793: クー&ミー :2018/03/05(月) 23:54:31
大内氏in夢幻会5
注意事項
憂鬱本編で寺内寿一に転生した人物の出身地は不明ですが、この世界においては山口県出身者が寺内寿一に転生したと云う事にしています。

転生した際に付いてきたチート
自分が見た人物が転生者かどうか見分けられる。(ぱっと見ではなくしっかり見る事が前提)
転生者が知っている夢幻会メンバーであれば、当該人物の仕草から中身が誰であるかも見分けられる。
なお、確信には至らないが、相良武任に転生した辻~んの指摘から半信半疑ながらも認識している状態である。


~1522年(大永2年)~
この年、義隆(in寿一)と武任(in辻~ん)主導による武士の子弟教育を行う山口明倫館と庶民の教育を行う寺子屋設立計画が開始された。
また、教師として雇う貴族の募集と選定も開始しているが、安定した収入を得られるとあって多くの貴族や僧侶が手を挙げている。
また、義隆の強い説得によって軍事に革新を齎す研究を行う事となった。
初めは難色を示した義興であったが、義隆の粘り強い説得と武任が堅実な予算運用で余剰金を出した事で最終的に許可を出している。
これによって、小規模ながらも硝石丘法の研究が行える準備が整ったのである。

~義隆の私室(現時点での夢幻会会合場所)~
「一先ず、山口明倫館と寺子屋設立の準備に漕ぎ着けたな。それに、硝石丘法の研究の許可も下りた。これも余剰金を出してくれた辻さんのお陰だ、有難う。」
「私としても、寺内さんのお陰で色々と活躍の場を作れましたからね。この位はやらないと辻政信の名が廃りますよ。」
「流石は財政の魔王だな。取り敢えず、教師の募集も直ぐに来たから大丈夫だろう。後は必要な書籍の準備と施設の建設だな。農業の方もこの調子だったら良い感じに石高が増えるだろう。品種改良は或る程度平和になってから…と云うより後身に任せよう。」
「私個人としては美味しいお米は食べたいですが今は戦国時代ですからねぇ…。恐らく、運が良くて私の存命中に出来る感じでしょう。当面は少しでも石高を上げて人口を増やし、動員兵力も増やさないといけないですからね。それに兵農分離を進めやすくする為に職業軍人の整備もしないといけないでしょう。」
「うむ、職業軍人が増えればより早い兵の動員が出来るからな。それに、最悪の場合は信長と戦う事になるかもしれないから国力は上げておかねば。後は、臼砲開発の為に梵鐘を作れる鍛冶師も雇う必要が有るな。」
「まぁ、大内氏が西国の覇者となれば戦国の覇王と戦うのは必然的になりますからね…。鉄砲と大砲の整備もそうですが、やはり外洋航行に優れた船の建造も必要でしょう。とはいえ、私も木造帆船分野は疎いので新たな転生者を見付けないとならないですね。」
「木造帆船か。当面は勘合貿易用の貿易船としてキャラベル船の研究になるだろう。贅沢を言えば軍用帆船としてスクーナー辺りも建造したいがな。だが、私も木造帆船は名称や概要はともかく構造の詳細は知らないからな。農地の視察と銘打って近場に転生者が居ないか探してみるか。」

~1523年(大永3年)~
義隆は武任を連れ添って領内の農業生産が発展しているかの視察と銘打って転生者捜索を行う事にした。
この結果、夢幻会の中堅メンバー数人と邂逅する事に成功している。
この時の経緯から義隆は以前武任が言っていた“転生者か否かを見分けられる能力”が有るとほぼ確信する事となった。

なお、邂逅した中堅メンバーの1人が製塩業をやっていた事から武任と入浜式塩田による製塩計画を立てる事となる。
他のメンバーは義隆との知り合いだったが、陸軍の面々だった事から木造帆船建造の知識や技術を持つ者は居なかった。
しかし、軍政や諜報、武道に秀でていた面々だった事から義隆の直参として登用され、山口明倫館の武道方面の教師として活躍する事となる。
ちなみに、とある中堅メンバーが戦場において大手柄を立てる事になるのだが、この時点では未だ誰も知らないのであった。

794: クー&ミー :2018/03/05(月) 23:55:54
投稿は以上です。
まとめwikiへの転載は自由です。

あとがき
この世界に転生していた夢幻会の中堅以下のメンバーが合流しました。
まぁ、転生者を見付けやすいと言っても直ぐに欲しい技能を持つ転生者は見付からないのが現状ですけど。
但し、製塩に詳しい転生者のお陰で塩の生産量が増加しますので大内領内の収入は増加する事となります。(塩水選も潮の増産による価格低下で費用的にやり易くなるかな。)
ちなみに、山口県防府市も昔は製塩業が盛んでした。
現在は三田尻塩田記念産業公園が工業地帯の中に残されており、製塩で栄えた時の名残を残しています。
(三田尻は女子バレーのエースであった栗原恵さんの母校である三田尻女子高校(現:誠英高校)が有る場所です。)

寧波の乱は、細川氏の遣明船より先に入港してから直ぐに各方面への賄賂攻勢で役人を懐柔、細川氏の遣明船を入港出来ない様にして防ぎました。
(史実でも遣明船自体は細川氏の遣明船より先に到着しています。その後はwiki先生を見て頂ければ)

蛇足
本文でも触れましたが、憂鬱世界では名無しだった中堅以下のメンバーも何かしら活躍したら“私の独断と偏見で”名前付きキャラとなります。

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最終更新:2018年03月07日 09:36