2003年 12月18日に発売されたPlayStation 2用ソフト
ジャンル:対戦アクション
プレイ人数:1~2人
価格は 5,800円(税抜き)
概要
2003年 1月26日から2004年1月18日まで、テレビ朝日系で毎週日曜日朝8:00から8:30に放送されていた特撮ヒーロー番組「仮面ライダー555」の対戦格闘ゲーム。
PS2に移行後、初めての平成ライダーのゲームで、グラフィックは格段に進化している。
しかし、
技を受けた時や、つかみ技を使用した時に見せるキャラクター同士の一連の動きが全キャラ共通であったり、登場キャラクター数、最後の隠しキャラ、等に不満の点は残る。
登場こそは喜ばれるが、オートバジンを最後の隠しキャラに持ってきたあたり、製作会社の底力を見せつけた。
発売前にネット上で「店長」というハンドルでネタバレをしていた人物がいた。
後にウソバレだった事が判明し、その情報を信じていた者は絶望の底に叩きつけられる結果となった。
使用ボタン(対戦時)
○ボタン : 小攻撃
×ボタン : 大攻撃
△ボタン : 武器の使用・反撃技・必殺技
□ボタン : つかみ技
十字キー → : 右に移動。相手と向き合っている場合は→→でダッシュ。
十字キー ↓ : しゃがみ
十字キー ↑ : ジャンプ
十字キー ← : 左に移動。相手と向き合っている場合は←←でダッシュ。
R1 : 選択カードの切り替え
戦闘システム
キャラクターはそれぞれ個別の武器を所持している。
戦闘開始時は丸腰の状態だが、攻撃をヒットさせる事で自分の「ウェポンゲージ」が上昇し、そのゲージが「ウェポンパネル」まで達すると、該当する武器を使用できる。
パネルは3ブロックに別れており(最後の1つは必ず必殺技)、パネルが3つあるキャラクタもいれば、パネルが1つ(必殺技)しか無いキャラクタも居る。
必殺技を使用するには、ゲージをMAXにする必要がある。
このゲージはダウンすると下がってしまう為、上手く攻撃を当てていった方がどんどん強くなってしまう。
因みに、反撃技(後述)を回避するとゲージが上がる。
体力ゲージが半分になると、反撃技(全キャラクター個別)が使用可能となる。
使用ボタンが同じ為、この状態になると武器・必殺技は使えない。
- これらの使用時には装着・発動のデモムービーが流れる。
反撃・必殺技の場合、
ムービーが始まると同時に、ウェポンパネル・ゲージのあった場所に左右から対となった矢印が出現する。この時、○×△□の中からランダムで一つ指定されるので、該当するボタンを連打すると矢印がお互いに押し合う。
ムービーが終わるまでに、こちら側の矢印を相手側に押し出す事ができれば、見事技をヒットさせる事ができる。
プレイモード
- レクチャーモード-スネークオルフェノクでチャレンジモードをクリアすると、スマートレディのレクチャーが出現。
- チャレンジモード
- フリーバトルモード
- スロットマシンモード
- ギャラリーモード
- スタッフロール-チャレンジモードをクリアすると出現。
登場キャラクター
ライダー
・仮面ライダー ファイズ
乾 巧がファイズギアを装着し、変身する。
TV本編ではダラダラとした立ち振る舞いだが、ゲームだと軽くステップしていたり、勝利時に「やったぜ」という台詞があったり、主人公のくせに何故かキャラが若干異なる。
特定の条件を満たすと、使用武器(ウェポンパネル)が違うファイズが使用可能。
1.ファイズポインター(初期状態で使用可能)
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。ゲームではボタン連続押しで三連射まで可能。下に打つことが出来ない為、しゃがまれると絶対に当てる事ができない。
- パネル2:ファイズポインター
- 必殺技を放つ際に必要なファイズポインターを右脹ら脛に装着する動作を行う。
- パネル3:クリムゾンスマッシュ
- 必殺技。ファイズポインターからロックオン・ポイントを発射した後、跳び蹴りを放つ。
- 発動すると、ファイズポインターを装着した後にキック、というムービーが入るが、以前にファイズポインターの装着を行っていると、ムービーの「装着部分」は省略されテンポが良くなる。
2.ファイズショット
出現条件:ファイズを使用してチャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:ファイズショット
- 必殺技を放つ際に必要なファイズショットを右手に装着する。
- パネル3:グランインパクト
- 必殺技。ファイズショットを装着した右手でパンチする。
- 発動すると、ファイズショットを装着した後にパンチ、というムービーが入るが、以前にファイズショットの装着を行っていると、ムービーの「装着部分」は省略されテンポが良くなる。
- ムービーではパンチが当たった数秒後、相手が「自ら後ろに跳んでいる感」が否めず、終わってもスッキリしない。
3.ファイズエッジ
出現条件:ファイズショットを使用チャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:ファイズエッジ
- 必殺技で使用するが、武器としても使用価値が有るライトセーバー。
- パネル3:クリムゾンスパークル
- 必殺技。ファイズエッジから相手を拘束する効果をもった衝撃波を出した後、相手に斬り掛かる。
- 発動すると、ファイズエッジを引き抜く動作後に一連の動作、というムービーが入るが、以前にファイズエッジを装備しておくとムービーの「装備部分」は省略されテンポが良くなる。
ファイズが『ファイズアクセル』を装着すると変身できる姿。
ファイズアクセルのキーを押すと「Start Up」の電子音声と共に、10秒間だけ通常の1000倍のスピードで活動が可能となる。
設定では、十秒以上1000倍のスピードで活動すると爆発を起こす。
特定の条件を満たすと、各武器に対応したアクセルフォームが、ファイズ選択後、武器選択時に「→」で使用可能。
通常難易度のCPUが相手だと、アクセルフォームの必殺技は体力ケージを半分程も削る事ができるが、その代わりに反撃技が無い。
4.ファイズポインター(アクセル)
出現条件:ファイズエッジを使用してチャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:ファイズポインター+アクセルメモリー
- 必殺技を放つ際に必要なアクセルメモリーを装着したファイズポインターを、右脹ら脛に装着する。
- パネル3:クリムゾンスマッシュ
- 必殺技。アクセルフォームのスピードを活かし、相手に複数のクリムゾンスマッシュを浴びせる。
5.ファイズショット(アクセル)
出現条件:ファイズポインター(アクセル)を使用してチャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:ファイズショット+アクセルメモリー
- 必殺技を放つ際に必要なアクセルメモリーを装着したファイズショットを右手に装着する。
- パネル3:グランインパクト
- 必殺技。アクセルフォームのスピードを活かし、相手の懐まで一気に近づき、そこから何発もクリムゾンインパクトを叩き込み、十秒経過間際にはトドメと言わんばかりに強力な一撃で相手を地面に叩きつける。
- ノーマル時とは違い、かなり格好良い。
6.ファイズエッジ(アクセル)
出現条件:ファイズショット(アクセル)を使用チャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- ファイズフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:ファイズエッジ+アクセルメモリー
- 必殺技で使用するが、武器としても使用価値が有るライトセーバー。ノーマル時との変化は特に無い。
- パネル3:クリムゾンスパークル
- 必殺技。アクセルフォームのスピードを活かし、「Start Up」直後から相手に斬り掛かると、そこから十秒経過間際まで何度も斬り付ける。
・仮面ライダー カイザ
草加 雅人がカイザギアを装着し、変身する。
再現度はかなり高い。全キャラクター中、一番コンボが繋ぎ易く、コマンド入力による技も有る。
特定の条件を満たすと、使用武器が違うカイザが使用可能。
1.カイザブレイガン(初期状態で使用可能)
- パネル1:フォンブラスター
- カイザフォンが変形したビーム銃。ゲームではボタン連続押しで三連射まで可能。下に打つことが出来ない為、しゃがまれると絶対に当てる事ができない。ファイズのフォンブラスターとの能力差は無い。
- パネル2:カイザブレイガン
- 必殺技に使用するが、武器としての使用価値も高い。ライトセーバーとして使う他、銃の機能ももっており、「↓+↓←+←+×」のコマンドでガンモードに切り替え(キャラクタ右向き時)。
- 特定弾数を放つと元に戻る。
- パネル3:ゼノクラッシュ
- 必殺技。カイザブレイガンから捕縛ビームを出して相手を拘束した後に自らをビームの様にしてΧ字に斬り込む。
- 発動以前にカイザブレイガンを装備していると、ムービーでの装備シーンは省略される。
2.カイザショット
出現条件:カイザを使用してチャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- カイザフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:カイザショット
- 必殺技を放つ際に必要なカイザショットを右手に装着する。
- パネル3:グランインパクト
- 必殺技。カイザショットを装着した右手でパンチする。
- 発動以前にカイザショットを装着していると、ムービーでの装備シーンは省略される。
3.カイザポインター
出現条件:カイザショットを使用してチャレンジモードをクリア。
- パネル1:フォンブラスター
- カイザフォンが変形したビーム銃。
- パネル2:カイザポインター
- 必殺技を放つ際に必要なカイザポインターを右脹ら脛に装着する動作を行う。
- パネル3:ゴルドスマッシュ
- 必殺技。カイザポインターからロックオン・ポインターを発射した後にドロップキックを放つ。
- 発動以前にカイザポインターを装着していると、ムービーでの装着シーンが省略され、テンポが良い。
・仮面ライダー デルタ
三原 修二がデルタギアを装着し、変身する。
攻撃モーションは三原の戦闘に対する不慣れさを上手く表現している。
反撃技では、本編ではかなわなかったジェットスライガーに搭乗する。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:デルタフォン
- ファイズやカイザのフォンブラスターと同様の能力をもったビーム銃。ゲームではボタン連続押しで三連射まで可能。下に打つことが出来ない為、しゃがまれると絶対に当てる事ができない。フォンブラスターとの能力差は無い。
- パネル2:デルタムーバ
- 必殺技を放つ際に必要。デルタフォンと合体させた後に腰のホルダーに装着する。
- パネル3:ルシファーズハンマー
- 必殺技。腰のホルダーからデルタフォンを取り、デルタムーバと合体させた後に音声認識で「チェック」(ゲームでは無言)と言った後にロックオン・ポインターを発射、跳び蹴りを放つ。
- 以前にデルタムーバを合体させている場合は、ムービーで合体シーンが省略され、テンポが良い。
・仮面ライダー ファイズ ブラスターフォーム
ファイズがファイズブラスターにファイズフォンを差し込む事で変身可能。
特定の条件を満たすと出現。
オルフェノク
・ホースオルフェノク
木場 勇治のオルフェノクとしての姿。馬の性質を備えている。
特徴としては、全体的に隙が小さく地味な攻撃が多い。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:魔剣
- 西洋風の剣を作り出す。剣を装備しても振り回すよりは突いたりしている印象が強い。
- パネル3:必殺技
- 疾走態に変化しての突進斬り。カメラアングルがドラマチック。
・クレインオルフェノク
長田 結花のオルフェノクとしての姿。鶴の性質を備えている。
鳥のようにフワリと跳んで回し蹴りを繰り出したりする。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:無し
- 塞がっている。
- パネル3:必殺技
- 光の翼を生やした後、空中で回転しながら相手に体当たりする。この際、相手の足が小刻みにバタバタと動いて情けない。
・スネークオルフェノク
海堂 直也のオルフェノクとしての姿。犬かと思わせて蛇の性質を備えている。
キャラクター決定時の台詞が、何故か他と比較して多い。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:無し
- 塞がっている。
- パネル3:必殺技
- スピニングキック。ライダーを意識?
・クロコダイルオルフェノク
ラッキークローバーのメンバー、ジェイのオルフェノクとしての姿。ワニの性質を備えている。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:大剣
- リーチも長く、扱いやすい。。
- パネル3:必殺技
・センチピードオルフェノク
ラッキークローバーのメンバー、琢磨 逸郎のオルフェノクとしての姿。ムカデの性質を備えている。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:ムチ
- 近~中距離にかけて使える。上手く使えば隙が無い。
- パネル3:必殺技
・ロブスターオルフェノク
ラッキークローバーのメンバー、影山 冴子のオルフェノクとしての姿。エビの性質を備えている。
そのキャラクターから「海老姉さん」等とも呼ばれる。
格闘ゲームの基本的な十字キーコマンド(波動拳と同様)+×ボタンで、これまた波動拳が出せる。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:サーベル
- レイピアのような形状で、戦闘スタイルもフェンシングに似る。
- パネル3:必殺技
- サーベルで高速連続突きを繰り出す。
・ドラゴンオルフェノク
ラッキークローバーのメンバー、北崎のオルフェノクとしての姿。龍の性質を備えている。TV本編では、ファイズアクセルのスピードをも凌ぐ龍人態という姿を持っていたが、ゲームには登場しない。
特定の条件を満たすと出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:クロー
- 両手に装着。TVでは外された事が無かった為、むしろ武装だった事に驚く。
- パネル3:必殺技
- ジェットストリームスアタックのように地面を滑りながらクローのついた右手を相手の腹部に突き刺し、そのまま頭上高く上げた後に左手で叩き飛ばす。
最後の隠しキャラクタ
・オートバジン
ファイズのバイクが変形したロボット。「バジンたん」の愛称で親しまれている。
全キャラ(武器違いも含む)でチャレンジモードをクリアで出現。
- パネル1:無し
- 塞がっている。
- パネル2:ガトリング
- ビークルモード(バイク)時の前輪。×ボタン長押しで連射が可能。ファイズ達のフォンブラスターと違い、しゃがんだ状態でも弾が打てる。(ただし、隙は若干大きくなる)
- パネル3:必殺技
- ビークルモード(バイク)に変形して相手に体当たりすると同時に背中に回り込み、ガトリングで受け止めてそのまま連射を浴びせる。
最終更新:2014年07月20日 22:57