167 :641,642:2015/08/26(水) 22:44:27
和蘭覚醒(ヤンデレ化)ルートにて皆様方が盛り上がる中、幾度も『成立不可』と
言われ続けた日米蜜月ルートを風呂場にて考案して見たり。

取り敢えず目指すは某安価マブラヴやる夫スレの日米関係


① 時は江戸末期。日本本土回りが(アヘン戦争等で)色々と騒がしくなってくる幾らか前の頃。
転生者の意見具申や幕府政府での情報収集の結果『このまま引き篭もったら色々メンドイ事に
なりそう。と言うか多分なる』と言う結論に到達。先手必勝として開国へと舵を切る。

② 欧州騒乱(史実と大差無し)の結果、『インドネシアが本体』と言われるまでに本国地域が荒廃し、
復興遅延の結果、対日貿易とインドネシアが命綱化しているオランダの奮闘と転生者軍団の頑張りも
有って、開国準備達成。後はオランダ以外との欧州諸国との条約締結だけになる。

③ 色々有って『眠れる獅子』こと清をフルボッコにして勢いに乗っているイギリスやフランス。日本に
対しても『どうせ清と大差ない』と当たりを付けて史実同様の不平等条約締結を要求。日本側は国際法等で
対抗し、第一次条約締結会議は決裂。

④ 日欧がそんな事をやっている間に捕鯨基地を求めて太平洋を押し渡って来た将来米帝、現在新米帝国の
アメリカ合衆国。正直自国領内や近辺で各種処理能力が手一杯に近い状態で太平洋の向こうに手を出す力は
無い為、『横暴な欧州諸国』に対する当て付けの意味も含めて割と穏当な条約を日米間にて締結。日本人の間に
『良識国家 アメリカ合衆国』の印象が強く残される。アメリカの方では国威上昇に加え、遭難した多数のアメリカ人を
日本側が丁重に保護していた事が強く影響し、『ジャパニーズ・シンドローム』的な物が一時期流行する。日本で保護
されていた米国人を基点に第一次対米文化侵略開始。

⑤ 日米友好条約締結後、遅ればせながら日本の実力を(和蘭、実戦経由で)認識した英仏が日米条約と同条件にて
締結するも、③でやってしまった要求が日本と英仏関係にかなりの大きな溝を作り出してしまう。

⑥ アヘン戦争等での大惨敗を筆頭にした対欧州諸国戦争で敗北し続けた清。時代の移り変わりをマトモに認識出来ない
中華地域国家特有の統治システムのせいで、現実を認識できずに(清の権威復活の為)朝鮮半島を舞台として、日清戦争が
勃発する。当然日本側が完全勝利。北京包囲にすら成功する。この間アメリカは南北戦争の後始末等で忙しく、日清戦争に
関しては観戦武官が日本に派遣される程度に留まる(開戦の経緯も有って米国民間側は日本寄りの姿勢だったが)。

⑦ 三国干渉からの遼東半島返還、その後の日本放棄権益習得から日本の対露感情が急激に悪化。露西亜の南下政策に
対抗する為に英国から戦艦の現物や設計図の購入、国産艦艇の建造を進める傍ら『技術の裾野を広げる為』『一国に集中
するのは危険』等と称してアメリカにも艦艇を一定数発注。降って湧いた真坂の他国からの発注にアメリカ造船業界卒倒する。

⑧ 第二次日露協議決裂後、日露戦争開幕。一応史実通りに日英同盟締結済の為に英国の嫌がらせは有るも、支援の規模は
(日露共倒れを企図してか)史実より小さい模様。因みにアメリカは国債購入や講和斡旋に船舶売却等の史実より割り増し感の
有る対日支援を実行。

⑨ 日露戦争、世界の予想を裏切り日本の勝利に終わる。日本陸軍が半壊状態になる等それなりの損害と引き換えに満州
地方の全利権やカムチャッカ半島等多数の権益確保に成功。因みにアメリカ製艦艇はウラジオ艦隊戦で活躍しており、又
さり気無くアメリカの国威上昇。

⑩ 日露戦争での借金返済やらその他諸々の意味を含めて、満州利権を英米に解放。そして『ラストフロンティア』に米日
友好関係を背景としたアメリカ合衆国が前のめりで飛び込んでいったのに対し、イギリスの進出は其処まで大規模には
ならなかった。満州に進出した米国人を基軸に第二次対米文化侵略開始。

168 :641,642:2015/08/26(水) 22:48:13
⑪ アメリカが満州に対して大規模に進出後、直ぐ傍に有る唯一のアジアの列強国『日本帝国』との経済、外交、国民的交流が
加速。夢幻会の宣伝工作や見た目白人な日本人もそこそこ居る為、割と人種差別等の問題やトラブル発生は比較的少なかったり
した。日本に来た知識人、企業家、富裕層を中心とした米国人からの大惨事対米文化侵略開始。

⑫ サラエボ事件からの第一次世界大戦開幕後、日英同盟を理由に参戦して欧州へ派兵しようとしたが、これ以上有色人種が
白人種相手に活躍するとインド等が面倒になると思ったイギリス。暫くして連合国軍の損害がギネスワースト記録を連続更新し
始めるまで日本軍の対欧州派兵を抑止し続ける(尚戦時特需で日米は大儲け)。

⑬ 今までとは次元の違う将兵の損害に完全に冷静さを失ったフランス、恥も外聞も投げ捨てて日本に参戦する様懇願し始め、
戦前予想とは全く違う戦争展開にイギリスも日本参戦を要望するようになり、日本参戦(欧州戦線に)。

⑭ 何だかんだ言われつつも、日本軍の能力を(蘭以外の)欧州諸国で一番高く評価していたドイツ第二帝国。日本から大量の
『新鮮な兵力』が欧州に注ぎ込まれる前に戦争終結する為に『無制限潜水艦作戦』を決行。

⑮ イギリスに独航していたアメリカ商船。史実と同じくUボートに撃沈され、アメリカ世論激高。『アジアの友人たちと共にドイツ
皇帝の髭を毟りに行くぞ!』と各所で言われ、戦争の早期終結を目論んで決行されたドイツの無制限潜水艦作戦は『日米両
超大国の同時参戦』を招くと言う最悪の結果に終わった。

⑯ 外様勢であり、また自国将兵の損害が甚大過ぎる為に自らの指揮下に日米軍を置きたがる英仏に『無意味に兵が磨り
潰される』と日米は揃って反発。英仏の圧力に対抗する為に現地で日米連合態勢が半分成り行きで結成される。欧州派遣兵を
基軸に第四次対米文化侵略開始。

⑰ 東部戦線が『ロシア革命』で消滅した為に生まれた余剰兵力全てを注ぎ込んだ乾坤一擲の賭け『カイザーシュハルト』の
大攻勢により、新戦術『浸透襲撃』の直撃を受けたフランス軍が突破されるも、日露戦争の戦訓と転生者により魔改造済みの
日本軍、日露戦争の戦訓レポートを(ホテルの一室一杯分)ホワイトハウスや軍部に叩き付けられ、又戦前や戦中に日本軍との
交流により、時代相応より多少進んだ装備のアメリカ軍の奮戦によりドイツ軍最後の大攻勢は頓挫。その後ドイツ帝国は崩壊し、
第一次世界大戦は終結する。

⑱ パリ講和会議により締結されたヴェルサイユ条約では、戦争初期から参戦していて尚且つ甚大な被害を受け続けた英仏と、
戦争終結の活躍をしたとは言え、参戦したのが戦争中期頃な上、英仏と比べたら流した血の量は格段に少なく、戦時特需で
徹底的に儲けた日米間でのドイツからの賠償配分で講和会議が大荒れになるも、日米が英仏に対して譲歩した形での利益
配分になった。

⑲ 『仮想敵国』が第一次世界大戦終結と共に消滅し、予算激減の危機に瀕した日米両海軍。裏で思いっきり談合しながら
相手国の海軍軍備への対抗を捲し立てて何とか『八八艦隊計画』『ダニエルプラン』を継続しようとするも、当然ながらそんな
両国海軍の思惑や努力は世界的な軍縮気運の前には何の効力も発揮せず、世界初の世界的軍縮条約である『ジュネーヴ
海軍軍縮条約』が締結され、ここに両海軍の野望は儚く潰えた。

⑳ 大戦後の日米両国は、戦後不況を満州開発にオランダ領インドネシア、序にフィリピンへの投資開発で乗り切るも、暫くして
『関東大震災』によって内需拡大方針を更に進めだした日本とは違い、アメリカ(の民間)は株取引のマネーゲームと言う『新しい
遊び』に夢中になって行った。

169 :641,642:2015/08/26(水) 22:52:34
㉑ アメリカを震源地に世界恐慌発生。日本側、いわゆる『タンス預金』と揶揄された資金を使用しアメリカへの全面支援を開始。
アメリカも日本の支援や期待に応え、何とか世界恐慌の痛手を許容範囲内ギリギリに抑え込む事に成功(尚中華は犠牲となる)。
第五次対米文化侵略開始。

⑬ 史実と比べれば比較的軽い被害だったとは言え、それでも経済的に大きな痛手を受けた英仏独を筆頭とする欧州列強。軍備
増強で無理矢理誤魔化している自分たちが不況で苦しむ中、太平洋で平和と繁栄に浸っている日米に対する悪感情が段々
溜まって行き、その欧州各国の人間の心の隙間に(見た目大きく発展していた)ソ連が浸透を開始。

⑭ 英仏にてソ連の影響が強く見られる共産党、乃至それに類する政党が政権を奪取。独は共産党…と言うよりロシア嫌いな
アドルフ・ヒトラーが政権を獲得するも、首相着任後日米からの投資や連携を模索している段階で突如事故死し、カリスマ的
リーダーを喪失したナチス政権はあっけなく崩壊し、ドイツ共産党が政権奪取。オランダ、ポーランドはこの共産党の進出に
呼応せず。

⑮ 共産ドイツ。ソ連と図り、ポーランドが先制攻撃してきたと言う証拠を捏造し『侵略者の懲罰』を大義名分として独ソ連合軍対
ポーランド軍の戦闘が突如開始。ポーランド惨敗し、両国に併合される。日米側諸国、これに対し猛抗議を行うも共産連合軍は
捏造証拠を振りかざして一顧だにせず。

⑯ ポーランドが蹂躙されたのとほぼ同時期。中華地域にて『国共合作』により半同盟関係となった国民党、共産党軍。日米が
湯水の如く資金や労力を注ぎ込んだ満州に対し『父祖の地の奪還』を掲げて侵攻開始。ソ連軍、国境に軍隊を増強する素振りを
見せて日米満軍を牽制。共産化欧州も中華地域の軍に対し支援開始。

⑰ 満州駐留軍。戦史を紐解いてみても、普通有り得ないまでに(最早笑える位に)開いている兵力差を、満州駐留軍と中華軍の
連度の格差、地の利と火力、そして機械化率の高さで互角の戦闘を展開。尚ソ連や欧州が『中華に対して日米が満州全土を
返還する』停戦案が出されるも、日米当然ながらこれを拒否。コミンテルン『帝国主義の権化、血も涙も無い冷酷な侵略者』等の
宣伝工作を世界規模で開始。夢幻会とCIC、この工作に全力で反撃し、コミンテルンにカウンターを決める。

⑱ 祖国が共産化した事に対し反発する各界の人間、階層や貧富を問わずに(オランダやスイス経由で)アメリカに向け多数が
脱出を開始。初めは国内治安安定の為に放置するも、余りにも多くの人間が逃げ出している為に各国が出国規制、又海外脱出を
図った民間船や艦船の拿捕、撃沈を開始。共産欧州、アメリカに対し逃げ出した民間人の送還を要求。

⑲ 人道的に自国に向けて脱出する民間人を保護し続けていたアメリカ。共産陣営の民間人送還要求を即座に拒否。警告を無視
して民間人の保護を継続。

⑳ カリブ海にて、欧州から脱出した民間人が多数乗船した民間船複数隻を保護しようとしたアメリカ海軍、脱出船を追跡して来た
共産陣営海軍とかち合い、相互の不信感やその他諸々により、偶発的に戦闘が発生。この『カリブ海海戦』で、戦力的には優位に
有ったハズのアメリカ海軍。共産陣営海軍に先手の一撃を受けた事に加え、多数の民間船(しかも性能バラバラ)と言う護衛対象が
戦場に存在した事が重なり、『敵艦隊』に対し2割程度の損傷を与えて撃退し、民間船の殆どを自国領内に脱出させる事に成功した
代償に、味方艦隊を逃す為に殿となった戦艦『コロラド』を筆頭に多数の有力な巡洋艦や駆逐艦を喪失する大損害を受けた。

㉑ 『カリブ海海戦』と似たような時期に、中華軍に打撃を与える為に黄海に侵攻していた日本連合艦隊。国民党軍所属の軽快艦艇を
一蹴した直後に、正体不明の潜水艦の群狼戦術による襲撃を受け、多数の艦艇が損害を受ける。反撃にて撃沈した潜水艦の浮遊物
にはソ連やドイツ製と推測される書類や装備が存在。その後輸送船団へ攻撃を仕掛けてきた潜水艦を撃破、浮上降伏させて調査すると、
ソ連海軍を筆頭とした共産圏海軍の全面的関与が発覚。

170 :641,642:2015/08/26(水) 22:53:48
㉒ 日米、『黄海海戦』『カリブ海海戦』における共産陣営の謝罪と賠償、並びに共産陣営域内でのポーランド人、ユダヤ人等の
虐殺や迫害の即時停止を要求。共産陣営、あくまで自らの非を認めず、欧州に撃ち込まれた日米の楔であるオランダに対して
(またもや虚構の大義名分を掲げて)宣戦布告と侵攻開始を返答とした。

㉓ 日米両国、中華民国、ソヴィエト連邦、共産化旧欧州列強国に対し宣戦布告。日本、アメリカ、オランダ亡命政府(インドネシア)を
基軸とした枢軸国と、ソヴィエト連邦を盟主とした、ユーラシア大陸の殆どを勢力圏に収めている連合国との、人類史上空前絶後の
大戦争が、今、開幕する。

171 :641,642:2015/08/26(水) 23:02:44
以上になりまする―。

…まあ要約すれば『赤化して既にエンジンが温まってて海空軍軍備に全国力を注ぎ込める状態のユーラシア連合軍』
VS『戦時体制の移行が少し遅れて尚且つ開戦時に初期配備艦艇が幾らか喪失した日米軍』

と言う割と良く有りそうな図式です。多分戦争初期は東海岸への潜水艦の砲撃やら中国大陸からの
戦略爆撃に悩まされそうな日米両軍。割と暫くの間はいい勝負になるんじゃないかな。ソ連から一定度資源
供給されるし。後戦車関係だと独ソの技術が融合して憂鬱チハですら苦戦するレベルの戦車が欧州本土に
配備されている可能性だって微レ存…?

欧州本土上陸作戦、色々と凄い事になりそう(小並感)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年10月10日 14:45