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トップ > キャプチャーボード1カテゴリ > キャプチャーボードのラグを回避する方法 / 2015年12月08日 (火) 21時27分49秒

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  • このページでは、 キャプチャーボードが原因で発生するラグ(遅延)を回避する方法 について解説しています。 TVまたはPCディスプレイを別に用意して対策 します *1TV画面を見ながらゲームをプレイしつつ録画・配信する方法 を知りたい場合、このページを読んでください。


目次



ラグとは


  • まずはラグについて意味を確認しておきましょう。 ラグ (タイムラグ、遅延)とは、コントローラーで操作をしてから、その 操作を反映した映像が表示されるまでの時間差 のことをいいます。キャプチャーボードにゲーム機を接続してPCでプレイする場合、ラグが必ず発生します。


  • キャプチャーボードでラグが発生すると、 思いどおりにゲームをプレイできなくなることがあります 。たとえば、シューティングゲームで敵からの攻撃を避ける操作をしたとしましょう。しかし、攻撃を避ける映像が実際に表示されまでに時間がかかるわけです。また逆にいえば、現在見ている映像は少しまえに操作したときの、過去の映像なのです。そうするとリアルタイムでゲームを操作するのが困難になります。

  • ラグ対策するメリットは、 キャプチャーボードによるラグの影響をなくしてゲーム操作をしやすくする ことにあります。また、 TVを用いてラグ対策をする わけですから、 TV画面を見ながらゲームをプレイするためPC画面よりも大きな画面でプレイできる というメリットもあります。



ラグ対策が必要か調べておく


  • ラグ対策の必要性があるのは、(1) キャプチャーボードがハードウェアエンコードである 、(2) すばやい操作が必要なゲームである 、のいずれかに該当する場合です。

ハードウェアエンコードの製品の場合


  • ハードウェアエンコード の製品はラグ対策が必須ですが、 パススルー出力(後述)という機能に対応していれば簡単に対処できます 。覚えておきましょう。

エンコード方式 遅延の程度 備考
AVT-C875 ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
CV710 ソフトウェアエンコード 小さい
DC-HC3PLUS ソフトウェアエンコード 小さい
DC-HE1U ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
Elgato Game Capture HD ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
Elgato Game Capture HD60 ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
Elgato Game Capture HD60 Pro ハードウェアエンコード 小さい *2 パススルー出力対応
GC550 ソフトウェアエンコード 小さい パススルー出力対応
GV-USB2 ソフトウェアエンコード 小さい
HD PVR Rocket ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
HD PVR 2 ハードウェアエンコード 大きい パススルー出力対応
Intensity Shuttle ソフトウェアエンコード 小さい パススルー出力対応
MonsterX U3.0R ソフトウェアエンコード 小さい パススルー出力対応
XCAPTURE-1 ソフトウェアエンコード 小さい パススルー出力対応

ソフトウェアエンコードの製品の場合


  • ソフトウェアエンコード のキャプチャーボードの場合、 ラグを妥協できるかどうかは最終的に人それぞれ です。ソフトウェアエンコードの製品を使用する場合は、必ずしも以下の解説を読まなくてもかまいません。いったん自分でキャプチャーボードにゲーム機をつないでプレイしてみて、ラグがあると感じた場合や、TV画面を見ながらゲームをプレイしたいという場合に解説を読んでみてください。

  • 参考までに、下記動画はソフトウェアエンコードであるCV710のラグについて検証したものです。



おおよそのイメージ


  • 最初に大ざっぱなイメージを理解しましょう。まずはキャプチャーボーを使って、ゲーム機の映像をPC上( キャプチャーソフト )に表示します。これは通常どおりです。

  1. PCにキャプチャーボードを接続する。
  2. キャプチャーボードにゲーム機を接続する。
  3. PCでゲーム機の映像・音声を視聴できる状態にする。

  • つぎに、ゲーム機の映像をTVのほうにも表示します(後述)。すると、 ゲーム機の映像がPCとTVの両方に表示された状態になります 。同じように、 ゲーム機の音声もPCとTVの両方から聞こえてきます 。あとは、TVに映っているゲーム画面を見ながらゲームをプレイするわけです。録画・配信はPCのほうで行います。

  1. 各機器をケーブルで接続する。
  2. TVでゲーム機の映像・音声を視聴できる状態にする。
  3. PCで録画・配信を開始する。



用意するTVまたはPCディスプレイについて


  • このページではいくつかのラグ対策の方法を掲載していますが、共通して最低限用意するものは TV または PCディスプレイ です。


  • 用意するTVは、液晶TV、プラズマTV、ブラウン管TVのどれでもかまいません。ただ、 液晶TVやプラズマTVの場合、TV内部の映像処理によりキャプチャーボードとは無関係に遅延が発生しています *3 。遅延のなさという観点からいえば、ブラウン管TVを使用するのがベストではあります。ブラウン管TVの場合、遅延は事実上0だからです。

  • かりに 液晶TVを使用する場合は、TV側で「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などのモードに設定 しましょう。そうすれば、TV側の遅延を減少させることができます。ただ、そのようなモードが搭載されていないTVであっても、ふだん違和感なくゲームをできているのであれば問題ありません。

  • TVの代わりに PCディスプレイ を使用できるケースがあります。PCディスプレイ自体にも遅延はありますが、液晶TVやプラズマTVより遅延が少ないため、少しでも遅延の少ない環境でゲームをしたいならPCディスプレイを使うのもありです。


さまざまなラグ対処法


  • 大きく5種類の方法を掲載していますが、もっとも 無難なラグ対策は(2)および(5)の方法 です。ただし、キャプチャーボードによっては採用できない場合もあります。

説明
(1) 分配ケーブルを使用する方法 コンポジット端子およびS端子の場合だけ可能
(2) スプリッタを使用する方法 無難な対策方法
(3) TVの出力端子を使用する方法 コンポジット端子の場合だけ可能。近年のTVではできない
(4) コンポジット端子+S端子ケーブルを使用する方法 コンポジット端子およびS端子の場合だけ可能。容易な方法
(5) キャプボのパススルー出力を使用する方法 対応製品のみ可能。容易な方法

形状 備考
コンポジット端子 低価格帯のキャプチャーボードが搭載する端子
S端子 同上
コンポーネント/D端子 高画質が楽しめる
HDMI端子 いちばん高画質。ただし、基本的にPS3の映像が映らない

  • たとえば、GV-USB2を例に考えてみましょう。GV-USB2には黄色の端子、すなわちコンポジット端子が搭載されています。(1)~(5)、いずれかの方法を採用できそうに見えますが、GV-USB2はパススルー出力機能に対応していません。したがって、(1)~(4)のいずれかの方法を採用することになります。

  • また、HDMI端子を搭載したキャプチャーボードを使用しているなら、(2)または(5)による方法となります。ただし、(5)の方法は、パススルー出力機能に対応したキャプチャーボードでのみ可能です。

  • 用語が難しいと思いますが、表をさっと確認しておきましょう。以下、上記5種類のラグ対策の方法について具体的に見ていきます。


分配ケーブルを使用する方法


  • 分配ケーブル とよばれるものを使用して、 ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配 する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。

コンポジット端子 S端子 コンポーネント/D端子 HDMI端子
分配ケーブルを使用する方法 × ×


  • この方法のメリットは、とてもシンプルにラグ対策できる点です。デメリットは映像・音声信号をそれぞれ分岐させるので、画質・音質が劣化する(画面は少し暗くなる)点です。

        詳細は こちら を参照


スプリッタを使用する方法


  • スプリッタ とよばれる分配器を使用して、 ゲーム機の映像・音声をPCとTVの双方に分配 する方法です。 キャプチャーボードが搭載する入力端子の種類を問わず採用できる方法 です。

コンポジット端子 S端子 コンポーネント/D端子 HDMI端子
スプリッタを使用する方法


  • この方法のメリットは、上述した分配ケーブルを使用した場合と比較して、映像・音声信号を分配することによる劣化を防止できる点です。デメリットは金銭的な負担が大きい点です。

        詳細は こちら を参照


TVの出力端子を使用する方法


  • TV背面にある出力端子を使用する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子を搭載する場合に採用できる方法です。

コンポジット端子 S端子 コンポーネント/D端子 HDMI端子
TVの出力端子を使用する方法 × × ×


  • 手軽にラグ対策できる方法ですが、 近年のデジタルTVでは仕様上、ゲーム機の映像・音声を外部出力できない でしょう。また、PCディスプレイには出力端子がないため、この方法は採用できません。

        詳細は こちら を参照


S端子+コンポジットケーブルを使用する方法


  • S端子とコンポジット端子の両方を備えているケーブル を使用する方法です。キャプチャーボードがコンポジット端子またはS端子を搭載している場合に採用できる方法です。

コンポジット端子 S端子 コンポーネント/D端子 HDMI端子
コンポジット端子+S端子ケーブルを使用する方法 × ×


  • この方法のメリットは、簡単で金銭的な負担が少なくすむ点です。他方デメリットは、TVからはゲーム音を聞くことができず、PCから音を聞くことになる点です。かりにTVからゲーム音を聞こうとすれば、分配ケーブルなどを追加する必要があります。

        詳細は こちら を参照


キャプチャーボードのパススルー出力を使用する方法


  • キャプチャーボードによっては、 パススルー出力 という機能に対応している製品があります。この機能を使うことで、キャプチャーボードが入力した映像・音声をPCとTVの両方に出力でき、 TV側はキャプチャーボードのラグの影響をいっさい受けません 。新たに機械を購入する必要がないので、とても便利でお薦めの方法です。

コンポジット端子 S端子 コンポーネント/D端子 HDMI端子
キャプボのパススルー出力を使用する方法


  • ビデオキャプチャーとTVは HDMIケーブルで接続 します。機器どうしをケーブルで接続するだけです。

        詳細は、パススルー出力機能の使い方を参照

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HD PVR Rocket
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Game Capture HD60 Pro
Game Capture HD60 Pro
Game Capture HD60
Game Capture HD60
Game Capture HD
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エンコードタイプ ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード
接続方式 USB 2.0 PCI Express USB 2.0 USB 2.0
こちら こちら こちら こちら

MonsterX U3.0R DC-HE1U AVT-C875 GC550
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MonsterX U3.0R
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DC-HE1U
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AVT-C875
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GC550
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エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード ソフトウェアエンコード
接続方式 USB 3.0 USB 2.0 USB 2.0 USB 3.0
こちら こちら こちら こちら


こんなときは


ライブ配信でマイクの音がゲーム音とずれる


  • たとえば、ニコニコ生放送などのライブ配信では、視聴者からすると マイク音声のほうがゲーム映像・音声よりもほんの少しだけ早く聞こえてくる ことになります。なぜなら、マイク音声はキャプチャーボードが入力したゲーム映像・音声と比較すると、PCでの処理が遅れていないからです。


  • とはいえ、 ソフトウェアエンコードタイプのキャプチャーボードの場合は零コンマ何秒のずれ ですので、重要な問題ではありません。キャプチャーボードがハードウェアエンコードタイプの場合における対処法については、 ライブ配信とキャプチャーボード をご覧ください。

  • なお、PCで動画を扱う場面では、動画の映像・音声がずれることがありますが(音ずれ)、それはまたキャプチャーボードのラグとは別の問題です。音ずれはPCで一般的に起こりうるトラブルであり、 キャプチャーボードを使っていなくても、動画の映像と音声がずれることはあります

ゲームの音が二重に聞こえる


  • ゲーム機の音はPCとTVのそれぞれから出力されているので、ゲームの音が二重に聞こえます。そこで、ヘッドフォンまたはイヤフォンを用意してPCやTVに接続しましょう。詳細は、 ライブ配信とキャプチャーボード をご覧ください。


ライブ配信で棒読みちゃんを使用したい


  • このページに書いてあるラグ対策をする場合、基本的には棒読みちゃんを使用しないほうがよいでしょう。なぜなら、配信者自身は棒読みちゃんの音声だけを聞くことができないからです *4

  • 対処法としては、アマレコTVというキャプチャーソフトのライブ機能(ミキサー機能)を使用する方法があります。たとえば、同機能でゲーム機の音声を配信し、アマレコTVのプレビュー画面上で右クリックして「ボリューム」を0にすれば、ゲーム音を自分に聞こえない状態にすることができます。ただ、アマレコTVはソフトウェアエンコードのキャプチャーボードでないと基本的に使用できません。


ライブ配信でラグがある


  • キャプチャーボードのラグ対策をしても、ライブ配信時に 自分が視聴している映像・音声が他人のPCで視聴可能な状態になるまでには、時間がかかります *5 。ライブ配信といっても、完全なリアルタイムではありません。視聴者側で映像・音声が再生されるまでには最低でも3秒程度の時間差があり、この程度の時間差は避けられません( 参考 )。


映像が映らない


  • 映像が映らない原因は無数に考えられます。そこで、原因をていねいに探っていく必要があります。TVに映像が映っていない場合は、まずは 問題の切り分けを行います 。具体的には、PCとキャプチャーボード、ゲーム機の三者のみを接続して、PCのほうで映像が表示できているか確認しましょう。それができていない場合は、キャプチャーボードの映像・音声が出ないときはをご覧ください。

  • かりにPCとキャプチャーボード、ゲーム機の三者のみを接続して、PCでは映像が表示できているのにラグ対策のための接続方法をしたときだけ映像が映らないというのであれば、具体的な方法を再度読み直します。ケーブルや分配器などの不具合で映像が映らないケースもあるので注意してください。

  • よくあるミスは、ゲーム機とTVをHDMI端子で接続し、さらにゲーム機とキャプチャーボードをコンポジット端子で接続するというパターン です。HD画質でプレイしたいという人にありがちなミスなのですが、解像度の異なる映像信号を同時に出力することはできません。これはPS3およびXbox 360に共通して該当することです。



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ページ名 内容
コメント 質問など
キャプチャーボード キャプチャーボードの意義、役割
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*1 ノートPCの場合であれば、TVまたはPCディスプレイを用意するということです。デスクトップPCの場合はTVを用意するか、または現在使用しているPCディスプレイとは別に、もう1台PCディスプレイを用意します。

*2 Game Capture HD60 Proはハードウェアエンコード方式なのですが、インスタントゲームビュー機能というラグ軽減機能が搭載されています。そのためラグは小さい製品となっています。

*3 具体的には、映像を高画質に見せるための加工処理により、ゲーム画面を表示するまでに時間がかかっています。そのためにTV側でも遅延が発生するのです。現在の液晶TVやプラズマTVはそうでもありませんが、初期の液晶TVやプラズマTVでゲームをプレイしようとすると、TVの遅延が原因でゲームをプレイできないということがありました。あまりに遅延の大きいTVだと、そもそもキャプチャーボードの遅延対策のためにTVを用意する意味がなくなります。TVの遅延が少ないことを特長のひとつにしている機種としては、東芝のREGZAシリーズがあります。

*4 どういうことかというと、ゲームの音はTVとPCの両方から出ています。そして、PCのほうからはゲームの音に加えて、棒読みちゃんの音声も出ています。つまり、配信者が聞くことになる音は、(1)TVから出ているゲーム音、(2)PCから出ているゲーム音、(3)PCから出ている棒読みちゃんの音声、の計3種類になります。しかし、これはおそらく配信者にとって不快でしょう。TVからゲーム音が聞こえてきて、少し遅れてPCのほうからゲームの音と棒読みちゃんの音が聞こえてくるからです。PCからゲーム音を出さないようにすればよいのですが、そうすると視聴者がゲーム音を聞けなくなります。

*5 たとえば、自分のPCでは午後8時10分0秒ちょうどにゲームをクリアし、その様子をリアルタイムで配信していたとしても、実際に視聴者がゲームクリアの映像を見るのは午後8時10分5秒であるかもしれません。




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