画像が正常に表示されない場合、IE(Internet Explorer)での閲覧をお勧めいたします。復旧まで、いましばらくお待ちください。





















最新情報はTwitterで

トップ > キャプチャーボード1カテゴリ > パススルー出力機能の使い方 / 2016年07月05日 (火) 22時05分13秒



あると便利!パススルー出力でラグ回避&TV出力する方法

  • 近年、 パススルー出力機能 を搭載しているキャプチャーボードが増えてきました。パススルー出力は、キャプチャーボードに接続したゲーム機の映像・音声をTVに出力する機能のことです。同機能には、(1) 遅延がない状態でゲームをプレイできる ようになり、また(2) 大画面TVでゲームをプレイできる というメリットがあります。


目次



キャプチャーボードの遅延とは


  • まず、パススルー出力機能について見ていくまえに、 キャプチャーボードの遅延 (表示遅延、ラグ、タイムラグ)について理解しておきましょう。 前提として、 遅延のないキャプチャーボードは存在しません

  • ゲーム機をキャプチャーボードに接続し、ゲーム画面をPCに映した状態でプレイすると、いつもと違って タイミングが合わない、反応が遅い(鈍い) という印象を受けることがあるでしょう。たとえば、コントローラーのボタンを押してから画面のキャラが動くまで間がある、敵の攻撃を避けているはずなのに当たってしまう、というような状況です。これは キャプチャーボードの遅延が原因 です。


  • ふだん、ゲーム機とTVを接続してプレイしているときは、遅延を感じる人はあまりいないでしょう。操作してその操作に対応した映像が表示されるまで一瞬です。つまり、操作と画面表示のタイミングが一致します。ところが、ゲーム機とキャプチャーボードを接続してプレイしているときは違います。 ゲーム機の映像が表示されるまでのあいだに、わずかな時間差が生じる からです。


  • なぜ時間差が生じるのでしょうか。複数の理由があります。いちばん重要な理由は、 ゲーム機から受け取った(入力した)映像をキャプチャーボード内やPC内でいったん処理し、そのあと表示している という点です。いきなりPC側で映像をパッと表示しているわけではありません。したがって、ゲーム操作をしたあと実際に映像が表示されるまで、最低でも 映像処理の時間ぶんは遅れてしまう というわけです。


パススルー出力とは


  • そこで、遅延がない状態で快適にゲームをプレイするための方法が、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使うやり方です。

キャプチャーボードの遅延を回避できる


  • パススルー出力機能を使うと、キャプチャーボードが ゲーム機から受け取った映像・音声をそのままTVに出すことができます 。イメージとしては、よけいな処理をせずにゲーム画面をTVに出力しているところを想像してください。映像処理したものをTVに出力しているわけではないので、 遅延はありません


  • ということは、つまり TVのほうに映っているゲーム画面を見ながらプレイすれば、遅延がない状態でゲームをできる ということです。PC側のゲーム画面は遅延していても、TVのほうのゲーム画面は遅延していません。TVのゲーム画面を見ながらであれば、 いつもどおりの操作感覚でプレイできる わけです。

大画面TVでゲームをプレイできる


  • パススルー出力のメリットはそれだけではありません。TVにゲーム画面を出力するわけですから、 大画面TVでゲームをプレイできる ということです。PCの小さな画面でゲームをプレイするよりも、 40~50インチの大きな画面でゲームをプレイしたいという人は多い でしょう。あるいは、TVの画質(絵作り)が好みという人もいるかもしれません。


使い方が簡単


  • さらにパススルー出力機能のよいところは、 キャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで接続するだけ という点です。難しい設定は必要ありません。キャプチャーボードの遅延を回避する方法はほかにもあるのに(詳細はキャプチャーボードのラグを回避する方法を参照)、なぜパススルー出力なのかというと、簡単だからです。

  • かりに、パススルー出力機能が搭載されていないキャプチャーボードの場合、遅延対策をしようとすればさらに分配器(スプリッター)という周辺機器が必要になります。わざわざ分配器を用意するのは手間でしょう。お金もかかります。しかし、 パススルー出力機能を使えば分配器がなくとも遅延対策ができます 。初心者でも安心です。


注意点


PCは起動しておく必要がある


  • パススルー出力機能を使用してTVでゲームをプレイするさいは、 PCをシャットダウンせずに起動 しておく必要があります。 PCをシャットダウンすると、TV側にゲーム画面が映らなくなる からです(ゲーム音も出ない)。PCを起動していないときにゲームをプレイしたい場合は、少し不便かもしれません *1 。ただし、HD PVR 2DC-HE1Uのような例外もあります。


  • PCを スリープにした場合も、基本的にはシャットダウンした場合と同様に考えておきましょう 。PCをスリープにするとTVにゲーム画面は映りません。ただし、上記2製品のほか、AVT-C875Game Capture HDなどの例外もあります。

遅延がないのはTV側のゲーム画面


  • パススルー出力機能は、あくまでも遅延のない映像をTVに出力する機能です。 PCのゲーム画面の遅延が0になるわけではありません。 遅延がないのは、「TV」に出力している映像のほうです。「PC」に表示しているゲーム画面は、いままでと変わらずに遅延します。

ゲーム音もTVから出ているものを聞く


  • キャプチャーボードが原因で遅延するのは、ゲーム画面だけではありません。ゲーム音も映像に合わせて遅れます。したがって、パススルー出力機能使用時は、 「TV」に映っているゲーム画面を見て、かつ「TV」から出ているゲーム音を聞きながらゲームをプレイする ことになります *2

TV自体にも遅延はある


  • 少し細かい話になりますが、 TV自体にも遅延は存在します (詳細は4Gamer.net)。ここでいうTVというのは、液晶TVやプラズマTVのことです。TV内部で映像処理による遅延が発生しているので、パススルー出力によってキャプチャーボードから遅延のない映像をTVに出力していても、結果的に遅延があるなかでゲームをプレイすることになります。

  • とはいえ、近年の液晶TVには、公称値で1フレーム(約0.016秒)以下に遅延を抑えているモデルもあります。このようなTVなら、通常は遅延を気にする必要はないでしょう。ゲームプレイに影響はないからです *3 。たとえ遅延が2フレーム以上あるTVでも、ふだん ゲーム機とTVを接続して遊んでいるときに遅延を感じないのであれば、そのTVで問題ありません

  • かりに、 パススルー出力してTVでゲームをプレイしているのに遅延を感じるという場合は、TV自体の遅延を感じている可能性 が考えられます。このようなときは、TVの画質設定に 「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などの項目がないか確認 してください。これらのモードは、TVの遅延を軽減してくれます。



用意するもの


パススルー出力に対応したキャプチャーボード


  • パススルー出力機能に対応したキャプチャーボード が必要です。同機能に対応していない製品ではパススルー出力できません。 ハードウェアエンコード の製品の場合は、パススルー出力機能を搭載した製品を購入しましょう。そうしないと、遅延対策として分配器が別途必要になります。

MonsterX U3.0R GC550 AVT-C875
価格
(リンク先 : Amazon)
MonsterX U3.0R
MonsterX U3.0R
GC550
GC550
AVT-C875
AVT-C875
パススルー出力
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード ハードウェアエンコード
PCとの接続方式 USB 3.0 USB 3.0 USB 2.0
こちら こちら こちら

Game Capture HD60 Pro Game Capture HD60 Game Capture HD
価格
(リンク先 : Amazon)
Game Capture HD60 Pro
Game Capture HD60 Pro
Game Capture HD60
Game Capture HD60
Game Capture HD
Game Capture HD
パススルー出力
エンコードタイプ ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード
PCとの接続方式 PCI Express x1 USB 2.0 USB 2.0
こちら こちら こちら

  • パススルー出力に対応した製品については、下記ページをご覧ください。

        詳細は、キャプチャーボードの仕様一覧を参照

HDMI入力があるTV


  • HDMI端子を搭載したTV も必要です。HDMI端子があればよいので、 PCモニターでもかまいません 。どちらかを別途用意します。


  • 近年のキャプチャーボードのパススルー出力は、HDMI端子を使います。そのため、たとえゲーム機とキャプチャーボードをHDMI端子以外の端子で接続している場合であっても、 キャプチャーボードとTVはHDMI端子で接続 します。

HDMIケーブル


  • キャプチャーボードとTVは、 HDMIケーブル で接続します。同ケーブルは、キャプチャーボードに付属されている場合があるでしょう。



パススルー出力の方法


  • パススルー出力の方法は以下のとおりです。

  1. キャプチャーボードのドライバーや キャプチャーソフト をインストールし、キャプチャーボードを使用できる状態にしておく。
  2. キャプチャーソフトにゲーム画面を表示する *4
  3. キャプチャーボードのHDMI出力TVのHDMI入力 を、HDMIケーブルで接続する。


▲キャプチャーボードの「OUT」と表記されているHDMI端子を使ってTVと接続します。


こんなときは


TVでゲーム機の映像・音声を視聴できない


  • PCではゲーム機の映像・音声を視聴できているのに、パススルー出力先のTVでは映像・音声を視聴できない という場合は、以下のいずれかの対処法を試してください。 1~3のいずれかの方法で直るケースが多い でしょう。

  1. ゲーム機の出力解像度を変更する(TVが1080p非対応の可能性がある)。
  2. TVまたはPCモニターの別のHDMI端子に、キャプチャーボードを接続する。
  3. 別のTVまたはPCモニターを使う(相性が悪い可能性がある)。
  4. デスクトップPCの場合は、PCモニターをきちんと2台用意する(1台のPCモニターだけでやらない)。
  5. TVの入力切替が正しくできているか確認する。
  6. HDMIケーブルが正しく接続されているか確認する
  7. HDMIケーブルをいったん外し、再び接続する。
  8. HDMIケーブルを交換する。
  9. TV側のHDMI入力の音声設定を変更する。
  10. キャプチャーボードのHDMI端子の「IN」と「OUT」をまちがえていないか確認する。
  11. ゲーム機をHDMI接続している場合は、ゲーム機側の設定を変更してDeepColorをOFFにする *5
  12. PC、ゲーム機、TV、キャプチャーソフトの起動順を変更する。
  13. PCを起動していることを確認する。

  • PC側でゲーム機の映像・音声を視聴できない場合 は、以下のページをご覧ください。


ゲーム音が二重になる、響く


  • パススルー出力している場合、PCとTVの両方からゲーム音がします。ゲーム音が二重に聞こえる状態になりますが、PCから出ているゲーム音をミュートにすることで対処できます。キャプチャーソフトにスピーカーアイコンがあれば、これをクリックしてミュートにしてください。または、音量ミキサーのほうでゲーム音をミュートにします *6


Elgato Game Capture HD60 Pro付属のキャプチャーソフトでは、スピーカーアイコンをミュートにすることでPCからゲーム音が出なくなります。この状態で録画した場合であっても、ゲーム音は動画に入ります。ゲーム画面は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より。

  • そのうえで、 パススルー出力時にマイクを使用する場合 は、 TVにヘッドフォンを接続して着用 しましょう。TVのスピーカーから出ているゲーム音がマイクに入らないようにするためです。もしゲーム音がマイクに入ってしまうと、ゲーム音が響いたように聞こえる(音質も少し変わる)可能性があります。


  • パススルー出力しつつライブ配信する場合 は、万全を期そうとすれば少し複雑になります。このあたりは 配信方法によって対処法が異なる からです。以下の手順は、あくまでも一例にすぎません。ほかにも複数の方法があります。

  1. TVにヘッドフォンを接続して着用する。
  2. PCにもヘッドフォンまたはヘッドセットを接続 する( 着用は不要 )。
  3. キャプチャーソフトのスピーカーアイコンがミュートになっている場合はミュートを解除し、PCに接続したヘッドフォンからゲーム音が出ている状態にする(ミュートだと視聴者にゲーム音が聞こえないため)。

        詳細は、 ライブ配信とキャプチャーボード を参照

自分の声を入れて実況プレイ動画を作りたい


  • パススルー出力機能を使う場合でも、 実況プレイ動画の作り方は通常どおり です。録画を開始し、TVに映っているゲーム画面を見ながらマイクに声を入れましょう。

  • よくある質問としては、「キャプチャーボードの遅延が原因でゲーム画面とマイクの音がズレるのではないか」、つまり「ゲーム画面がマイクの音より遅れるのではないか」というのがあります。しかし、その点は心配いりません。たとえば、Game Capture HDシリーズAVT-C875では、ゲーム画面に合わせてマイクの音を意図的に遅延させ、タイミングを合わせています *7

  • もし、ゲーム画面とマイク音が大きくズレた動画になったとしたら、それはパススルー出力機能とは関係がない要因によって発生しています。いわゆる 音ズレ という現象です。

HDMI分配器と併用したい


  • PS3やPS Vita TVをHDMI接続する場合 、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使わずに、 「KanaaN 1入力2出力 対応HDMI 分配器 スプリッター 」(リンク先 : Amazon)などのHDMI分配器を使って映像・音声を分配し、 HDCP対策と遅延対策を同時に行うことも可能 です。PCを起動していない状態でもゲームをプレイできるメリットもあります。




関連ページ


  • このページと関連性の強いページは以下のとおりです。

ページ名 内容
キャプチャーボードのラグを回避する方法 TVゲームキャプチャー時の遅延対策
キャプチャーボード キャプチャーボードの意義、役割
キャプチャーボードの選び方 キャプチャー機器を選択するさいのポイント


トップ > キャプチャーボード1カテゴリ > パススルー出力機能の使い方 / 2016年07月05日 (火) 22時05分13秒


名前:
コメント:




*1 たとえば、ゲームを録画するわけでもない、ライブ配信するわけでもない、でもPS3のゲームを遊びたいという場合は、PCを起動するか、またはPS3をTVに接続しなおす必要があります。

*2 TVのほうのゲーム画面を見つつ、PCから出ているゲーム音を聞いてゲームをプレイするというようなことはしません。ゲーム画面とゲーム音がズレているので(ゲーム音が遅れる)、操作しづらいからです。

*3 比較対象がないかぎり、1フレームの遅延は遅延があることすら人間には知覚できません。たとえば、常時1フレームだけ遅延しているゲーム画面を複数の被験者に見せて、ゲームをプレイさせたとします。だれも遅延に気づきません。1フレーム、約0.016秒(約16ms)というのは、それだけ短い時間なのです。ただ、2フレームの遅延があると、遅延の存在に気づく人が出てきます。古い液晶TVやプラズマTVでは、6フレーム以上の遅延があることも珍しくありません。TVで6フレームの遅延がある場合、多くの人が遅延を体感するはずです。また、10フレーム以上の遅延では、もはや通常どおり操作できません。

*4 いったんゲーム画面を表示させたあとは、キャプチャーソフトは閉じてもかまいません。キャプチャーソフトを起動していなくともパススルー出力は可能です。

*5 PS4の場合は、「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」で「Deep Color出力」を「オフ」にします。またPS3の場合は、「設定」→「ディスプレイ設定」で「Deep Color 出力(HDMI)」を「切」にします。

*6 音量ミキサーを開くには、タスクトレイ(PCの画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックして、「音量ミキサーを開く」を選択します。

*7 MonsterX U3.0Rなど、そのような機能がない製品の場合であっても、気になるほどゲーム画面とマイク音がズレるわけではありません。




| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー