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銀河連合日本×神崎島 ネタ イルマリネン級巡洋艦


イルマリネン級巡洋艦

同型艦
イルマリネン
ヴァイナモイネン


イルマリネン級巡洋艦はフィンランド海軍初の1万トン超の軍艦である。
建造は神崎島鎮守府海軍工廠にて行われた。

あさひ型等の護衛艦に似た艦橋を持ち上部にAESAが設置されている、艦橋前方に主砲を背負式に二基搭載、第二主砲塔と艦橋の間と後部構造物の後方に
57mm砲を二基搭載している。
後部57mm砲後方にはMk 41VLSが搭載され、艦橋と後部構造物の間に短魚雷発射管を装備している。
イルマリネン級最大の特徴といえるのが艦橋両脇に搭載している重対艦誘導弾用装甲ボックスランチャーである。
重対艦誘導弾がそのサイズからVLSへの搭載が困難である為に苦肉の策として開発されたものであり、発射時は装甲化された発射機から発射管を斜めに起こして発射を行う。

艦体設計は日系重巡洋艦の系譜に連なるものであり、現代の技術を加えた設計と先進的な装甲の採用の結果、在来型亜音速対艦ミサイルに対して十分な防御力を確保している。
また、フィンランド近海は冬に凍結することもあり、砕氷能力も設計段階から盛り込まれている。
ステルス性も意識されており、艦のサイズ以下にしかレーダーに映らない。

主砲はバルト海に展開するドイツ海軍の中小艦を撃破可能な火力を求め神崎島で標準的な20.3cm連装砲に自動装填装置を組み込んだものを二基搭載している。
また、本艦は陸軍、ウーシマー旅団の対地支援も任務として陸上攻撃用のロケットアシスト砲弾、INS/GPS誘導砲弾、レーザー誘導砲弾なども搭載されている。

対空火器はハミナ級ミサイル艇にも搭載されている副砲、CIWS兼務のボフォース57mm砲Mk3に加え、ESSM個艦防空ミサイルを搭載している。
主砲、対空火器管制用としてFCS-3系列の多機能レーダーが装備されているがコストカットのため個艦防空レベルの性能に留まっている。

対潜火器は近隣のロシアの潜水艦、及びドイツのUボートの復活の懸念により短魚雷発射管に加え、VLAを搭載している。
対潜ヘリ等は艦尾に離発着可能であるが格納庫等はなく、給油設備のみ設置されているだけで運用に制限がある。

そしてこの艦の最大の武装と言えるのが艦橋両脇の装甲ボックスランチャーに搭載された神崎島製重対艦誘導弾である。
この重対艦誘導弾は神崎島で開発されたHSSM-1(XHSSM-1の制式型)の輸出型であり、HSSM-1に比べ機能が制限されている。
射程の低下、弾頭の小型化、弾頭は対艦型のみなどである。
これら制限の結果ミサイル本体の軽量化、低価格化により他国でも導入する敷居が低くなっている。
もちろん購入出来るのは神崎島の同盟国、準同盟国のみである。

このようにかなりの重武装であるイルマリネン級であるがそのしわ寄せは様々な所に生じている。
中口径主砲と大型ミサイルを搭載した上でさらなる武装を施されたことからトップヘビー気味で外海での作戦時の影響や艦内空間の圧迫などが問題となっている。

319: 635 :2019/02/28(木) 17:43:14 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp

この艦の建造の検討が開始されたのはドイツ海軍の海上戦力拡大と親神崎島国家への圧力が高まったためである。
フィンランドは第二次大戦を忘れていなかった。ドイツとのあれこれとか。
敗戦とその後の冷戦での国情から敗戦国がどの様になるのかを身を以て知っていたフィンランドにとって再び敗北するなどあってはならないことだった。

そのためにバルト海の制海権の確保が重要だと考えられた。
制海権さえ握っておけば英国や米国の支援が期待できるからだ。
また、敵のフィンランド本土上陸も危惧されていた。
そのためにドイツのA・D・M級を撃破可能な戦力と敵上陸時の対地支援火力が求められた。
しかし最大の敵は身内、もとい懐であった。

フィンランドに戦艦なんぞ建造する資金はないし、神崎島の支援で配備できても運用費用がきつい。
そんな訳でA・D・M級を撃破可能な火力を有し、懐にも優しい大型の主砲を持つ艦が求められたのである。

そこで様々な水上打撃艦の建造技術を有し、艦砲製造技術を有する神崎島に依頼がなされた。

鎮守府内に複数のチームが組まれ様々な案が検討された。
ヤル研を中心としたステルス性を意識したダンブルホーム型の艦体に仕舞える主砲というどこかで聞いたかのようなのや、
旧艦政本部を中心とした妖精達の新規開発の31cm砲三連装三基搭載の超すぎる甲巡ぽいのや、
どこから電波を得たのか連装砲を上下に搭載し四連装化するなど奇抜なものもあった。

その中で採用されたのがなんと鎮守府工廠イゼイラ設計局案であった。
設計も装備もオーソドックスであったのだが、何よりも決め手となったのが運用コストの低さであった。

主砲は神崎島の重巡と副砲はフィンランドのハミナ級と弾薬を共有化可能、対空ミサイルは米軍等で広く採用されている物、対潜兵器も新規開発は行わず
既存のものを採用するなど涙ぐましい運用コストカットの努力がなされた。
一切妥協をしなかったのは本艦の存在意義である重対艦誘導弾ぐらいである。

同一番艦が完成しフィンランドへ向かう際にはイゼイラ人設計の水上艦ということでイゼイラの力の入れようは凄まじく、
乗組員教導のために教導可能なイゼイラ人を同行させ、イゼイラ国防省からも道中の警備の人員と装備を無償で派遣された。
また、鎮守府からは教導と不慣れな道中に対する保険と支援の為に香取等複数の神崎島艦艇が同行している。

道中はシンガポール、インド等各国を歴訪し交流に務めると共にその練度を高めていった。
赤道を超える際にはフィンランド海軍初の赤道祭が開催され、フィンランド本国で大きなニュースとなり鎮守府からフィンランド人乗組員に証明書が発行された。
そして忘れてならないのがご飯である。
日本海軍の伝統である金曜日のカレーライスは必ず行われ、それ以外では和食、イゼイラ料理、フィンランド料理など多彩な料理が振る舞われた。
なお、それらのレシピはフィンランド海軍を通してフィンランド国内に広まり和食やイゼイラ料理がフィンランド風にアレンジされ定着することとなった。
逆にイゼイラではフィンランド料理が広まった。

フィンランド本国に到着の際には国を挙げての式典が行われ、神崎島とフィンランドというかつて無い距離の遠洋航海を行った乗組員にマンネルハイム十字章が贈られた。
また、設計を行ったイゼイラ人チームや道中同行したイゼイラ人達にはその協力を讃えられフィンランド白薔薇勲章が贈られている。

生まれた理由がコストカットであったイルマリネン級巡洋艦であるが、同国史上最大の軍艦ということから国民から愛された。
特に一番艦イルマリネンは様々な話題から特に愛され、同国の首都ヘルシンキの異称に因み『バルト海の乙女』という愛称が付く程であった。
また同二番艦ヴァイナモイネンはイゼイラにてフィンランド国創世記『叙事詩カレワラ』の『賢者』の名前が由来であることからある種イルマリネン以上に広く名前が知られることとなった。

320: 635 :2019/02/28(木) 17:44:54 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
以上になります。
転載はご自由にどうぞ。
このイルマリネン級ですがコンセプトは戦艦を大破に追い込むな大型魚雷を持つ日本重巡洋艦+ソ連ロケット巡洋艦を近代化したものとなります。
ある種日本重巡の後継者ですね。

321: 635 :2019/02/28(木) 17:46:59 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
追記、何かとはっちゃけるイゼイラ設計局だが顧客のニーズにはきっちりと応えます。
たまに斜め上に応えるのが玉にキズ。

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最終更新:2019年03月02日 17:41