マヤ ブルックス

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マヤ ブルックス



コミックに描かれたマヤ ブルックス

Mass Effect3で初めてゲームに登場する女性キャラクターであるマヤ ブルックス。それもゲーム本編ではなく
DLCのサブストーリーの中で。
DLCシタデルに登場したマヤは、ゲーム本編のリーパーとの紛争には関わらない。
しかし、マヤはシェパード少佐よりも先にサーベラスに出会い、加入し、シェパード少佐の任務に間接的に関わる。

ゲーム本編では一切名前の出ないマヤは、実は本名が不詳。2013年7月24日から発売が始まった
コミック「ファウンデーション」で描かれているマヤには、偽名が3つある。1つは「ラサ」であり、
2つめは「チャニング大佐」。3つめの名前はミランダが明かすが「ホープ リリウム」というそれぞれの名前を、
サーベラスの任務の中で使い分けている。

このマヤ ブルックスという人間の女性は、不遇な生い立ちの中で自らの生きる希望を見出すためにサーベラスにいたのか、
イルーシヴマンに希望が見えなくなると、今度はラザラス プロジェクトの最中で見つけたクローン シェパードに希望を
抱いたのか。銀河系はリーパーとの紛争にある中で、彼女は、あるべき自分の人生を求めようともがいていたのかもしれない。


※コミックの原文は英語で、翻訳した内容をかいつまんで書いていますが、若干意味合いが原文と異なる場合が
あることをご了承ください。



1 強制労働からの脱出

2161年当時、マヤはまだ幼い少女だったが、少年の格好をして強制労働者として働いていた。
当時の彼女の年齢は不明だが、10代前半であることには違いない。

アークトゥルスの軌道小惑星テミスの施設のマイニング鉱山は、連合のアークトゥルス ステーションに鉱物資源を供給する。
マヤはここでただ一人、いつか惑星を出られるという希望もなく、彼女は苦渋の労働を強いられていた。

ところが、ある日突然、マヤに脱出の機会が訪れる。

シャドウブローカーのエージェントであるブルックスという女性がこのマイニング鉱山を訪れた。
彼女は、ロスというサーベラスに資金を供給する資本家を処分しにきたのだが、ロスに会うために診療所に
入ろうとしたところ、この少年の格好をしたマヤに出会う。

ブルックスは、このマヤを少年だと思い込み、マヤと話をして協力させることにした。
「私があなたの母親だということにしてくれない? もし言うことを聞いてくれれば、あなたを
ここから連れ出してもいいわ」

マヤはブルックスの言葉を信じて、この謎の女のブルックスと共に一緒についていった。
ブルックスは、ロスの住居を探すべく、マヤの母親だということで護衛や看守をすり抜けて捜索する。

途中でサーベラスの人間らしい男を捕まえたブルックス。話を聞くと、ロスは既にこの居住区画にはいないという。
ブルックスは、乗ってきた船の端末を操作する時、「ミス ブルックス」という名前を入れた。
これをマヤが見ていて、「あなたの名前なの? ブルックスって」と質問したが、ブルックスはそれには答えなかった。

マヤは「この船でどこかへ行くの? 鉱山の外に一緒に行ける?」とブルックスに聞く。
ブルックスは「私はロスという男を始末しにきただけなの。でもロスを殺せなかったから、
私はそこに行かなきゃならないの。約束を破ってごめんなさい」

だが、マヤは、この千載一遇に訪れた脱出のチャンスを逃さなかった。
ブルックスが船に乗り込もうとする時、マヤはそれを妨害して彼女に大怪我をさせた。
そして、少年の格好をやめて少女の姿になるマヤ。

ブルックスはもはや瀕死の状態だったが、マヤは彼女を置いて一人「ミス ブルックス」として船に乗り込み、
惑星テミスを脱出した。
こうして、マヤは名前を「マヤ ブルックス」と名乗ることになったが、マヤの本当の家族がどこにいるのか
は定かではない。


2 サーベラスへの加入

鉱山を脱出して数年が経ち、大人になったマヤは、サーベラスという組織に入ることを決めた。
しかし、ブルックスというあの女性はサーベラスの人間を殺しに来たシャドウブローカーの
エージェントだった。「ブルックス」という名前を使うと逆に殺されるかもしれないので、
ここで偽名を使うことにした。

名前を「ラサ」と名乗り、イルーシヴマンに会うことができた。イルーシヴマンは彼女にいくつか質問し、
ラサはそれに答えた。その返事がよかったのか、イルーシヴマンはラサをエージェントとして採用することに決めた。


3 最初の任務

サーベラスの間ではマヤではなくラサと名乗っていた彼女に、イルーシヴマンから最初の命令が来る。
シタデルの任務で、クローガンのアードノット レックスの確保と、シャドウブローカーのエージェントである
フィストへの対応という任務。

ラサは、アードノット レックスを確保するために、C-Secに偽の救難呼び出しをかけ、
レックスを同行させることに成功した。また、フィストのアパートに侵入して、情報の入った
データディスクを見つけてきたが、フィストを捕まえることは失敗した。

ラサは、レックスとしばらく時を過ごすと、彼のことが気に入ってしまい、サーベラスに連れ帰ることを諦めた。
それでも、イルーシヴマンはラサの報告を聞いて、その仕事ぶりを賞賛した。

ラサはイルーシヴマンに、このクローガンを泳がしたほうがメリットがあると言い、
フィストも同様に、シャドウブローカーの情報源として使えると言って納得させた。


4 アシュリーへのインタビュー

Mass Effect1の開始直後。 エデン・プライムの入植地で、何者かに攻撃されたことを受けて、調査に向かった連合のアンダーソン。
また、サーベラスのカイレンやラサは、イルーシヴマンより情報収集の任務を与えられた。

アンダーソンやシェパード少佐らがまずエデン・プライムを調査し、シタデルに帰還してきた。

サレン アルティリウスがエデン・プライム攻撃したその翌日。
ラサは、シタデルに戻ってきたアシュリーに直接エデン・プライムにて起こった出来事を聞いてみることにした。

だが、サーベラスで使っている名前である「ラサ」だと会えないので、連合兵士の偽名を使うことにした。
心理学者の連合兵士である「チャニング大佐」という名前を使い、また、チャニング大佐に見えるように髪の毛を
茶色に染めて、目がはっきりみえずらくなるようなメガネをかけて、ラサ(チャニング大佐)は
アシュリーにインタビューする。

エデン・プライムで一体何が起こったのかをアシュリーに聞くラサ(チャニング大佐)
しかし、今のラサには、アシュリーの答える内容がいまひとつ理解しづらいものだった。

多数のゲスがどこからか突然現れて、連合兵士を攻撃して、遺体を別な奇妙な生き物に変化させてしまうとか、
プロセアンのビーコンとか、ラサには意味不明な話ばかりだった。

しかし、ラサは、アシュリーから聞いた話をそっくりそのままイルーシヴマンに報告した、
ラサは話が理解できなかったので、もっとよく分かるためには、シェパード少佐やその他について、
より長く調査すべきだと主張したが、イルーシヴマンには帰還しろと命令された。


5 シェパード少佐の調査

エデン・プライムでプロセアンのビーコンにさらされたというシェパード少佐について、
イルーシヴマンは報告を受けていたが、彼はシェパード少佐を取り巻くクルーやノルマンディーSR1
について不満を持っていた。

この時ラサは、イルーシヴマンがシェパード少佐を支援しようと考えたのは、シェパード少佐が人間で、
評議会における人類の地位向上の為なのだと理解していた。しかし彼女は、もしサーベラスがシェパード少佐を
支援するならば、少佐を仲間に引き入れる必要があり、共に仕事をすることが重要だとイルーシヴマンに言う。

シェパード少佐の部下には2人の連合兵士がいた。他は異星人のギャレス、レックス、タリゾラ。

アシュリー ウィリアムズは、イルーシヴマンがかつて連合の傭兵をしていた頃、仕えていた上官である
ウィリアムズ大佐の娘である。

ケイダン アレンコは、エレメントゼロ汚染によってバイオティクスを素養を備え、ガガーリン ステーションで
その訓練を行っていたという貴重な連合兵士。

シェパード少佐はサレン アルティリウスを追って任務を続けていたが、サーベラスはまだテロリスト集団の
ような評価しかない状態だった。

ラサはそのようなサーベラスにいて、そろそろ年齢が20代の終わりを迎えようとしていた。


6 シェパード少佐の死

2183年、Mass Effect1の終盤。シタデルはソヴリンの襲撃を受けたが、シェパード少佐や連合の
第5艦隊らがこれを退けた。

シェパード少佐は、リーパーの襲撃は近いとシタデル評議会に言い残して新たな任務へと向かった。

しかしその後、テルミナス星系で任務中だったノルマンディーSR1が謎の艦によって撃墜され、
シェパード少佐が死亡したと報告を受けたイルーシヴマン。ラサも、シェパード少佐の死には大きな衝撃を受けた。

シェパード少佐の遺体を最初に回収したのはシャドウブローカーだったが、フェロンとリアラの活躍で、
シェパード少佐の遺体がサーベラス側に引き渡された。(コミック「レデンプション」)

だが、発見した当初よりシェパード少佐の遺体の損傷が激しく、蘇らせる為にサーベラスのリソースを
多く投入する大事業となった。

このラザラス プロジェクトを率いたのがミランダ ローソン。


7 ジャックの追跡

サブジェクト ゼロという呼称だったジャックは、元々はジャックが母親の胎内にいる時、
エレメントゼロ汚染によって被曝させられた被爆者だった。

2161年、ジャック(この時はジェニファー)は生まれたが、2165年に両親と共にエデン プライムに移る。
ジャックの母親は、ヘリオスの病院にいて、エレメントゼロ汚染による治療を受けていた。

キャスター博士は、ジャックの母親に会い「娘さんは亡くなりました。検査を受けいなかったせいです。
汚染の治療は政府も続けていますが、彼女のような被爆者を救う為に、娘さんを引き取らせてください」と、そう偽りを言って、
母親からジャックを奪い取った。

キャスター博士は、ジャックをすぐに、プラジアのバイオティクス実験施設に入れた。

プラジアでは、母親は合併症を起こして死んだとジャックは聞かされていた。
その後、少年達が暴動を起こし、実験施設が破壊された隙にジャックはプラジアを脱走した。

プラジアから脱走したジャックは、その後行方をくらましてしまう。

ジャックは、やがて女海賊となり、銀河系を駆け巡ってやりたい放題やり尽くす。

そしてジャックは密かに、子供時代に自分に起きた悲しい出来事を払拭する為に、
サーベラスに復讐することを誓った。
彼女は、サーベラスの労働者施設に向かい、そこで母親がサーベラスに殺されたことを知る。

ジャックは、サーベラスのエージェントに発見された。場所は、ブルーサンズの格納庫。
髪の毛を短くしたラサはカイレンと共に、見つかったジャックの捜索という任務にあたる。

ブルーサンズの格納庫に向かったラサとカイレン。
2人が目にしたのは、非常に強いバイオティクス能力をもった人間の女性の姿だった。

サーベラスのエージェントが来たことを知ると、ジャックは復讐の念に燃えて強くなる。
周囲にいるブルーサンズもろとも抹殺しようとしたジャック。

ジャックの背後にはクローガンの傭兵がいて、ジャックの頭部を背後から強打し、彼女は倒れた。
ジャックは薬を投与されて眠らされ、ブルーサンズの傭兵が連れて行った。

ブルーサンズの刑務所に連れていかれたジャックは、シェパード少佐が助けにくるまでの間、ここに収監された。
ジャックはサーベラスを深く憎んでいたので、ラサもカイレンもジャックをサーベラスに連れ帰ることはできなかった。


8 テラ ヴァシールに会う

ラザラス プロジェクトを推進していたミランダとジェイコブ。
ミランダは、シェパード少佐を蘇らせることに必死で、他の任務については他のエージェントに任せていた。

だが、水面下では、シェパード少佐の体は損傷が激しかったので、体の部分的な代用の必要性を感じていた。
その事を医師達はイルーシヴマンに報告すると、別な部門にクローン開発の指示が下る。

ラサは、このラザラス プロジェクト内で1つ任務を受けることになった。
ミランダから直接任務の内容を聞くラサ。

シェパード少佐を蘇らせることに直接は関係しないが、シタデルにあるスペクター端末から、
スペクターに関する機密情報を引き出すという任務だった。

シャドウブローカーに協力していた裏のスペクター、テラ ヴァシール。彼女にラサは会うことにした。
それも、ラサは金髪のかつらをかぶって、肌を白く化粧して変装し、サーベラス亡命を装い、シタデルに向かう。

シタデルでテラ ヴァシールに会うラサ。

ラサは、ミランダからもらったサーベラスの情報の入ったデータディスクをテラ ヴァシールに渡し、
身の安全を確保するよう要求する。

テラ ヴァシールは、ラサと共にスペクターの施設に一緒に行くと、ヴァシールは「すぐ戻ってくるからここにいて」
と言ってスペクターの部屋を出て行く。

ラサは、スペクター端末を操作しようとすると、そこにヴァシールと兵士が入ってきた。
ヴァシールは、ラサに尋問する。「あなたはサーベラスのエージェントなのは分かってる。素直に白状しなさい」

そしてヴァシールは、ラサの普通のありふれた言い訳を聞きながら、ラサに注射をすると肌は元の色に戻り、
彼女のかぶりものを取って変装を見破ってしまう。

ヴァシールは、ウィルスが仕込んであるデータディスクをラサに渡して「これをサーベラスに持ち帰って、
イルーシヴマンに渡して」と言った。

そして「もし指示に従わなければ刑務所よ」と脅かして。

ヴァシールはラサを解放し、データディスクがイルーシヴマンに渡るのを彼女は心待ちにした。

ラサは、サラリアンのバーテンダーのいるバーにいた。
椅子に座るとすぐにそのサラリアンが「匿名の方からのおごりです」と1杯のドリンクを渡された。

喉が渇いていたラサは何も考えずに口にする。
そこにすぐミランダからの通信があり、応答するラサ。

ラサは「任務は達成した」と言っただけで、さっき飲んだ飲み物のせいで、彼女は体がフラフラし始める。
通信が突然途絶え、歩こうとすると他の客にぶつかってつまずき、ガラスにぶつかって倒れるラサ。

ラサは気がつくと、C-Secに尋問されていた。ラサは誰かに薬を漏られたのだと言ったが信じてもらえない。
やがてC-Secの代わりにセインが来て、ラサの相手をする。

ラサの飲み物に薬を入れたのはセインで、彼女の話を聞くためだった。
セインは、ラサの背後に誰がいるのかを聞こうとしたが、言い訳ばかりで真実を言わない。
そこでナイフをちらつかせた。

ラサはセインに「これまで自分の人生を歩んで来られなかった、こんな状況で死にたくはない」とセインに訴える。
セインは彼女の言葉を聞いて信じることにし、彼は彼女の為に祈り始める。

数日後、ラサは医師の治療を受けていた。
ラサが持ち帰ったスペクターに関する秘密情報の入ったデータディスクは汚染されていると、
彼女はミランダに警告しようとしたが…時既に遅し。


9 特攻任務のファイル作成

ラサは1週間程度で回復し、任務に戻れることになったが、すぐにイルーシヴマンより重要な命令を受けた。

「特攻任務のファイルリスト作成」という、ラサにとっても重責な任務だったが、イルーシヴマンは彼女が
適任だと考えていた。
また、カイレンの進言によって。

タリゾラ、ギャレスは以前よりラサもよく知っているので、ファイルに優先的に書かれた。
ラサの好きなレックスは呼べなかったので、代わりにオキアーに関する情報が入った。

ジャックは以前に会ったが、相当に強いバイオティクスを持つ彼女は、シェパード少佐には強い味方だろうと考えた。
ただ、ジャックがサーベラスのシェパード少佐に馴染むだろうかと不安になる。

仕事で忙しいはずのミランダがラサの元に来て「モーディンのファイルはまだなの?」と催促する。
ラサ「はい、今すぐお持ちします」と、パッドをミランダに渡す。

セインというドレル人は、ラサが咄嗟に口走った本音を聞いて祈ってくれた。
ラサは、セインについて特攻任務のファイルに書き加えた。

ほか、カスミ ゴトウ、ザイード マッサーニ、サマラのリストもファイルに収める。

これまで多くの異星人に会ってきて、異星人も悪くないと感じていたラサ。
そんな彼女に、人生の岐路が迫りつつあった。


10 離脱

ラサは、自分が勝手に理由もなく医師観察に置かれていることを知って、ミランダと口論になる。
また、ミランダからラザラス プロジェクトに関する情報や、自分に関する情報にアクセスされていたことを
聞かされると狼狽するラサ。

これまでのイルーシヴマンのすることに疑問を抱いていたラサは、シェパードの入ったタンクを見て、
ある決心を固める。

サーベラスのラサでいることに区切りがついたと思ったマヤは、サーベラスから逃げることにした。
自分に関する情報を削除した後、マヤ ブルックスとして、イルーシヴマンも届かない場所に逃亡する。

マヤは、ここにきて初めてマヤ ブルックスとして振るまう。
彼女は「自分の人生」を歩もうとそう決意した。


11 DLCシタデル

サーベラスの遺産であるクローン シェパードにつくことに決めたマヤ。
今度は連合の情報局員になりすまして、休暇中のシェパード少佐に近づいて、
彼女の持っているスペクターコード引き出そうとする。

だが、マヤが思う以上に難航し、ノルマンディーSR2を乗っ取ってもシェパード少佐と戦うことになってしまう。
クローン シェパードは死に、手錠をはめられたマヤ。

最終的に、マヤの処遇を決めるのはシェパード少佐(プレイヤー)なので、監房へ送るか、
この場で撃つか、そのどちらかである。


コミック「ファウンデーション1~13」は、マヤ ブルックスと、特攻任務のクルーの物語です。
2014年7月23日に最終回の13が発売され、最終回を迎えました。


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