635 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:41:10
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 「国防は軍人の……」13 -いざ、生きめやも-




小笠原諸島沖、上空6000m。
アシハラナカツクニを眼下に見下ろす空域では、膨大な数の、それこそ500機を超える航空機の戦闘が繰り広げられている。
撃墜された機体はない。すべて搭載された電算機と害のないレーザー照射によって代替されているためだ。
しかしそれでも激しい戦闘であることに変わりはない。コンバットボックスを組んでいる飛行隊は一糸乱れぬ連携の
迎撃機の猛攻にあっていた。

「何機やられた!?」
「既に護衛機壊滅!残る先行の陸攻は8機です!」
「畜生!半分も残ってないか!」
「標的まで200海里もあるのに……!」

嘆きの声。いや、先ほどから、日企連の技術指導で声が通りやすくなった無線機は助けを求める声で一杯だ。
各所の機銃は必死に連射を続けて追い払おうとするが、それも足りない。

「直上から接近!」
「振り切れ!」

96式陸攻の操縦士が必死に操縦桿を倒す。しかし、遅かった。
上空から放たれた12.7mm機関砲は容易く陸攻のコクピットを襲った。

『3番機撃墜。帰投してください』

実際に弾は発射されていない。発射されているのは発射されたという情報だけ。
撃墜されるに匹敵するダメージを受けたと判断された。元より防弾性という観点で遅れていた96式陸攻は12.7mmという火力には耐えきれるものではなかった。実戦ならば、すでにこの陸攻は火だるまとなって落ちていることだろう。
そして管制室から無情の判定がくだった。『撃墜』だ。

「畜生!」
「今のは南風か…いや、だが速度はあまり速くないぞ」
「しかし完全に待ち伏せを食らっているな」

操縦室では嘆きの声が漏れる。
機銃を担当していた兵士も戻ってきた。
先程の迎撃についての感想を口々に言い合っている。

「やはり事前に発見されて、戦闘機が誘導がなされるというのは陸攻にとっては致命的か」
「ではどうするのだ?日企連によればレーダーはおよそ飛ぶものを捉えると言っていたぞ」

漸減戦術の先兵として鍛え上げられていた陸攻隊。しかしその自信と誇りはあっけなく砕かれた。
敵機を予め把握するレーダーと通信機による誘導による有利な位置取りからの迎撃。
つまり、今回のようなことが今後起こりうるということだ。

「どうすれば……」

その問いかけに答えはなかった。
残ったのは、もしこの陸攻で実戦で迎撃にあったら、という薄ら寒い未来予想図だけだ。

637 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:41:58
「イカヅチ1よりHQ。敵機を捕捉。迎撃に入る」
『HQ了解。進路情報を更新する。幸運を』
「イカヅチ1了解。誘導に感謝する」
「いよいよか」

補助席に納まる源田実は改めて対Gスーツをチェックする。
下手な電熱服さえも超えるこのパイロットスーツはこれまで以上のGを受けながらも、源田の意識を保っていた。
むしろこれまで乗ったどんな戦闘機よりも快適でさえあった。計器を見る。時速800km。圧倒的だ。
陸攻が時速340km程度であることを考えれば、すさまじい差がある。
いや、これさえも全力ではない。あの烈風改二さえも凌ぐ、最高速をこの戦闘機は叩き出す。

「もうほとんど残ってませんね」
「ああ。ここまで一方的とはな…この機体の出番もほぼ無しかな?」

源田が乗り込んでいるのは、倉崎ら日企連の航空部門の開発した試作特殊要撃機『雷光』。
エイを思わせるジェット全翼機の雷光は信じがたい速度で飛行している。源田などにとっては初めて乗り込むジェット機だ。
武装は20mm機関砲2門と翼部と尾部に内蔵されたレーザーブレード。光学兵器という未知の兵器の威力については
実際に見せてもらったが、やはりというべきか、とんでもないものだった。圧倒的な熱量と破壊力で敵機を粉砕する力は、その驚異的な速度と、そして攻撃力と搭載されているレーダーなどと合わせて、まさしく最高の迎撃機かもしれないと源田は思った。

「いえ、一応見せる予定ですからね。ジェット機というレシプロ機の次に誕生する戦闘機の恐ろしさを知ってもらわねば」
「そうか…はじめは驚いたが、恐ろしいものだな」

源田は手元の機器をマニュアルを思い出しながら操作する。
顔を覆うHMDにたちまち敵機の情報が表示される。拡張現実と言ったか、なるほど、これはすごいものだ。
敵機ごとの速度や相対速度、進路方向、さらに近接防御用の機銃の位置と予想される攻撃範囲まで表示された。
ついでに言えば風向きや気流までもが視覚化されている。情報量は非常に多いが何と飛びやすいだろうか。

(戦闘機無用論……この機体の前では単なる妄想に過ぎないか)

ここまで丸裸にされて、いかなる陸攻であれ、あるいは爆撃機や攻撃機であれ無事でいられる可能性など、ほぼ0だろう。
なるほど、日企連が電探であるとか観測装置にやたらとこだわるのはこういう理由があるのだ。

「しっかり捕まってください。飛ばします」
「ああ」

日企連のパイロットに促され、源田は舌をかまないように
ターゲットにされたのは何とか防空網を抜けてきた陸攻隊。
いや、もう“隊”とは呼べない。単なる寄せ集めに成り下がっている。

(加来が乗っているのだったか?)

ズームされて見えた数字から、陣頭指揮のために乗り込んでいた大湊海軍航空隊の加来止男中佐の機体と判断できた。
源田はある意味同情した。この常識外の戦闘機にいきなり相対させられるのだから。どれほど混乱するだろうか。

(まあ、良い経験だ)

そう思うことにした。でなければ、日企連の出鱈目ぶりには追いつけない。

638 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:43:06
加来止男は信じがたい速度で奇妙な形の戦闘機が接近してくるのが見えた。
いや、追いかけるだけで精いっぱいだ。あっと言う間に横を通り過ぎた。
同時にアラーム。僚機が撃墜されたことを知らせる音だ。

「やられたのか!?」
「な、何かが通り過ぎました!」
「何だ今の音は!?」

明らかにレシプロ機と異なるエンジン音。
音を置き去りにする勢いで何かが側面を通り過ぎていった。
加来は側面のガラスからその戦闘機を見ようとした。

「!?」

そして、その戦闘機が見えた。ほんの一瞬だけ。
平べったい何か。光を纏い、それは猛然と飛んできた。
その姿を視認したと思った次の瞬間、アラームが鳴る。

『17番機、撃墜です。帰投してください』

管制室からの機械的な通達が、轟音と圧倒的なソニックブームにかき消されそうになりながらも加来の耳に届く。
機体が激しく揺れる。辛うじて操縦士が操縦桿を話さなかったことで、機体はバランスを維持していた。

「なんだ、いまのは……」
「夢でも見ていたのか……?」
「いや、しかし……」

生き残っていた陸攻隊が続々と帰投し始めていることから、あれは夢でもなんでもないということ。
現実の筈。しかし、現実とは思えない。何だったのか。

「日企連がまた何かやったのか…」

誰かがぽつりと漏らす。
そして、それに反論する声は何処にもなかった。

斯くして、1週間にわたって行われた航空大演習は史実で名を残したパイロットが奮戦したものの、概ね攻撃側、
即ち史実側の陸攻隊と空母艦載機によって構成された攻撃隊との壊滅という結果を残した。
これにより、大日本帝国海軍は漸減構想の先兵たる陸攻の性能と戦術的な限界を認識。
航空主兵という史実において構想された戦術・戦略に大きな影響を及ぼすこととなった。

639 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:44:02
他方、新三菱傘下 三菱飛行機。
試作97式艦上戦闘機「南風」という教材が新たに運び込まれた三菱飛行機は、新三菱の烈風改二の研究を進めて、
新三菱と倉崎の設計・製造過程の教導を受け、さらに新型機を解析/整備するというハードワークを強いられていた。
96式艦上戦闘機が事実上「繋ぎ」となったことで96式の改修やブラッシュアップに人員をあまり割かずに済んでいるが、
それでもなお膨大な仕事量の前には、何の慰めにもならなかった。

「Zzzzzzz…はっ!?…げぇ!テクストが!」
「テクストを枕にするなよ」
「あはははは、烈風のエンジン全力運転したら馬力がすごいことになったぞぅ!」
「96式なんて目じゃないなぁ!」
「誰だよ!96式なんて作ったの!?」
「俺達だよ!」
「「「そうだったな、あっはっはっはっはー!」」」」
「おい、川西が烈風よこせとか言ってきたぞ!貴重な分析用を独り占めとか許さん!ちょっと殴り込み逝ってくらぁ!」
「やれやれ…」

黒川主任は眠たい目をこすりながらも、自分が書き進めていた96式艦戦の設計図を見直した。
96式艦戦の改装要求は、火力の向上、防弾性の概念の盛り込み、整備性向上、全体的な速力向上、そして扱いやすさ。
烈風という頂点を見た海軍や陸軍は過剰なスペック要求をいったん保留し、現場に支障をきたさない戦闘機の開発を命じていた。
そして96式艦戦は南風と同じ12.7mm機銃の搭載や日企連の合金とエンジンの採用でかなりのスペック向上が望めた。

「無難な仕上がりだな」

自己評価。
少なくとも、性能は向上させることができたという自信があった。
あとはこれをブラッシュアップするだけ。徐々に徐々に欠点を明らかにしていけばいい。

「さて……」

部下の堀越の方を見やれば、彼は何かの資料を読んでいた。
その資料をのぞき込んでみる。設計図面と性能諸元だ。

「なんじゃこりゃ?」
「迎撃機 雷電だそうです」

20mm機銃を4門、上昇限度12500m、航続距離は増槽無しで1800km。
最高速度は高度6000mでおよそ580km/h。烈風改二と比較すれば、まだ常識的な範囲だった。

「ものすごいな、これは……」
「アメさんのB-17やそれを超える怪物を迎撃するためだとか。近いうちに資料と実物が持ち込まれるそうです」
「また新型が増えるのか。こっちは南風でもおなかいっぱいなんだがな…」

黒川は嘆息した。電算機やCADによる効率化の恩恵はかなりあると実感しているが、こうまでポンポンと出されるとこちらが苦労する。

640 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:44:39
新型、という言葉で思い出した黒川は、日企連から支給されたタブレット端末を取り出す。

「ええっと……こうか、こうだな」

タブレット端末の映像ファイルが展開し、映像を再生する。
映っているのはプロペラのない飛行機。まるでエイのようだが、見るからに速い。
その飛行機が飛び、旋回し、射撃を行う様子が映像として流れていく。

「少し前の航空大演習でお披露目されたらしい。川西も中島もひっくり返っていたぞ」

プロペラがない戦闘機。航空大演習と称して、陸攻隊が敵軍に占拠された諸島に見立てたアシハラナカツクニとそれを守る艦隊へと攻撃を仕掛けた大規模演習については航空メーカーの間でも噂として広まっていた。尾ひれがある程度ついていたのだが、200海里以上離れていた地点で陸攻隊と護衛戦闘機が一方的に撃滅され、まったく本分を果たせなかったことは共通していた。
そしてもう一つ、噂として流れているのが、プロペラのない戦闘機だ。
その映像を見せられた堀越は平然と眼鏡の位置を直しながら言う。

「ジェットエンジン、ですか」
「知っていたのか?」
「ええ。ターボフロップエンジンのことも聞かされました。ただ僕たちには早すぎますよ。
 烈風に背伸びしても届かない僕たちで、そんなエンジンを作ってもろくな結果になりません」
「確かに……烈風の解析さえ、ろくにできていないからな」
「今あるエンジンの高馬力化が優先です。高出力化すれば、可能なら大きさを変えなければ、それだけで単純に性能向上しますしね」

確かに、と黒川は相槌を打つ。
無理な設計をして七試艦上戦闘機のような事故を起こすのは避けたいというのが共通認識だ。

「とりあえず、日企連の指導案に基づいて0(零戦)は作る予定です。
 エリコン20mm機銃や帰投装置、引き込み脚部にする装置などは自力開発はまだ無理ですからね。
 業腹ですが、我々の技術はまだ土台さえできていません。ライセンス生産でもコピーでもやって、技術を高めるしかありません」
「うん、まあ、こればかりは仕方あるまい」

日企連が提示した「0」の設計図などは昭和11年度の航空機種及性能標準に合致するものと言えた。
黒川自身、その設計については見事とうならざるを得なかった。しかし、その技術の多くは海外の技術に依存していた。
言い方を悪くすれば、つぎはぎだ。そんなつぎはぎの機体を軽量化と国産化で実現したものが0と言えた。
自分たちにとっては届かなくもない境地にあった。搭載するエンジンの馬力も、烈風のように無茶苦茶ではない。
だが、同時に念を押された。突き詰めた設計だからこそ、この「0」はいずれ壁にぶつかる、と。

「壁にぶつかるときに備えて、こういうのを設計してみました」
「なんだこれは?」
「名称は試作98式単座戦闘機甲/乙/丙。略称『A6』としています」

艦上戦闘機ではないのか、とつぶやきつつもその設計図を広げる。
A6A A6B A6Cの3つの戦闘機が描かれている。設計はパッと見には同じように見えるが、よく見れば違うところが多い。

「甲種は南風のように折り畳み式の翼を採用。機体のサイズが少々膨らんでも、発動機をあちら頼りにしても、完成させます。
 乙種は尖らせすぎない0という方針。搭乗者の負荷を可能な限り下げつつ、96式から性能を上げます。こちらの技術でできる限りやります。
 そして丙種は日企連の提供してくれた大出力の液冷エンジンを積みます。機体は重量を気にせず頑丈にできますから、いい研究になるでしょう。
 設計そのものはほぼ無理のない範疇で仕上げ、倉崎や新三菱に添削をもらい、すぐに更新を行います」
「すぐに、か」

641 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:45:13
「CADや電算機のおかげで設計そのものの時間はかなり短縮できます。
 実際に飛ばしてみての不具合や欠陥はすぐに設計図などから炙り出せますから。
 それに倉崎や新三菱の製造ラインなら試作機を製造するのにも時間は短く済みます。どんどん作って、欠点をどんどん潰します」

トライアル&エラー。堀越の方針はそれだった。
何度も試し、何度も失敗し、反省点を見つけ、また改める。
それを猛烈な勢いで繰り返すのだと、堀越は言った。

「いや、しかしな。ここまで急にやって大丈夫か?」
「開発に時間的余裕はありません。それにCADを使えば、どうしてそのような設計を行ったかを口頭での説明抜きに調べられます。
 そうすれば複数の技師が交代で同じ設計図を添削乃至手直しできます。欧米では決して真似できないことを我々はやるのです。
 さもなければ、欧米に対して開発競争で敗北してしまいます」
「いや、しかし平時だぞ?大丈夫か二郎、おかしくなっていないか?」

そう、今は平時だ。
何かに追われるように日企連や堀越は研究を進めている。まるでそうしなければならない理由が存在するかのように。
傍から見ればとてもではないがまともとは思えない。開発競争など、そこまで必死になる必要があるとは思えない。
何故なのか。そこを理解できない。

「おかしいのは、もっと別なことです。
 僕程度でおかしいと言われたら、おかしいことだらけです」

堀越はそう言い放って資料へと目を戻した。
何かにとりつかれたような目をしていし、その必死さにはどこか鬼気迫るものがある。

「まったく……日企連が出てきてから、何もかもがおかしくなったようだな…」

黒川は、それをぼやくのが精一杯だった。
そして今日も、三菱飛行機は飛行機のことを考えて一日が終わった。

642 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:46:03
倉崎重工 試作特殊要撃機『雷光』

全長:6.49m(テールレーザーブレード含みで7.86m)
全幅:15.48m
全高:3.43m
通常重量:78370kg
エンジン:倉崎ターボジェットエンジン(推力:9800kg)×2
補助機関:VシリーズAC水素燃料ジェネレーター改1基
最大速度:1800km/h
航続距離:1700km
乗員:1名(補助1名が付属することも)
武装:
20mm機銃 ×2
新三菱 フレキシブルテールユニット内蔵型レーザーブレード
新三菱 翼部指向レーザーブレード


レーザーブレードを搭載するという異色の要撃機のようなナニカ。空飛ぶあんなもの。
レーザー兵器は新三菱が、機体そのものについては倉崎が新三菱や川西らと仲良く喧嘩しながら作成した。
本機は大日本企業連合の5大企業の1つである倉崎重工社長の倉崎重蔵を筆頭とした航空機のマッド達が趣味で作成した設計図をベースに開発された、いわゆるお蔵入りの戦闘機であったが、史実側というAC世界では非効率な技術などが必要とされることから、オイ車のように急遽有志から資金と資材の提供を受けて製造された。

643 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:46:47
何といっても特徴的なのはこの形状である。ノースロップのXP-79フライングラムを思わせる形状のそれは、ずばり、敵爆撃機を搭載したレーザーブレードで撃破するという目的のために設計されている。
翼部は全体が新三菱の指向性レーザーブレードの展開が可能であり、最大長15m前後の大型ブレードとして形成が可能である。
しかし空戦で入り乱れた際には味方機を巻き込むリスクもあったためにレーザーブレードの使用は爆撃機に対するアプローチに限定するのが基本となっている。また運用においては直接ぶつかることは飛行に必須な翼部の破損というリスクもあるために、基本的には一定距離で速やかに減衰するように調整されたブレード光波を弾丸のようにして発射するのが強く推奨されている。
柔軟に向きが変えられるテールユニットは下に向けてレーザーブレードを展開して対地攻撃にも使うことが可能であり、
護衛戦闘機に真後ろに付けられた際にはカウンターのようにブレード光波を浴びせることもできる。

本体についても複合合金や超剛性カーボンなどの採用により高い耐男性を誇っている。特に指向性レーザーによって翼部の防御性は機体以上に高くなっており、銃弾が浴びせられても瞬時に蒸発させることが可能である。
その為本機の防御性はある意味で反則級であり、一撃離脱戦法に徹するならば、この上のない要撃機といえる。

またコクピットにはいわゆるAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術の導入が行われており、地上施設や海上の艦艇をはじめとしたデータリンクを視覚によって理解することが可能となっている。
これは日企連の戦闘機においてはほぼ標準的な物であったが、史実側にとっては常識外の物であったのは言うまでもない。

本機は日企連と史実側の航空隊との間で行われた“大演習”でお披露目された。
事前の通達は意図的に秘匿されていたのだが、陸攻隊をあっけなく壊滅させた本機に登場していた源田実の証言もあり、
減邀撃作戦の先兵、あるいは先駆けを飾る筈だった陸攻の栄光を先んじて破壊してのけるという歴史的犯罪をしてのけた。
この迎撃機とレーダーの連携は海軍のみならず中国での重爆撃機の運用を考えていた陸軍にも波及し、大幅な戦略の見直しを強いられた。

644 :弥次郎:2016/10/20(木) 23:47:32
以上となります。wiki転載はご自由に。

航空主兵さんがお亡くなりになりました。
この演習だと一部では艦対空/空対空/地対空ミサイルも臣民に教えられています。あとはイージスシステムの体験とかありました。
ただ、ひゅうが氏のように長々書くのも無理なので軽く流しました。

いやー歴史犯罪って怖いですねぇ(棒

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最終更新:2016年10月24日 11:00