914: 弥次郎@帰省中 :2016/12/22(木) 18:55:49

大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 大日本帝国 97式中戦車



九七式中戦車(日企連製造初期型)

全長:6.72m
全幅:2.53m
全高:1.95m
重量:17.0t
全備重量:18.5t
乗員:4名
エンジン:新三菱4ストロークV型12気筒空冷ディーゼル
出力:300hp(リミッターあり)
最大速度:40km/h
航続距離:200km
武装:
44口径75mm戦車砲×1
九二式車載十三粍機関砲もしくは九七式車載重機関銃×1
前面装甲:50mm

日企連が史実側に提供した戦車。
戦車というよりはベースとなった三号突撃砲と同じく突撃砲に分類される。

この戦車の提案が行われた背景には、史実側のインフラ及び技術的な習熟度が日企連の予想通り貧弱な物であったことが存在する。
技術指導や改善を日々重ねていくことである程度の解決ができると推測したのだが、やはり技術的に無理のない範囲で
仮想敵であるソ連の戦車を撃破できる戦車が求められた。ノモンハン事件に限らず、満ソ間の国境争いはやはり見過ごせない課題だった。
しかし、高性能かつ史実でも運用可能という二律背反の要求は日企連にも難しい課題となった。
そこで日企連内部で、というか夢幻会で提案されたのが、何度目かの転生において夢幻会が史実帝国陸軍に提案し、開発・運用された実績を持つ97式中戦車であった。ほぼ同じ状況で開発・運用できていたということは非常に大きく、ほどなく夢幻会会合の全会一致で提案が決定。夢幻会の事情は表には明かされなかったが、砲塔を持たないということで
整備性や製造の難易度が大きく下がることから日企連内でも評価を受け採用された。

スペック的に見れば初期型でも性能が向上している。その分整備などが難しくなっているが日企連が補助することと、ある程度難しい課題を用意しておくことで史実側の習熟を促せるとの判断から意図的に残された。加えて言うならば、技術的な先行が過ぎるあまりに日企連が手を抜いてもどうしても史実側を容易く凌駕してしまうという事情があった。
車体をやや延長したことによる重量増加を抑えるため、軽量合金の採用と戦車内部でのカーボン材や合成樹脂の使用を行うことで軽量化を果たしている。史実側の進展を待たずに日企連が部品などを製造したのは、史実側の戦力を早期に揃えるためであり、同時に主要部品の供給をを日企連が抑えることでこの戦車の性能に目がくらんだ史実側の暴走に対する保険を掛けていた。
小型の車体にディーゼルエンジンを詰め込んだ分冷却機構の整備は怠りなく行われており、いくらかマシになっている。
また、いわゆる戦後世界を体験した夢幻会員の提言で八八式七糎高射砲の流用に際して耐久性の向上を図った。
史実側への枷とするためにも、意図的にこの改修過程は秘匿されており、開示となるまで暫く期間を置くことになった。

厳密に言えば戦車ではなく、また砲塔が存在しない無砲塔戦車という史実側の常識を打ち破るものであったが、日企連が製造した試作品の性能は史実側の人間を十分に納得させるものであり、史実95式軽戦車がたどる未来を知らされたことで尻に火が付いた状態の史実陸軍は即戦力となるこの戦車の採用を決定。2.26事件と3.14蜂起で動揺する陸軍内に置いて、日企連の傘下に陸軍が納まる「新体制」の幕開けを象徴するものとして喧伝された。

915: 弥次郎@帰省中 :2016/12/22(木) 18:57:03

バージョンと派生型の一例

試作九七式中戦車(チハ一一):(日企連製造初期型)
日企連の製造した初期型。
採用年度は命名則に従えば1937年なのであるが、1936年3月には帝国陸軍に先行配備されて各地で訓練が行われた。
中期型の製造完了および史実製造品の質が向上されるまでの間を埋めた。

九七式中戦車(チハ一二):(史実製造試作型)
史実側に用意できるもので製造がおこなわれた九七式。
エンジン出力は低く、溶接ではなくボルトやリベットによる固定が行われ、オリジナルとなった九七式戦車にかなり近づいている。

九七式中戦車中期型(チハ二一):
通称チハ改
ソ連戦車及び陣地との撃ち合いを想定し、装甲の増設や側面シュルツェンの追加など防御性を改善したモデル。
車体長をさらに延長したことで重量は増加したが、エンジンの性能も上限を解放したために十分な速力を確保している。
部品についても国産化(史実化)が進められており、自前での整備も容易くなっている。
生産数で言えば日企連の製造したチハ一一に次いで多く、バリエーション開発の多くが行われたのもこのモデルである。

九七式中戦車中期型(チハ二二):
ソ連の使用する戦車や自走砲などの使用する砲弾の内、成形炸薬弾に対する対処を行うために爆発反応装甲を採用したモデル。
しかし、歩兵との随伴が前提であるこの戦車には爆発反応装甲というのはあまりにも危険すぎたために数両の改修にとどまった。
あくまで技術研究用という目的で開発された。

九七式中戦車中期型(チハ二三):
電磁防御型チハ、信管殺しチハとも。
自分を狙う成形炸薬弾に対して車体上部におかれた全方位アンテナから指向性電磁波を浴びせて信管を不発あるいは早爆させる防御機構を搭載。
有効範囲内に対策を施していない信管があれば問答無用で妨害もしくは無力化することができるため、史実側の砲弾や爆弾などはおよそ阻止可能。
欠点としては自分の発射する成形炸薬弾に対して識別装置を取り付けなければならないことと、電力消費を賄うバッテリーを必須とすること、また日企連の高度な技術に由来するために史実側ではメンテナンスのしようがないということが挙げられる。
同様の機構を備えた98式軽戦車のバリエーションも開発された。

九七式中戦車最終型(チハ三一):
通称最終型チハ。
全体的な装甲の質的向上とバランスの見直しとエンジンの出力の上限解放が行われた
他にも遠隔機銃の搭載や空冷ディーゼルの冷却装置の改修が行われているため居住性の改善が行われた。
問題ない部分において史実側では手が届かない部品の最終的な除去が行われ、全体としての国産化に成功した。

九七式中戦車57砲:
九〇式五糎七戦車砲を搭載したモデル
正式な量産ではないが現場において少数が改修された

九八式十五糎榴弾自走砲:
九六式十五糎榴弾砲を改良の上で載せた史実四式十五糎自走砲 ホロ相当の自走砲
のちに33B突撃歩兵砲に相当する突撃砲バージョンも製造される

九八式十糎榴弾自走砲:
九一式十糎榴弾砲を転用した史実の一式十糎自走砲相当
10.5cm突撃榴弾砲42相当の突撃砲バージョンも製造される

九七式十二糎榴弾自走砲:
史実試製四式十二糎自走砲 ホトを参考に、三八式十二糎榴弾砲を搭載した自走砲

試作九九式多連装十糎ロケット自走砲:
試作されたロケット弾搭載戦車。T34カリオペを参考に史実陸軍が提案し、日企連が製造した。
直径10センチのロケット弾を50発備え、弾幕支援を行う。

916: 弥次郎@帰省中 :2016/12/22(木) 18:59:21
以上です。wiki転載はご自由に。
まあ、何というか、ツッコミは…お任せします

重量についてはちょっと増やしました。17トンから18トンと少しになっています。
どう考えても軽量化するにしても限度があるかなとも考えましたので
プロトタイプの方が強いのは、日企連の技術が根底から史実側を凌駕したことによる弊害ですね…

さて、お風呂に入ってきます…

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最終更新:2017年02月11日 21:43