921: 第三帝国 :2017/01/01(日) 19:11:20
艦これ×神崎島ネタSS――――閑話「絆」
「・・・どうしてこうなったし」
「はっはっはっはっ、提督よ。
良いではないか、男子が夢見るハーレムだぞ」
「武蔵が言う通り、
これは皆が同意した上での話です。
大和も提督とこうした形で関係を深めることに異論はありません」
「その通りよ!姉妹の間で色々ありましたけど納得しました!」
「はい、それはこちらも同じです。
金剛姉さま達とはじっくりOHANASIしました」
「ええ、榛名の言う通り、
この霧島も姉妹の間でじっくり語り合いました」
「納得って・・・ガラさーん、その顔の痣は?
それ榛名も霧島もその生傷はいったいなんなんだ?」
「提督ゥ、女の戦いに容赦という言葉はナッシングデース!」
「容赦なしって・・・金剛も何やっているんだ」
「何やってるって、全部提督のせいですわ。
この熊野だけでなくみんなを惚れさせた提督が根本的な原因なのですから」
「みんなしれぇの事が大好きなのが原因だから、
しれぇはみんなを惚れさせた責任を取るべきだと雪風は思います」
「雪風の言う通りです。
陽炎型駆逐艦、1番艦陽炎が陽炎型を代表して提督に報告するわ。
私たちは提督との関係をより一歩進めることを切に希望している次第であります!」
「あ、暁はレディだから夜戦だってこなせるわ、だから・・・」
「それ以上は言わない方が良いと思うな、暁。
ほら、提督が罪悪感やら世間体とかで百面相を浮かべているよ」
「何言っているの響。
これから毎日提督と夜戦ができるじゃん!
夜戦しよう夜戦!アンアンキシムサウンドで―――」
「下品ですよ。
少し静かにしましょうか、姉さん」
「ちょ、神通――――ぐぇ」
「あのすみません提督。
夜戦馬鹿な姉がいつもいつも騒いで・・・」
「あーうん、知っている。
川内がいつも騒がしいのは知っているから大丈夫。
だから那珂ちゃんは頭を上げていいし、神通はそろそろその手を緩めた方がいいと思うなぁ」
「全く、皆好きに騒いで・・・すまない、提督。
見ての通り全員提督との関係を深めたいと希望しているんだ。
それで艦娘同士で色々話し合った結果、こんな形になったんだ。
・・・提督には負担を掛けて申し訳ないとこの長門は深く思っている」
922: 第三帝国 :2017/01/01(日) 19:11:56
「なんて言いつつ長門、私は知っているのよ。
緊張してそのセリフが言えなくならないように事前に練習していたこと、
それに下着は新品のを用意したのと、何時もはしない化粧もばっちりして来たのを」
「む、陸奥っうぅぅ!!?」
「お、それはスクープですね、青葉聞いちゃいました!
タイトルは『暴かれたケッコンカッコカリ、衝撃!ビックセブンも乙女だった!』で行きましょうか~」
「・・・というか、青葉。
このこと新聞に掲載するつもりなの?
衣笠さんはまあ、いいけど提督の世間体とか・・・」
「僕たちが提督の事に好意を寄せているのは既に知られている事実。
例えそれを非難されても人の噂なんて雨のようにいつか止むさ・・・」
「・・・噂される事実は否定しないんだな、時雨」
「ふふん、提督よ。
堪忍するのじゃな!
吾輩らはそなたを逃がすつもりはないし、
提督以外の男など眼中にないと言っておこう」
「能代も提督にしか興味はありません。
阿賀野姉ぇも矢矧、酒匂も今更提督以外の人間に今更好意なんて沸きません」
「覚悟を決めた方が良いっぽい!
なんて夕立は考えているっぽい、ぽーい!」
「す、末永く宜しくお願い致しますにゃあ、提督ぅ!」
「睦月ちゃんだけでなく如月の事も不束者ですがよろしくお願いいたします」
「提督・・・私、加賀と赤城さんも同じ気持ちです。
貴方の隣に居たいという気持ちに偽りはありません、だから、どうか―――」
「だからケッコンしましょう提督さん!
ちょ、痛っ!?そこの一航戦。何で叩くのよ!」
「頭に来ましたので」
「そうよ駄目よ瑞鶴、加賀先輩の一世一代の告白を邪魔しては」
「う、そうだった、ごめん」
「・・・・ゴホン、さて。
加賀さんまでもが顔を真っ赤にして司令官に告白しました。
もちろん私も司令官の事が大好きです、だから聞かせて下さい、司令官の答えを――――」
「吹雪・・・」
艦娘たちの注目を浴びる中、
神崎提督は意を決して口を開き、自分の答えを口に出す。
その答えは、部屋の外まで響く歓喜の声から詳しく語らずとも判るだろう。
おわり
923: 第三帝国 :2017/01/01(日) 19:17:58
以上です。
指輪を持つに至った経緯について想像してみました。
これを機に艦これネタが盛り上がると嬉しいです。
さらにネタ提供者のひゅうが氏の創作意欲を沸きたてることが出来たら幸いです。
では
最終更新:2023年11月23日 13:38