260 :名無しさん:2012/03/31(土) 01:10:09
銀河帝国首都オーディンのビジネス街の一角、そこは昼時となると数多の人で賑わう……

銀河帝国と日本を盟主とする銀河連邦との間に国交が結ばれ、日本企業がここ、オーディンにも出店し始めたのだ、かくして銀河帝国において連邦ブームが巻き起こった
アニメやゲームといったカルチャー文化は日頃文化に飢えていた帝国において爆発的に広がったのだ、こういう時に帝国の文化うんたらという連中はいたことはいたが
フレーゲルやランズベルクといった若手貴族はその文化にすっかり虜(汚染)されており、貴族の資産を駆使して色々やらかしていたりした(日本から人読んでアニメ作ったり、漫画かいたり)
アニメやゲームといった文化もだが、帝国に大きな影響を受けたのはもう一つある、それは食文化だ、三大欲求の一つである食欲、日本から入ってきた食は帝国にとって大きな衝撃だった
「なんとか座れたな、親父、ネギアリツユダクギョクアリだ」
「こっちはネギヌキトクモリギョクツユショウだ」
ミッターマイヤーとロイエンタールがオーディン1号店で満席状態の○野屋ですっかり慣れた呪文を唱えながら注目したり

「バカなキルヒアイス、たけのこの里よりきのこの山に決まっている」
「いいえ、いくらラインハルト様でも、こればかりは譲れません、私はたけのこの里です」
西暦から未だに終息してない戦争に足を踏み入れる金髪と赤髪がいたり

「この懐石料理とやらはまさに美術品のようだ」
「左様、このような盛り付けや切り方は素晴らしい」
と大貴族らはすっかり虜になってたり

日本からの文化は帝国にとって台風となって帝国を駆け巡った
そんな帝国の様子を見ながら、皇帝フリードリヒは一人古ぼけた日記帳を見る、そこには銀河帝国の始祖にして偉大なる皇帝ルドルフの後悔が書き綴られてた。
ルドルフは自身の信念の下、様々な文化を葬ったが、最悪の愚策を犯してしまう、それは料理であった、丁度勢いにのってた彼は周囲の(ルドルフと最初期からついてた人たち)
猛反対を押し切り、料理の迫害を行ったのだ、これによりルドルフが保護しなかった料理を専門とする数多のコックが包丁を捨てるか、日本についていったのだ
後世同じ料理に飽きたルドルフが違うものを食べたいと言い出したが周りの目は冷め切った視線を送り、「あんたがバカなまねをかましたからこうなったんだ」とボロカスに非難された
周りに泣きついたルドルフだが何せルドルフのナンバー2ですら「自業自得だヴァーカ!プギャーwwww」と目の前で追放されたはずのラーメンをこれ見よがしに啜っていたのだ
そしてルドルフはそのことを自身最悪の失策だった、神戸牛食べたいよ、てっちり食べたいよと泣き言を書いていたのだった。

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最終更新:2012年04月08日 21:37