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配信初心者がN Airで絶対に覚えておくべき10のポイント / 2019年11月03日 (日) 17時47分01秒
これをマスターすればN Airは怖くない
- 初めてN Airを使うと、「使い方が難しすぎてわからない」ということがあるかもしれません。とくに、NLEからN Airに乗り換えた人だと、最初は操作方法にとまどうはずです。
- そこで、今回はN Airを初めて使う人に向けてポイントを10個ご紹介します。たった10個のポイントをマスターするだけで、N Airを簡単に使えるようになります。
- なお、N Airの詳しい使い方については、下記ページに書いておきました。参考にしてください。
N Airの使い方を参照する
目次
画面が見切れているときは右クリックする
- N Air上で画面が見切れているという場合は、簡単な設定ですぐに直せます。実際にやってみましょう。
- まずは見切れている画面をクリックして選択します。選択すると、その画面が赤い境界線で囲われます。
- つぎは、赤い境界線で囲まれている画面上で右クリックしてください。そして、「回転・サイズ変更・配置変更」から「プレビュー画面にフィットさせる」を選択します。
- するとどうでしょう。見切れていた画面がピッタリと収まります。これが「プレビュー画面にフィットさせる」の効果です。頻繁に使うので、覚えておいてください。
▲画面の上へ
画面の重なり順はドラッグで変える
- 複数の画面をN Airに映すと、片方の画面がもう片方の画面に隠れて見えなくなることがあります。このようなときは、ソースの重なり順を変えましょう。
- 具体的には、「ソース」の部分でソースを上下にドラッグします。上にあるソースほど手前に表示されます。したがって、いちばん手前に表示したいソースをいちばん上にしてください。
▲画面の上へ
画面キャプチャーで混乱しないように
画面キャプチャーのやり方
- NLEからN Airに乗り換えた人が混乱するのが画面キャプチャーのやり方です。NLEとは操作方法が異なるので、覚えておきましょう。
- まず最初に「ソース」の「+」をクリックし、「画面キャプチャ」を選択します。そして、画面を順に進めていきます。
- 問題はここからです。N Airの画面のなかにデスクトップ画面が表示され、その画面のなかにさらにデスクトップ画面が表示されます。まるで合わせ鏡のような状態になります。
指定した範囲だけを視聴者に見せる方法
- 何重にも同じ画面が表示されて驚くかもしれません。ただ、これは不具合ではなくN Airの仕様です。全画面を取り込んで表示し、それを再度取り込んで表示しているので合わせ鏡のようになっているだけです。では、どうすれば指定した範囲だけを取り込めるのでしょうか。
- N Airを最大化しているのであれば、もとのサイズに戻す。
- 「ソース」の「画面キャプチャ」上で右クリックする。
- 「領域を指定してキャプチャ」を選択する。
- すると、画面が白色の半透明状態になります。視聴者に見せたい範囲をドラッグしましょう。赤い境界線が表示された部分だけが取り込まれ、視聴者に見せることができます。
- NLE経験者がとまどうのは、いったん全画面を取り込まないといけないという点です。ほかのソフトと連携させれば一発で任意の範囲を取り込めますが、N Air単体ではどうしようもありません。
▲画面の上へ
Alt + ドラッグで画面を切り取れる
- 画面によけいな部分が映っている場合は、トリミング(クロップ)しましょう。
- どうやるかというと、「Alt」キーを押しながらソースの辺・角にある白い四角をドラッグします。すると、画面端がどんどん削られて見えなくなっていきます。「Alt」キーを押しながらというところがポイントです。
- もしトリミングをやり直したいのであれば、そのソースを選択してから右クリックし、「回転・サイズ変更・配置変更」から「回転・サイズ変更・配置変更のリセット」を選択してください。これでもとに戻ります。
- なお、「Shift」キーを押しながら画面をドラッグした場合は、アスペクト比(縦横比)を無視して画面を引き伸ばしてしまいます。「Alt」キーと「Shift」キーを押しまちがえないようにしましょう。
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マイクのノイズは、フィルターで抑制できる
- マイクにノイズが入る、音質が悪いというときは、ノイズ抑制という機能を使います。根本的な解決にはなりませんが、手助けにはなるはずです。
- まず、「ミキサー」にある「マイク」の歯車アイコンをクリックして「フィルター」を選択します。
- つぎに「+」アイコンをクリックし、「フィルターの種類」で「ノイズ抑制」を選択して「完了」をクリックしましょう。
- スライダーを左に動かすほど効果が強くなりますが、基本的にいじる必要はありません。スライダーをあまり右に動かすと音質が悪くなります。最後に「完了」をクリックします。
▲画面の上へ
PCが重いときは、ハードウェアエンコーダーを使う
- ライブ配信というのは、PCに大きな負荷がかかります。そうするとPCの動作が重くなり、画面がカクカクする、カクつくという症状が発生することがあるかもしれません。
- いくつか対処法があるのですが、手軽にできるのがハードウェアエンコーダーというものを使う方法です。以下のように設定します。
- 画面左上の歯車アイコンをクリックする。
- 「出力」タブを開く。
- 「エンコーダ」で、「NVENC」など「ソフトウェア (x264)」以外を選ぶ。
- 「完了」をクリックする。
- もしPCの動作が軽くならない場合は、以下のページをご覧ください。記事のタイトルが「OBS Studio」となっていますが、これはN Airと基本的な使い方が同じ配信ソフトです。
OBS Studioで、PCの動作が重くてカクカクするときの対処法を参照する
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アマレコTVについて
- アマレコTV4使用者で、N Airに画面を映したいのに映らないという人がいるかもしれません。
アマレコTVがなくても画面は映せる
- まず基本的なことですが、アマレコTVがなくてもキャプチャーボードが入力した映像はN Airに映せます。なぜなら、「ソース」の「+」から「映像キャプチャデバイス」でキャプチャーボードを直接選択すればよいからです。「AmaRec Video Capture」を選ぶ必要はありません。
- ポイントは、「映像キャプチャ」デバイスを追加するときはアマレコTVを閉じておくという点です。設定方法については、以下のページをご覧ください。記事のタイトルが「OBS Studio」となっていますが、これはN Airと基本的な使い方が同じ配信ソフトです。
OBS Studioの映像キャプチャーデバイスの設定方法を参照する
どうしてもアマレコTVを使いたい場合
- それでもアマレコTVを使いたいのであれば、「アマレコTV4 ライブ機能 64bit ベータ版」を導入しましょう。64bit版というところが重要です。N Airは64bit版のソフトなので、アマレコTVのライブ機能も64bit版でなくてはいけません。
- 導入できたら、N Airの「映像キャプチャデバイス」で「AmaRec Video Capture」を選択します。これでアマレコTVの画面を見ながら配信できます。
- もし「ライブ機能や映像キャプチャデバイスはよくわからない、アマレコTVは使いたい」ということであれば、アマレコTVの画面をN Airの「ウィンドウキャプチャ」で取り込む方法もあります。
- アマレコTVの設定画面を開く。
- 「高度な設定1」タブを開く(アマレコTV3は「高度な設定」タブ)。
- 「EVRを使う」を選択する(アマレコTV3は「EVR優先」)。
- 「OK」をクリックする。
- N Airの「ソース」の「+」から「ウィンドウキャプチャ」を選択し、「ウィンドウ」で「[AmaRec TV4.exe]: AmaRec TV4」を選択する。
- 「完了」をクリックする。
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コメジェネについて
- 必要なものは、(1)HTML5コメントジェネーレーター(以下コメジェネ)と、(2)コメントビューアです。
- たとえば、コメントビューアがNCVの場合は以下のようにします。
- コメジェネをダウンロードし、解凍する。
- 「CommentGenerator0.0.8a」フォルダ内にある「hcg_setting.exe」を起動し、「参照」から「CommentGenerator0.0.8a」フォルダを指定する。
- 「OK」をクリックする。
- 「CommentGenerator0.0.8a」フォルダ内にある「hcg_NCV.dll」を、「NCV」フォルダ内にある「plugins」にコピーする。
- N Airの「ソース」の「+」をクリックし、「Webページ」→「ソースの追加」→「新しいソースを追加する」の順にクリックする。
- 「ローカルファイル」にチェックを入れ、「参照」から「CommentGenerator0.0.8a」フォルダ内の「CommentGenerator.html」を選択する。
- 「幅」を550、「高さ」を150にする。
- 「完了」をクリックする。
- NCV以外にも、マルチコメントビューアでも同じことができます。やはりコメジェネとの組み合わせになります。
コメジェネ + マルチコメビュでコメントを表示する方法。ニコ生以外もOKを参照する
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YouTubeなどでも配信できる
- N Airは、ニコ生以外の配信サイトでも使うことができます。たとえば、YouTube、Twitch、ニコキャス、OPENRECなどでもN Airで配信可能です。詳細は、以下のページをご覧ください。
N Airの使い方を参照する
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トラブルが起きたときの対処法
- 今後N Airを使っていれば、トラブルが起きることもあるはずです。もし対処法を調べるなら、N Airの記事だけではなく、OBS StudioやStreamlabs OBSといった配信ソフトの記事も参考にするとよいでしょう。
▲OBS Studio(左)とStreamlabs OBS(右)
- なぜなら、N AriのベースになっているのはStreamlabs OBSであり、さらにそのStreamlabs OBSのベースになっているのがOBS Studioだからです。これら3つの配信ソフトは基本的な使い方が共通しており、なにか問題が起きたときの対処法もほぼ同じです。
N Airの使い方を参照する
OBS Studioの設定方法を参照する
Streamlabs OBSの詳しい使い方・設定方法を参照する
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関連ページ
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最終更新:2019年11月03日 17:47