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624 名前:220 1/3[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 02:24:59 ID:/lIoOHLc いつもと違う夜明け…ってのはガラじゃねぇよな。ルイズと一緒に寝てる事自体は変わりないんだし。ただ体がちょっとだるいだけだ。 でも… やっぱり、何か違うよな。なんか愛しいって言うか…いや、今までも好きだったけど。 いきなり抱き締めてみたいとか、そんなのを思う。 さっきまでか?時間感覚がずれてるからわかんねーけど、ルイズの体は温かかった。それに柔らかかった。俺とは違う、女の子の肌。ふにふにしてて、なんか抱き締めてるのはこっちなのに、包み込まれた感じ。 いつも胸が無いって言ってたけど、しっかり抱いてみると俺の胸になんか柔らかいのが当たって、ルイズはやっぱり女の子なんだなって…それと、ずっと恥ずかしがってた。 「ちいちゃいの嫌でしょ?」 「触ってもいい…けど…」 あの時のルイズはすごく自信なさそうで。 それでも最後は色々許してくれた。どっちもリードなんて出来る訳が無いだろ?だから俺が聞いて、ルイズが許して。 そうやって…進めていった。 「見ちゃダメ…ソコ、汚いもの…」 「でも、ここで繋がるんだろ?」 「う〜」 「多分痛いんだから…少しでも痛くないようにしたいんだよ…」 「…うん」 地球にいた時の知識で舐めてみたり、ルイズの反応が凄い所を探してみて。 それで… 625 名前:220 2/3[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 02:27:53 ID:/lIoOHLc その時は…俺は全部気持ちよかった。ルイズと一つになれたんだって。俺「だけ」満足してたんだ。 でも…ルイズは泣いてた。しかもそれを気付かれないように、耐えてた。 「サイト…私…気持ち良い?…」 「ア、アンタの好きにしたらいいの…」 …好きになんか出来るかよ…俺は俺なりに…気遣いたかった。 「俺はソッチが繋がってる事より、コッチ(キス)の方がいい」 「サイト…」 「だから無理するなよな…キスして欲しいならするし…抜いて欲しいんなら言えよ。…俺、馬鹿だから、お前が言ってくれねぇとわかんねぇんだよ…」 「でも…だったら続けて。すぐに慣れると思うから…」 「ああ…」 射精の寸前の頃には、ルイズの涙は逆に増えてたと思う。でも俺の目を最後まで見つめて、絡めた腕がキツくなって、ずっと甘い声あげてて、それで…抜こうとしなかったんだ。 流石にそんな事をしたらどうなるか、ルイズも分かってた。それでも。 「ヤバい…ルイズ、離せ…」 「はっ…ん」 「ルイズ?」 「…いや」 「?」 「サイトの赤ちゃん…出来ても良いの…」 「な…なん」 「好きな人だから!アンタがどうしようもないくらい好きだから!出来ても良いの!」 「ま、待てって…」 「私にちょうだい…サイトのを、私の中に…」 ルイズの一言一言が、俺の理性を吹っ飛ばした。あの時は俺もルイズもお互いしか見えなかった。 俺の理性も、完全に吹き飛んじまってた。 「俺が…ルイズの中に…」 「離さないんだから…だから」 「良い…んだよな?」 「…うん」 気が付いたときには朦朧としてる俺と、寝息を立て始めたルイズがいた。汗でビショビショになったシーツに、ルイズの破瓜の痕と、その血と俺のが混じり合って桃色となった液体を残して。 それから、今。 626 名前:220 3/3[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 02:28:44 ID:/lIoOHLc 腕の中にいる、俺の大切な人。俺のずっと想ってた人で、実はずっと想ってくれてた人。 使い魔とご主人様の関係がなくても、本当に守りたい人。 …俺が泣かせちまった人。 桃色の髪の、意地っ張りの、控えめな胸の、実は誰よりも優しい女の子。 …ルイズ… 「ん…」 「起きたか?」 「…サイトよ。サイトよね…」 「な、なに?」 「私の全部、あげちゃった人」 「!」 「怒らないわよ。私だって…ずっと待ってたんだもの…」 「あ、ああ」 「…もう少し寝るから…」 「?」 「私を…ぎゅっとしてなさい…たまに…キス…も…」 寝ぼけていたのか、ルイズはそのまま眠っていった…それでも結構欲張りな命令だと思う。 ルイズが昨日の事をもう一回思い出した時は… なんとなく俺がまた理不尽な思いをすると思った。 完

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