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「マーメイドっぽいレイヤー」の使い方あれこれ
カスタムキャンバス置き場の「マーメイドっぽいレイヤー」を作って絵を描く際に気がついた注意点などです。残念ながら絵を描いた人の癖やレベルに応じたものにとどまるので、あまり役に立たないかもしれません;
自分で使った際に気になった事や注意した方が良いと思った事を覚書した程度のものですが、使い心地が良くないと思われた際にちらっとでも見て頂ければと思います。
利用ツールはoC4.5です。
ここに掲載するのは、あくまでカスタムキャンバス置き場にUPした
「マーメイドっぽいレイヤー800x600px」mermaid800x600.oe4を使って絵を描く上でのやり方の一つとなります。
サンプル(元絵を40%に縮小)
部分原寸
レイヤを複製して利用する
1-00 mermaidレイヤを複製して使う
絵を描いた時のレイヤ構造です。「マーメイドっぽいレイヤー」を多数複製して描画してます。
上記絵を描いた際のレイヤー構造
上から順に…
【線画レイヤ】
線画を描いたレイヤです。試しに「マーメイドっぽいレイヤー」を複製して描画しました。若干ザラザラした感じになりました。演算モードは好みで全て「乗算」にしています。
【彩色レイヤ】
全て「マーメイドっぽいレイヤー」を複製して塗りました。人物、葉っぱ、背景諸々の3枚に分けています。演算モードは全て「比較(暗)」にしています。
【マテリアル消しレイヤ】
全て通常レイヤで、マテリアル感を消したい場所のために彩色レイヤより下層に配置しています。一番下の1枚は通常モードですが、その上の1枚の演算モードは「比較(暗)」にしています。2枚あるのは、oCの固有の不具合?と思われる透明部分の濁りが発生したためです。
【「マーメイドっぽいレイヤー」バックアップ】
1枚をバックアップとして非表示で残しておき、必要に応じてこれを複製して利用しました。
「マーメイドっぽいレイヤ」1枚だけで色を塗ってしまうと後からレイヤを分けようと思っても手遅れになるので、最初の1枚をバックアポップとして残し、常に複製して利用した方が安全です。
サンプルの絵も、最初は紙に描くつもりで1枚だけで全て塗ろうとしましたが、色々問題が有り、多数複製することとなりました。
塗り方例
【ブラシ】
彩色部分は、殆ど以下の2種類のブラシで、太さ等都度調整して塗りました。
左:デフォルト透明水彩のデフォルトブラシ
右:デフォルト透明水彩の☆型ブラシ
【塗り方】
ゴリゴリ塗りません。殆ど筆圧を50%以下(パラメータではなく腕力で調整)するか、筆の不透明度を下げて塗ります。
1.最初の色を筆圧50%以下のつもりでうっすら塗る
2.同様に塗り重ねる
3.同様に(ry
次に「にじみ」表現を試します。
4.筆の太さを大きくとり(この場合は50程度)、色を塗っていない部分部分から色を塗った場所に向かって、筆圧25%程度のつもりで弱く、薄く慎重に塗っていく
右上から中心に向かってうっすらと塗る
キャンバスには元々白が塗られているので、外から塗る事で白との混色を生み出すのを利用しています。
5.「ぼかしブラシ」で適度にぼかす
右上部分を中心に「ぼかし 中」ブラシを使用
ぼかしすぎると筆致が全て消えてしまい、エアブラシで描いたように見えるので、適度にぼかします。
次に2色で塗る表現を試します。
「マーメイドっぽいレイヤー」に塗った色は消しゴムで消す事が出来ますが、oCの特性『一度描画した色を消しゴム100%で消しても、その後で塗った色はその影響を受ける』現象が発生します。
バリエーション
フィルタのパラメータ設定や、各レイヤの不透明度調整で質感のバリエーションを作る事ができるので色々試すと面白いです。
また幾つかのフィルタ操作を飛ばしたり、追加・変更しても色々な質感が得られます。
・キャンバスの作成方法はあくまでも「ノウハウ(作業手順)」のため、著作権は存在しないものとします。ここで紹介したデータを参考にして新たに作成された素材データの著作権は、作成された方に帰属します。
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