116: 弥次郎 :2016/11/16(水) 00:45:10
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 証言録13 -天使降臨編-


「まったく……一体この光景をどうやって伝えろと」
「天使が降りてきた、でいいじゃないか」
「ははっ、それでいいや」

あまりの事態に記事を書けなくなり、投げやりになる史実側マスコミ関係者。


「エイプリルフールはまだなのでは?」
「ところが、これは現実なのだよ」

ホワイトハウスでジョークや世迷言と思われるような報告や報道を受ける大統領と副大統領。


「あんな航空機でハワイに乗り付け、おまけにショーをしてみせただぁ!?
 ふざけるな!こんなことがあってたまるか!」

ウィリアム・ハルゼー・ジュニア大佐。
数万人が搭乗できる航空機が発見されずにハワイに到着したことは、これまでの国防の常識を破壊するものだった。


「キングがいれば、あの傍若無人だが強引に人を動かせる人間がいれば、我々はこれほどまで無気力には陥らなかっただろう」

後に発行された回想録「I Was There」でウィリアム・リーヒ大将の嘆き。
優秀であるが故に、今回のショーが持つ軍事的な意味合いを理解できてしまい、激しい無気力感に襲われた。


「なるほど……飛行船と航空機の利点を生かしてこの巨体を動かしているのか。素晴らしい。
飛行船と飛行機は別物と考えていたが、決して違うものではないのだな!」

ジャック・ノースロップ。
既に倉崎重工のスカウトに応える気満々であった。


「あれがフィリピンに向かってきたらおしまいだ。我々にアレを迎撃する方法はない。
 この状況で予算を削減するようならばストライキでもなんでもやってやる!
 ここを何だと思っているんだ!捨て駒か!それとも墓場にするつもりか!」

ダグラス・マッカーサー。
フィリピンは、予算が削減されているにもかかわらず圧倒的な軍事力を持つ仮想敵国との最前線に放り出された状況となった。


「空の上の宮殿とはまさにこのことか」
「これだけの人間を一度に、こんなに快適に運んでしまえるとは。とんでもない、しかし素晴らしいな!」

コウノトリの客室に通されたIOCのトップ二人。
空の上とは思えない豪華な設備は、恐怖を覚えるほどに快適だった。


「一体どうやってあんなものを建造したんだ?資源を輸入に頼るジャパンに材料が賄えるとは思えないのだが」

ふと不可解な点に気がついたアメリカ軍のとある航空機パイロット。
後に空軍設立に良い意味でも悪い意味でも奔走することになる。

117: 弥次郎 :2016/11/16(水) 00:47:09
「なるほど、政治的な能力もあり、技術もあり、演出家としても優秀か。
 ならば、我々は日企連の演目を楽しませてもらおうまでだ」

ウィンストン・チャーチル。
英国紳士としての強がりやプライドは、辛うじて冷静さを保たせた。


「……ひらめいた!」

"歩く英国面”ネビル・シュート技師。
部下がすぐに通報した。


「あの大型航空機は急降下爆撃できるのだろうか?」

ヘルマン・ゲーリング。
撮影された幾多の写真を前にして半ば現実逃避していた。


「こんな無茶苦茶な航空機があってたまるか!」

エルンスト・ハインケル。
コウノトリの写真を材料に分析を依頼され、反射で机をひっくり返して叫んだ。


「ヒンデンブルグ号とは比べ物にならないなぁ……ああ、胃が痛い……」

ヨーゼフ・ゲッペルズ。
コウノトリの詳細を知り、自国の飛行船と比較し、親愛なる総統閣下に色々と無茶ぶりされる未来を幻視した


「________」

ハワイに飛来したコウノトリの詳細を聞き、完全に言葉を失った伍長閣下。
見事な硬直状態に陥った。


「東夷には過ぎたるものだ。懲罰を下し、相応しい持ち主が持たねばならない」

某所にて、とある人物。


「そうだ、日本へ行こう」

親愛なるドゥーチェの思い付き。
既に色々と準備をしておいた。


「卑劣にして神を冒とくしたJaCとジャップを十字軍で打倒すべきだ!」

自称キリスト教徒の街頭演説。


「どいつもこいつも碌な情報を寄越さない!なぜあんなものがあることを探り出せなかった!」

関係者(と無関係な人間)をシベリアでのお仕事を押し付けながらヨシフ・スターリン。


「日企連の本拠点を探らせた同志の殆どからの連絡がないのは何故なんだ?」

既にこの世界から消えている同志の行方を案じるラヴレンチー・ベリヤ。
ゲートを超えようとしたスパイや、"善意”から超えさせられた諜報員は、ほとんど死んでいるのも同然であった。


「本当に奇跡が起きたのか?いや、しかし……なんとも、こまるな」

コウノトリと、コウノトリから現れたAC「セラフ」についての報告を聞いたローマ教皇 ピウス11世。
人造の天使 人造の神に対処するように各界から要請されたのだが、返答に窮した。

118: 弥次郎 :2016/11/16(水) 00:48:57
「ははっ、空が降って来たぞ」
「杞憂は杞憂じゃなかったんだな」
「いいなぁ、あんなものを飛ばせて」

ゲートを超え、防疫期間を完了したコウノトリをみた大日本帝国臣民の反応。


「もう驚かない、と何度思ったことか……」

日企連による何度目かの常識破壊に匙を投げた山本五十六中将。


「これ以上のものがいくつも浮かんでいるというのだから、日企連の世界というのはおかしいな」

ハワイへ出発する前のコウノトリを見学中の米内光政の感想。


「神代における、天孫降臨とはこのような光景だったのかもしれんな」
「いや、まさか……」
「だが、驚くほどに合致している。コウノトリは、宇宙までかなり近づけるという話だ」


ハワイに再現された「天孫降臨」を見ての史実臣民達の会話。


「あれ、これって♰降り立つ堕天s……」
「それ以上はいけない(真顔」

セラフ降臨の様子を見てとある夢幻会メンバー。


「これが世界の支配者様か。まったく、笑わせる」

セラフで下界を睥睨しながら大空流星のつぶやき。


「拿捕した先遣艦隊に戦艦と空母がいると聞きました!調査していいですか!調査した!」
「!?」

プラモ屋、アシハラナカツクニにダッシュで許可を取りに来た。
ドローンや航空機によって撮影をしていたらしい。


「行ってはいけないの?」
「陛下、恐れながらそれはできません」

コウノトリの見学に行けず未練たらたらな世襲名誉会長陛下と陛下をなだめる斎藤代行内大臣。

119: 弥次郎 :2016/11/16(水) 00:49:35
以上。wiki転載はご自由に。
うーん、なんかうまくいかない。
まあ、やれることをやりましょう(フラン並感

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最終更新:2016年11月21日 12:53