541: 弥次郎 :2017/07/06(木) 00:31:46
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 設定-日企連領土および戦後の技術など-


  • 日企連領土解説

〇日本列島
日企連の本土であり、本社施設のある場所。
国家時代から悪化の一途をたどっている地球環境が比較的保たれている数少ない地域が各地にある。
国家解体戦争時にほとんど八百長で解体が完了し、第一次リンクス戦争も主戦場が国外中心であったことから、
恐らくコジマ汚染が大気などによって流入する以外は深刻ではないと推測される。
とは言え、少なからず動物の絶滅や数の減少、さらに生存圏の限定や公害の発生は避けられていないと見るのが順当か。
主に大陸側から気流に乗って飛来する汚染物質やコジマ粒子などの影響もあり、生存圏の維持は手放しでは喜べない状況。
史実側へのゲートは小笠原諸島沖に発生しており、その周辺には現在艦隊と海上都市群による警備がなされており、
史実側からの物品の整理や史実側への順応期間を過ごすための施設などが設置されている。


〇東南アジア地域
嘗てのアセアン(東南アジア諸国連合)の多くが含まれる地域。
天然資源の栽培などでかつては糧を得ていたが、環境悪化などに伴い、食料生産工場が代わりに並ぶようになった。
それに伴って重工業を欲するようになり、日企連がここに進出することによって著しい発展を得た。
反面、人が生存できる地域は減少しており、また独特に進化している感染症などがしぶとく残り続けているため生存しやすいとは言い難い。
汚染が軽度な地域においては高級階級向けの嗜好品の天然栽培が続いており、新しい形のプランテーションが続いている。

この地域をめぐってはイクバール(のちのアルゼブラ)との間で暗闘が繰り広げられている。
上海地域において発生した大規模な地盤沈下及びそれに端を発する災害を好機と見たアルゼブラがここへの進出を目論んだが、
日企連がこれに対抗し、同地域の住人も日企連への貴族を選んだため、日企連が勝利。
ACfA時点では、政治力に長けるオーメルに近いためにアルゼブラが有利と思われていたが、
如何せんこの土地が日本人の「食」を支えているということもあって、拮抗。
第二次リンクス戦争後には戦勝企業となった日企連の支配が確定し、逆にアルゼブラはインドという市場を手放す羽目になった。


〇アラスカ
第一次リンクス戦争後に、レイレナード社から得た地域。
日企連ではある程度の軍事施設と研究施設、動植物の保護施設を設置するにとどめている。
一応北極圏へのにらみを利かせる最前線基地としてある程度の戦力が配置されているほか、
極寒の気候を利用して日企連本土では難しい耐環境テストなどを行っている。
領土賠償で得た僻地であるが、実際にはレイレナード社が本社で研究していた物品やら施設を退避させた場所。
レイレナード社経営陣の生き残り、エーレンベルグ関連の技術者、ネクスト関連技術者など重要な人物がいる。


〇オセアニア
オーストラリアおよびニュージーランドが該当する地域。
嘗ては押しも押されぬ資源大陸として名をはせていたが、環境悪化と資源の採掘量の減少に伴い国力が減退。
白豪主義がまかり通りながらも非白人の暮らす地域に依存した歪な経済構造は企業に対しては致命的ともいえる隙となっていた。
国家時代末期、国内の安定のために白豪主義を事実上黙認したツケから、周辺地域や宗主国のイギリスを母体とするBFFとの関係が悪化。
結果、BFFの黙認の元でGAと日企連に経済的浸食を受け、国家解体戦争時において完全に止めを刺された。

比較的まともな部類の企業(ジェイドメタル・ライマンの前身など)は営業と存続をそのまま認められていたが、
少なくはない企業が根切りされるか資産没収の上での領外への放逐、最悪の場合は滋養供給業務となった。

現状(ACfA時点)では、主に海上資源プラント及び海底資源の採掘における基地として沿岸部を中心にコロニーが整備されている。
また、内陸部は広大な土地を利用した畜産が行われている。嘗てのように屋外に放牧とはいかないが、ドーム状の建造物で畜産が行われている。
やはりというべきか、場所によっては人口よりも牛や羊の方が多くなっている。

この地域のコロニーの住人の主な仕事も、資源の採掘業務や畜産、あるいはそれらを支える産業への従事となっている。
無論自治を求める運動や企業への反抗も起こっているが、主にラインアーク所属のレイヴン達によって鎮圧されている。
明らかに他社の兵器を保有した武装集団が暗躍することもあるが、日企連やGAにしては計算内であったりする。
鞭ばかりでなく、飴として比較的治安のよいコロニーでは先んじて企業公認の元での独立計画が進んでおり、
適度に争いがおきながらも順調な経営がなされている。

542: 弥次郎 :2017/07/06(木) 00:34:08
  • 技術 ワード紹介

〇上海複合大災害
嘗ての経済の中心の一角であった上海において、国家解体戦争後期に発生した大規模な地盤沈下とそれに伴う一連の災害を指す。
地震や地盤の液状化、それに伴う海水の流入などが連鎖的に発生し、わずか数日のうちに上海とその周辺都市はその多くが海に沈むこととなった。
発生した津波は日本列島や東南アジア、遠くではオセアニアにまで波及し、多くの被害をもたらした。

これの原因については地殻変動や数年おきに発生していた地震による地盤の惰弱化、この災害の直近に発生した地震などが挙げられている。
一説によれば、共産党政権が推し進めていた地下都市の整備計画において、地盤をあまりにもくりぬき過ぎた結果、
地上の重さに地下の構造が耐久出来なくなって、ここに地震という負荷が影響して一気に崩壊したのではとされている。
真実は現在も崩落した都市と海水の下に眠っているが、残念ながら調査の目途はたっていない。

この災害を好機と見たアルゼブラ(旧イクバール)がこの地域をはじめとしたアジアへの進出を目論んだが、
将来的な敵対企業が勢力圏に近くなることを嫌い日企連が抵抗。国家解体戦争と並行して発生した企業間の限定紛争となり、
日企連がアルゼブラに勝利した。戦闘は上海周辺でも行われ、少なくはない被害が周辺へともたらされたため、同地域の事実上の放棄へとつながった。
この紛争の結果、中華及び朝鮮半島などは企業間の緩衝地帯として設定されることとなった。


〇試作57式コジマ利用複合防波堤群 (非公式名称:ロードキャメロット)
津波対策の一環として開発された巨大なPA発生装置。
これまでのPAが対象を覆い尽くすように展開されるものであったのに対し、こちらのPAは複層構造になった防波堤などの内側で展開し、
物理的な作用を以て防波堤そのものの耐久度を向上させて押し流されないように固定するという目的で使用されている。
直接PAを展開する方式に比べ、一定以下のサイズでは実現できず、膨大な量のコジマ粒子と発電装置が必要になるなど制約が多い。
それでも露天でPAを展開するよりも周辺環境への影響が小さいことが採用につながった。

これの採用によって津波を防波堤や領海内に設置された津波減衰プラントによって大幅に減衰させ、被害を小さくすることに成功した。
勿論、一部では防波堤が破壊されてしまい環境中にコジマ粒子が溢れ出るなどの害もあったほか、コストパフォーマンスが悪く、
構築やメンテナンスの手間がかかりすぎるため、あくまで重要都市の重要な部分にのみ採用されることで決着した。


〇637式コジマ除去装置
空気中あるいは水中に含まれるコジマ粒子を集めて除去するための装置。
基本構造は、コジマ粒子が吸着するコジマ定着層とコジマ粒子に影響を与える機関部から構成されている。
機関部はネクストのPA発生機構およびAA機構の原理を応用して開発されたもので、環境中に無秩序に拡散しているコジマ粒子に秩序を与え、
これを効率的に集めるという方式を採用している。他の物質と結合しているコジマ粒子でもかなり吸着できるため、環境中からの除去に向いている。
PAの応用によってコジマ粒子を集めるのであるが、使用している周辺ではコジマ粒子濃度が高まるため、
人が生活する地域からは一定以上離れた地点での使用が望ましいとされている。

また、効率的にコジマ粒子を集めることに成功したものの、コジマ粒子の特性から吸着を行う樹脂が徐々に劣化してしまう欠点があった。
吸着を行う定着層(主に特殊な樹脂)に関してもいまだに高いコストがかかっており、生産性は高いとは言えないなかで問題となっている。
加えて、拡散しているコジマ粒子が低くなるにつれて効率が徐々に悪くなるという欠点もある。
とはいえ、効率が悪くなるころには結構な割合で除去できているし、稼働させておけば周辺のコジマ粒子を一定濃度以下に維持するにも使えるため、
コジマ汚染の拡大していた地域へと入植あるいはコジマ汚染除去を行う分には申し分ないと判断されている。

国家時代末期から基礎研究が始まり、PA技術の発達が進んだACfA原作開始の少し前にようやく実用化した最新鋭の技術の結晶。
開発は如月技研の前身組織および企業と、途中からはアクアビットから合流した技術者も関与している。
第二次リンクス戦争後、四大企業および四大企業の認可した独立計画都市などにこれを発展させた除去装置が提供されており、
順次フィードバックを受けながら改良を重ねている。現状では除去閾値の拡大と省エネ化、低コスト化が推進している。

543: 名無しさん :2017/07/06(木) 00:34:47
以上、wiki転載はご自由に。

とりあえず、既存の設定とは食い違いがない、はず…
津波を打ち消した防波堤とか、日企連の領土についての解説とか、あれこれの設定を。
ミスが確認できたら改訂版を出しますね。

PAによる津波の減衰は、あれこれ悩んだ結果このような形となりました。
PA(というかコジマ粒子)は水に弱いっぽいので、津波を防ぐのはどうかな?と思ったので、これが妥協の結果です。
ゲーム中でもコジマキャノンをチャージ中に水に沈んだらチャージが中断されましたし。
まあ、津波には有効でもそれ以外には弱いという設定にして世界観を壊さないようにしました。
内部で高濃度に濃縮されたコジマ粒子が物理的作用を発揮して耐久度を高めますが、機動の度に内部も激しく劣化するために、
コストパフォーマンスも悪いということに。

さて、本編もだいぶ形になったので、いろいろ整えたら投下できるといいなぁ…

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最終更新:2017年07月08日 11:11