支援会話集 ルフレ(男、俺)×ブレディ
通常
支援C
【ルフレ】
ブレディ、ここにいたのか?
ブレディ、ここにいたのか?
【ブレディ】
ルフレ、あんたか…なんか用か?
ルフレ、あんたか…なんか用か?
【ルフレ】
ブレディとは
あまり話したことがなかったから、
ちょっと声をかけてみたんだ。
ブレディとは
あまり話したことがなかったから、
ちょっと声をかけてみたんだ。
【ブレディ】
…俺と話しても面白いことなんかねぇよ。
…俺と話しても面白いことなんかねぇよ。
【ルフレ】
そ、そんなことはないだろ。
そ、そんなことはないだろ。
【ブレディ】
第一俺なんかが、あんたみたいな優等生と
肩を並べて話すなんて、ありえねぇしな。
あんまり俺に構うんじゃねぇよ。
第一俺なんかが、あんたみたいな優等生と
肩を並べて話すなんて、ありえねぇしな。
あんまり俺に構うんじゃねぇよ。
【ルフレ】
そうか…。じゃあ、どんな人とだったら
肩を並べて会話できるんだ?
そうか…。じゃあ、どんな人とだったら
肩を並べて会話できるんだ?
【ブレディ】
え? えぇと…それはだな。
…うーむぅ、そういえば俺、
いったい誰とつるんでるんだ?
…も、もしかして俺、ダチがいねぇのか?
え? えぇと…それはだな。
…うーむぅ、そういえば俺、
いったい誰とつるんでるんだ?
…も、もしかして俺、ダチがいねぇのか?
【ルフレ】
ブ、ブレディ…なんか
余計なことを聞いちゃったか?
ブ、ブレディ…なんか
余計なことを聞いちゃったか?
【ブレディ】
そんな言い方は止めてくれ!
ますますみじめになるだろうがよっ!
俺はその…特にまだ
つるんでる奴はいねぇけどよ。
まぁそのうち上下関係のわかる奴らを
見つけて、声をかけようとは思ってんだよ。
そんな言い方は止めてくれ!
ますますみじめになるだろうがよっ!
俺はその…特にまだ
つるんでる奴はいねぇけどよ。
まぁそのうち上下関係のわかる奴らを
見つけて、声をかけようとは思ってんだよ。
【ルフレ】
えっ…上下関係?
えっ…上下関係?
【ブレディ】
あぁ…やっぱ俺が望んでる集団ってのは、
上のもんがちゃんと下の奴らを締めてくれる、
しめしのある集まりだからよ。
あぁ…やっぱ俺が望んでる集団ってのは、
上のもんがちゃんと下の奴らを締めてくれる、
しめしのある集まりだからよ。
【ルフレ】
ブレディはその組織の中で
上の人になりたいのか?
ブレディはその組織の中で
上の人になりたいのか?
【ブレディ】
…い、いずれはな。
だが俺もまだまだヒヨッ子だぜ?
今はそう…兄貴分が必要だ。俺はまず
その舎弟から始めるべきだって思ってる。
漢気があって、部下を厳しく躾ける…
だが情には熱い。そんな奴が望ましいぜ。
…い、いずれはな。
だが俺もまだまだヒヨッ子だぜ?
今はそう…兄貴分が必要だ。俺はまず
その舎弟から始めるべきだって思ってる。
漢気があって、部下を厳しく躾ける…
だが情には熱い。そんな奴が望ましいぜ。
【ルフレ】
そ、そうか…何というか、
義を重んじている感じだな。
そ、そうか…何というか、
義を重んじている感じだな。
【ブレディ】
お、いいこと言うじゃねぇかっ!
まさにそういう感じだぜ!
厳しい上下関係の中で、
熱い男同士の絆を築いていく…!
下のもんは上のもんを守るためだったら
命だって厭わねぇっ! そんな関係だよ!
お、いいこと言うじゃねぇかっ!
まさにそういう感じだぜ!
厳しい上下関係の中で、
熱い男同士の絆を築いていく…!
下のもんは上のもんを守るためだったら
命だって厭わねぇっ! そんな関係だよ!
【ルフレ】
ふ、ふーん…
じゃあそういう人を見つけないとな。
ふ、ふーん…
じゃあそういう人を見つけないとな。
【ブレディ】
ああ。この軍の中に、そういった
心酔できる奴を見つけたい所だな!
ああ。この軍の中に、そういった
心酔できる奴を見つけたい所だな!
【ルフレ】
俺も可能な限り、そんな人物が
いないか探してみようか?
俺も可能な限り、そんな人物が
いないか探してみようか?
【ブレディ】
止めとけ、止めとけ! こういうのは
探そうと思っても見つかるもんじゃねぇ!
それは絆によってお互いに
導かれ合うもんなのさっ!
止めとけ、止めとけ! こういうのは
探そうと思っても見つかるもんじゃねぇ!
それは絆によってお互いに
導かれ合うもんなのさっ!
【ルフレ】
そ、そうか…
そ、そうか…
支援B
【ブレディ】
………
あいつは…軍師として
皆からの信頼も厚く、慕われている…
指示も的確…気配りも大したもんだ…
俺だっていつもそれに導かれて
戦えているのは事実だしな…
…いや、それだけじゃない。あいつ自体が
とても強く、戦闘でも皆を助けている…
………
あいつは…軍師として
皆からの信頼も厚く、慕われている…
指示も的確…気配りも大したもんだ…
俺だっていつもそれに導かれて
戦えているのは事実だしな…
…いや、それだけじゃない。あいつ自体が
とても強く、戦闘でも皆を助けている…
【ルフレ】
ん? あそこにいるのは…?
ん? あそこにいるのは…?
【ブレディ】
俺が心から心酔できる奴ってもしかして…
俺が心から心酔できる奴ってもしかして…
【ルフレ】
ん? どうかしたか、ブレディ?
残っているようだけど、
なにか質問でもあるのか?
ん? どうかしたか、ブレディ?
残っているようだけど、
なにか質問でもあるのか?
【ブレディ】
おわっ! ルフレ!
…い、いや! なんでもない!
おわっ! ルフレ!
…い、いや! なんでもない!
【ルフレ】
そうなのか? 何か気になることがあるなら、
何でも言ってくれよ?
そうなのか? 何か気になることがあるなら、
何でも言ってくれよ?
【ブレディ】
…ルフレ。お前は軍師として
作戦を練る時、一番に何を考えているんだ?
…ルフレ。お前は軍師として
作戦を練る時、一番に何を考えているんだ?
【ルフレ】
ん…ずいぶんと唐突な質問だな?
何かあったのか?
ん…ずいぶんと唐突な質問だな?
何かあったのか?
【ブレディ】
い、いいから、その…答えろよっ!
い、いいから、その…答えろよっ!
【ルフレ】
そうだな…。道筋、だな。
そうだな…。道筋、だな。
【ブレディ】
みちすじ…? なんだそれ?
お前なら絆とか仲間を信じる心とか、
言うと思ったぞ?
もしくは効率性とか、技で力を制すとか、
そういうものを想像してたんだが…
みちすじ…? なんだそれ?
お前なら絆とか仲間を信じる心とか、
言うと思ったぞ?
もしくは効率性とか、技で力を制すとか、
そういうものを想像してたんだが…
【ルフレ】
もちろんそういった要素も重要だと思うが、
俺が考えているのは、いつも
成功への道筋を頭の中で描くことだ。
それをみんなに伝えて、
その道筋があることをわかってもらう。
基本はそれだけだ。
もちろんそういった要素も重要だと思うが、
俺が考えているのは、いつも
成功への道筋を頭の中で描くことだ。
それをみんなに伝えて、
その道筋があることをわかってもらう。
基本はそれだけだ。
【ブレディ】
道筋…ねぇ。
道筋…ねぇ。
【ルフレ】
ああ、作戦の成功が到着点。
そしてそこに至るまでの道程を
共有することだ。
ああ、作戦の成功が到着点。
そしてそこに至るまでの道程を
共有することだ。
【ブレディ】
みち…すじ…
筋が通ってるってことか…
みち…すじ…
筋が通ってるってことか…
【ルフレ】
…ブレディ、答えにはなっていたか?
…ブレディ、答えにはなっていたか?
【ブレディ】
あ、ああ…なるほどな。
だが少し…独りで考えさせてくれ。
あ、ああ…なるほどな。
だが少し…独りで考えさせてくれ。
【ルフレ】
ブレディ…? どうしたんだ?
ブレディ…? どうしたんだ?
支援A
【ブレディ】
ルフレ!!!
あんたの事を兄貴と呼ばせてくれっ!!
ルフレ!!!
あんたの事を兄貴と呼ばせてくれっ!!
【ルフレ】
うわっ! ブレディ、いきなりなんだ?
うわっ! ブレディ、いきなりなんだ?
【ブレディ】
俺をあんたの舎弟にして欲しいんだ!!
俺…この軍の中で、
命を預けられる奴を探してただろ?
俺をあんたの舎弟にして欲しいんだ!!
俺…この軍の中で、
命を預けられる奴を探してただろ?
【ルフレ】
あ、あぁ…。そういえば言っていたな。
あ、あぁ…。そういえば言っていたな。
【ブレディ】
あんたがそいつに相応しいって思ったんだ!
あんたは正直…俺が考えてたような、
漢気やら部下に厳しいってタイプとは
ちょっと違うんだが。
ただ…前に聞いた道筋、
つまり筋が通ってるって言ったことには
俺も共感できたんだよ。
あんたがそいつに相応しいって思ったんだ!
あんたは正直…俺が考えてたような、
漢気やら部下に厳しいってタイプとは
ちょっと違うんだが。
ただ…前に聞いた道筋、
つまり筋が通ってるって言ったことには
俺も共感できたんだよ。
【ルフレ】
えっと…俺はそんなに大層な人間では
ないと思うんだが…
えっと…俺はそんなに大層な人間では
ないと思うんだが…
【ブレディ】
…待ってくれ! 兄貴ってのはな?
もっと威張り散らしてくれてもいいんだぜ!
舎弟の前で自分を過小評価するなんて、
兄貴らしくねぇんだよ!
もっとふんぞり返って、
俺になんでも命令をしてくれよっ!!
…待ってくれ! 兄貴ってのはな?
もっと威張り散らしてくれてもいいんだぜ!
舎弟の前で自分を過小評価するなんて、
兄貴らしくねぇんだよ!
もっとふんぞり返って、
俺になんでも命令をしてくれよっ!!
【ルフレ】
あ、兄貴の舎弟? …俺は別にそんな。
あ、兄貴の舎弟? …俺は別にそんな。
【ブレディ】
パシリでも何でもするぜっ!!
兄貴に口を出す奴はたとえどんな奴だろうと、
男だろうと女だろうと、ぶっ飛ばす覚悟だ!
パシリでも何でもするぜっ!!
兄貴に口を出す奴はたとえどんな奴だろうと、
男だろうと女だろうと、ぶっ飛ばす覚悟だ!
【ルフレ】
そ、それはそれでマズイぞ!
そ、それはそれでマズイぞ!
【ブレディ】
兄貴が歩く時は必ず前入りして道を空けるし、
メシを喰う時は人払いだってしてやるぜ!
兄貴が歩く時は必ず前入りして道を空けるし、
メシを喰う時は人払いだってしてやるぜ!
【ルフレ】
ああ…なんだ、その世界…
ああ…なんだ、その世界…
【ブレディ】
俺の当面の願いは、兄貴を庇って血反吐を
吐きながら兄貴の胸で息絶えることだぜ!
俺の当面の願いは、兄貴を庇って血反吐を
吐きながら兄貴の胸で息絶えることだぜ!
【ルフレ】
それ普通に死んでるだろっ!!
それ普通に死んでるだろっ!!
【ブレディ】
…なんだよ? 兄貴は不満なのか?
…なんだよ? 兄貴は不満なのか?
【ルフレ】
ブレディ…
ブレディ…
【ブレディ】
オスッ!! 兄貴、なんだ!?
何でも言ってくれ!!
オスッ!! 兄貴、なんだ!?
何でも言ってくれ!!
【ルフレ】
俺にできることなら何でもするが、
俺は舎弟とかそういう関係を
求めているわけじゃない。
俺たちは互いに支え合ってこその仲間だ。
だから舎弟とか上下関係とか、そういうの
じゃなく…俺とも、みんなとも、
対等に付き合ってほしいんだ。
俺にできることなら何でもするが、
俺は舎弟とかそういう関係を
求めているわけじゃない。
俺たちは互いに支え合ってこその仲間だ。
だから舎弟とか上下関係とか、そういうの
じゃなく…俺とも、みんなとも、
対等に付き合ってほしいんだ。
【ブレディ】
対等…
それは、兄貴はダメってことか…?
対等…
それは、兄貴はダメってことか…?
【ルフレ】
ダメというか…
最初から俺たちはそういう関係のつもりだ。
兄貴なのか弟なのかわからないけど、
家族のようにブレディが大事だというのは
…変わらないつもりだ。
ダメというか…
最初から俺たちはそういう関係のつもりだ。
兄貴なのか弟なのかわからないけど、
家族のようにブレディが大事だというのは
…変わらないつもりだ。
【ブレディ】
兄貴…いやルフレ、わかったぜ。
そういう懐の広さもひっくるめて、
あんたは俺が命を預けるに足る人物だ。
兄貴…いやルフレ、わかったぜ。
そういう懐の広さもひっくるめて、
あんたは俺が命を預けるに足る人物だ。
【ルフレ】
え…?
え…?
【ブレディ】
ああ…だが心配すんな。
心の中では兄貴と呼ばせてもらうけどよ、
いつもどおりルフレって呼ぶぜ。
ああ…だが心配すんな。
心の中では兄貴と呼ばせてもらうけどよ、
いつもどおりルフレって呼ぶぜ。
【ルフレ】
ああ、ありがとう。
友達として、そして引き続き仲間として、
仲良くしてくれ。
ああ、ありがとう。
友達として、そして引き続き仲間として、
仲良くしてくれ。
【ブレディ】
…ダチ、または相棒ってとこか?
まぁ…それもいいか。あんたと肩を並べて、
道を進んでいけばいいってことだろ?
…ダチ、または相棒ってとこか?
まぁ…それもいいか。あんたと肩を並べて、
道を進んでいけばいいってことだろ?
【ルフレ】
うん、そういうこと。
うん、そういうこと。
【ブレディ】
よっしゃっ! じゃあこれからも
よろしく頼むぜ、相棒!
よっしゃっ! じゃあこれからも
よろしく頼むぜ、相棒!
親子
支援C
【ブレディ】
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。
【ルフレ】
えっと…
えっと…
【ブレディ】
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。 すまないな、父さん。
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。 すまないな、父さん。
【ルフレ】
あの、ブレディ…
あの、ブレディ…
【ブレディ】
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!
【ルフレ】
す…すまん!
いただきます…!
………あのさ、ブレディ。
す…すまん!
いただきます…!
………あのさ、ブレディ。
【ブレディ】
あぁ?
あぁ?
【ルフレ】
なんで俺たち、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんだ?
なんで俺たち、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんだ?
【ブレディ】
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶飲むの。
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶飲むの。
【ルフレ】
…何だその生意気な日課は。
俺は普段そんなことしてないけど…
…何だその生意気な日課は。
俺は普段そんなことしてないけど…
【ブレディ】
なにぃ!? じゃあさっき母さんが
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!
なにぃ!? じゃあさっき母さんが
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!
【ルフレ】
俺に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるな。
俺に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるな。
【ブレディ】
あの野郎―――!
俺で遊びやがったなーーー!
あの野郎―――!
俺で遊びやがったなーーー!
【ルフレ】
マリアベルのやつ、何を言ったんだ?
マリアベルのやつ、何を言ったんだ?
【ブレディ】
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。
紅茶が冷めにくくなる。
【ルフレ】
な、何だったんだ…!?
な、何だったんだ…!?
支援B
【ブレディ】
この前は悪かったな、父さん。
この前は悪かったな、父さん。
【ルフレ】
この前って…あぁ、紅茶のことか。
あんなの、謝ることじゃないだろ。
ブレディとゆっくり話ができて、
俺は楽しかったんだしさ。
この前って…あぁ、紅茶のことか。
あんなの、謝ることじゃないだろ。
ブレディとゆっくり話ができて、
俺は楽しかったんだしさ。
【ブレディ】
なら良かったが…
結局一人で茶をさせてしまったからな。
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。
なら良かったが…
結局一人で茶をさせてしまったからな。
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。
【ルフレ】
えぇっ!?
えぇっ!?
【ブレディ】
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…
【ルフレ】
な、何なんだよその謝罪方法は!?
な、何なんだよその謝罪方法は!?
【ブレディ】
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば
父さんは手を叩いて大喜びする、と…
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば
父さんは手を叩いて大喜びする、と…
【ルフレ】
それが本当なら
俺はとんでもないアホだな!!
…ブレディ、よく聞け。
目を覚ませ。
俺はそんな謝罪を受けたことは無い。
宙返りを見て大喜びしたことも無い。
またマリアベルに遊ばれたんだよ、お前は。
それが本当なら
俺はとんでもないアホだな!!
…ブレディ、よく聞け。
目を覚ませ。
俺はそんな謝罪を受けたことは無い。
宙返りを見て大喜びしたことも無い。
またマリアベルに遊ばれたんだよ、お前は。
【ブレディ】
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!
【ルフレ】
ブレディ、待った。
ブレディ、待った。
【ブレディ】
…んだよ、父さん。
…んだよ、父さん。
【ルフレ】
せっかく俺のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしよう。
それに…こんなことでもないと、お前は
俺と話しになんか来なかっただろ?
せっかく俺のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしよう。
それに…こんなことでもないと、お前は
俺と話しになんか来なかっただろ?
【ブレディ】
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…
父さんと話すのは、悪くない。
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…
父さんと話すのは、悪くない。
【ルフレ】
…そうか。良かったよ。
…そうか。良かったよ。
支援A
【ブレディ】
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…
【ルフレ】
ふっ…
ふっ…
【ブレディ】
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。
【ルフレ】
…いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってな。
初めてお前を見た時は、正直
『こいつが俺の息子か!?』と思うほど
怖い顔してたもんだから。
…いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってな。
初めてお前を見た時は、正直
『こいつが俺の息子か!?』と思うほど
怖い顔してたもんだから。
【ブレディ】
悪かったな。こんな怖い息子で。
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。
悪かったな。こんな怖い息子で。
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。
【ルフレ】
本物って…この時代のお前のことか?
本物って…この時代のお前のことか?
【ブレディ】
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。
【ルフレ】
………
…ブレディ。
………
…ブレディ。
【ブレディ】
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。
【ルフレ】
お前…! それ本気で言ってるのか!?
せっかく仲良くなったのに、
息子が産まれたからポイだなんて事…
俺は絶対しないからな!
確かにお前は俺の本当の息子じゃない。
でも、他人だなんてことはもっとない!
お前は最高に気のいい友達で、
俺が決めた最初の息子、なんだからな!
お前…! それ本気で言ってるのか!?
せっかく仲良くなったのに、
息子が産まれたからポイだなんて事…
俺は絶対しないからな!
確かにお前は俺の本当の息子じゃない。
でも、他人だなんてことはもっとない!
お前は最高に気のいい友達で、
俺が決めた最初の息子、なんだからな!
【ブレディ】
………父さん。
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。 …いいよな?
………父さん。
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。 …いいよな?
【ルフレ】
…当たり前だ。忘れられるわけ、ないだろ。
覚えてるよ、ずっと。未来で死んでしまった、
お前の本当の親父の分まで…な。
…当たり前だ。忘れられるわけ、ないだろ。
覚えてるよ、ずっと。未来で死んでしまった、
お前の本当の親父の分まで…な。
【ブレディ】
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。
【ルフレ】
はは…それは、
絶対に死ぬわけにいかないな。
はは…それは、
絶対に死ぬわけにいかないな。