137 :yukikaze:2012/02/11(土) 23:22:34
第三帝国氏に敬意を表し、自分も名言集を。
舞台は、一回だけ考察した一年戦争を。

全く面倒なことだ。我が国はのんびりと昼寝をしたいだけなのだが。
もっとも・・・安眠を邪魔された代償は支払ってもらうがね。
――――嶋田元帥、帝国との交渉決裂の報を聞いて

貴方は彼を『戦争の天才』と評したが、どうも貴方と私とでは戦争に対する
考え方に相当の差があるように思える。
私の考える戦争は『戦後の統治』までも考えるのだがね。
――――近衛首相、ヤン・ウェンリーのラインハルト評に対して(※1)

『百年兵を養うは一朝有事の為』
かの皇帝はこの言葉をどこまで理解しているのか?
――――辻大蔵大臣、ラインハルトの好戦性に呆れて

宇宙艦隊の現有艦隊の半分は失われるだろうな。
もっとも、終戦時には、この3倍には膨れているだろうが。(※2)
――――古賀宇宙艦隊司令長官、戦争の見通しを聞かされて

開戦の号砲としてはそれなりか。
――――高須東部方面軍司令官、イゼルローンを一日で破壊したことに

焦土作戦? 何を考えているのかしらあの方々は?
目先の勝利がそれほど大切なのかしら?(※3)
――――月詠宮皐月内親王、新帝国軍が焦土戦術をしたことを聞いての批評

「大敗を喫したことお詫びの仕様もございません。この上は死を以て」
「無用。これで我らの勝利は決定的になった」(※4)
――――ボーデン星域会戦で、焦土戦術による補給不足で大敗を喫した高須に対する、嶋田の返答

あれが向こうで最強と言われた黒色槍騎兵艦隊か。
ようこそ『殺しの間』へ。(※5)
――――東条西部方面軍司令官、ジャムシード星域会戦で

スターライトブレイカーに撃ち抜けぬものなし(※6)
――――パランティア星域会戦で、機動鎮守府級戦艦の一斉射撃により、ミュラー提督を戦死させた
    富永中将のセリフ

一つ尋ねよう。貴官らは今まで何をしていたのかね?
――――栗田中将、支援に遅れたことに抗議するオリベイラ教授に対して

貴公の主はルドルフが嫌いだそうだが、自分の欲求を満たすために戦争を起こすなど、ルドルフよりも悪質だ。
――――シャーヘン星域会戦で、ミッターマイヤー元帥に、山口中将が放ったセリフ

戦術的には完敗。だが、所詮はピュロスの勝利。(※7)
――――第二次ランテマリオ星域会戦で、ラインハルトに敗れ去った小沢大将の述懐

死にたければ一人で死ね。
――――ラインハルトが残存艦隊を率いて最後の決戦に赴いたことを聞いた古賀宇宙艦隊司令長官の評価

138 :yukikaze:2012/02/11(土) 23:23:17
新銀河帝国

また戦争か。
喜んでいるのはカイザーと軍人だけだ。
――――開戦の報を聞いたブラッケ民政尚書の第一声

大日本帝国軍との開戦か。
よろしい。反徒どもの雑多なゲリラに付き合うのにはうんざりしていたんだ。
――――開戦の報を聞いたビッテンフェルト黒色槍騎兵艦隊司令官の第一声

大日本帝国の軍勢など恐れるに足らず。
我らは常に勝利し続けてきた存在ぞ。
――――皇帝ラインハルト、全軍を鼓舞する演説の一節

謀略も何もなく、ルッツが指揮して尚、一日も持たないとはな・・・
――――ロイエンタール元帥、イゼルローン要塞が破壊された事を聞いて

確かに戦術的には我らは勝った。
だが・・・我らはあまりにも大きなものを失ったのだぞ。(※8)
――――ケスラー軍務尚書、ボーデン星域会戦での勝利に浮かないことを尋ねられて

皇帝は、二個艦隊よりもご自分の姉上の方が大事なのか!!(※9)
――――ワーレン提督、ハーン星域で援軍を求めるも、オーディン防衛の為に拒絶された事への反応。

俺はよくよく運のない男だ。
これまで多くの無能な上官や盟主の下で働かされ、今度は違うと思っていたが、どうやら同じだったらしい。
全く・・・目も当てられぬ。
――――ファーレンハイト提督、ハーン星域会戦で戦死した際の今際の言葉

チェックメイト
――――沈黙提督アイゼナッハ上級大将が、ジャムシード星域会戦で帝国軍の重火力に絡め取られたのを見て

ヤン・ウェンリーの偉大さがよくわかる。
俺には皇帝やロイエンタール、それにメックリンガーがいてくれるが、奴には誰もいなかったのだからな
――――ミッターマイヤー元帥、戦況の不利に対して

黄金獅子旗最後の煌めきか
――――第二次ランテマリオ星域会戦でのロイエンタール元帥の述懐

宇宙はかくも大きかったか
――――皇帝ラインハルトが、自死した際に述べたとされる

139 :yukikaze:2012/02/11(土) 23:24:30
(※1)ヤン・ウェンリーは、この近衛首相の言葉に恥じ、自らを歴史家失格であると断じたとされる
(※2)当時宇宙艦隊は、正規艦隊20個艦隊40万隻の規模であり、終戦時には120万隻近い規模を誇った
(※3)イゼルローン陥落後、帝国領に侵攻する大日本帝国軍に対し、グリルパルツァー大将がアムリッツァ
    会戦の先例として焦土戦術を敢行。「戦術的勝利、政略的大敗北」と見なされる
(※4)実際、同盟領のみならず、帝国辺境でも大規模な反乱が立て続けに勃発し、帝国軍は機動的運用
    のみならず兵員補給の点で多大な障害を受けることになる
(※5)大火力による濃密なクロスファイヤーにより、ビッテンフェルト、クナップシュタイン両提督戦死。
    アイゼナッハ艦隊も8割近い損耗を受ける
(※6)ちなみに、艦首砲の正式名称は「波動砲」なのだが、富永中将が言ったのは非公式名称である
(※7)帝国軍3個艦隊。大日本帝国軍7個艦隊での大会戦。ラインハルトの戦術的才能をこれでもかと示した
    会戦であり、大日本帝国軍は4個艦隊を失うが、帝国軍も全軍の3割を失い、補充戦力に限界のある
    帝国にとっては、最後の勝利となった
(※8)なお、ケスラーのこのセリフを帝国軍全体が共有するのは一ヶ月かかった
(※9)増援を得て、フェザーンー帝国ルートを遮断しようとする東部方面軍に、新帝国軍はハーンで
    食い止めようとするが一部部隊が陽動でオーディンに進撃したのを受けて、ラインハルトが
    予備兵力をオーディンに送ったこと。
    焦土戦術と絡んで、ラインハルトの評価が地に落ちることになった。

取りあえず今回はここまで。

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最終更新:2012年02月15日 08:26