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126 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/20(水) 00:53:32 ID:FUGbudjr 今日は二人が初めてキスをしてから一年記念。 夜中にこっそりとドラム缶風呂に入り、 幻想的な月夜を眺めながらのシキンシップを楽しむ。 「すべすべだな、うぶ毛すらないぞ。 もしかして手入れとかしてるのか?」 まるで空気をよまないサイトのセリフ、しかし二人の間ではいつものこと。 これがいつもの二人…。 「ば、ばかぁ……そんなこと、聞かないでよ。 恥ずかしいんだもん。 生えてこないんだもん!」 頬が上気しているが、お風呂のせいなのか羞恥のせいなのか。 「こ、こらっ。 暴れるなよ、ワインがこぼれるじゃねえか」 狭いドラム缶の中で二人は窮屈に寄り添っていたが、 少し不安定であった。 ワインがこぼれてしまい、顔にかかってしまう。 「きゃっ、冷たい……う〜〜」 「わりっ、今拭うよ!」 上気した頬、ワインで濡れた顔に、淫靡なものを感じたサイトは そこでイタズラ心に火が点いてしまった。 顔に口付けし、頬に垂れる雫をペロペロと舐め、あまつさえ舌を奪う。 「ふぃぁ! ふぃあいと! なにするの。 ん…ちゅ、ふあ」 「ごめん、胸がドキドキしちまったんだよ!」 「も、もう。 だめなんだからね。 ここは外なんだから」 そうだ、そうだった。 ここは人通りが少ないとはいえ外であった。 恥ずかしい姿を、淫靡な顔を誰にも見せたくない、それは俺だけが見ていいものなんだ。 誰にも見せたくはない。 先ほどまでの気持ちが波が引くようにすぅっと引き、 サイトを穏やかにさせた。 「まじでごめん。 よし、しきりなおしでもう一度乾杯しような」 「ぅん…サイト」 ワインを注ぎなおし、月夜に掲げる。 「乾杯、コルベールさん」

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