652: 645 :2019/02/03(日) 11:14:54 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
ちょっとネタを思いついたので

【ネタ】「大宰相は大宰相に憑依するようです」
19XX年、嶋田繁太郎永眠。
アメリカ、中国を打ち倒し、ドイツと世界を二分する、まごう事なき超大国へと極東の島国を導いた。大宰相の死に全世界は大きな衝撃を受けた。

「うん、ここは…どこだ?」
かつて、嶋田繁太郎だった男は豪華な調度品に囲まれた部屋で目を覚ました。だが、その調度品の数々を見てそこが日本でないことにすぐに気がついた。
「ここは…いったい」
その直後、彼は嶋田繁太郎でもなければ神崎博之でもない第三の記憶に気付いた。
「大宰相は大宰相でもオスマン帝国かよ……」
今度の憑依先はメフメト・タラート・パシャ、後のオスマン帝国大宰相、現サイード・ハリム内閣内務大臣であった。
しばらく、今後どうするべきかをベッドの上で考えていると、慌ただしく秘書官が入ってきた。
「何事か」
「オーストリアのフランツ・フェルディナント大公がサラエボ訪問中に暗殺されたようです。」
「なんだって!」

それからしばらくして、嶋田繁太郎改、タラート・パシャは統一と進歩委員会の他の主要メンバーである陸軍大臣イスマイール・エンヴェル・パシャ、海軍大臣アフメト・ジェマル・パシャを呼び会議を開こうとしたのだが
(なんだ、この胸騒ぎは…)
タラートが胸騒ぎを感じたのと扉が開いたのはほぼ同時だった。
「ふふふ、お久しぶりですね。嶋田さん。」
「我の右腕も再び相見えた喜びに震えておるわ。」
陸軍の制服を着た悪魔の笑みを浮かべた男と海軍の制服を着た厨二病患者が入ってきたのを見てタラートは目眩がした。

その後、緊急事態なのでほかのメンバー探しもしつつも当分はこの3人で回さなければいけないと聞いて、タラートは乾いた笑いを浮かべることしか出来なかった。

653: 645 :2019/02/03(日) 11:20:26 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了。
おかしい最初はサンタアナに憑依させて嶋田さんに「メヒカリ灼いた俺がメキシコ大統領とか何の冗談だよ」、
と言わせたかっただけなのにどうしてこんな事になったのか…

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最終更新:2019年02月05日 10:38