トップ > ライブ配信カテゴリ概要 > おすすめライブ配信サイトの比較まとめ / 2019年04月12日 (金) 16時02分28秒



ゲーム配信用に、全6個の配信サイトを徹底比較

  • 2019年現在、さまざまな配信サイトが存在します。では、いったいどこで配信すればよいのでしょうか。

  • このページでは、下表に掲載した6個の配信サイトを詳しく比較していきます。おもに配信者側の視点で詳しく見ていきましょう。

お薦め度 説明 配信方法
ニコニコ生放送 B- ・有料会員になる必要あり
・枠、延長など独自システムが多い
こちら
ツイキャス B ・ニコ生と人気を二分
・低遅延と安定さが特長
こちら
Twitch A ・海外では一強状態
・視聴者に支援してもらえる機能が充実
こちら
YouTube Live・YouTube Gaming A ・Twitchのライバル候補
・アーカイブは自動的に無期限で残せる
こちら
OPENREC B+ ・配信権限を取得する必要あり こちら
Mixer B+ ・超低遅延、1秒以下の遅延にできる
・4画面同時配信など、革新的な機能を数多く搭載
こちら

  • 文中で「全サイト」という用語を使用することがあります。これは、上表に掲載した配信サイトをさします。

目次


対応デバイス


PCからの配信 PS4からの配信 スマホからの配信(ゲーム)
ニコニコ生放送 ○(nicocas)
ツイキャス ×
Twitch
YouTube Live・YouTube Gaming
OPENREC ×
Mixer ×

PCからの配信


  • 全サイトでPCからの配信が可能です。ゲーム配信は、PCを使用して行うのが基本となります。



ゲーム専用機からの配信


  • PS4など、ゲーム専用機からも直接ライブ配信ができます。ただし、対応している配信サイトは限られます



  • では、対応していない配信サイトの場合はどうすればよいのでしょうか。この場合は、原則どおりPCを使用します。また、キャプチャーボードという周辺機器も必要です。ゲーム機をキャプチャーボードとHDMI接続すればゲーム画面がPCに映り、ゲーム音もPCから出ます。


スマホからの配信


  • 基本的に、スマホからはゲーム配信するのは一般的ではないと考えてください。

  • スマホ単体でのゲーム配信については、配信サイトによって対応状況が異なります。また、ここでいう「ゲーム」とは、スマホ用のゲームアプリのことをさしています。

        スマホでゲーム実況


画質


画質のよさ 最大ビットレート 推奨解像度、または最大解像度
ニコニコ生放送 A~C 6,000kbps(視聴は3,000kbps) 1280x720
ツイキャス 通常配信 C
高画質ゲーム配信 B- 1,000kbps(800kbps推奨) 640x360
超高画質配信 A 6,000kbps 1920x1080
Twitch A 6,000kbps 1920x1080
YouTube Live・YouTube Gaming A 51,000kbps(詳細は不明) 3840x2160
OPENREC B+ 2,500kbps 1280x720
Mixer A 10,000kbps 1920x1080

  • 高画質で配信するために重要なのがビットレートの設定です。これが大きい数字であるほど画質をよくできます。しかし、配信サイトによってはビットレートに上限が設けられており、画質をむやみに上げることができません。もしビットレートの上限を無視して設定すると、映像が途切れたり、自動的に配信が切断されます。

  • 画質を重視するなら、YouTube Live、Twitch、ツイキャス、Mixerのいずれかにするとよいでしょう。OPENRECは、ビットレート的に少し見劣りします。

  • ツイキャスは高画質なゲーム配信をするには不向きでしたが、2018年3月22日からは「超高画質配信」ができるようになりました。これにより最大6Mbps、1080p/60fpsでの配信が可能になっています。


遅延


おおよその遅延時間 備考
ニコニコ生放送 約4~5秒
ツイキャス 約2~3秒
Twitch 約2~5秒 低遅延モード時
YouTube Live・YouTube Gaming 約4~5秒 超低遅延モード時
OPENREC 約10~15秒 ただし、超低遅延モードはもっと短い
Mixer 1秒未満 FTL配信時

  • リアルタイムで視聴者とコミュニケーションをとるためには、遅延(タイムラグ)の少なさが重要です。この点、ツイキャスであれば、遅延は数秒です。つまり、視聴者に質問をしたら数秒で答えが返ってくる、ということです。完全なリアルタイムというわけにはいきませんが、少なくとも話が噛み合わなくなるということはないでしょう。


  • YouTube Liveでは、2017年9月に「超低遅延モード」が実装されました。配信時にこのモードを選択すれば、遅延を約4~5秒まで短縮できます。場合によっては、ニコ生よりも遅延を短くできるかもしれません。ただ、DVR(配信を早戻しできる追っかけ再生機能)は自動的に無効になります。DVRを有効にしたいのであれば、「低遅延モード」にしておきましょう。


  • Twitchでも、2018年5月に「低遅延モード」が実装されました。これにより、遅延が約2~5秒に短縮されています。ただし、現在のところChromeで視聴する場合のみの対応となっています。


  • 遅延がいちばん少ないのがMixer(旧Beam)です。1秒以下の遅延に抑えることができます。1秒というと、ライブ配信の世界では遅延がないようなもの、といっても過言ではありません。これは他の配信サイトを圧倒する短さです。しかも、高画質で配信できるわけですから、最初はだれもが驚くでしょう。配信方法・設定方法が重要です。



アーカイブ


保存期間 コメントの再生
ニコニコ生放送 1週間
ツイキャス 無期限*1 *2
Twitch 2週間(有料会員などは2か月)
YouTube Live・YouTube Gaming 無期限
OPENREC 条件つきで無期限*3
Mixer 2週間

  • ライブ配信は、必ずしもリアルタイムで見てもらえるとは限りません。そこで、どの配信サイトもあとでライブ配信を視聴できるようにアーカイブ機能があります。ただ、アーカイブの保存期間に期限が設けられていることが多いので、注意しましょう。期限を過ぎると、自動的にアーカイブが削除されます。


  • また、ニコ生、Twitch、OPENRECのように、有料会員と無料会員で差異が設けられている場合もあります。つまり、有料会員の特典のひとつとして、アーカイブが位置付けられているケースです。

  • アーカイブを残したいなら、YouTube Liveがお薦めです。動画の保存期間に制限がありません。しかも、ライブ配信をすればそれがアーカイブとして自動的に保存され、ほかの動画(録画した動画)と同じように視聴者に見てもらえます。ふだんからYouTubeに動画をアップロードしている人の場合、ライブ配信をすることでアーカイブがチャンネルに順次追加されていきます。動画の投稿数・再生回数、および視聴時間が増えるので、チャンネルの成長を考えると一石二鳥でしょう。

  • 逆に、アーカイブが貧弱なのがニコ生です。まず、視聴者が一般会員の場合、配信者が予約せずに配信を開始したものについては、アーカイブ視聴(タイムシフト試聴)することができません。また、かりに配信者が予約をして配信開始したとしても、一般会員の視聴者は事前に「タイムシフト予約」をしておく必要があります。保存期間も1週間であり、しかも画質も落ちるので、制限がもっとも厳しいといえるでしょう。


収益化


収益化 説明
ニコニコ生放送 クリ奨、またはユーザーチャンネルで
ツイキャス
Twitch パートナーになるか、またはアフィリエイトに参加
YouTube Live・YouTube Gaming チャンネル登録者数が1,000人以上必要
OPENREC 有料会員になる必要あり
Mixer パートナーになる必要あり

収益化とは


  • ここでいう収益化(マネタイズ)とは、配信者がライブ配信を通して収益を得ることです。

ニコ生ではクリ奨を利用する


  • ニコ生では、(1)クリエイター奨励プログラムを利用するか、または(2)ユーザーチャンネルを利用する必要があります。簡単に概要を見ておきましょう。

  • クリエイター奨励プログラム(クリ奨)は、奨励金を受け取れる制度です。同プログラムを利用するには、配信終了から24時間以内に番組を登録する必要があります。また、奨励金を受け取れるのは4か月後です。この2点には注意してください。

  • 2019年4月11日からは、ギフト・Vギフト機能が追加されました。ギフトは視聴者から贈られるもので、いわば投銭です。受け取ったギフトは、クリエイター奨励プログラムのスコアに加算されます。

  • ユーザーチャンネルによる収益化は、配信者がユーザーチャンネルを開設し、視聴者に入会してもらって月額課金で収入を得るというものです。しかし、ユーザーチャンネルはエントリー制になっており、だれでも自由に開設できるというわけではありません。

Twitch、YouTube Liveにおける収益化


  • Twitchでは、収益化するにはTwitchパートナーになるか、または同社のアフィリエイトプログラムに参加する必要があります。収益化の方法は多岐にわたっており、たとえばスポンサー登録や、Cheering機能(投銭機能)、Amazonギアなどがあります。また、Twitchを通さずStreamlabsというサイトを使って、配信中に寄付を募る配信者も珍しくありません。


▲一例ですが、Twitchパートナーの場合、視聴者にスポンサー登録してもらえば収益のいちぶを受け取ることができます。

  • YouTube Liveでは、2017年2月からSuper Chat(スパチャ)が導入されました。これは、視聴者が自分のコメントをチャット欄に一定時間固定表示し、めだたせる機能です。投銭機能として利用でき、視聴者がSuper Chatを購入してコメントを投稿すると、収益のいちぶが配信者に分配されます。ただし、最低限の要件としてチャンネル登録者数が1,000人以上でないと有効化できません。


  • もうひとつ、YouTubeで覚えておきたいのが、2017年9月から始まったスポンサー機能です。上述のTwitchパートナーと同様、月額課金であるため、有効化することで毎月の収入を安定して得やすくなります。Super Chatと組み合わせて使用すれば、かなりの効果が見込めるかもしれません。

配信者の企画を支援できるツイキャス


  • ツイキャスでは2018年2月28日から、ツイキャス・キートスが始まりました。これはクラウドファンディングのようなものです。配信者が企画を立てて目標金額を設定し、その企画に対して視聴者から支援を募るというかたちになります。

  • また、2018年4月25日からは、ユーザー間で専用アイテムを介して仮想通貨を送り合うことが可能になりました。モナコイン、およびビットコインに対応しており、ウォレット機能で保有することもできます。投銭としても使えるでしょう。

  • そのほか、アーカイブの再生回数に応じて報酬が支払われる機能や、VTuber専用プログラムなど、ツイキャスは収益化について積極的に新機能を盛り込んでいます(詳細)。


利用料金


料金 説明
ニコニコ生放送 月額540円 有料のプレミアム会員になる必要がある
ツイキャス 無料
Twitch 無料
YouTube Live・YouTube Gaming 無料
OPENREC 無料
Mixer 無料

  • ほとんどの配信サイトでは、配信するのにお金はかかりません。無料です。しかし、ニコ生に限っては唯一、配信するのに毎月540円かかります。長期間配信しようとすると負担が大きくなるでしょう。有料会員の特典のひとつとして「配信も」できるという扱いなのですが、時代遅れになっている感があります。

  • ただ、ニコ生側もそれは意識しているようで、ふたつ例外があります。まず、PS4から直接ニコ生でゲーム配信する場合は、一般会員でも1か月間にかぎり、お試し期間として無料で配信可能です。お試し期間が終了したあとは、プレミアム会員でないと配信できません。

  • また、スマホから直接ニコ生でゲーム配信する場合は、一般会員でも1日3回までなら無料で配信できます。ただし、対応しているゲームタイトルは限られます。詳細は、ニコニコインフォを参照してください。


その他


時間制限


配信時間 説明
ニコニコ生放送 30分(最大6時間) 2017年8月24日からは延長が無料に
ツイキャス 30分(最大4時間) コンティニューコイン5枚で30分無料延長
Twitch 無制限
YouTube Live・YouTube Gaming 無制限
OPENREC 無制限
Mixer 無制限

配信の予約


予約 予約なしでの配信 備考
ニコニコ生放送
ツイキャス 「ライブの予告」は可能
Twitch 「イベント」の作成は可能
YouTube Live・YouTube Gaming
OPENREC オフィシャルユーザーのみ予約可能
Mixer ×

  • 配信の予約というのは、「何時から配信を開始する」というようにスケジュールを設定して配信する機能のことです。大型企画では事前に告知・宣伝の意味を込めて、予約することがあります。

公開範囲


公開範囲の変更 説明
ニコニコ生放送 コミュ限、および非公開のテスト配信が可能
ツイキャス 高画質ゲーム配信
通常配信
Twitch ×
YouTube Live・YouTube Gaming 公開・限定・非公開のいずれかを選べる
OPENREC × 配信まえに映像・音声の確認は可能
Mixer ×

  • 公開範囲の変更は、テスト配信したいときや、限られた人に対してだけ配信したいときに使うとよいでしょう。


まとめ


  • これから新規に配信を始めるなら、TwitchまたはYouTubeがよいでしょう。どちらも力強く成長しており、知名度もあります。また、さまざまなアプリ・ハード・サービスが標準で両サイトに対応しているため、配信しやすい環境が整っています。まさに2大巨頭といえるでしょう。

  • Twitchの大きな特長のひとつは、視聴者に支援してもらいやすい環境がそろっているという点です。ここでいう支援というのは、収益化のことだけではありません。視聴者を巻き込んで活動できるという意味もあります。たとえば、Twitchにはクリップという機能があり、視聴者は配信でおもしろいと感じたシーンをリアルタイムで動画にすることができます。そして、視聴者どうし、あるいはSNSで動画をすぐに共有できるわけです。これはあくまでも一例で、配信者にとっては視聴者を取り込んでチャンネルを大きくするための方法がたくさんあるのがTwitchの魅力なのです。

  • YouTubeは、日本だとTwitchよりも知名度が高いかもしれません。多くの日本人がふだんから動画視聴で接しています。すでにYouTubeに動画投稿をしていて足場を固めているなら、ライブ配信は大きな効果を生むかもしれません。アーカイブがずっと残るのも配信者にはうれしい点です。視聴者としても、時間に縛られず自由にアーカイブを視聴できるのはこのうえないメリットです。また、視聴者からすると、「現在見ている画面内で」配信を巻き戻してリアルタイムで再生できる機能(DVR)も大きな意味があります。だれにとっても便利なのがYouTubeといえるでしょう。


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