246 :弥次郎:2016/10/09(日) 01:05:58
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 幕間 -どこにでもある、小さな話-

苗字は明かせないが、安治という日企連社員がいる。
彼はごく普通に生まれ、しかし、とある事情から養子として親元を離れ、和楽の道を志し、類稀な差異を発揮し、
日企連の宮内部(宮内庁)式部職に入り、雅楽奏者となった。重要無形文化財として日企連の指定を受ける雅楽の
技能保持者である彼は、病弱ながらも、それ故に美しい樂を奏でることで有名である。












「行かなくていいのか?」

「会わせる顔などないさ……」

「私は後悔はしていないぞ、〇〇。子は、親というものが必要なのだからな」

「……」

「お前は家を取り、私は子を選んだ。後悔はしていない」

「……だがな」

「安治という名を与えたのだ。お前の考えていることなどわかるさ」

「……弱いな、私は」

「いや、その弱さに私は惹かれた」

「……」

「お前は何処まで行っても、人間だぞ」

「ああ、そうだ」

「お前の妻も、納得の上でだ。だから皆が、手を貸してくれた」

「……女には勝てんな、まったく」

247 :弥次郎:2016/10/09(日) 01:06:37
以上。wiki転載はご自由に。

言葉はいりません。ただ、フロム脳を活性化させてください。







282 :弥次郎:2016/10/09(日) 11:03:49
ネタバレ


登場したのは一目連とアンジェ。

安治 → あんじ → アンジェ

安治さんはアンジェと一目連の間に生まれた隠し子というわけです

ただまぁ、一目連は名家の生まれなので如何に優秀なリンクスだったとはいえアンジェとの結婚とかなんて望めません。
事実一目連さんは婚約者がいましたし、結婚もしていました。しかも相手もガチの名家の生まれ。それを蹴っ飛ばすのは流石に無理。
自分の家を、流派を継がせるという大事な仕事を担っていたことや、リンクスとなる際に反対を押し切ったこともあってここでは妥協を選ばざるを得ませんでした。

また日企連のトップリンクスの子供、尚且つレイレナード社から移籍してきたアンジェとの間に生まれた安治さんは
他企業にとっては絶好のターゲットになるわけですな。そういった事情から一目連はやむなく養子に出すという体をとって、自分とは関係のない道に子供を歩ませました。安治さんは自分の父親が誰かはいまだに知りません。
代わりに日企連はそれとなく警護役を配置しています。

想定で一目連さんは第一次リンクス戦争時に32歳前後。アンジェは20代かなぁと。

285 :弥次郎:2016/10/09(日) 11:13:24
実は生まれてきた子供は適性はあれども体が弱かったのでリンクスには不向きでした…
先天性の病気によって、激しい運動などできないというハンデを背負って生まれてきました
体がそこそこ頑丈ならば周囲に後継者と言い張ることもできなくもなかったのですが
そういった事情から、一目連は養子に出すことになりました。ここには夢幻会や日企連上層部も関わってます

314 :弥次郎:2016/10/09(日) 18:34:19
ゲーム内紹介文
『日企連のオリジナルリンクス。とある剣術の流派の宗家の出身であり、本人も相当な腕前の剣士。
独自の戦闘メソッドから繰り出される一撃は容赦なく敵対者を切り裂く』

すごい名家の生まれです。下手すりゃお家騒動になりますからね。
そもそもリンクスになること自体が結構問題視され、そこで結婚して跡継ぎをつくってからと条件がつきました
なので4時点で子持ちリンクスでした。

妾という扱いでねじこむで精一杯。
子供はいなかったことにするしかありませんでした。

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最終更新:2016年10月10日 10:42