358 :弥次郎:2016/11/06(日) 18:20:26
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 証言録12 -訪れた秋、そして動き続ける帝国 編-



「我が世の秋が来たああああああああああああ!!」

日企連のとある転生者社員。


「ちょっと島根行ってくる!」

日企連のとある転生者社員その2。
稲田姫神社に参拝し、神社の和を乱さない見事な絵馬を奉納したらしい。


「……これは夢でも見ているのか?」
「いえ、海上都市の食料プラントを除いた収穫高ですよ」

跳ね上がった収穫高に目を剥く農林代行大臣 山崎達之輔。


「待っていられない、秋が来る」

日企連の秋の購買キャンペーンのキャッチコピー。


「稲田様と日企連様に感謝をして、いただきます」

とある尋常学校での給食時の風景。
サンマが養殖とはいえ一人に一尾丸ごと配られるなど、食を介して日企連は浸透していった。


「収穫も上々で生活が楽になった。日企連様様だ」

とある元小作人。
日企連の介入によって多くの小作人が自らの土地を持つことができるようになった。


「寄生虫か…嫌われたものだな」

とある地主。
日企連の指導に過剰なまでに反発した地主は強制指導も実施されていた。
しかし、生き残れた地主も、日企連によって生き永らえさせられた地主もいたこともまた事実である。


「月に行きません?行きましょうよ、ウサギがいるかもしれないじゃないですか。秋なんですから」
「部長が壊れた!?」
「ISTD!」

種子島での光景。
部長は壁に向かって話しかけていた。


「農業の機械化への投資誘導と住宅の改築や増築などに増えた収入を投じさせることで景気を程よく覚ましたか。
 日企連もうまくやるものだな」

日企連の高橋是清 大蔵代行大臣。


「生産高調整もなかなか難しいものだな……」
「質を維持させるにも注意が必要になる。上から通達してもらおう」
「表彰だとかあるいは品評会などをするのもいいかもな」

日企連の農業指導の一般社員達。


「すごい、稲がどんどん刈られていくぞ!」
「たまげたなぁ……」

コンバインをはじめてみた農家の感想。

359 :弥次郎:2016/11/06(日) 18:22:56
「秋だ!遠慮はせず採取だ!」

日企連のプラントハンター。豊穣の季節ということもあり多くの植物を採取した。


「無農薬農薬?なんじゃそら?」

例のアレを紹介された農家の反応。


「……あ、そうか、10秒の壁を超えるのはまだまだ先だったか」

東京オリンピックに向けた選手育成に参加した日企連所属のアスリート。
技術やノウハウの蓄積によってタイムの短縮により日本人も100mを9秒台8秒台を出せていたのだが、
この時代ではあまりにも速過ぎた。


「念のためにと思って高校生にしたのが正解だったな」

日企連が連れてきた高校生(U18)チームと史実側の野球選抜チームの試合を終えて、日企連側監督の感想。
最速で時速160kmの投球は史実側にとってあまりにも早すぎた。


「終わったらクールダウンのストレッチをしておけ。体を休ませるのも選手の仕事だ。
 ああ、経口補水液もちゃんと飲めよ?」

日企連のスポーツ指導員。
日企連の常識 史実の非常識であった。


「天然モノはやはりたまらん……」
「マツタケ維持のためにも里山は維持しなくてはいけませんな」
「松の葉や枝を回収するのはどうだろう?バイオ燃料に変えるか、あるいはそのまま燃料として使う手がある。
 山の管理についても日企連でテコ入れすれば収穫を維持できるかもしれんぞ」
「まずはマツタケについて研究させなければ」

マツタケを味わう日企連の幹部たちの会話。


「とりあえずこちらでも養殖開始だ。これで潤沢に供給できる」
「うむ。

ウナギ味の泥鰌やウナギなどの需要の高い水産物の養殖を開始する日企連社員。
軌道に乗るまでは時間がかかる息の長い計画となった。


「あれだな。オートバイクレースを開催しよう」
「迂闊に真似をしないように規制も儲けなくてはいかんなぁ」

とある転生者社員達。
バイクの導入と普及に関係して、興業としての面も押し出すことに。


「表に出ろ」
「上等」
「我らの時代を築くのだ」

経口補水液(スポーツドリンク)には何がふさわしいか。
〇クエリアス派閥と〇カリスエット派閥とその他諸派閥による仁義なき決戦が幕を開けた。

360 :弥次郎:2016/11/06(日) 18:23:49
「弾丸列車(新幹線)のおかげで人の行き来がたやすくなる。観光業がこれから栄えるぞ!
 仕事もあるならば経済は回り続ける。工場の整備が進めば農家さえも短期の仕事にも困らん。
 インフラの整備に必要な資源はすべて自前!燃料にも電気にも困らない!素晴らしきかな!フハハハ!」

ハイテンションな岸信介。


「根の国とはよく言ったものだ。死者の国であると同時に、物事の、全ての事象の元となる部分なのだからな。
 これが皇国1000年を支える土台となるだろう」

兒玉秀雄 拓務代行大臣。
海中資源回収プラント『根の国』を見学した際の一言。


「委細はここにある。説得に当たれ。朕の名を出して構わん」
「はっ」

小原直 司法代行大臣。
帝国憲法改正に向けた勅命を受ける。


「こういった装備は古いものを徐々に置き換えていくものなのだがな……」
「丸ごと取り換える分だけ量産してしまえる日企連はやはり恐ろしいな」

とある陸軍の将校。
全軍の弾薬のNATO化のために日企連は膨大な量の銃弾や砲弾を供給した。


「分隊支援自動擲弾銃……?」
「安心と信頼と装甲と炸薬の有澤製ですよ!」

桜子の銃器のセールスを受ける牛島。
史実陸軍には有澤重工のグレネードランチャーも多数納入された。


「旧帝国軍の軍刀は悪くないんだがなぁ…実用性で言えばコンバットナイフかグルカナイフだろ」

史実の軍刀への執着を見ての虎鶫のぼやき。


「いまだに精神は江戸時代と変わらん。ならば執着をへし折ってやれ」

上記の発言を聞いて一目連の投げやりなアドバイス。


「実践したらマジ泣きされた、解せぬ」

そして実行した虎鶫。
日本刀の間合いに立ちながらもコンバットナイフであっと言う間に奪い取って喉元に突き付けたそうである。
恩賜の軍刀だったそうな。


「結局、外側だけの近代化であったということか……」

山積する課題を前にして岡田代行内閣総理大臣のつぶやき。

361 :弥次郎:2016/11/06(日) 18:24:30
以上。wiki転載はご自由に。
せっかくなので秋に関連したことを少々。

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最終更新:2016年11月07日 11:12