トップ > PC本体カテゴリ > ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方 / 2017年08月12日 (土) 16時10分24秒



ゲーム実況で使うPCについて理解しよう!

  • ゲーム実況を始めようとしている人から、よくされる質問があります。それは、「 いま使っているPCスペックでゲーム実況できますか? 」「 お薦めのPCはありますか? 」というものです。はっきりいうと、答えに窮するというのが本音です。ある意味、究極の難問かもしれません。


  • ただ、最低限必要なPCスペックについては、筆者の経験や各種情報から推測することはできます。高スペックなPCのほうがよいのは確かですが、 低スペックだからといってゲーム実況ができないというわけではありません 。場合にもよるのです。もし新しいPCを購入するなら、とくに CPU・GPUというパーツに着目して選びます (後述)。

目次


PCスペックの調べ方


  • ゲーム実況で必要なPCスペックを見ていくまえに、まずは 自分のPCのスペックを正確に把握しましょうCPU、メモリ、GPU の3点を確認します。これ以外は事実上無視してもかまいません。

CPU


  • ゲーム実況では、 CPU がもっとも重要です。ゲームを録画する場合も、リアルタイムでライブ配信(生放送)する場合も、 CPUの性能が高いほうが高画質にでき、かつ軽快に動作 します。また、動画編集では最後に動画を保存するのですが、これも短時間で終わります。以下のようにしてCPUの型番を調べましょう。

  1. スタートボタンを右クリックし、「システム」を選択する(Windows 7/8.1の場合はこちら)。
  2. 「プロセッサ」を見る。


メモリ


  • メモリ は、一般的なPCではそこまで気にする必要がありません。近年のPCであれば、じゅうぶんな容量があります。

  1. スタートボタンを右クリックし、「システム」を選択する(Windows 7/8.1の場合はこちら)。
  2. 「実装メモリ(RAM)」を見る。


GPU


  • GPU は、グラフィック処理を司るチップのことです。おもに PCゲームをプレイする場合に重要 になります。

  1. デバイスマネージャーを開く *1
  2. 「ディスプレイ アダプター」をダブルクリックして展開する。



ゲーム実況で必要なPCスペック


CPUはCore i5以上


  • CPUは、ノートPC・デスクトップPCともに Core i5以上 がよいでしょう。 できればCore i7がベスト です。Core i3でもゲーム実況は可能ですが、性能的な余裕はないかもしれません。CeleronやPentiumではさらに厳しいはずです。


  • 注意したいのですが、 「Core i5」、または「Core i7」の名称がついているCPUでも性能差が存在 します。たとえば、Core i5でも 第1世代と第7世代では性能が大きく異なります *2 。また、ノートPCの場合、同一世代のCPUであっても 型番に「M」「U」「Y」がついているものは、同じブランドのCPUよりも性能が大きく劣る という点は覚えておいてください。

メモリは4GB以上


  • メモリは 4GB以上 必要です。 より確実なのは、8GBまたは16GB です。一般的に、メモリを32GBに増設したとしても体感速度が上がるとは限りません *3

TVゲームをプレイする場合


  • ゲーム実況で TVゲームをプレイする場合 は、一般的にキャプチャーボードというPC周辺機器を使用します。PS4やSwitchなどの近年のゲーム機であれば、HDMIでキャプチャーボードと接続し、ゲーム画面をPCに映すことになります。そこで、キャプチャーボードの商品ページで 推奨動作環境 を調べておきましょう。


▲キャプチャーボードの製品例。左から順に、GC550Elgato Game Capture HD60 SMonsterX U3.0R

  • 具体的には、CPU、メモリ、グラフィックボード(ビデオカード、GPU)の推奨スペックを確認します。CPUの性能が推奨スペックより低い場合は、PCを買い替えましょう。注意したいのは、 録画・ライブ配信自体の負荷も考慮する必要がある という点です。ギリギリの動作環境ではゲーム実況が快適にできません。

PCゲームをプレイする場合


  • PCゲームをプレイする場合 は、そのゲームをリリースしているメーカーの公式サイトで 推奨動作環境 を調べてましょう。CPU、メモリ、グラフィックボードの3点を確認します。やはりギリギリの動作環境は避けてください。


  • PCゲームを録画・ライブ配信したときの負荷がどのくらいか気になる場合は、実際にやってみたほうが早いでしょう。録画であればBandicamロイロ ゲーム レコーダーShadowPlayのいずれかを使います。また、ライブ配信であれば、OBS StudioまたはXSplitを使用してください。


低スペックPCを使用する場合のポイント


  • では、PCスペックが低い状態でゲーム実況を行うと、どうなるのでしょうか。端的にいうと、 ゲームの録画・ライブ配信時にPCの動作が重くなり、画面が滑らかに動きません 。まるで紙芝居のように、不自然にカクカクと動きます。また、音ズレといって、映像と音声がズレる現象が起きることもあるでしょう。音が途切れることもあります。


  • このようなときは、状況に応じて 解像度、画質、フレームレートのいずれかの設定を下げましょうCPU使用率を下げる のです。たとえば、ゲームを1080p/60fpsで録画しているのであれば、設定を変更して720p/30fpsで録画します。またライブ配信の場合は、720p/30fpsで配信します。画質は妥協することになりますが、やむをえません。

  • 極論をいえば、 低スペックなPCで画質を下げるか、高スペックなPCで画質を上げるか 、という選択肢を迫られる場合があります。もちろん、PCスペックと画質のバランスをとることも可能ですが、その場合は自分で設定を煮詰める必要があるでしょう。具体的な設定方法については、当サイトで解説しています。


新しくPCを買う場合のポイント


  • PCを新調する予定の場合、以下の点を覚えておいてください。

Windos PCを買おう


  • Windows PC を買いましょう。Macに憧れる人もいると思いますが、ゲーム実況には不向きです。まず、TVゲームの録画・ライブ配信で使うキャプチャーボードの多くは、Windowsのみの対応です。Mac対応製品は、Game Capture HD60 SAVT-C878など限られます。また、PCゲームの多くもWindowsのみの対応です。さらに、ゲーム実況で使われるアプリの大半は、やはりWindows PCの使用を前提に開発されています。

デスクトップPCを買おう


  • 買うなら デスクトップPC にしましょう。なぜなら、 デスクトップPCのほうがノートPCよりも価格が安く、高性能 だからです。かりに、同じ価格のデスクトップPCとノートPCがある場合、前者のほうが性能が上です。また、両方とも同じ性能なら、価格は前者のほうが安いのです。3~6万円の 安いノートPCの購入は避けましょう 。ゲーム実況用としては性能不足です。


  • 拡張性 についてもデスクトップPCのほうが有利です。たとえば、もっと高画質で快適にPCゲームをプレイしたいという場合、グラフィックボードという周辺機器を増設する必要があります。しかし、ノートPCではそれができません。グラフィックボードは、原則として外付けできないからです。HDDをUSBで外付けするのとは訳が違います。

  • 外にPCを持ち出す必要性からノートPCにしたいという人もいると思いますが、ゲーム実況用とは別に考えたほうがよいでしょう。ゲーム実況ならデスクトップPC、外用ならノートPCというように、2台を違う目的で所有することを推奨します。ノートPCでもゲーム実況は可能ですが、 用途をゲーム実況に限定して考えた場合、あえて積極的にノートPCにする意味はありません

省スペース型PCは買わない


  • では、デスクトップPCならどれでもよいのかというと、そうではありません。可能なかぎり、 スリム型PC(省スペース型PC)の購入は避けましょう 。一般的に性能が低く抑えられており、排熱性や拡張性も低いからです。おすすめは ミドルタワー です。もう少し小さいサイズのほうがよいという場合は、 ミニタワー でもかまいません。


旧PCはサブPCとして使おう


  • PCを新しくしても、 いままで使用していたPCは捨てないようにしましょう 。周辺機器・アプリが正常に動作しないときに、問題の切り分けがしやすくなります。また、もし新しいPCの調子が悪くなった場合でも、もう1台PCがあればゲーム実況を続けられます。古いPCは予備として活用してください。


BTOショップのPCについて


ショップ製PCとメーカー製PC


  • PCは BTOショップ で購入したほうがお得です。BTOショップというのは、簡単にいうとインターネット上でPCを購入できる通販サイトです。大きな特長は、(1) ある程度パーツを自分好みにカスタマイズして注文できる という点と、(2) 家電量販店でメーカー製のPCを買うより安い という点です。具体的なメリットを見ていきましょう。


  • たとえば、ショップが用意しているPCのHDDの容量を増やす、電源ユニットを交換するというようなことが、BTOではWebサイト上で簡単にできます。PCを購入してから自分でパーツを変えるのではなく、PCを注文するさいにパーツも変えてもらうのです。 めんどうなパーツの変更は、ショップがすべてやってくれます。 私たちは、注文してお金を払うだけです。どのパーツにお金をかけて、どのパーツを節約するかという判断も、私たちが自由に決めることができます。

説明
ショップ製PC ・高性能で安い
・カスタマイズして注文できる
・初心者にはサイト内の用語が難しいことがある
メーカー製PC ・安心感がある
・保証やサポートが手厚いことが多い
・高い

  • しかも、ショップ製PCには 最新のCPUやグラフィックボードが搭載 されていることが珍しくありません。にもかかわらず、富士通などの メーカー製PCよりも安く購入できる のです。まちがいなくお得です。筆者も最初こそメーカー製PCを購入しましたが、2台めから現在までずっとBTOです。

ゲーミングPC


  • BTOショップでは、 ゲーミングPC という用語を頻繁に見かけるかもしれません。ゲーミングPCとは、PCゲームをプレイするのに適したハイエンドマシンのことです。一般的なPCよりも高性能なCPUやGPUを搭載しているため、 PCゲームだけでなくTVゲームの録画・ライブ配信にも適しています 。CPUはもちろんのこと、ゲーミングPCの強力なGPUはあらゆる場面で活用できるのです。 排熱性能自体も一般的なPCより高く 、夏でも長時間安定して動作するように設計されています。


▲マウスコンピュータが展開するゲーミングPCのブランド、 G-Tune公式サイト より引用

  • 一般的なゲーミングPCのCPUは、Core i7またはCore i5です(最低でもCore i3)。また、グラフィックボードも最初から搭載されており、2017年現在だとGeforce GTX 10シリーズという最新のGPUが入っています。このCPUとGPUの組み合わせであれば、 適切な設定をしているかぎりゲーム実況で性能的に困ることはないでしょう 。かりにPCの動作が重くなるようなことがあっても、設定を変更すれば簡単に対処できます。


  • ただ、ゲーミングPCの性能というのは上を見るとキリがありません。高いものであれば20万円以上します。多くの人はPCにそこまでお金をかけたくないでしょう。ある程度予算を抑えたい場合は、 10~15万円で購入できるゲーミングPC を購入候補にしてください。このくらいの価格を基準にBTOショップで選べば、失敗することはまずありません。


ゲーミングPCの例


  • では、どのようなゲーミングPCがあるのでしょうか。見ていきましょう。いずれも最新の製品であるため、 キャプチャーボードや、多くのPCゲームの動作環境をすべて満たしています

ドスパラ


  • ゲーミングPCといえば、ドスパラの GALLERIA (ガレリア)が有名です。 公式サイト にはさまざまな種類の製品がありますが、まずはサイトに掲載されている表をご覧ください。 Dシリーズ、Mシリーズ、Xシリーズのいずれかを購入 すればよいでしょう。


ドスパラ公式サイト より。表を見れば、PCの性能・価格が一目瞭然です。横軸はCPU、縦軸はグラフィック(GPU)です。おおよその当たりをつけましょう。

  • このなかで、いちばん人気が高いのがハイエンドクラスの ガレリアXT です。XTは、頻繁にキャンペーンが実施されています。たとえば、2017年8月現在は 「PCゲームやろうぜ!!」キャンペーン が実施されています。内容は(1) SSD500GB無料グレードアップ と、(2) 5,000円引き というものです。通常、500GBのSSDは数万円するため、その点も考慮するとよいかもしれません。いつまでこのキャンペーンが行われるかは不明です。気になる性能ですが、バランスがとれており、申し分ありません。どのようなゲーム実況をするにせよ、XTであれば完璧にこなせるでしょう。

  • 価格を10万円前後で抑えたい場合は、CPUの性能を妥協して ガレリア DS を購入するのも手です。Core i5-7500になりますが、通常のゲーム実況であれば問題ありません。とはいえ、ストレージがSSDのみで、HDD非搭載という点には注意してください。ゲームを録画するなら大容量のHDDは必須です。HDDをいっしょに購入してもよいのですが、そうなると ガレリア DH のほうがお得になります。DHは最初からSSD+HDDの構成ですし、DSよりもGPUの性能が上であるのに、DSとの価格差は小さいからです。

マウスコンピュータ


  • もうひとつ、ゲーミングPCのブランドとして有名なのがマウスコンピュータの G-Tune です。数あるBTOショップのなかでも、リーズナブルな価格で購入できることが多いはずです。 NEXTGEAR-MICROシリーズ 、および NEXTGEARシリーズ から好きなものを選びましょう。


G-Tune公式サイト より。無料の24時間電話サポートもあります。

  • G-Tuneでは、どちらのシリーズも(1)ブロンズモデル、(2)シルバーモデル、(3)ゴールドモデル、(4)プラチナモデルの4種類があります。プラチナモデルのほうがブロンズモデルより性能が高く、かつ価格も高くなります。おおよその基準ですが、 ブロンズモデル、およびシルバーモデルが当該シリーズの入門的な位置づけになっている と考えてください。

  • では、NEXTGEAR-MICROシリーズとNEXTGEARシリーズ、どちらがよいのでしょうか。PCケースの大きさ・種類も違うのですが、シンプルにいうと価格・選択の幅を重視するなら前者、全体的な性能を重視するなら後者となります。たとえば、 NEXTGEAR-MICROシリーズ のシルバーモデルは特別に3種類の構成が用意されており、いずれもリーズナブルです。同シリーズの im570SA10とim570SA8-TVは同じ価格ですが、これはCPUを取るか、ツインストレージを取るかの違い です。

NEXTGEAR-MICROシリーズ 説明
im570SA10icon ・CPUはCore i5-7500
・SSD + HDDのツインストレージ
・ツインストレージを重視したモデル
im570SA8-TVicon ・CPUはCore i7-7700
・HDDのみ(SSDなし)
・CPUの性能を重視したモデル

  • G-Tuneでおもしろいのは、さまざまなコラボモデルがある点でしょう。たとえば、 有名なニコ生配信者とのコラボ製品 があります。そのほか、プロゲーマーやメディアとのコラボモデルなど、趣向を凝らした製品を取りそろえています。Webサイトとのコラボモデルの場合、通常より安い価格で購入できるチャンスです。実際に公式サイトで確認してみてください。

  • なお、G-Tuneでは 光学ドライブ(DVDドライブ)はオプションでの追加となっている場合が多い ので、必要であれば追加でオーダーするようにしましょう。一般的に、近年は光学ドライブを使用する機会が減っています。


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