トップ > マイクカテゴリ > 実況用PCマイク / 2017年03月21日 (火) 20時17分24秒



マイクの正しい使い方・選び方を知れば、もう迷わない

  • PC用マイク は、幅広い用途に使用可能です。たとえば、ゲーム実況やボイスチャットで使用する、といった用途に向いているでしょう。もちろん「歌ってみた」などの歌声を収録することもできます。


目次


PC用マイクの接続


  • PC用マイクを接続する方法は、2種類に大別できます。

3.5mmステレオミニプラグ接続


  • 3.5mmステレオミニプラグ とは、金属部分が 3つに区切られた 小さな突起物のことです。ステレオイヤフォンのプラグと同じ形状をしているので、だれもが目にしたことがある形状でしょう。3.5mmステレオミニプラグ接続のマイクは、PCの マイク入力端子 という部分に接続します。


  • 慣れないうちは、 3.5mmステレオミニプラグのマイクを使うほうがよい でしょう。このタイプのマイクはPCに直接接続することも、またPC用の周辺機器に接続することもでき、 汎用性が高い 点で優れています。従来からあるアナログ接続なので、安心してマイクを使用できます。

名称 マーク 場所・数 備考
マイク入力端子 ノートPC : 側面に1個、デスクトップPC : 前後に1個ずつ アナログ接続ともいう

  • ただし、 PCにマイクを「直接」接続した場合 、環境によってはノイズが気になることがあります。このあたりはPC環境によるので、実際にマイクを接続してみないことには、どの程度のノイズが発生するか事前に知ることはできません。

USB接続


  • USB接続 のマイクは、文字どおりPCのUSB端子にマイクを接続します。3.5mmステレオミニプラグのマイクをPCに直接接続する場合と比較して、ノイズが少ない傾向にあります。USBマイクのメリット・デメリット、製品例については下記ページをご覧ください。

         USBマイクを参照



PC用ではないマイク


ダイナミックマイク、コンデンサーマイク


  • マイクというと、歌番組やレコーディング、カラオケなどで見かける本格的なものをイメージする人がいるかもしれません。 ダイナミックマイク 、または コンデンサーマイク とよばれる製品です。しかし、 ダイナミックマイクやコンデンサーマイクは、PC用ではありません


  • PC用でないということは、すなわち PCにマイクを直接接続できない、してはいけない ということです。ダイナミックマイクは、PCと物理的に接続できるように見える場合があるかもしれませんが、長期的に使用することでマイクが故障する危険があります。ダイナミックマイクもコンデンサーマイクも、PCに直接接続して使用することは想定されていません *1

  • これらのマイクをPCで使用したいという場合は、 オーディオインターフェース とよばれる周辺機器を用意しましょう。そして、 オーディオインターフェースのほうにマイクを接続する のです。

         オーディオインターフェースを参照


iPhone、PS4用のマイク(4極)


  • iPhone で使うマイク(iPhone 7/7 Plusを除く)は、 4極 というタイプです。形状は、上で紹介した3.5mmステレオミニプラグ(3極)とよく似ています。しかし4極は、その名のとおり ミニプラグが4つに区切られています 。PCで使うためには 3極に変換するためのアダプター(変換アダプター)を別途用意 しましょう。

  • PS4 に付属されているヘッドセットも4極です。PCで使うためには、やはり 変換アダプター (リンク先 : Amazon)が必要となります。



PC用マイクの選び方


  • ここまで見てきて、PC用マイクを購入すればよいということがわかりました。しかし、お店にはさまざまなPC用マイクが並んでいます。マイクを購入するさいにもっとも悩むのは、 ヘッドセットにするのか、それともスタンドマイクにするのか という点です。多くの人が迷うことでしょう。


  • ヘッドセット はヘッドフォンとマイクが一体になっているタイプ、 スタンドマイク はマイクが単体で独立しているタイプです。両者にはそれぞれメリット・デメリットがあります。よく「ヘッドセットとスタンドマイクはどちらがよいですか?」という質問を見かけますが、答えは「人による」です。 どちらかが一方的によいということはありません。

  • マイクを購入するさいには、ほかにもいくつかのポイントをチェックしておきます。たとえば 音質 や、マイクの 指向性 というものの有無、 マイクの音を切るためのスイッチ (ボタン)の有無などです。ヘッドセットならば 装着感 も重要です。装着感が悪いヘッドセットでは、長時間の使用に耐えられません。頭や耳が痛くなります。

         PCマイクの選び方、およびPCマイクの製品例を参照

  • なお、ノートPCやWebカメラのなかにはマイクを内蔵している製品があります( 内蔵マイク )。しかし、音質や利便性を考えると、マイクを別に用意したほうがよいでしょう *2


マイクを購入するさいの注意点(よくある誤解)


マイク製品のレビューについて


  • 注意していただきたいのですが、 マイクは使用者による不満や誤解が多い周辺機器 です。たとえば、Amazonにおけるマイク製品のレビューで、以下のようなレビューを頻繁に見かけることでしょう。

レビュー内容 頻出度
1 マイクの音が小さい、自分の声を拾いづらい A
2 ノイズがひどい、音質が悪い A
3 ヘッドセットの装着感が悪い(締め付けが強い、頭や耳が痛い) A
4 製品を買ってすぐに壊れた B+
5 レビューを信用して買ったが、工作員(ステマ)にだまされた B

  • このようなレビューを多く見かける原因のひとつに、レビュアーの誤解があります。マイクというのは、 使用者の環境や使い方によって大きく感想が異なるもの なのです。しかし、初めてマイクを購入した人はそのような背景を理解していません。全員が同じ環境でマイクを使用し、全員が同じマイクの使い方をしていると思い込んでいます。だからこそ、「自分にとって悪いマイクは他人にとっても悪いマイク」と考え、時として「高評価のレビューにだまされた」と酷評してしまうのです。

  • 自分にとって最高のマイクでも、ほかの人にとっては最低のマイクである場合があります。マイクをじょうずに選ぶコツは、 たとえレビューがよくても過度の期待をせず、正しい知識を身に付けて、マイク使用時に起こりうる一般的なトラブルの対処法を知っておくこと です。では、よくある誤解というのは具体的にどのような内容でしょうか。以下で述べます。

マイク音量について


  • 環境によってはマイクの音が小さい ことがあります。マイクの音が小さいというのは、すなわち 大きな声でしゃべっているのに、PCには声が小さくしか入らない という状態です。実際のマイク音量については、PCにマイクを接続したうえで設定してみなくてはわかりません。 必ずしもマイクが悪いというわけではなく、PC環境によってはありうること です。



ノイズについて


  • ノイズにはさまざまな種類がありますが、たいてい不満としてあげられるのは「 『サーッ』というノイズがマイクに入る 」というものです。これについても、必ずしもマイクが悪いというわけではありません。根本的には、マイクを使用している環境自体に問題があることが多いのです。

  • というのも、ノイズが気になるという初心者は、ほとんどがマイクをPCに直接接続しています。しかし、 PCが標準搭載しているサウンド機能というのは低性能であるため、マイクを直接接続してしまうと「サーッ」というノイズがどうしても多く混入してしまう のです。

  • また、 生活音がうるさい場所でマイクを使用 すれば、ノイズは多くなります。たとえば、扇風機の近くでマイクを使った場合、どのようなマイクを使っていても扇風機の音がノイズになります。さらに、 電源コンセントや、PC周辺にある電気製品が影響を及ぼすケースもある ので覚えておきましょう。

         実況用PCマイク/こんなときはを参照

スタンドマイクとヘッドセットについて


  • たまに「スタンドマイクはノイズが多いからヘッドセットを買えばよかった」という指向性に関連したレビューを見かけます。これも大きな誤解です。たしかに、スタンドマイクがノイズを拾いやすいというケースはあるでしょう。しかし、 「ヘッドセットだからノイズが少ない」とまでは断言できません 。ノイズが多いか少ないかは、 PC環境、マイクの使い方、およびマイクの特徴・仕様によって違う のです。

  • また、ヘッドセットの装着感は個人差が大きく、人によっては頭や耳が痛くなるというケースが多々あります。しかし、どのヘッドセットの装着感がその人にとって最適なのか、本人がヘッドセットを実際に長時間装着するまでわかりません。ヘッドセットの装着感について考慮せず、安易に購入すると失敗します *3


製品ピックアップ


  • 時間がない方のためにいくつかマイクを掲載しておきます。ただし、 マイクは不満が出やすい周辺機器 のひとつです。これについては上で述べたとおりです。以下のレビューは、 筆者の個人的な感想なので注意してください

  • なぜ筆者自身がここまでしつこく書くかというと、残念ながら「Amazonのレビューやwikiを信じて買ったのに…」という、お怒りのレビューを見かけることがあるからです(参考1参考2参考3参考4)。みなさんを迷わせるようで心苦しいのですが、できるかぎりリスクを避けたいのであれば、1,000円以下のスタンドマイクを購入してみてください。リスクを最小限に抑えられるからです。

         PCマイクの製品例を参照

手堅い作りのゲーミングヘッドセット G231


  • 少し高い予算を組めるという場合は、 G231 (リンク先 : Amazon)がよいでしょう。ゲーミングヘッドセットは、なかなか手を出しづらいと思いますが、G231はよくまとまった製品です。ヘッドフォンの音質は低音がさりげなく強調されていますし、定位も悪くありません。また、装着感が意外と軽く、しかも耳に触れる部分がサラサラの布地に当たる感触が快適さを保ってくれます。

G231
G231
型番 G231
接続方法 3.5mmステレオミニプラグ
指向性 単一指向性
ノイズキャンセリング あり
音量コントローラー あり
マイクミュートスイッチ あり
特徴 こちら

超小型ピンマイク ECM-PC60


  • ピンマイクとして定番なのが ECM-PC60 (リンク先 : Amazon)です。製品のサイズがとても小さいため、最初は驚くかもしれません。スタンドマイクとしても使えるものの、基本的には服に留めて使用するピンマイクと考えておいたほうがよいでしょう。マイクの音質は、味付けのない自然な音になります。全指向性ですが、適切な環境で使い方をまちがえなければきれいに声が入ります。

ECM-PC60
ECM-PC60
型番 ECM-PC60
接続方法 3.5mmステレオミニプラグ
指向性 全指向性
ノイズキャンセリング なし
音量コントローラー -
マイクミュートスイッチ なし
特徴 こちら

USB Audio Box付属 ECM-PCV80U


  • ECM-PCV80U (リンク先 : Amazon)は、本格的なボーカル用マイクのような外観を備えた製品です。PCに3.5mmステレオミニプラグで接続できます。特長はなんといっても、付属のUSB Audio Boxを使用することでノイズの少ない高音質な音に変化する点です。ただ、その場合はUSB接続のマイクと同じ扱いになるので注意しましょう。音質については、少し篭っていると感じる人もいるかもしれませんが、人気が高い製品です。スタンド部分を上に伸ばすことはできません。

ECM-PCV80U
ECM-PCV80U
型番 ECM-PCV80U
接続方法 3.5mmステレオミニプラグ・USB
指向性 単一指向性
ノイズキャンセリング なし
音量コントローラー -
マイクミュートスイッチ あり
特徴 こちら


マイク音声を録音・配信する場合の設定


  • マイク音声を録音・配信したい場合、まずはPC側で設定をしましょう。

マイクをPCのマイク入力端子に接続します。マイクを接続していない場合は以下の設定ができません。


デスクトップ画面右下にある を右クリックして、「 録音デバイス 」を選択します。


「マイク」上に が表示されていることを確認します。これは、「マイク」が既定のデバイスであることを意味します。同アイコンが表示されていない場合は、「マイク」上で右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択しましょう。必須の設定というわけではありませんが、念のためです。


「マイク」の絵が半透明になっている場合は、まず同項目上で右クリックして「有効」を選択します。そして、再度右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します *4


「マイク」をダブルクリックし、「レベル」タブで「マイク」が でないことを確認します。 である場合は、アイコンをクリックして にします。 はマイクの音がミュートで、自分の声が入らない状態です。


「聴く」タブをクリックして「このデバイスを聴く」がOFFになっていることを確認します。同項目がONになっていると、自分の声がヘッドフォンまたはスピーカーから聞こえてきます。


録音デバイスの画面から引き続き「再生」タブをクリックし、「スピーカー」をダブルクリックします。


「レベル」タブで「マイク」が になっていることを確認してください(マイクミュートの状態)。同項目が になっていると、自分の声がヘッドフォンまたはスピーカーから聞こえてきます。 PCによっては「マイク」がありません が、その場合は設定する必要はありません。


使用するマイクをアプリ側で選択 します。ここでいうアプリといのは、たとえば 録画ソフト、録音ソフト、配信ソフト、通話ソフト などのことです(後述)。


OBS Studioの設定

マイクの音質を確認したい場合は、 AudacitySoundEngine などのアプリで録音テストを行うとよいでしょう。

         Audacityの使い方を参照


マイクを使用できるアプリの例


録画・録音の場合


  • 動画に自分の声を入れたい場合 は、下表に掲載しているアプリを使用しましょう。ゲーム実況プレイ動画の作成などに向いています。

名称 使用例 備考
Bandicam PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 初心者向け
ロイロ ゲーム レコーダー PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 初心者向け
oCam PCゲームの録画、実況プレイ動画作成
GOM Cam PCゲームの録画、実況プレイ動画作成
新ShadowPlay PCゲームの録画、実況プレイ動画作成
ShadowPlay PCゲームの録画、実況プレイ動画作成
アマレコTV TVゲーム・PCゲームの録画、実況プレイ動画作成
Game DVR PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 Win10用
Audacity 音声の録音・編集

ライブ配信の場合


  • ライブ配信(生放送)を行いたい場合 は、下表に掲載しているアプリを使用します。これらのアプリは、 配信ソフト といいます。配信ソフトにはさまざまな機能がありますが、ライブ配信するときは基本的に必須と考えてください。当然、自分の声を配信で流すことができます。

名称 使用例 備考
NLE ニコ生でのライブ配信 ニコ生専用
OBS Studio ライブ配信全般 お薦め
OBS Classic ライブ配信全般
XSplit ライブ配信全般 有料だが、お薦め


マイクブースト


マイクブーストとは


  • マイクブースト とは、マイク音量を増幅する機能のことをいいます。同機能を使用することで、マイク音量を簡単に大きくできます。ただし、マイクブーストを使うと ノイズも大きくなるので音は悪くなります 。また、 PCによっては同機能が搭載されていない場合があります


マイクブーストを有効にする方法


  • 以下のようにしてマイクブーストをONにします。

デスクトップ画面右下にある を右クリックして「 録音デバイス 」を選択します。


「マイク」をダブルクリックします。マイクの絵が半透明である場合や、「マイク」が表示されていない場合は、上述の「マイク音声を録音・配信する場合の設定」をご覧ください。


「レベル」タブまたは「カスタム」タブで「 マイク ブースト 」のスライダーを右に移動し、「+20.0 dB」にします。環境によっては、「マイク ブースト」の代わりに「 AGC 」(オートゲインコントロール)などと表記されている場合もあります。


録音・配信すると気づくと思いますが、 「サーッ」というノイズがめだつ はずです。対処法については、実況用PCマイク/こんなときはをご覧ください。


こんなときは





その他


  • PCのマイク入力端子にマイクを接続した場合、マイク音声はモノラル音声となります。したがって、 ステレオマイクをマイク入力端子に接続しても音質は向上しません *5


関連ページ





  • Audacityの使い方
    • 無料で音声を録音・編集!高機能なアプリ、Audacityを使いこなそう









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