143: 弥次郎 :2017/02/04(土) 21:29:18
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです テクノクラート AF「ジラント」



AF「ジラント」

テクノクラートの開発した蛇あるいはムカデのような特殊な構造を持つ陸上戦艦型AF。
胴体ユニットと胴体ユニット同士を連結する脚部ユニットの繰り返しから構成される、実質的な群体式AF。
基本的なサイズは、全長10km、全高230m、全幅280mとなっている。

テクノクラートが自前でAFを開発するにあたり、最大の陸上企業であるGA社へと開発への協力を要請した。
日企連やBFFといった企業との合同開発も検討はされたのであるが、戦後体制においてテクノクラートが必要としたのは、安定運用可能な使い勝手の良い陸上での運用がたやすいAFであったためである。また、ここはテクノクラートらしいというべきか、その運用コストや必要なインフラが安く済み、尚且つ極限環境下での適応力に優れたAFが求められた。
さらに、イズモ・ショックが生み出した「群体式AFの開発・保有・運用」という新たな企業のステータスを満たしたいという要望があった。
言うなれば、AFにおけるAK47をいきなり開発しようとしたのであった。流石にテクノクラートも「あまりにも欲張り過ぎではないか」と判断し、依頼を出したGAに対して「可能な範囲でよい」と事実上非を認めたほどであった。

しかし、群体式AFの研究に力を注いでいたGAはこの要望に対して受諾を表明。
建造が進んでいた新たなフラッグシップAF「オルタナティブ・ベース」のテストモデルとして位置づけてこれに挑んだ。
設計はGAのAF「グレートウォール」が叩き台として行われた。GAにおいても、群体式に最も近いとされたグレートウォールの評価は高く、それの発展形を開発することで早期に「イズモ」に次ぐ群体型AFを建造したいという思惑があったとされる。
極限環境、特に寒冷な地域での運用を前提とするため、徹底した無駄な設計の排除が行われた。
また、グレートウォール運用での反省を生かし、より柔軟に、扱いやすさや運用コストの問題を改善している。

構造としてはグレートウォール同様にホバーで走行する胴体ユニットと、巨大な杭を思わせる脚部を持つ脚部ユニットからなる。
グレートウォールとは異なり、脚部ユニットがいわば「節」の役目を果たすため、蜷局を巻く、方向転換を速やかに行う、ホバーの天敵となる多少の山をユニットを山の斜面に合わせて「傾ける」ことで難なく航行するなど、グレートウォール以上に踏破性を得た。

脚部ユニットの脚部はそれが一種の武器であり、同時にジラントそのもののブレーキの役目を果たしている。
搭載されている大口径砲を使用する際にはこの脚部を地面に打ち込むことで、高い安定性を確保する。
ロシアにおいて行われたテストでは時速400kmを叩き出し、さらには脚部を地面へと打ち込むことでドリフトをしてのけたといわれる。
この脚部は、特にブレード部分は消耗品であるため、一説によれば内部に予備の脚部があり、走行状態でも交換が可能とされる。

144: 弥次郎 :2017/02/04(土) 21:30:13

武装面では大口径砲をはじめとし、ガトリンググレネードや対空レールガン、ロケットランチャー ミサイルコンテナなどを搭載可能。
対地対空にも装備を配置しており、充実した中小の搭載砲が隙の無い弾幕を展開し、高い迎撃力を誇っている。
またウルスラグナやカブラカンから得たブレードを前面に配置することで、迂闊に接近してきたMTやACを文字通り粉砕し航行する。

また連結した胴体ユニットにも大量の艦載機が搭載可能で、グレートウォール同様に母艦として運用ができる。
グレートウォールからの改良点としては、動力車を一極集中させずに一定間隔で配置して分散させることで、例え内部に侵入されたとしても簡単には機能停止に陥らないようになった。また群体式AFの特徴の一つとも呼べる「株分け」が可能で、現場の判断や要求に応じて組み換えを行うことで高い柔軟性を得ている。

他にも、群体式AFらしくその製造コストもかなり安く仕上がっている。
脚部ユニット用と胴体ユニット用のフレームの二種類をベースに次々と開発可能であるため、基礎設計の段階で今後の機能拡張や新規ユニットの組み込む余地を残していたことでその後の技術発展にも柔軟に対応した。
後に重爆撃さえも着艦可能な巨大な飛行甲板や通常兵器や大型兵器の生産ユニットなどが追加された。
ネクストに対しては目新しい対策は実施していないのであるが、それでもギガベースやSoMなどに由来する大口径砲を搭載しているため、既存のAFに対して決して劣らないことが確認されている。

総じて、最大の陸上企業であるGAがその底力を示したAFであり、群体式AFという分野において劣っていないと喧伝することになった。
また、このAFの就役によってテクノクラートは企業連残党への対処する力を増し、四大企業の一角としての力を内外にアピールすることに成功した。
実利面においても、このジラントが一種の貿易列車となることで経済循環や第二次リンクス戦争からの復興が後押しされ、投資した費用の回収も順調に進んでいる。テクノクラートはこれに満足することなく、宇宙開発拠点となるAFの開発にも乗り出していった。

145: 弥次郎 :2017/02/04(土) 21:32:14
以上。wiki転載はご自由に。

分かりやすく言えば足が生えたグレートウォール。もしくはシャゴホッドが巨大化して沢山つながったAFですな。
費用は安く、使いやすく、尚且つ強い。この3点を実現したあたりがGAの底力と言ったところ。
まあ、ちょっとした議論の種になればいいかなと

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最終更新:2017年02月11日 22:20