59 :ぽち:2012/04/02(月) 01:08:57
日常
さて、24時間365日フル勤務と思われている夢幻会だが、それは誤解である
一応それなりの休養は認められているのだ
その方が効率良いのは確かだし
- もっとも休むのは自由だがあまり頻繁に休むと「終わる」のが遅くなるだけなので日常生活はおろか
公的な仕事にも差し支えが出てくるので気をつけなければならないが
そんなこんなで今日の嶋田繁太郎は、ちこっと書類地獄を抜け出してゆうううううっくりのほほほほほほんびり
近所の銭湯で骨休めをしていた
「あー・・・・・・・・全身の疲労が毛穴から流れ出していくようだ
このあとビール飲もうかコーヒー牛乳にしようか・・・・・・・」
ちなみに当然ではあるが天下の嶋田繁太郎ということで周囲にはSPがそうと判らないよう、しかし大量に張り付いている
「この後も書類整理かぁ・・・・・・わたしゃ確か結婚とかしてたはずなんだよなぁ」
などと考えていたら、突然湯船から妙に顔の「濃い」男が飛び出してきた。
なにやら周囲の色々な物を見て珍しそうな表情をしている。
「ああ、ルシウス・モテドゥスか」
明らかに異常な事態なのに、もうまったく心が震えない。
そんなことに驚いてる暇があるなら少しでも心身を癒さなければならないのだ。
今回彼が「持って帰る」のはいったい何なのだろうか、と少しだけ興味をそそられたが。
とりあえずコーヒー牛乳を飲んで、仕事場に戻る。
さりげなく遠回りするのはせめてもの現実への抵抗であろうか
「ふはははーサンレッドよ、今日こそお前の最後だ!」
「うるせぇ」
「痛い、痛い痛い痛いですよレッドさん、少しは手加減してくれてもいいじゃないですか」
「さて今日の半額弁当はなにかなー」
ああ、いつもの日常だ
これこそが我々が守りたい、日本の日常なのだ
最近色々と磨耗してしまってるような気がするが、そんなことはないのだと改めて実感する
最終更新:2012年04月08日 19:23