トップ >
ライブ配信カテゴリ概要 >
おすすめライブ配信サイトの比較まとめ / 2022年01月17日 (月) 12時34分30秒
ゲーム配信用に、全5個の配信サイトを徹底比較
- さまざまな配信サイトが存在します。では、いったいどこで配信すればよいのでしょうか。
- このページでは、下表に掲載した5個の配信サイトを詳しく比較していきます。おもに配信者側の視点で詳しく見ていきましょう。
|
お薦め度 |
説明 |
配信方法 |
ニコニコ生放送 |
B- |
・無料でも配信できるようになった ・枠、延長など独自システムが多い |
こちら |
ツイキャス |
B |
・ニコ生と人気を二分 ・低遅延と安定さが特長 |
こちら |
Twitch |
A |
・海外では一強状態 ・視聴者に支援してもらえる機能が充実 |
こちら |
YouTube Live |
A |
・Twitchのライバル候補 ・アーカイブは自動的に無期限で残せる |
こちら |
OPENREC |
B+ |
・配信権限を取得する必要あり |
こちら |
- 文中で「全サイト」という用語を使用することがあります。これは、上表に掲載した配信サイトをさします。
- 記事の内容が古くなったため、新しく記事を書き直しました。2022.1.14
【最新比較2022】どのサイトでゲーム配信すべきか。あのサイトがおすすめ
目次
対応デバイス
|
PCからの配信 |
PS4からの配信 |
スマホからの配信(ゲーム) |
ニコニコ生放送 |
○ |
○ |
○(nicocas) |
ツイキャス |
○ |
× |
○ |
Twitch |
○ |
○ |
○ |
YouTube Live |
○ |
○ |
△ |
OPENREC |
○ |
× |
○ |
PCからの配信
- 全サイトでPCからの配信が可能です。ゲーム配信は、PCを使用して行うのが基本となります。
ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方
ゲーム専用機からの配信
- PS4など、ゲーム専用機からも直接ライブ配信ができます。ただし、対応している配信サイトは限られます。
PS4・Xbox Oneの配信機能
- では、対応していない配信サイトの場合はどうすればよいのでしょうか。この場合は、原則どおりPCを使用します。また、キャプチャーボードという周辺機器も必要です。ゲーム機をキャプチャーボードとHDMI接続すればゲーム画面がPCに映り、ゲーム音もPCから出ます。
キャプチャーボード、および
キャプチャーボードの選び方
スマホからの配信
- 基本的に、スマホからはゲーム配信するのは一般的ではないと考えてください。
- スマホ単体でのゲーム配信については、配信サイトによって対応状況が異なります。また、ここでいう「ゲーム」とは、スマホ用のゲームアプリのことをさしています。
スマホでゲーム実況
▲画面の上へ
画質
|
画質のよさ |
最大ビットレート |
推奨解像度 |
ニコニコ生放送 |
A~C |
6,000kbps(視聴は3,000kbps) |
1280x720 |
ツイキャス |
通常配信 |
C |
|
|
高画質ゲーム配信 |
B- |
1,000kbps(800kbps推奨) |
640x360 |
超高画質配信 |
A |
6,000kbps |
1920x1080 |
Twitch |
A |
6,000kbps |
1920x1080 |
YouTube Live |
A |
51,000kbps(詳細は不明) |
1920x1080 |
OPENREC |
B+ |
5,000kbps |
1920x1080 |
- 高画質で配信するために重要なのがビットレートの設定です。これが大きい数字であるほど画質をよくできます。しかし、配信サイトによってはビットレートに上限が設けられており、画質をむやみに上げることができません。もしビットレートの上限を無視して設定すると、映像が途切れたり、自動的に配信が切断されます。
- ツイキャスは高画質なゲーム配信をするには不向きでしたが、2018年3月22日からは「超高画質配信」ができるようになりました。これにより最大6Mbps、1080p/60fpsでの配信が可能になっています。
▲画面の上へ
遅延
|
おおよその遅延時間 |
備考 |
ニコニコ生放送 |
約2~3秒 |
2021年5月、新方式導入により |
ツイキャス |
約2~3秒 |
|
Twitch |
約2~5秒 |
低遅延モード時 |
YouTube Live |
約4~5秒 |
超低遅延モード時 |
OPENREC |
約10~15秒 |
ただし、超低遅延モードはもっと短い |
- リアルタイムで視聴者とコミュニケーションをとるためには、遅延(タイムラグ)の少なさが重要です。この点、ツイキャスであれば、遅延は数秒です。つまり、視聴者に質問をしたら数秒で答えが返ってくる、ということです。完全なリアルタイムというわけにはいきませんが、少なくとも話が噛み合わなくなるということはないでしょう。
- YouTube Liveでは、2017年9月に「超低遅延モード」が実装されました。配信時にこのモードを選択すれば、遅延を約4~5秒まで短縮できます。場合によっては、ニコ生よりも遅延を短くできるかもしれません。ただ、DVR(配信を早戻しできる追っかけ再生機能)は自動的に無効になります。DVRを有効にしたいのであれば、「低遅延モード」にしておきましょう。
- Twitchでも、2018年5月に「低遅延モード」が実装されました。これにより、遅延が約2~5秒に短縮されています。ただし、現在のところChromeで視聴する場合のみの対応となっています。
ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法
▲画面の上へ
アーカイブ
|
保存期間 |
コメントの再生 |
ニコニコ生放送 |
1週間 |
○ |
ツイキャス |
無期限 |
△ |
Twitch |
2週間(有料会員などは2か月) |
○ |
YouTube Live |
無期限 |
○ |
OPENREC |
条件つきで無期限 |
○ |
- ライブ配信は、必ずしもリアルタイムで見てもらえるとは限りません。そこで、どの配信サイトもあとでライブ配信を視聴できるようにアーカイブ機能があります。ただ、アーカイブの保存期間に期限が設けられていることが多いので、注意しましょう。期限を過ぎると、自動的にアーカイブが削除されます。
- また、ニコ生、Twitch、OPENRECのように、有料会員と無料会員で差異が設けられている場合もあります。つまり、有料会員の特典のひとつとして、アーカイブが位置付けられているケースです。
- アーカイブを残したいなら、YouTube Liveがお薦めです。動画の保存期間に制限がありません。しかも、ライブ配信をすればそれがアーカイブとして自動的に保存され、ほかの動画(録画した動画)と同じように視聴者に見てもらえます。ふだんからYouTubeに動画をアップロードしている人の場合、ライブ配信をすることでアーカイブがチャンネルに順次追加されていきます。動画の投稿数・再生回数、および視聴時間が増えるので、チャンネルの成長を考えると一石二鳥でしょう。
- 逆に、アーカイブが貧弱なのがニコ生です。まず、視聴者が一般会員の場合、配信者が予約せずに配信を開始したものについては、アーカイブ視聴(タイムシフト試聴)することができません。また、かりに配信者が予約をして配信開始したとしても、一般会員の視聴者は事前に「タイムシフト予約」をしておく必要があります。保存期間も1週間であり、しかも画質も落ちるので、制限がもっとも厳しいといえるでしょう。
▲画面の上へ
収益化
|
収益化 |
説明 |
ニコニコ生放送 |
○ |
クリ奨、またはユーザーチャンネルで |
ツイキャス |
○ |
|
Twitch |
○ |
パートナーになるか、またはアフィリエイトに参加 |
YouTube Live |
○ |
チャンネル登録者数が1,000人以上必要 |
OPENREC |
○ |
有料会員になる必要あり |
収益化とは
- ここでいう収益化(マネタイズ)とは、配信者がライブ配信を通して収益を得ることです。
ニコ生ではクリ奨を利用する
- ニコ生では、(1)クリエイター奨励プログラムを利用するか、または(2)ユーザーチャンネルを利用する必要があります。簡単に概要を見ておきましょう。
- クリエイター奨励プログラム(クリ奨)は、奨励金を受け取れる制度です。同プログラムを利用するには、配信終了から24時間以内に番組を登録する必要があります。
- 2019年4月11日からは、ギフト・Vギフト機能が追加されました。ギフトは視聴者から贈られるもので、いわば投銭です。受け取ったギフトは、クリエイター奨励プログラムのスコアに加算されます。
- ユーザーチャンネルによる収益化は、配信者がユーザーチャンネルを開設し、視聴者に入会してもらって月額課金で収入を得るというものです。しかし、ユーザーチャンネルはエントリー制になっており、だれでも自由に開設できるというわけではありません。
Twitch、YouTube Liveにおける収益化
- Twitchでは、収益化するにはTwitchパートナーになるか、または同社のアフィリエイトプログラムに参加する必要があります。収益化の方法は多岐にわたっており、たとえばスポンサー登録や、Cheer機能(投銭機能)などがあります。また、Twitchを通さずStreamlabsというサイトを通じて、配信中に寄付を募る配信者も珍しくありません。
▲一例ですが、Twitchパートナーの場合、視聴者にスポンサー登録してもらえば収益のいちぶを受け取ることができます。
- YouTube Liveでは、2017年2月からSuper Chat(スパチャ)が導入されました。これは、視聴者が自分のコメントをチャット欄に一定時間固定表示し、めだたせる機能です。投銭機能として利用でき、視聴者がSuper Chatを購入してコメントを投稿すると、収益のいちぶが配信者に分配されます。ただし、最低限の要件としてチャンネル登録者数が1,000人以上でないと有効化できません。
- もうひとつ、YouTubeで覚えておきたいのが、2017年9月から始まったスポンサー機能です。上述のTwitchパートナーと同様、月額課金であるため、有効化することで毎月の収入を安定して得やすくなります。Super Chatと組み合わせて使用すれば、かなりの効果が見込めるかもしれません。
配信者の企画を支援できるツイキャス
- ツイキャスでは2018年2月28日から、ツイキャス・キートスが始まりました。これはクラウドファンディングのようなものです。配信者が企画を立てて目標金額を設定し、その企画に対して視聴者から支援を募るというかたちになります。
- また、2018年4月25日からは、ユーザー間で専用アイテムを介して仮想通貨を送り合うことが可能になりました。モナコイン、およびビットコインに対応しており、ウォレット機能で保有することもできます。投銭としても使えるでしょう。
- そのほか、アーカイブの再生回数に応じて報酬が支払われる機能や、VTuber専用プログラムなど、ツイキャスは収益化について積極的に新機能を盛り込んでいます(詳細)。
▲画面の上へ
利用料金
|
料金 |
説明 |
ニコニコ生放送 |
無料 |
2019年8月28日から一般会員でも配信可能に |
ツイキャス |
無料 |
|
Twitch |
無料 |
|
YouTube Live |
無料 |
|
OPENREC |
無料 |
|
- 配信するさいにかかる利用料金ですが、すべてのサイトで無料となっています。
- ニコ生については、以前は月額550円払わないと配信できませんでした。しかし、現在は無料で配信できるようになっています。ただし、1枠30分で延長できない、予約できない、画質がプレミアム会員と比較して劣る、といったデメリットがあります。
▲画面の上へ
その他
時間制限
|
配信時間 |
説明 |
ニコニコ生放送 |
30分(最大6時間) |
・2017年8月24日からは延長が無料に ・延長できるのはプレミアム会員のみ |
ツイキャス |
30分(最大4時間) |
・コイン5枚で30分無料延長 ・ツイキャスゲームズなら、コインがなくても4時間配信可能 |
Twitch |
無制限 |
|
YouTube Live |
無制限 |
|
OPENREC |
無制限 |
|
公開範囲
|
公開範囲の変更 |
説明 |
ニコニコ生放送 |
○ |
コミュ限、および非公開のテスト配信が可能 |
ツイキャス |
○ |
|
Twitch |
× |
|
YouTube Live |
○ |
公開・限定・非公開のいずれかを選べる |
OPENREC |
× |
|
- 公開範囲の変更は、テスト配信したいときや、限られた人に対してだけ配信したいときに使うとよいでしょう。
▲画面の上へ
まとめ
- これから新規に配信を始めるなら、TwitchまたはYouTubeがよいでしょう。どちらも力強く成長しており、知名度もあります。また、さまざまなアプリ・ハード・サービスが標準で両サイトに対応しているため、配信しやすい環境が整っています。まさに2大巨頭といえるでしょう。
- Twitchの大きな特長のひとつは、視聴者に支援してもらいやすい環境がそろっているという点です。ここでいう支援というのは、収益化のことだけではありません。視聴者を巻き込んで活動できるという意味もあります。たとえば、Twitchにはクリップという機能があり、視聴者は配信でおもしろいと感じたシーンをリアルタイムで動画にすることができます。そして、視聴者どうし、あるいはSNSで動画をすぐに共有できるわけです。これはあくまでも一例で、配信者にとっては視聴者を取り込んでチャンネルを大きくするための方法がたくさんあるのがTwitchの魅力なのです。
- YouTubeは、日本だとTwitchよりも知名度が高いかもしれません。多くの日本人がふだんから動画視聴で接しています。すでにYouTubeに動画投稿をしていて足場を固めているなら、ライブ配信は大きな効果を生むかもしれません。アーカイブがずっと残るのも配信者にはうれしい点です。視聴者としても、時間に縛られず自由にアーカイブを視聴できるのはこのうえないメリットです。また、視聴者からすると、「現在見ている画面内で」配信を巻き戻してリアルタイムで再生できる機能(DVR)も大きな意味があります。だれにとっても便利なのがYouTubeといえるでしょう。
▲画面の上へ
関連記事
▲画面の上へ
- >管理人 (2021-06-24 03:28:34) さん
修正ありがとうございます!
口調が強くなってしまいました。ごめんなさい。 -- 名無しさん (2021-06-24 21:21:35)
- >名無しさん (2021-06-23 18:58:20)
ありがとうございます。修正しました。
サイト移転後の旧サイトの情報をマメに更新することは基本的にないので、
ご了承いただきたく。 -- 管理人 (2021-06-24 03:28:34)
- 情報が古い
ニコニコは低遅延モードで約2秒になってる -- 名無しさん (2021-06-23 18:58:20)
- ミルダムは劣化版Twitchだよ
Twitchの丸パクリと見せかけて仕様はTwitchに劣ってる -- 名無しさん (2021-03-24 15:33:29)
- ミルダムがまったく触れられてない・・・ -- 名無しさん (2020-09-19 07:16:19)
最終更新:2022年01月17日 12:34