564 :ひゅうが:2012/01/27(金) 10:00:25
→562 妄想してみました。


銀河憂鬱伝説ネタ――「イゼルローン文書」

――「この文章を読む者へ。
諸氏がいかなる者かは私にはわからない。
旧銀河連邦の市民であるかもしれないし、あるいは銀河帝国の臣民であるかもしれない。
だが、この宙域まで至ったということは君たちが少なくともその版図の拡張を企図した結果であると我々は信じる。
我々は、いわば諸氏らの先達にあたる。
銀河帝国皇帝による専制支配をよしとせずに国土の移転を図り、我々はここまでやってきた。
そして、更に遠くへ向かう予定だ。
よってこの先、銀河系サジタリウス腕は我々の保有するところではない。
かつて銀河連邦はこの地にいたり、人類の未来のために開発を行おうとした。
しかしながらそれは果たされ得ず、調査結果を示す星図のみがこうして残っている。

我々は、あとに続く者たちに、人類の夢と未来への期待を込め、本星図を託そうと思う。
願わくば、いつか星の海で諸氏らと相まみえ、語り合う機会のあることを・・・――

※ イゼルローン回廊入口部において発見された石版に記述されていた文章。アーレ・ハイネセンの死により長征1万光年敢行を断念しようとしていた人々は本文章とそれに付属していたデータをもとにサジタリウス腕にいたり、そこで放棄された工業地帯や中継基地を発見した。
自由惑星同盟が建国されるのは、本書発見から30年後となる――

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最終更新:2012年01月30日 21:05