674 :トゥ!ヘァ!:2015/04/13(月) 00:16:13
格闘武器はある程度普及しております。
特にアフリカ紛争や第一次インドシナ半島紛争の以前は手探り状態が続いていたの様々な格闘武器が生まれました。

ですがゲームのムービーや漫画版でもそうでしたが基本銃撃戦です。
なので時を経て戦術や戦い方が決まってくるにつれて格闘兵器は目減りしていきます。
ゲーム内でも格闘武器はそう種類は多く無い方でしたからね。

ですが需要がなくなるわけでもなくどこの勢力も一定数の代物は開発、配備しています。
まあヴァンツァーの投入されやすい戦場の特性上近接戦闘や格闘戦が起こりうる可能性が常に付きまとっているからですね。
いざと言う時にゲームみたくマニュピレーター(腕)で殴るわけにもいきませんから。

大陸OCUでは主にハンドガン系装備と共に予備装備として運用されています。咄嗟の近接戦や銃機を失った緊急時における武装などといった要素ですね。
主に鈍器類やロッド系が人気です。
撃てば装甲を貫けるパイルバンカー系は格闘武装としては扱い難い部類ですがその貫通力から一定の人気を博しています(あくまで格闘武器としてはですが)

100年代に倉崎が送りだす単分子ブレードシリーズはその点画期的で今までの刃物系と違い敵の装甲を撫で切れるので爆発的な人気になりました。
その後小型化が進み単分子カッターとなり予備装備として一定の需要を獲得し続けています。

675 :トゥ!ヘァ!:2015/04/13(月) 00:36:45
  • 単分子ブレード
特殊な製法で刃の先端を限りなく大きな一つの分子で構成した刃物。
物体の分子の隙間に入り込み、刃の厚みを少しずつめり込ませて切断する特性上割とスパスパ切れる。

この画期的な装備から一時かなりの人気を博し格闘戦の時代到来か!と思われたがそう便利な物でもなく、構造上どうしても脆い物になりやすいので衝撃に弱いという兵器としては致命的な欠陥が存在する。
無茶な運用をするとすぐ砕けるか折れるかするのである。
刺している最中に相手の機体が無理矢理動けばポキンと折れる可能性があるのだ。

なので運用としては相手の装甲をなぞるように切ればいいのだがそんなこと出来るヴァンツァー乗りは操縦に慣れた熟練兵だけであり、新兵へは打撃系が推奨されている。
これ故に人気なのは違いないが市場を独占できず、予備装備として打撃系が変わらず人気を保っているのである。

更にいうとぶっちゃけ近づかれる前に銃撃戦でどうにかしてしまえばいいのは変わらず格闘戦自体が起きにくいので無理してまで使われないのは従来の格闘兵器と同じであった。

これが「一時的」にしか爆発的に売れなかった理由である。

弾丸に理論を応用すればいいんじゃねとも言われるが元から衝撃に弱いので弾丸として撃ちだすと劣化し易い、装甲に当たると穿つ前に砕けるといった頑強性の問題にぶつかっている。

現在は他の格闘兵器同様予備兵装として一定の需要を持ちながら世界中で運用されており、人気シリーズなのには違いない。
更に切れ味を突き詰めた単分子振動刀、切断面を焼き簡単にはくっ付かないようにした熱単分子カッターなど幾つかのバリエーションが存在する。

なおライバル商品にはキサラギ社製の高周波ブレードシリーズがあり、数少ない刃物系格闘武器として日夜凌ぎを削っている。

676 :トゥ!ヘァ!:2015/04/13(月) 00:46:47
  • 高周波ブレード
キサラギ社が90年代初頭にいち早く送りだした近接兵装。

読んで字の如く刀身を超高速で振動させ驚異的な切れ味を実現させた代物。

単分子ブレードとの相違点は頑丈で簡単には折れはしないという一点。
無論それだけなら市場を独占できるので無論欠点も存在している。

柄や刀剣内部に存在する高周波振動発生機に不具合が生じた場合ただの刃物と化すのだ。
それだけではなく振動する際に内蔵されたエネルギー(電池など)を使うので基本それが切れてもただの刃物になる。
そして現在の主流モデルの殆どは燃費が悪く長時間の連続運用はおススメされていない。

単分子ブレードはその点単なる単分子で構成された刃物にすぎないので電池切れの心配もない。

振動装置の小型化に手間取っており現在ロッドと同サイズの代物が一般的である。
つまりは得物がデカく扱いにくいのだ。無論新兵には非推奨である。

現在は小型化をめざし2110年代には単分子カッターと同等の小型ナイフの開発に勤しんでいる。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年10月10日 21:10