【第一回ロケテ】
筆者は8月9日の夜、参加してきました。以下、ゲームニュースサイトの画像を交えながら紹介。
概要
- シリーズの生みの親、石渡太輔氏が青リロ以来、久々に格闘ゲームのディレクターを務めている。
- ストーリー的にはGG2のさらに後となっており、GG2とは違ってGGXのキャラクターもはっきりと登場している。
- 今回のロケテストでの使用可能キャラクターは7名(ソル、カイ、メイ、ミリア、チップ、ポチョムキン、ヴェノム)。
- 公式サイトにある通り、ALL.Net P-ras対応作。 ブレイブルーのNESiCAではない。
- キャラクターは、2Dにしか見えないくらい精巧に作られたアニメチック3Dモデル。
- 3Dモデルなのだが、左向きと右向きとで、モデルを反転させるのではなく専用のポージングが用意されている。
そのため、2D時代のように「武器を持つ手が逆になる」。徹底した疑似2D格闘ゲーム化が行われているのだ。
- 覚醒必殺技発動時、モデルの表情がアップになるが、カットインアニメと見間違えるほど。
ただアップになるだけでなく、アングルも変わる。例えばメイのグレート山田アタックは、奥から
突っ込んでくる山田さんを真正面から見るアングルに一時的になる(技にもよるが1〜3秒ほど)。
http://dengekionline.com/elem/000/000/690/690808/ (電撃オンライン)
覚醒必殺技によっては、発動時だけでなく、使用中にもカットインが入る。
チップの斬星狼牙は、トドメの一撃の際に俯瞰視点でチップの表情がアップになる。
ポチョムキンのヘブンリーポチョムキンバスターは落下中に、捕まれて怯える相手キャラの顔がアップになる等。
混雑状況
- オープニングイベントには100名を超えるファンが集まった模様。
対戦台が13セット(26台)に1人専用が4台も設けられていた為、
人の流れは比較的スムーズ。対戦台は約20分待ち、1人専用台は約30分待ち。
上記はいずれも初日の話で、3日目にもなると対戦台は待ち時間なしで遊べるようになっていた。
やはり13セットの恩恵は大きかった。
- **プレイ周り基本
- 通常技と必殺技、そのほとんどが青リロベース。スラッシュ以降に追加された技は無くなっている。
もちろん、全く新しい通常技と必殺技も追加されている。
- ヒットストップや必殺技のキャンセルによるモーションの切り替わりは、青リロとまるで遜色無い。
テンションゲージの溜まりやすさも同等。ただ、FD使用時のゲージの減りは妙に早かったような?
- ネガティブペナルティも存在。相手と距離をとっているだけで発生した・・・
- CPUがガトリングを適当に出すだけでコンボらしいコンボをしてこない。ただし攻撃力はやけに高い。
こちらが距離をとるとひたすらスライドヘッドばかりやり続けるポチョムキンなどと戦う限り、
まだまだAIは未調整という印象。
- ロマンキャンセルや相殺周りの仕様が変更されている。詳しくは後述。
サウンド
- コイン投入音が新規、他はすべて過去SE。仮対応とのこと。BGMも同様。
- ナレーションは、キャラセレクト時や試合開始時のものは新規で明らかにこれまでの誰とも異なるボイス。
なおロマンキャンセルは、アクセントコアのボイスのままだった。
他のキャラはアクセントコアのボイスの流用で、音質まで露骨に差がある。
(メイ、ミリア、チップ、ポチョムキン、ヴェノムのボイスは何だかくぐもっている)次回ロケテストに期待。
ソルのボイスは石渡太輔氏ではなく、中田譲治氏だった。
- **ゲームの流れ
- タイトルロゴが大きく表示された、仮設感のあるタイトル画面
↓
- キャラセレクト画面でキャラを選ぶと、画面にゲーム中のキャラクターモデルが表示される。
- レバー上下 =カラー項目・ボタン項目の切り替え
- レバー左右 =タイプ切り替え
すべて決定し終えると、キャラクターがポーズをとる。ソルなら挑発ポーズ。カイなら敬意ポーズ。
今回、キャラカラーは2色しか選択出来なかった。
ただし、同色選択時のみあらわれるEXカラーもある模様。
ボタン操作は全5タイプ。従来のPKSHSD以外にも、DPKSHSなど、
アーク製の他の格闘ゲームを模したボタン配置が用意されている。
↓
- キャラの立絵をスライド表示。1P→2Pの順番で表示されたあと、両者表示+鎖のグラフィック。
↓
↓
- 戦闘開始ナレーション「HEAVEN OR HELL」→「DUEL1」→「Let's Rock」
↓
開始デモ
1キャラあたり15秒近くもあり、ボタンでスキップせずに1P2P双方を見るとそれだけで30秒近くもかかってしまうw
今回は、キャラごとデモは1種類で、1Pか2Pかでモデルの向きはちゃんと反転する。
ソルVSカイなど、特別な組み合わせでも演出は変化しなかった。(※PVにはあったのにねえ!!!)
ただし、ボイスは複数ある模様。下記のデモは実際のバトルステージ上で行われ、臨場感がすごい。
デモボイスのみ、画面下に字幕が表示される。
なおCPU戦では、2戦目以降、自キャラの開始デモは表示されない。
■ポチョムキン
1:空中の飛行船から四角いコンテナが射出される →2:コンテナが空中で開き、中から膝を抱えたポチョムキン出現 →
3:空中で両手を広げ落下するポチョムキンを地上からのアングルで →
4:着地したポチョムキンの表情アップ アクセントコアの開幕ボイス
バトルステージ
勝利時などカメラが回転する演出があるため、通常のアングルでは映らない箇所まで作り込まれている。
ギルティギアのロケテスト恒例の「ロケテカンペ」は、メイステージだけでなく、今回の全ステージにおいて実装されている。
ステージの端に張り紙がしてあったり、人物が堂々と掲げていたりするw
- ソル&チップ…屋外、補修された自由の女神像前。他にも巨像が周りを囲んでいる。右隅には駅らしき建物がある。
- カイ…イリュリア城内の庭園と思しき場所。とにかく美しい。
- メイ…初代GGのメイステージをリメイクしたような印象の場所で、大型飛行挺の上。
- ポチョムキン…ツェップのカタパルトと思しき場所で、これまた初代GGのポチョムキンステージのリメイク風。
- ミリア&ヴェノム…一見するとGGイスカの劇場ステージのような場所なのだが、中央に可動する骸骨ヤギのオブジェがある。
さらに中央の魔法陣(池?)から、ナンバーの書かれた箱を被せられ、椅子に拘束された人々が召喚されてくる。
彼らは身動きすらせず、空中を浮遊する椅子に乗って階段上の小部屋へと入っていき…小部屋の窓が紫色に発光。
そして二度と帰ってこない。しかし、次から次へと人は召喚され続けてくるという、さながら悪夢のようなステージ。
戦っている場合ではないような気がするが、ここはアサシン組織の実験所、もしくは処刑場なのだろうか?
なお大量にある客席はすべて空席で、これも不気味。今後人が配置されるのかどうか、それともそういう趣向なのか気になる。
http://www.gamer.ne.jp/news/201308100004/image/50/
アイコン
戦闘中に表示されるアイコンの類が増えている。
- 位置表示アイコン:一方のプレイヤーが大ジャンプし、地上に残された相手プレイヤーが見えなくなってしまっても
その相手位置を顔アイコンで知らせてくれる。ブレイブルーにも一作目から存在する要素。
- ガード中に下段もしくは中段で崩された場合、道路標識の危険のようなアイコンが表示される。
形は三角形で、下段か中段かで三角形の向きが異なる。これもブレイブルーに殆ど同じ要素がある。
スラッシュ時の演出
なお、タイムアップ勝利の場合は、上記のカメラ演出は起こらない。
過去作では負けた側のキャラクターが気絶ポーズをとっていたが、
今回はタイムアップで負けた場合に専用の敗北ポーズがある。
ソルなら、後ろを向き、片足で思いっきり地面を踏みならす。不良高校生か…
ミリアなら、不愉快そうな表情で帽子を脱ぎ、帽子を髪の毛で振り子のようにぶらぶらさせる。これは可愛い。
とてもアラサーには見えないw
勝利演出
システム
- アクセントコアで追加されたシステムは大半が無くなっている。フォーブレイク・投げ抜け・スラッシュバックは無い。
- コンボが途切れた際の黒BEAT表示は健在。
- ダストアタック使用時、全キャラ共通でキャラクターの武器(攻撃箇所)に炎のようなエフェクトが灯る。
ダストアタックのモーションは全キャラ一新されている。
- ダストアタックは、ヒット時にまず相手が空中に吹き飛ばされるカットインが入る。
このときに↑を入力すると、ホーミングジャンプに移行するがこのときもカットインが入る。
カットイン終了後は空中で相手と密着した状態になっている為、すぐに追撃する必要あり。
→を入力すると、横方向へ地上ダッシュを行う。地上ダッシュにはカットインが無い。
- ホーミングジャンプでの追撃がセオリーだが、今回はダストアタックを画面端で決めると
「壁張り付き」となるため、地上ダッシュのほうが多彩な追撃を行える。
というか、ダストアタックを画面中央で決めた場合、受身不能時間が短すぎ地上ダッシュからでは何も追撃が入らない。
- スライドダウンは、地面をごろごろと転がっていくモーションに変更されている。
なお地上で受身をとって起き上がることが可能。
- 他、新たなダウンとして、地上でふらついたあとその場でダウンするというものがある。
カイの立HSカウンターヒットで確認。ほうっておくとダウンを奪えるが、その前に追撃すると地上コンボに移行できる。
- 死体蹴りは今回も可能。カメラ演出後、ほんの数Fしか猶予が無いためタイミングはシビアになっている。
勝ち挑発も可能だが、相手のテンションゲージは増えなかった。未実装か、廃止されたのか。
また、何故かCPUが執拗に死体蹴りを決めてくるw
本作には3種類のロマンキャンセル(以下RC)がある。
1:攻撃のヒット時に行うと発生。エフェクトの色は【赤】。
エフェクトからも分かる通り、従来のRCに最も近い発動条件。
2:特定の技の、特定の動作中に使うと発生。エフェクトの色は【紫】。
この内容だけだとFRCに似ているが、猶予フレームが圧倒的に長い。
筆者はソルの新技「壊れろ」(空中からの対地キック)で確認。着地近く~着地後がタイミングとなっており、
60フレームほどの猶予があるので、タイミングさえ掴めればまず失敗しない。
なお、該当タイミングであっても、攻撃がヒットしていると1の赤RCになる。
3:ニュートラル、基本的な移動動作中や、技動作中、飛び道具に対して使うと発生。エフェクトの色は【黄】。
立ち・しゃがみ・ジャンプ・ハイジャンプ・ダッシュ・バックステップ…とこれ以上は記載しないが、
本作はこの黄RCのおかげで、ほぼいつでもRCできることになった。
さすがにガード中・ダメージ中・サイクバーストには使用できないが、
投げスカりポーズにまで使用できたりする。
なお飛び道具のヒット時でも、この黄RC。
いわば、過去作FRCをプレイヤー任意のタイミングで使用できるようになったようなものだ。
1~3共通の要素
飛び道具のスピード、技の動作、被ダメージののけぞり、これらが遅くなる。
相手の飛び道具を遅くすることで避けたり、隙をついて攻撃したり。
自分の飛び道具を遅くし、飛び道具より先に自分が攻め込む。
のけぞり時間が遅く(長く)なるのでPからHSに直接つないだりと、過去作では不可能だったことも実現できる。
なお、時間が遅くなっているとき、相手側がRCすると、自分側が遅くされてしまう。
- ゲージ消費は50%。発動時にサイクバーストのような専用のモーションと、画面暗転演出が入った。
専用モーションをとった2F後くらいに画面が暗転し、その前に攻撃を受けると時間操作は不発に終わってしまう。
画面暗転の際は、覚醒必殺技の発動のように1P2Pお互いが動けない。10F間くらいは行動不能になるので、
過去作のようにRCから最速で攻撃を仕掛けようとしても相手にはバレバレだ。
1~3、どのRCかによって時間を遅くできる有効Fが異なる。
【黄】は60F程度で、【紫】は90F程度、【赤】が120F程度。
ゲーム内時間で1秒程度しかないため、実際には少しダッシュしただけで効果が終了してしまい、
この時間操作を有効に使うのはかなり難しいという印象だった。
とはいえ少なくとも、至近距離の読みあいでは、先にRCしたほうが間違いなく優位に立てそうだ。
一部の必殺技は黄RCが出来なくなっている。
ソルの場合は、「ヴォルカニックヴァイパー」と「グランドヴァイパー」が黄RC不可能技となっている。
黄RCしようとして3ボタンを押しても、キャラクターの身体の上に×マークが表示され何も起きない。
(※ゲージも消費しない)
従来のFRCのように、どの技が黄RC不可能なのかは、自力で調べる必要がありそうだ。
なお、黄RCができないというだけで、
ヒット時の赤RCは「ヴォルカニックヴァイパー」と「グランドヴァイパー」でも行える。
(執筆中)
(執筆中)
ソルについて
- 他のキャラもそうなのだが、通常技の90%が青リロと一緒。3Dモデルなのにまるで違和感が無いのは、
3Dモデルに動きのところどころを端折ることであえてカクカクさせた2Dキャラのような動きを実現している。
その技術は凄まじいが、目新しい技が少ないのも残念ではあるw
- ライオットスタンプが2ヒット技になった。従来の蹴りがヒットしたあと、GGXのリヴォルヴァー派生攻撃のようなものが出る。
さらにこのあと、着地までにジャンプ攻撃を出すことができる。
- ドラゴンインストールを行ったとき、GG2のインストール時のような姿になる。
ソルのカラーにより、体色が赤・青・黄に変化していた。エフェクトも同様。
アクセントコア以降と異なり、ダウンさせられても効果は終了しない、完全な時限式。
- インストール時専用の勝利ポースもあり。聖騎士団ソルのチャージのようなモーションで雄叫び、画面を埋め尽くす炎
- ドラゴンインストール時、ガンフレイム、リヴォルヴァー、ヴォルカニックヴァイパーが強化されるのは従来通り。
今回はタイランレイブまでパワーアップし、2段目のストレートで飛んでいくのが炎版ガンマレイといった感じのものになり、
画面端まで届く飛び道具になっていた。10ヒット以上もし、筆者が体力満タンのCPUメイに決めたところ8割強ものダメージが…
余談ですが、スラッシュの聖ソルLv3タイランレイブもロケテではそれくらい減ってました。
(執筆中)
最終更新:2013年10月24日 18:33