トップ > マイク編 > 実況用PCマイク / 2012年01月06日 (金) 19時38分29秒

目次




総説


  • このページでは、 PC用マイク の選び方、および使用方法について解説しています。PC用マイクは、PCに直接接続して使用することができるマイクです。PC用マイクがあれば、 マイクを使って自分の声をPCに入れることができます


  • マイクを使用するうえで重要ポイントをキーワードで列挙すると、(1)マイクとPCの接続方法、(2)ソフトウェアの設定、(3)マイク音量、(4)ノイズ、ということになるでしょう。これらの点について詳しく解説で見ていきます。

ポイント 説明
マイクの接続 PCのマイク端子に接続するのか、USB接続にするのか
ソフトウェアの設定 マイク使用時のPC側での設定について
マイク音量 マイクの音量をどのようにして大きくするのか
ノイズ ノイズをどのようにして低減するのか

PC用マイクについて


  • マイクは通常、PC用として販売されている製品を使います。このような製品を PC用マイク といいます。PC用マイクについてはあとで詳しく見ていきますが、PCの マイク入力端子 とよばれるところにつなげるタイプと、PCの USB端子 につなげるタイプの2種類があります。


  • PC用マイクは 幅広い用途に使用可能 です。たとえば、PCで自分の声を録音したり、ボイスチャットで人と話すために使用したり、といった用途に向いているでしょう。ニコニコ生放送などのライブ配信にも適しています。PC用マイクはPCに直接接続して使用することもできますし、PC用周辺機器につないで使用することもできます。当サイトでは、 PC用マイクの使用を前提に解説 しています。


  • PC用マイクであるかどうかの判別は簡単です。まず、メーカーのWebサイトにアクセスして、マイクの商品ページを開きます。そこに「PC用」「Skype用」「エレクトレットコンデンサー」「プラグインパワー」「3.5mmステレオミニプラグ」「USB」などの表現のうちいずれかが記載してあれば、そのマイクはPC用のマイクです。


▲PC用マイクの仕様表の例です。用語自体は難しいかもしれませんが、PC用のマイクの場合はWebサイトに「PC用」と書いてあることが多いはずです。不安である場合は、PCマイクの製品例に書いてあるマイクのなかから選ぶのがよいでしょう。


レコーディング用マイクについて


ダイナミックマイク / コンデンサーマイク


  • マイクというと、歌番組やレコーディングでよく見かける本格的なマイクをイメージする人がいるかもしれません。マイクのなかには、 カラオケ / 音楽制作用 として販売されているマイクもあります。PCでは DTM といわれる分野で使うようなマイクです。そのようなマイクは ダイナミックマイク または コンデンサーマイク といい、PC用のマイクではありません *1


▲ダイナミックマイク(左)とコンデンサーマイク(右)

  • たとえば、定番のダイナミックマイクとして、 AT-X11XM8500SM-58などがあります。また、コンデンサーマイクとしてC-1NT1-Aなどがあります。しかし、 ダイナミックマイクおよびコンデンサーマイクは、PC用のマイクではありません 。PC用のマイクでないということは、すなわち PCにマイクを直接接続できない ということです。かりにマイクとPCとを物理的に接続できても、長期的に使用することでマイクが故障する危険があります。

オーディオインターフェース


  • PCでダイナミックマイクやコンデンサーマイクを使用する場合は、US-144MK2UA-55などの オーディオインターフェース とよばれるPC用の周辺機器に接続して使用します。つまり、マイクをPCに直接接続するのではなく、オーディオインターフェースをPCに接続したうえで、 オーディオインターフェースのほうにマイクを接続する のです。 オーディオインターフェースを介して、PCとマイクを間接的に接続する ことになります。



推奨はPC用マイク


  • 当サイトでは、 ダイナミックマイクおよびコンデンサーマイクの使用を推奨しません 。理由は、(1)オーディオインターフェースやマイクケーブル、およびマイクスタンドなどを購入するための費用がかさみ、(2)オーディオインターフェースやマイクの取り扱いは初心者に難しいからです *2 。そのため、当サイトの解説はPC用マイクの使用を前提にしています。

目的 説明 難易度
PC用マイク PCにマイクを直接接続して使用できる
レコーディング用マイク オーディオインターフェースにマイクを接続して使用する 中・高

  • 最近多いのは、ニコニコ生放送でゲーム配信や雑談配信に加え、歌も歌いたいという理由でダイナミックマイクまたはコンデンサーマイクと、オーディオインターフェースを購入しようとするパターンです。しかし、両製品はニコ生用としての購入はお薦めしません。PCで音楽を制作したいという人向けです。 ほとんどのオーディオインターフェースは基本的にライブ配信のことを考慮していない ということは理解しておきましょう。

  • もっとも、近年はUA-55やUA-33US-125Mといった新製品のオーディオインターフェースが登場し、簡単にBGMとマイクをミックスできるようになりました。しかし、初心者が万単位のお金をかけてまでオーディオインターフェースなどの機器を購入すべき合理的な理由は見つけづらいでしょう。


接続方法


  • PC用マイクの接続方法として、 3.5mmステレオミニプラグ で接続する方法と、 USB端子 で接続する方法とがあります。

3.5mmステレオミニプラグ接続


  • 3.5mmステレオミニプラグ というのは、私たちが使用しているステレオヘッドフォンのプラグと同じ形状で、金属部分が3つに区切られた小さな突起物のことをいいます。仕様表などでは「3.5φステレオミニプラグ」とも表記されます。最初はこの ステレオミニプラグのマイクを使う ようにしてください。


▲3.5mmステレオミニプラグを3.5mmステレオミニジャックであるマイク入力端子に接続します。 プラグ は突起物のことを、 ジャック は穴の空いている端子のことをそれぞれいいます。3.5mmステレオミニプラグによる接続は、 アナログ接続 ともいいます。

  • ステレオミニプラグのマイクを接続するには、PCの マイク入力端子 にマイクのプラグを挿入します。マイク入力端子は、デスクトップPCの場合は前面および後面に搭載されており、 ピンク色 (赤色)をしているか、 マイクの記号 が表示されています。そこにミニプラグを挿入することになります。ノートPCの場合は、側面にマイク入力端子があります。

名称 マーク 場所・数
マイク入力端子 ノートPC : 側面に1個、デスクトップPC : 前後に1個ずつ

USB接続


  • USB 端子を使ってマイクをPCに接続することもできます。一般に、USB接続タイプのマイクのほうが、ステレオミニプラグのマイクよりもノイズが少ないとされます。しかし、原則として USB接続のマイクはPCで再生している音声とマイク音声を同時に録音・配信することができません。


  • たとえば、ニコニコ生放送などで配信するときにUSBヘッドセットを使用していると、基本的にBGMとマイク音声の両方を視聴者に聞いてもらうということができません。特定のソフトウェアを使うことでこれを回避する方法はあるのですが(詳細はステレオミキサーの代用参照)、汎用性(はんようせい)の観点からはステレオミニプラグのほうを推奨しておきます。


マイクの選び方


ポイント


  • お店にはさまざまなPC用マイクが並んでいます。おそらくもっとも悩むのは、 ヘッドセット にするのか、それとも スタンドマイク にするのかという点です。前者はヘッドフォンとマイクが一体になっているタイプ、後者はマイクが単体で独立しているタイプです。両者にはそれぞれメリット・デメリットがあります。


▲ヘッドセット(左)とスタンドマイク(右)

  • マイクを購入するさいには、ほかにもいくつかのポイントをチェックしておきましょう。たとえば、マイクの 指向性 というものの有無や、 マイクをミュートにするためのスイッチ (ボタン)の有無などです。ヘッドセットならば 装着感 も重要です。詳細はPCマイクの選び方、およびPCマイクの製品例をご覧ください。

製品例


  • オーバーヘッド型(ヘッドセットを頭に乗せて装着するタイプ)のなかで筆者が好んで使用しているのは、ゼンハイザーの PC 131 (リンク先 : Amazon)です。マイクの入力音量が大きく、音質がクリアであるため、マイク部は優秀な部類に入ります。イヤーパッドは柔らかく、装着したとき適度なフィット感・開放感を与えてくれます。よい製品を無難に手にしたいという方にお奨めです。


PC 131 の画像です。手元のコントローラーではマイクのミュートなどができます。マイクとヘッドフォンの品質のよさも考慮すると、PC 131はヘッドセットの便利さをすべて体感できる製品といえるでしょう。

  • スタンドマイクでは、 ECM-PC60 (リンク先 : Amazon)が使いやすいでしょう。スタンドマイクとしても使えますし、ピンマイクとして使うこともできます。マイクの部分がとても小さいため、マイク特有の圧迫感や違和感がありません。


ECM-PC60 の画像です。


マイクを使うときの設定


ポイント


  • マイクの音を録音・配信したい場合、自分の声だけを入れることができればよいのか、それともBGMと自分の声の両方を入れたいのかということが重要です。なぜなら、目的がどちらであるのかによって設定方法が異なるからです。

目的 説明
マイクの録音・配信 どのようなPCでもマイクを接続すれば可能
BGM+マイクの録音・配信 ステレオミキサー機能およびマイクミュート解除機能が必要

  • ここでは、 マイク音声だけを録音・配信する場合を前提 に解説します。もし BGMとマイク音声の両方を録音・配信したいという場合は、ステレオミキサー機能とマイクミュート解除機能が必要 です。この点についてはあとで述べます。

録音デバイスの意義


  • PCでマイクを使う場合は、 Windowsのサウンド設定を変更 する必要があります。具体的には、 録音デバイス (または録音コントロール)とよばれる設定を変更し、マイクで音声を入力できる状態にするのです。この録音デバイスという用語は覚えておきましょう。とても重要です。


▲録音デバイスの画面(Windows 7)

  • 録音デバイスでは、どのような音声を録音・配信するのかということについて設定します。たとえば、Windows Vista / 7の場合にマイク音声を録音したいのであれば、録音デバイスを「マイク」にします。そうすると、マイク音声のみを録音できるのです。

録音デバイスに表示される項目例 どのようなときに選択するか 補足
マイク マイク音声を録音・配信したいとき -
ステレオ ミキサー BGM+マイクを録音・配信したいとき PCによっては表示されない


マイク音声を録音・配信する場合の設定(Windows Vista / 7)


  • マイク音声を録音・配信する場合の設定 は以下のとおりです。ステレオミキサー機能を使用してBGMとマイクをミックスして録音・配信したい場合は、ステレオミキサーの基礎をご覧ください。

録音デバイスの設定


マイクをPCのマイク入力端子に接続します。マイクを接続していない場合は以下の設定ができません。


タスクトレイ(画面右下)にある スピーカーアイコンを右クリックして、「 録音デバイス 」を選択します。


「マイク」上にが表示されていることを確認します。これは、「マイク」が 既定のデバイス であることを意味します。同アイコンが表示されていない場合は、「マイク」上で右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択しましょう *3


「マイク」をダブルクリックし、「レベル」タブで「マイク」がでないことを確認します。である場合は、アイコンをクリックしてにします。


Windows 7の場合は、「聴く」タブをクリックして「このデバイスを聴く」がOFFになっていることを確認します。同項目がONになっていると、自分の声が少し遅れて聞こえます。


再生デバイスの設定


  • 以上のとおり、録音デバイスで「マイク」を既定のデバイスにすればマイク音声を入力できます。ただ、 再生デバイス とよばれる部分の設定も変更しておけば、 自分の声がヘッドフォン(スピーカー)から聞こえてくるのを防止 できます。

録音デバイスの画面から引き続き「再生」タブをクリックします。

「スピーカー」をダブルクリックします。「レベル」タブで「マイク」がになっている場合に限り、このボタンをクリックしてにする( マイクミュート )。 PCによっては「マイク」がありません が、たんにマイク音声を録音・配信する場合は同項目がなくても問題ありません。



マイク音声を録音・配信する場合の設定(Windows XP)


  • マイク音声を録音・配信する場合の設定 は以下のとおりです。ステレオミキサー機能を使用してBGMとマイクをミックスして録音・配信したい場合は、ステレオミキサーの基礎をご覧ください。

録音コントロールの設定


  • 録音コントロールで「マイク」を選択します。設定方法は以下のとおりです。

  1. タスクトレイ(画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックする *4
  2. 「ボリューム コントロールを開く」を選択する。
  3. 「オプション」→「プロパティ」の順にクリックする。
  4. 録音 」にチェックを入れ、その下の「 表示するコントロール 」で「 マイク 」にチェックを入れる。
  5. 「OK」をクリックする。
  6. マイク 」に再度チェックを入れる。
  7. マイクの音量スライダーを最大にする。

再生コントロールの設定


  • 以上のとおり、録音コントロールで「マイク」を選択すればマイク音声を入力できます。ただ、 再生コントロール とよばれる部分の設定も変更しておけば「サー」というようなノイズ音を低減することができます。

  1. 録音コントロールの画面から引き続き「オプション」→「プロパティ」の順にクリックする。
  2. 再生 」にチェックを入れて、その下の「 表示するコントロール 」で「 マイク 」にチェックを入れる。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. 「マイク」の「ミュート」にチェック を入れる *5


マイクの録音テスト


録音ソフトの用意


  • 音声を録音できるソフトウェア(録音ソフト)を使って、マイクの 録音テスト をしてみましょう。今回はWindows付属の録音ソフトを使います。サウンドレコーダーの起動手順は、Windows Vista / 7の場合は「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「サウンド レコーダー」です *6


録音と停止


  • 赤い●ボタンをクリックすれば録音開始です *7 。適当に声を入れたら■ボタンをクリックして録音を停止します。すると、「名前を付けて保存」ウィンドウが表示されるので、ここでファイル名を入力して音声ファイルを適当な場所に保存します。Windows XPの場合は、「ファイル」→「名前を付けて保存」でファイル名を入力して保存してください。


▲Windows 7のサウンドレコーダー

録音ファイルのチェック


  • 保存した音声ファイルを再生してみます。マイクの音が小さいというのはよくあることです。対処法については後述します。


BGMとマイクの音をミックスする


  • BGMとマイク入力を同時にまとめて録音・配信 するためには、PCに搭載されている機能を使う必要があります。その機能とは、ステレオミキサーという機能と、マイクミュート解除という機能のふたつです。


  • ステレオミキサーをONにしてマイクミュート解除することで、BGMとマイクをミックスして録音・配信可能になります。具体的には、前述した 録音デバイスでステレオミキサーを選択して、再生デバイスでマイクミュートを解除 すればよいのです。詳細は、ステレオミキサーの基礎をご覧ください。

  • なお、ステレオミキサー機能を使用していないのにBGMが小さく録音されていたということがあるかもしれません。これは、スピーカーまたはヘッドフォンから漏れている音をマイクが拾ったために起こります。


マイクブースト


マイクブーストの意義


  • マイクブースト とは、マイク音量を増幅する機能のことをいいます。マイクブーストを使用することで、マイク音量がかなり大きくなります。ただし、PCによってはマイクブースト機能が搭載されていません。また、PCによっては「ゲイン」など別名称の場合もあります。

  • マイクブーストを使うと ノイズも増幅されてしまうので音質は悪くなります 。たとえば、「サー」という雨のようなノイズがしている環境でマイクブースト機能を使えば、このノイズがさらに大きくなります。

  • マイクブースト使用時は、 マイク音量が大きくなりすぎないように注意 しましょう。録音デバイスにおける「マイク」の音量を最大にしていると、音が割れることがあるかもしれません。その場合はマイク音量を少し下げます。

マイクブーストの確認・設定


Windows Vista / 7


タスクトレイ(画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックして「 録音デバイス 」を選択します。BGMとマイク音をミキシングする場合であっても、マイクブーストは録音デバイスで設定します。


「マイク」をダブルクリックします。マイクの絵が半透明である場合や、「マイク」が表示されていない場合は、「マイク音声を録音・配信する場合の設定」をご覧ください。


「レベル」タブまたは「カスタム」タブで「マイク ブースト」のスライダーを右に移動し、「+20.0 dB」にします。


Windows XP


  1. タスクトレイ(画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックする。
  2. 「ボリューム コントロールを開く」を選択する。
  3. 「オプション」→「プロパティ」の順にクリックする。
  4. 「音量の調整」で「録音」を選択して、「表示するコントロール」で「マイク」にチェックが入っていることを確認する。
  5. 「OK」をクリックする。
  6. 「オプション」→「トーン調整」の順にクリックする。
  7. 「マイク」の下に「トーン」が表示されるので、これをクリックする。
  8. 「マイクブースト」にチェックを入れる。
  9. 「閉じる」をクリックする。


マイク音量が小さい場合の対処法


  • マイクの音が小さいということがあります。たとえば、 マイクを口元にギリギリまで近づけて大声で話して、ようやくなんとか聞こえるくらいの音量 になるというような症状です。このようなときは以下のような方法があります。

マイク音量を最大にする


  • マイク音声のみを録音・配信する場合(ステレオミキサー機能を使用しない場合)は、上で述べたとおり 録音デバイスの「マイク」の音量をMax にします。これに対し、ステレオミキサー機能とマイクミュート解除機能を使用して録音・配信する場合は、 再生デバイスの「スピーカー」にある「マイク」の音量をMax にします。

「スピーカー」音量を上げる


  • PCの環境にもよりますが、ステレオミキサー機能およびマイクミュート解除機能を使用している場合、再生デバイスにある「スピーカー」の音量を上げることでマイク音量が大きくなります。詳細は こちら をご覧ください。


マイクブーストを使う


  • 上で述べたとおりです。

アプリを使う


  • 録音ソフトや動画編集ソフトなど、アプリケーションソフトでマイク音量を大きくする方法もあります。たとえば、 Audacity ならば 「正規化」(ノーマライズ) あるいは 「圧縮」(コンプレッサー) という機能により音量を上げることができます。

  • 動画編集ソフトであれば、Windows Live ムービーメーカー AviUtl などでも事後的にマイク音量を上げることが可能です。追加したオーディオトラックの音量を大きくしましょう。



マイクを変更する


  • 評判のよいマイクや 入力感度 の高いマイクに変更します。マイクを変更することでマイクの入力音量が大きくなる場合があります。PC用マイクついては、PCマイクの選び方をご覧ください。

  • ただ、既述したレコーディング用マイクは基本的に必要ありません。このようなマイクをPCに直接接続すると、入力音量が小さい場合があります。また、長期的にはマイクが故障する原因にもなります。

オーディオデバイスを変更する


オーディオデバイスの意義


  • オーディオデバイス というのは、PCで音声を入出力するための装置をいいます。オーディオデバイスは通常、PCのマザーボードという部分にチップとして最初から内蔵されていて、私たちはこのおかげでPCで音楽を楽しんだり、PCにマイクを接続して録音したりすることができるのです。


▲通常、PCにはサウンド機能が内蔵されています。そのため、オーディオデバイスはふだん意識することのない部分です。

  • オーディオデバイスによってはマイク音が異常に小さくなってしまう ということがあります。どういうことかというと、たとえばAというPCにマイクを接続して録音したときは大きな音量で録音できたのに、別のBというPCに同じマイクを接続して録音したら、マイク音が小さくて話にならないというような場合です。


オーディオデバイスの追加


  • このように、同じマイクを使用しているにもかかわらず別のPC、別のオーディオデバイスで使うとマイク音量が小さくなるというときは、 オーディオデバイスを追加・変更 してみましょう。オーディオデバイスは、「 USBオーディオ 」「 サウンドカード 」などという名称で売られています。ただし、必ずしもマイクの入力音量が大きくなるとは限りません。


▲USBオーディオの例です。写真はニコニコ生放送で使用者が多いSound Blaster X-Fi Go! Proです。



マイクプリアンプを使う


  • マイクアンプ を使用すれば、PC内部のノイズを増幅せずにマイク音量を大きくすることができます。マイクアンプは、 マイクの入力音量を大きくするための専用の製品 であるため、確実な効果が期待できます。詳細は、AT-MA2の使い方をご覧ください。



ノイズが気になるときは


「サー」というノイズの場合


  • ほとんどの人はPCが内蔵するサウンド機能を使用しています。PCが内蔵するこのような機能を オンボードサウンド といいます。オンボードサウンドの場合、 「サー」というノイズ が気になることがあるかもしれません。しかし、Sound Blaster X-Fi Go! Proのような サウンドカード(USBオーディオ) を使うだけで絶大な効果があります。

            PC内蔵のサウンド機能で録音したファイル(1.11MB
            USBオーディオを使用して録音したファイル(1.00MB

  • マイクブーストを使っているときなども「サー」というノイズが大きくなります。マイクブーストをOFFにすればノイズは減りますが、マイク音量は下がります。この点、 AT-MA2 のような単体のマイクアンプを使用すれば、ノイズを防ぎつつマイクの音を大きくすることが可能となります。

            マイクブーストを使用して録音したファイル(1.00MB
            AT-MA2を使用して録音したファイル(1.00MB

  • ライブ配信ではできませんが、 Audacity などの録音・編集ソフトで事後的に ノイズ除去 することができます。ただ、Audacityでのノイズ除去は最終手段と考えてください。

「キーン」「ブーン」というノイズの場合


  • 「キーン」「ブーン」というノイズ が発生している場合、 ハウリング が発生しているかもしれません。ハウリングのもっとも効果的な対処法は、スピーカーから音を出さないようにし、 スピーカーの音をマイクが拾わないようにする ことです。詳細は、 ステレオミキサーの基礎 / ハウリングについて をご覧ください。

  • また、「ブーン」というノイズは、 ハムノイズ(バズノイズ) とよばれるノイズである可能性もあります。蛍光灯を使用している場合はマイクを蛍光灯から離す、PCの金属部分を触った状態でマイクに音を入れる(アースする)、ノートPCならばバッテリー駆動にする、などの対処法が考えられます。

その他


  • ノイズといってもさまざな種類があります。以下はノイズ対策の一例です。

  1. PCの動作音をマイクが拾っていないか確認する。
  2. マイクに息を吹きかけないようにし、 ウィンドスクリーン を装着する(ポップノイズ防止)。
  3. 口内を適度に湿らせ、口をできるだけ半開きにしておく(リップノイズ防止)
  4. マイクの コントローラー のスイッチでマイクミュートしないようにする(クリックノイズ防止)。
  5. 音量が大きすぎないようにする(クリッピングノイズ防止)。
  6. マイクを変更する。
  7. マイクの延長コードを使用しているのであれば外す。
  8. マイクのコードに体が触れないようにする。


こんなときは


音が割れる


  • 音が割れてゆがむ場合は音量が大きすぎるということです。声を小さくする、マイクと口元を離す、マイク音量を下げる、などの対処法があります。

音が小さい



音が反響する


  • お風呂場でしゃべっているかのような反響音がするという場合は、 立体音響(3Dサウンド)などの音響効果を適用した状態でないかチェックしましょう *8

  • ほかにもPCの音を取り込む設定になっているときや、スピーカーの音をマイクが拾っているときも、エコーやハウリングが発生して音が反響することがあります。前者は使用しているソフトウェアの設定ミスが原因です。

音がゆがむ


  • ゆがんだようなマイク音がしたときは、PCの ノイズを抑制する機能 がONになっていないかチェックしてみます。たとえば、Realtek High Definition Audio(Windows Vista / 7)の場合だと、まずタスクトレイ上のスピーカーアイコンを右クリックして「録音デバイス」を選択し、「マイク」をダブルクリックします。そして、「拡張」タブで「ノイズ抑制」と「音響エコーキャンセル」のチェックを外して「OK」をクリックしましょう。


自分の声が聞こえる


  • マイクミュートを解除している場合や、Windows 7の場合で「聴く」機能をONにしている場合は、自分の声がスピーカーまたはヘッドフォンから聞こえてきます(上述)。マイク音を録音・配信するだけなら、どちらの機能も不要なのでOFFにしておきます。他方、ステレオミキサー機能とマイクミュート解除機能を使用しているときは、マイクミュート解除は必須です。


複数人でマイクを使う


  • 同じ場所にいる複数人の声をPCで録音・配信したい という場合、 全指向性 のマイクを使う方法があります。スタンドタイプのマイクであればたいていは全指向性であるため、これを適当な場所に置いて全員で声を入れます。マイクを1本用意してPCに接続するだけでよいので、手軽な方法といえるでしょう。


  • ほかにも方法はありますが、 1台のPCに1本のスタンドマイク(全指向性)を接続して声を入れるという方法がもっとも簡単 です。基本的に、 複数人の声を複数のマイクにそれぞれ入れるには、ハードウェアまたはソフトウェアを新たに用意 したうえで接続なり設定をする必要があります。初心者向きの方法ではありません。

  • ハウリング ノイズを防止する観点からはヘッドフォンの着用が望ましいのですが、複数人がヘッドフォンを着用するためにはヘッドフォン出力を分配するアダプタが必要です。分配アダプタを用意できない場合は、ヘッドフォンを着用せずスピーカーから音を出してください。


  • なお、異なる場所にいる複数人のマイク音声をSkypeなどを使って録音・配信したい場合は、Skype実況プレイをご覧ください。


Tips


  • リアルタイムで マイクにエコーをかけたい という場合は、Sound Blaster X-Fi Go! ProSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Proのような周辺機器を用いる方法が簡単です。両機器はステレオミキサー機能とマイクミュート解除機能を装備しています。リアルタイムでなくてよいなら、 Audacity のような録音・編集ソフトでも事後的にエコーをかけられます。

  • マイクを内蔵しているノートPCやWebカメラもありますが、性能的には最低限のものと考えておいてください。

  • PCのマイク入力端子にマイクを接続した場合、マイク音声はモノラル音声となります。したがって、 ステレオマイクをマイク入力端子に接続しても音質は向上しません 。ただし、USB接続のステレオマイクの場合はこの限りではありません。


関連ページ


  • このページと関連性の強いページは以下のとおりです。

ページ名 内容 重要度
コメント PCマイクの選び方についての質問など -
PCマイクの選び方 PCマイクの選び方について A
ステレオミキサーの基礎 ステレオミキサーの設定方法 A
AT-MA2の使い方 マイクプリアンプについて B



トップ > マイク編 > 実況用PCマイク / 2012年01月06日 (金) 19時38分29秒



*1 少し紛らわしいのですが、コンデンサーマイクと似たものにエレクトレットコンデンサーマイクというものがあります。PC用のマイクであれば、エレクトレットコンデンサーマイクと考えてまちがいありません。メーカーによっては、PC用マイクであってもWebサイトの仕様表に「コンデンサータイプ」「コンデンサ型」書いていることがありますが、それはエレクトレットコンデンサーマイクのことをさしています。

*2 (1)でマイクケーブルがマイクに付属していないことを不思議に思うかもしれませんが、本格的なマイクの場合はそれが一般的です。コンデンサーマイクの場合はXLRケーブルというものが必要になります。(2)の例ですが、たとえばニコニコ生放送などのライブ配信時には、BGMとマイク音声の両方を配信したいという人が多いでしょう。しかし、これをオーディオインターフェースを使って実現しようとすると、接続方法がややこしくなるのです。また、コンデンサーマイクを使用する場合は、ファンタム電源(48V)とよばれるものを供給してくれるオーディオインターフェースが必要です。

*3 「マイク」の絵が半透明になっている場合は、まず同項目上で右クリックして「有効」を選択します。そして、再度右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します。また、そもそも「マイク」が表示されていない場合は、空白部分を右クリックして「無効なデバイスの表示」にチェックを入れます。

*4 タスクトレイにスピーカーアイコンがない場合は、「スタート」→「コントロールパネル」→「サウンド、音声、およびオーディオデバイス」→「サウンドとオーディオデバイス」→「音量」タブの順にクリックして、「タスクバーに音量アイコンを配置する」にチェックを入れます。

*5 PCによっては「マイク」がない場合があります}が、その場合は再生コントロールの設定は不要です。

*6 Windows XPの場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「エンターテイメント」→「サウンド レコーダー」です。

*7 Windows XPのサウンドレコーダーは最大で60秒の録音という時間制限があります。

*8 Windows Vista / 7の場合、立体音響については再生再生デバイスの「スピーカー」をダブルクリックしてタブを確認してみてください。タブがいくつか並んでいますが、適当なタブを開いて「立体」「3D」「サラウンド」といった名称がないか確認します。




| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー | リンク元 | トラックバック