ロジスティクスの重要性を理解したからこそ分かるが、これだけの戦略兵器の部品を本土から運搬するだけでも莫大な費用が掛かり、専用の工廠を設ける必要がある。
日企連に頼めば用意はしてくれるだろう。だが、その費用は間違いなく自分たちが負担することになる。
だが、その費用を試算した牟田口は思わず資料を窓から投げ捨て、ついでに大声でどなった。

「1回戦闘するだけで国家予算が消し飛ぶとは……
 おまけに電磁投射砲に誘導弾に電探に高角砲。すごい火力だ。あのオイ車さえもかわいく見える。
 だが、技術は逆立ちをしてもかなわん。いや、整備もできん」

比喩でもなんでもなく、国家予算総額が消し飛んだ。
いや、その運用費用だけではない。使われている技術もまた高くついた。
燃料がディーゼルでもなくガソリンでもなく石炭でもない。全く未知の電源を用いる。
そして、昨夜。ツクヨミを量産するように進言してきた北京帰りの戦車兵を、つまり将来は自分の部下にあたる兵を、
牟田口は思わずぶん殴った。量産?冗談ではない。費用負担を求められれば数百年分ではきかない借款が生じる。
そうした時に、帝国は本当の意味で日企連に屈する羽目になる。

「クソっ!」

だが、日企連に喧嘩を売ってしまった手前、言を翻すわけにはいかない。尻拭い役が必要だった。
勿論責任者に押し付けてもよかったのだが、やる気のある無能であったために、結局臣民がやる羽目になった。

「しかし、それでもAFがすさまじい力を持つから必要か」

ソ連の縦深戦術理論に基づく大規模侵攻を受け止める手段として、AFはまさにうってつけ。
単独で戦場を支配し、敵を丸ごと破壊しつくす強大なユニット。それがAF。だが、それではダメなのだ。
依存しっぱなしは帝国にとっては良くはない。日々技術を研鑽しなくてはいけない。

「理由はある。運用できないから、と。ただ、どの兵器が良いのかは示さなくてはいかん」

とにかく、これを断るだけの理由が必要だ。そして何が必要なのかを示す必要がある。

「まず戦車は……ううむ、外国の戦車をそっくりまねるというのは腹立たしいが、今はそれで精一杯か。
 それを理由に……いや、まて、駄目だ。大型兵器と戦車の混成運用が一番だろうし、それで押し切って来る。
 大型兵器の運用の前に通常の戦車さえもおぼつかないんだから、そこを起点にすれば……」

タイプライターに紙をセットした牟田口は必死に知恵を絞る。
紛れもない、臣民がそこにはいた。

834 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:57:42
遡って23日前。
鴨川桜子大佐はアシハラナカツクニの自分の仕事部屋で、陸軍悪玉説の象徴の一角と言える牟田口の土下座を前に困惑していた。

「ツクヨミの配備はどうにか勘弁いただきたい。どうか、この通りだ」

陸軍に納入されたAFツクヨミをめぐる議論。
それの答えを持ってきたのが牟田口であることには驚いたのだが、彼の行動にも驚かされた。
ともあれ、と桜子は差し出された書類をめくった。

「震天(クエーサー)ですか」

桜子はクエーサーについてよく知っている。
GAEが主体となって開発した移動要塞で、現在ではGAとGAEの後進であるトーラス、および日企連系列で使われている。
かなり闇に流れることも多く、時にはレヴナント・シティのテロリストが使うこともある。PAを搭載し、他の兵器を圧倒する
大火力を持ち、おまけに装甲そのものもかなり分厚くかなり危険な兵器だ。ネクストも油断できない。
そして、日企連はGAからライセンス生産を許可されて独自に改良を加えている。PAのカットや装甲の増設、兵装の充実など改良は多岐にわたり、GAからも「別物でよくね?」と言われる程度には改良している。
それはさておき、そのクエーサーの導入が検討されたのは日企連側も同じだった。ツクヨミが押し付けられたのは実利半分と史実への警告も兼ねての意味合いがあった。

「満州でツクヨミの運用は難しい。出来るかもしれないが、戦略・戦術面で大きな障害となる。
 まずは通常戦力の整備に重点をおきたい」 

差し出された資料をぱらぱらとめくる。
満州の乾燥した風土において精密機械を整備するのは日企連の支援があるにしても用兵側の混乱を誘い、
迫撃砲や榴弾砲などの既存兵器への軽視などを引き起こす可能性があるために、ツクヨミは導入すべきではない理由が書かれている。
確かに既存の兵器をそっくり旧式化させるものであるが、逆にそれは現在の帝国陸軍にとっては悪いものとなる。
ドクトリンが歪に発達するだろう。桜子はそれを承知で質問してみた。

「しかし、AFを運用し、満州などの防衛を行う必要もあります。そこはどうするつもりですか?」
「研究は自分が責任をもって行う。いずれにせよ、全軍に配備するにはAFはあまりにも大きすぎる。
 配備を依頼した馬鹿どもの説得も自分が行おう。一部については既に撤回の確約を取り付けてある。
 非礼を働いたのはお詫びする。だが、どうにかご容赦を戴きたい」

再び牟田口は頭を下げた。
自分程度が頭を下げることで陸軍が、ひいては帝国が救われるならば、喜んで頭を下げよう。
馬鹿どもの説得や説教なども率先して行おう。何物も恐れずに行動してやろう。実際に陸軍内部で確約を取り付けるまでに
脅しまがいのことはいくらかやった。皇道派のお目付け役の辻政信を巻き込んで説得にもあたった。
桜子は決断を下した。

「分かりました。私の一存ではどうにもならない可能性もありますが、上に掛け合ってみます」

その答えは、牟田口を安堵させるのに十分すぎるものだった。
少なくとも、彼らが、日企連がこういったからにはきちんと検討してくれる。
可能性は十分あるのだ。十分頭を下げた価値はある。

「ただし」

カチっと、スイッチが切り替わるような幻聴が牟田口には聞こえた。音の発生源は桜子だ。
すっと、部屋の温度が下がったかのような気がする。別に空調が急に働いたわけではない。
彼女の気にあてられた。

835 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:58:23
「馬鹿なことを言った関係者については最前線送りになるか、あるいは相応の処罰を受けてもらいます。
 覚悟して下さい」

威圧、殺意、圧力。
まるで何百人分もの殺意を束ね、巨砲と共に突きつけられたかのような空白感と恐ろしさ。
数百人を、下手をすれば数千人を一度の戦闘で殺戮するリンクスの殺意は尋常の物ではない。
そういった行為を、虐殺を行う精神の平衡を保つために、普段の倫理観や価値観は一時的に封じられる。
それ故に、ためらいのない殺意だ。手にしたペンをいきなり喉元に突き立てる事さえ、必要と判断すれば平然とやるだろう。
桜子に退室を促され、牟田口は外に出た。

(恐ろしいな……か弱い子女に見えて、放つ殺意は歴戦の戦士のそれだ)

出た直後に、体が震えた。尋常の震えではない。生存本能が呼び覚まされた恐怖だった。
まるで激しい運動をした後であるかのように、牟田口の呼吸は乱れた。
彼女達にとって殺害は呼吸とほぼ同義。いや、呼吸するかのように敵を丸ごと殺戮するのだ。

「だが、これでいい……これで、きちんとドクトリンの研究ができる」

震える手で額の汗をぬぐう。
これでいいのだ。現在のドクトリン 運用方式と彼らのそれとの間を結ぶラインが構築された。
あとは、そのラインをたどっていくだけだ。

「ああ、ちくしょう……」

やるせなさが身を苛む。本当は自分たちがやらねばならないことだ。
彼らに指摘される前に自分達で気がついて、自分達で何とかしなければならないこと。
気がつけない自分たちは、何と無能なことか。
その後、牟田口は宣言通りAF導入を要求した将兵の説得を完了させ、血判状を持って来て見せた。
皇道派の面々さえも辻政信等を介して接触して鬼気迫る勢いで理屈攻めをした彼は、見事に確約を勝ち取ったのだった。
そんな彼に下ったのは、AFや大型兵器の戦術的・戦略的な運用についての研究を行う様にという、旧帝国陸軍の命令。
無論、彼はそれが古巣たる陸軍から出たとは端から信じていない。

「悔いて改め、そして自らがしでかしたことを背負えと、そういうことか」

何人もの将官が日企連との交渉を完遂したことを褒めたたえてきたが、牟田口の顔は決して晴れない。
『史実』によれば、自分は無茶苦茶な作戦命令を出して無理矢理承認させ、大失敗をやらかす。
ジンギスカンと自分を結びつけるくらいには、彼らにはインパクトがあったようだ。
彼らの世界の『自分』のなしてしまったこと。

「だが、改めることができる。あんな馬鹿どもとは違うのだ……!」

そして、今日も彼は富士演習場とアシハラナカツクニでの訓練に励む。
自らの意思で、陸軍を変えんと願い、行動していた。

836 :弥次郎:2016/10/04(火) 21:59:20
日企連 夢幻会会合 史実-日企連世界相互間会議 議事録より抜粋


「少し強く反撃し過ぎましたかね?」

「いえ、我々を便利屋扱いされては困りますからね。警告も兼ねたと考えれば安いものです」

「クエーサーか。確かにこちらの世界であり溢れた物とはいえ、史実世界では陸上戦艦そのものだな」

「どういうモノにします?」

「技術部に委託する。桜子君には希望を募ってもらおう」

「個人的には長門型の砲弾を積める41センチ砲とかいいと思うんですが」

「それは……一瞬ありかと思ったが、周囲への影響も考えてくれ。重巡の20センチ砲などでも陸上では十分だ」

「うむ。重巡の方が数的に多いし、砲弾の生産もコストが安くなるのではないかな?」

「いや史実でも長門型の砲弾を使った800kg爆弾があったから、生産能力を余らせないという意味では大きいぞ」

「そういえば史実満州でもソ連相手に41センチ砲が使われたんだったか」

「うむ。拠点防衛用砲台と考えれば、大口径砲の方が効率的に敵を壊滅させることができる。
 レーダーや戦闘機があれば着弾観測や照準補正も楽だからな」

「線路というくびきから解放された列車砲とかソ連涙目ってレベルじゃねーぞおい」

「だがソ連のドクトリンを強引にでも打ち破るには、常識外の火力で吹き飛ばすのが効率的だ」

「オプションとして背部に搭載可能とすればいいでしょう。その気になれば砲塔も背負えそうですし」

「なるほどな。確かに砲台としても使えるか」

「どうせ動きはのろいのです。多少デカい砲を積んでも構いませんよ」

「ではそちらの方針で技術部と調節しますね」

「交渉材料(史実の物品)も忘れずにお願いします。最近ちょっとオーバーワーク気味なので」

「わかりましたー」

837 :弥次郎:2016/10/04(火) 22:00:21

「はぁ……お義父さんってなんで私に仕事を沢山押し付けるんですかー……」

「しょうがないよ。桜子ちゃんは有澤を背負うリンクスなんだから。
 戦場じゃなくて会社間の取引とか、そういった方面でも勉強しないと」

「お互い苦労するなぁ……同情しかしてやれんが」

「タケミさん酷いですぅ……」

「一番苦労しているのはこっちのほうだ!どいつもこいつも仕事(ミッション)を押し付けて!」

「その……すいません」

「すまん……」

「……いや、まあ、仕方ないのは分かるけどさ?
 流星は高位すぎるし、かといってルナスカイはのんびりし過ぎ。社長は社長で赴きにくい。アックスさんは高齢。
 ダイスはどっちかといえば技術屋で、UnKnownは表に出せない。桜子はタンク好きでミッションに一部縛りある。
 使い勝手のいいリンクスって俺くらいなのはわかってる。はやいとこ、ミカが戦力として軌道に乗ってほしいな」

「ただいまー」

「あ、ダイスさんおかえりなさーい」

「疲れたよー……なんで頭が固いかなぁ。説得するのに時間がかかりすぎ。
 車両の発動機について実機テストで証明してやるから桜子ちゃんこのディーゼルエンジン手配よろしくー寝ちゃうわー……ZZZ」

「……本当に寝たよ」

「最後まできびきびですね」

「で、史実側の陸軍へのアクションは順調かな?」

「はい。少々脅したりしましたけど、それでも効果的です。お義父さんにもOKもらってますし、次は理論で説きますよ」

「有澤理論展開するなよ」

「何でだよその理論?」

「火力と装甲で押し切れ、以上」

「ふ、風評被害です!」



        • アシハラナカツクニ 歓楽区画 リンクス専用ラウンジでの会話より、一部抜粋。

838 :弥次郎:2016/10/04(火) 22:01:26
以上です。
wiki転載はご自由に。

やったね陸軍!兵器が増えるよ!
これにてクエーサーとツクヨミ配備開始です。死ぬほど大変ですが。
時系列的には戦車の教導が始まる少し前ですね。むっちーが頭下げたおかげでちゃんとした戦車運用ができるようになりました。

あと、ちょっとリンクスの風景も。

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最終更新:2016年10月10日 14:58