665: トーゴー :2018/08/08(水) 22:35:13
日ソ世界 FGOネタ
人理定礎値:A “鋼鉄の剛腕” A.D.1812 狂乱祖国戦争 ペトログラード


「…それでは早速ブリーフィングを始めたいんだけど、いいかな?」
「はい」

Dr.ロマンの言葉に頷くのは人類最後のマスター、藤丸立香――に転生してしまった我らが嶋田繁太郎。
Fate/Grand Orderの主人公に転生してしまった嶋田は、ロマンからレイシフト前のブリーフィングを受けていた。
ちなみに何人かのカルデア職員にもレフによる爆破の際に転生者が入っている。

(幸い原作知識のおかげで特異点で何が起こるかは分かってるし、人理修復までなら何とかなるだろう…)

嶋田はガチ勢というわけではないので知識に抜けはあるが、そのあたりは他の転生者に聞けばいいだろうと楽観していた。
しかし、この世界は史実ではなく日ソ世界から続く世界。加えて我らが嶋田さんの前に立ち塞がる障害がそのように容易いものであるはずがなかった。

「今回向かう先は19世紀初頭、1812年のロシアだ。ちょうどナポレオンのロシア遠征が行われている頃だね」
「…え!?ロシア、ですか!?」
「う、うん。ロシアだよ。どうかしたかい?」
「い、いえ。何でもありません…」

表面上は大人しく引き下がる嶋田だったが、内心では少なからず混乱していた。

(ロシア?確かに第二部ではロシアが舞台の異聞帯があったが、ロシアの特異点なんて…)

「ドクター。つまりこの特異点では、ロシア帝国が征服されそうになっているということでしょうか?」
「おそらくはそうだろうね。知っての通りロシア帝国はソヴィエト連邦の母体になった国だ。ソヴィエト連邦が誕生しなくなれば、東西冷戦もなく西側に支配された旧植民地の独立も遅れることだろう」

嶋田の困惑を他所に進んでいくブリーフィング。だが(当然なことに)嶋田の受難はこれで終わりではなかった。
各特異点のメインゲストサーヴァントは、全て女性か女性のような容姿のサーヴァントのはずだった。だが…

「その顔立ち、その衣服、まさか…貴方は」
「サーヴァント、アーチャー。ヨシフ・スターリンだ」

(ちょっと待てぇぇぇェェェェ!?)

原作にない特異点のメインゲストサーヴァントは、前の人生で手を結んだ北の国の独裁者だった。
そして、嶋田の苦闘が始まる。


「では、出発しますか?」
「ああ!軍服、よし!杖、よし!酒、よし!ケツ、よし!目玉…儂の目玉はどこにいった!?」
(シェオ〇ラスかこの爺はぁァァ!?)

「マスター、貴方が破滅への道を突き進むとしても、私は御供するつもりだよ。…まさか私を遠ざけたりはしないだろうね?(ハイライトオフ)」
『中性的なヤンデレ系イケメンサーヴァントキター!』
『これにはカッツファンもニッコリ』

原作にはいなかった、癖の強すぎるサーヴァントたち。


「ハァッハハハハハHahaha…」
「突撃、突撃突撃ィィィイ!」
「殺せ!燃やせ!コロせモやセェ!」

SHIMADZUの如き戦闘民族と化したフランス兵たち。


「ふふふ…まさかFGOの世界とは。まあ、嶋田さんが主人公なら何とかなるでしょうし、マスターとして正式にカルデア職員になって貰わなくては…」

――そして、カルデアで目覚める魔王。


「大丈夫ですか先輩?」
「ああ、大丈夫だよマシュ…」

(まだ)汚染されていないマシュだけを頼りに、嶋田は人理修復の旅を歩んでいく…

666: トーゴー :2018/08/08(水) 22:39:10

スターリンのデータ

クラス:アーチャー
真名:ヨシフ・スターリン
性別:男
属性:秩序・中庸
ステータス
筋力:C
耐久:C
敏捷:D
魔力:D
幸運:B
宝具:A++

クラス別スキル
対魔力:D
魔法に対する抵抗力。ランクDでは、一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を絶ってもしばらく活動できる能力。
Cランクなら一日間行動可能。

固有スキル
カリスマ:B-
カリスマ性の高さ。
カリスマは希少なスキルでBランクは一国の王として十分な度量である。
集団戦闘において、自身の軍の能力向上効果がある。
ただし、そのカリスマは恐怖に支えられたものである。
無尽の鉄量:A
FGO的には、全体宝具強化+自己NPチャージ。
赤き君臨者:EX
FGO的には、自己バスターアップ+ガッツ付与。
その他、FGO仕様では表示されないが戦闘続行スキルなどを持つ。

宝具
拝伏せよ、此は戦場の女神なり(プーシュカ・ヴァイナブック)
ランク:A 種別:対軍宝具
「砲兵こそ戦場の女神」というスターリンの有名な言葉と、ソヴィエト連邦の象徴たる砲火力に由来する宝具。
ソヴィエト連邦の擁するあらゆる火砲が集結し、全てを薙ぎ払う砲火の集中豪雨を見舞う。
防衛戦において有利な補正が入るほか、暴政、圧制の逸話を持つ英霊に対してはさらに有利な補正が入る。
FGO的には、バスターカードで無敵貫通+全体攻撃+自己NPチャージ。

驚嘆せよ、此は不撓の大地なり(プロージナ・マータ)
ランク:B 種別:対軍宝具
欣幸せよ、此は解放の希望なり(バストチーニ・ボック)
ランク:A++ 種別:対軍宝具
『FateGrand/Order』では基本的に使用されない。

概要
クラス適正はアーチャーとバーサーカー。
アーチャークラスの場合はソヴィエト連邦、そして東側陣営の偉大なる指導者という側面が強調される。
ソヴィエトを代表する射撃武器ということでAK-47を装備しているが、基本的に自分では戦わず宝具で呼び出す火砲やソ連兵に戦わせる。
ソ連兵たちは歩兵も砲兵も戦車兵も全て骸骨だが、これは独ソ戦の凄惨さを象徴すると共に、死んだくらいで仕事から逃げるなという戦後のソ連上層部のオーバーワークを表しているとかなんとか。
若干プロパガンダによる虚構が入っており、本来より落ち着きがあり人間不信になっていない。
バーサーカーで召喚された場合、数多の自国民の命を磨り潰した独裁者としての側面が強調され、スキルが21人裁判などになる他宝具も大粛清とシベリア送りに由来するものになる。
FGO的にはバスター三枚で宝具もバスター、スキルも全て火力強化系という火力特化バスターゴリラ。
カード編成上NPは溜まりにくいが、スキルと宝具でチャージできるので孔明がいれば宝具を二連発可能。


他に出ていたサーヴァント
アレクサンドル・スヴォーロフ
生涯不敗の伝説を持つロシア帝国大元帥。そして天才と(自主規制)は紙一重を地で行く超変人。
ほぼ同時代の出身のため、特異点ではセプテムのブーディカのように実は生きていたものと周囲から扱われ、ロシア側の最高指揮官として辣腕を振るっている。あるロシア将校曰く『あの元帥があんなにマトモに死ぬわけないと思ってたんだ』とのこと。
敬愛するエカチェリーナ二世の肖像画を小脇に抱え、酒瓶片手に調子外れの讃美歌を歌いまくる様は明らかにバーサーカーか酔っ払いのおっさん。しかし戦場においては非常に頼りになる。
FGO的には軍略以外のスキル及び宝具の『氷山泥河・不倒采配』はクリティカル威力アップ、クイックアップ、スター発生等クリティカルアタッカーの補助に特化しておりそのように運用すれば非常に強い。ただし自分自身がライダーの上に攻撃力が低めのため、クラス混成パーティに入れてはいけない。
ワイナモイネン
フィンランド神話最大の英雄。原典では白髪の老人だが、型月的解釈により女に間違われるのが嫌で仮面をつけるようになったら、今度は生来の白髪のせいで老人に間違われるようになった経歴を持つ中性的な美青年になっている。
そして生まれてすぐ母である女神が失踪して以来家族というものをもったことがなく絆や居場所といったものを渇望しており、自分の有用性を示して必要とされようとする。つまり重い。
特異点では宝具『恵み穣らす海洋』を用いて後方支援しつつ、キャスターなのにロシア側サーヴァントで一番前衛向きだからと各地の戦場を走りまわされていた。最後には自壊という代償を持つ最終宝具『原初を告げる世界卵』を発動し、主人公に後を託して消滅。やっぱり重い。
FGO的にはチャージ減少を含むデバフを得意とする補助タイプ。ぶっちゃけ性能よりキャラで話題になるタイプのサーヴァント。
その他、ソフィア・ペロフスカヤ等が登場している(設定)。ボスはカール十二世。

669: トーゴー :2018/08/08(水) 22:43:17
ちょっとスターリンものを書きたくなったのでPCごとデータが消し飛んだFGOネタをベースに書いてみた。反省はしていない。
原作知識が役に立たない上に癖の強いサーヴァントにばかり当たるけど頑張れ嶋田さん!次の『邁進征西走破 エステルライヒ』では巨乳美女がメインゲストサーヴァントだぞ!(なおデータは残っていないので書けない模様)

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最終更新:2018年08月14日 09:31