65 :ひゅうが:2012/01/17(火) 22:49:34
小ネタ(こうなるとは保障できません)
――日本・同盟会談のあと
嶋田「あ。これお土産です。そちらへの友好の証としてひとつどうぞ。」
トリューニヒト「は・・・はあ。ありがとうございます。(まだ若いので毒に染まり切ってない)」
(帰りの宇宙船の中)
トリューニヒト「何だろうこれ?・・・本?アルファベットなのに読めない。こっちは巻物っぽいけど紙が弱そうだからなー。帰って開けよう。」
(同盟領内に帰ってきて)
トリューニヒト「ううむ。こういうのはどうすればいいのか。あ、そうだ。確かヤンとかいうのがこういうのに詳しいというらしい。ちょっと訊いてみよう。」
ヤン「お呼びですか?」
トリューニヒト「うん。単刀直入に言うけど、これ何?」
ヤン「・・・ぜ・・・全権・・・あなた何でこんなもの持ってるんです!?」
トリューニヒト「もらった。あっちの偉い人に。」
ヤン「ええっ!?これ、クーテンベルグ聖書の初版とアメリカ独立宣言じゃないですか!」
トリューニヒト「え!?」
- こうして、自由惑星同盟は大日本帝国をただの「帝国」とは思えなくなってしまった。むろん、これが辻の手による精神的な謀略であることは言うまでもない。
辻「他人にいいことをされたと思ったら、自分がそれに対するお礼をしたいと思うものです。これを反射効果というのですが、要は相手がしてくれたことで自分が感じた感謝を自分も受けたいと思うわけです。ふっふっふ。自由惑星同盟ははたしてこの至宝(民主主義&西欧的な意味で)に何でかえそうとするのでしょうねぇ。たっぷりお礼はしてもらえそうです――」
嶋田「(相変わらずあくどい・・・)」
最終更新:2012年01月29日 18:50