8 :ooi:2016/04/11(月) 21:42:03
豪州+新西蘭転移ネタ2
円卓について
憂鬱本編においては、日米戦後に設立された円卓であるがこの世界においては本編よりも早く誕生した。
円卓の設立は詳細は不明だが1700年代後半と言われている。
円卓に所属していた人物は憂鬱本編から転生した人物が中心で、中にはこの世界に複数回にわたって転生した人もいた。
そして、円卓は未来で日本との連携が取りやすくなる様に1767年から英国民の人種差別意識を抑える教育も行った。
これは、植民地政策、第一次、第二次世界大戦等において大きく役立つことになる。

初めは、転生チートを使って英国を発展させる事を主題にして史実以上の発展を遂げる事に成功した。
また、前世の知識を利用して、英国最大の英雄であるホレーショ・ネルソン提督がトラファルガー海戦で戦死する事を防いだ。
そして、1828年にフランスに戦争を仕掛け勝利を収め、賠償金5000万ポンドと仏領ギアナ、グアドループ島、マルティニーク島を獲得した。
当時の英国にとって5000万ポンドは年間予算を超える大金であり、これを元手に更なる技術開発や軍拡を行うのである。
また、この戦勝でフランスの対外進出が鈍った事を良い事にニューカレドニアを先に領有した。
1880年にプエルトリコをスペインから購入し、1910年にハイチ、ドミニカが英連邦加盟でケーマン諸島から小アンティル諸島まで繋がる事となる。

しかし、日本に夢幻会が居た事、それも自分たちと同じ世界から転生していた事を情報部の努力によって確認した時、円卓の面々は凍り付く事になる。
この世界の日本は江戸時代に太平洋へ転移してきた豪州、ニュージーランドに入植し、周囲の南洋諸島やフィリピン、ハワイ、挙句の果てにアラスカまで領有していたからだ。
本編と違って圧倒的な物量を備えた状態で夢幻会が存在している…。
それは、本編で日本が米中を屠った事を知っている円卓の面々からしたら、日本を敵に回した瞬間インドやカナダが危機に陥り、日本海軍連合艦隊や日本の強力な戦闘機に護衛された富嶽に本国を焼かれる光景を幻視させるには充分であった。
これ以降円卓は如何にして国力の低下を抑えるか、そして少しでも早く夢幻会と繋がりを持てるかの2点に力を注ぐ事になる。

円卓が日本との繋がりを持つ為の手段と考えていたのが史実や本編でも締結していた日英同盟である。
初め、英国はロシア帝国との関係上本編同様に日英同盟が締結出来ると考えていた。
だが、その目論見は円卓のメンバーさえ予想だにしていなかった出来事で潰える事になった。
ニコライ2世の行動で満州をロシア帝国勢力圏とし、ロシア帝国は満州を経済特区として日露両国の経済、技術交流の場として発展させる事が決定したからである。
また、この取り決めに反発した清国が日露両国に宣戦布告、この戦争で日露両軍が連携して清国を降伏させた事がロシア帝国を戦友と意識させ日露関係を好転させる要因にもなっていた。

しかしながら、此処にいる円卓メンバーは転生によって不屈の精神も強化されたジョンブル魂を持っていた。
そこで、英国は開き直って第一次世界大戦前に夢幻会へ直接アタックをするという手を使った。
これが功を奏して、日本だけではなくニコライ2世一家やトハチェフスキー等のロシア帝国の転生者とも繋がりが出来たのである。
夢幻会と接触が出来た時、まずは夢幻会に前世の行いについて謝罪する事から始まった。
幸い、夢幻会も転生者で構成した円卓と敵対するのは得策ではないと考えたので円卓の面々が想定した最悪の事態は避けられたのである。

このアジア地域の変化によってアジア進出を諦めた米国による南米進出に繋がったのだが、この出来事で英連邦に新たに5ヵ国が加盟する事となる。
加盟したのはグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ハイチ、ドミニカである。

夢幻会との繋がりを第一次世界大戦前に持てた円卓は駆け足で第一次世界大戦の準備を始めた。
まず、ユトランド沖海戦における戦艦の喪失を抑える為に装甲の強化を行う事は既に実施していたから心配はそれ程無かった。
次に、陸軍の被害を抑える為に夢幻会の助言を参考に近代戦の対策を陸軍全体に徹底させた。
そして、日本にも支援を要請し、英国の150年近くにわたる徹底した教育のお陰で日英両軍が綿密に協力し合う光景が至る所で見られた。

こうして第一次世界大戦を最低限の被害に抑える事に成功した円卓は次の場面に挑む事になる。
この時、ある円卓のメンバーはこう言った。
「前世で大英帝国の名誉を大きく傷つけた植民地人にはそれ相応の報いを受けて貰おう。」

第一次世界大戦後に米国が軍縮会議を開く事を知っていた円卓は米国が文句を言う前に日本と協力して新型の戦艦建造を行う事になる。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年04月17日 19:30