Top > ボツ > ポートの開放 / 2010年03月16日 (火) 20時41分07秒








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  • ポートとは、外部とのあいだで情報をやりとりするための通り道のことです。通常、一部のポートは安全を図るためにふさがれています。しかし、このままでは動画配信を見てもらうことができません。そこで必要になってくるのがポートの開放です。

  • ポート開放とは、このふさがれているポートを使用できる状態にすることです。ポートを開放することではじめて、動画を配信をしたり、鏡をしたりすることが可能となります。

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ポート番号


  • ポート開放するさい、何番の番号を開放するのか決めなくてはいけません。WMEまたはEEの初期設定では、ポート番号は8080番となっていますが、変更してもかまいません。

  • 1つのポートに対しては、1つのソフトウェアしか使用できません。そのため、たとえばWMEで開放するポート番号を8080にした場合、他のポート開放が必要なソフトウェアで8080番のポートは使えないことになります。このようなときは、別のポート番号を設定してください。

  • PCには、ポートが65536個(0~65535)ありますが、すでに0~1023番までは使用されています。よって、ポートの番号は、とくに指定のないかぎり1024~65535番に設定してください。


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大まかな手順


  • 以下のいずれか、またはすべてで設定する必要があります。ご自宅にルータがない場合は、3番目は不要です。
    • Windowsファイアウォール
    • セキュリティーソフトのパーソナルファイアウォール
    • ルータ(ブロードバンドルータ)

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Windowsファイアウォール


ファイアウォールの例外設定


Windows XP


  1. 「スタート」→「コントロール パネル」→「セキュリティセンター」→「Windowsファイアウォール」の順にクリック。
  2. 「有効(推奨)」にチェックが入っていることを確認し、「例外を許可しない」のチェックを外す
  3. 「例外」タブをクリック。
  4. ポートを使用するプログラムにチェックが入っていることを確認する。プログラムが一覧にない場合は、「プログラムの追加」、もしくは「参照」から選択して「OK」をクリックする。
  5. 「OK」をクリック。

Windows Vista


  1. 「スタート」→「コントロール パネル」→「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」→「続行」の順にクリックする。
  2. 「全般」タブで「有効(推奨)」にチェックが入っていることを確認する。
  3. 「例外」タブに切り替える。
  4. ポートを使用するプログラムにチェックが入っていることを確認する。プログラムが一覧にない場合は、「プログラムの追加」、もしくは「参照」から選択して「OK」をクリックする。
  5. 「OK」をクリックする。

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セキュリティソフトのパーソナルファイアウォール


  • 以下では、セキュリティソフト(アンチウィルスソフト)であるウイルスバスター2010での設定方法ついて書いていきます。ほかのセキュリティソフトを使用している方も参考にしてください。おおよその設定方法は同じです。

  1. ウイルスバスターを起動する(タスクトレイにある赤いアイコンをダブルクリックする)。
  2. 「パーソナルファイアウォール」→「設定」→「詳細設定」の順にクリックする。
  3. 「例外ルール(プログラム)」タブ→「追加」の順にクリックする。
  4. 「説明」に適当な名前を入力する。
  5. 「対象」で「指定のプログラム」が選択されいることを確認し、「参照」をクリックしてプログラムを選択する。
  6. 「設定」で「詳細設定」を選択して「追加」をクリックする。
  7. 「方向」で「受信」を、「処理」で「許可」をそれぞれ選択する。
  8. 「プロトコル」が「TCP」になっていることを確認する。
  9. 「ポート」で「指定のポート」を選択し、ポート番号を入力する。
  10. 「OK」→「OK」→「OK」→「OK」の順にクリックして画面を閉じる。

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ルータ(ブロードバンドルータ)


  • ルータは、さまざまなものが販売されています。そのため、ここですべての種類のルータについて取り上げることはできません。



  • なお、Yahoo!BBなど、レンタルしたモデムにルータ機能が内蔵されている場合があります。この場合もポートを開放する必要があります。

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自己診断



  • 実況配信する人は、WMEまたはEEを立ち上げて設定後、「エンコードの開始」または「開始」をクリックすることを忘れないようにしてください。エンコードを始めた状態で調べないと、ポート開放のチェックがうまく機能しません。

  • 鏡をする人(kagami.exeを利用する人)は、実況配信者などに接続しないとポートスキャンが正常に機能しません。

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ポートの開放がうまくいかない場合


  • ポート開放がうまくいかないという場合は、以下のようにしてください。

手順1


  • まず、WMEまたはEEの「出力」タブのポート番号とURLのポート番号とが一致しているか、ほかのポートではどうか、確かめてみる。

手順2


  • Windowsやセキュリティーソフトのファイアウォールを一時的に無効にして、再度ポートスキャンしてみる。成功の場合は、それらの設定に不具合があるということ。逆に不成功の場合は、手順3に従ってルータの設定を見直す。

手順3


A


  • ポートスキャンが不成功だった場合、プライベートIPアドレスが変動していないか、以下の方法でチェックする。

  1. 「スタート」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を選択し、出てきたウィンドウで「ipconfig」と入力して「Enter」キーを押す。
  2. 「IP Address」の番号をメモし、ルータの設定画面にてプライベートIPアドレスが転送先IPアドレス(LAN側のIPアドレス)と一致しているか確認する。不一致の場合は正しく修正し、プライベートIPアドレスをここ(外部サイト)を見て固定化しておく。

B


  • 二重ルータになっていないか調べ、以下のいずれかの対処をする。
    • ここ(外部サイト)を見る。
    • ルータのマニュアルを参照してブリッジモード(片方のルータの機能を停止)にする。

手順4


  • ルータの設定にもミスがなければ、CATVや、マンションに初めから付属するインターネットサービスを利用していないか確認する。前者のサービスを利用&している場合は、グローバルIPアドレスが付与されているか、ないしはオプションで利用できるか調べる(会社のHP、電話などで)。他方、後者のサービスを利用している場合は、引っ越して通常のプロバイダに加入する。

補足


  • ファイアウォールを一時的に無効にしたあとは、必ず有効に戻しておきましょう。

  • 配信をしたり、鏡をするためには、グローバルIPアドレスが必要です。ほとんどの人は、加入プロバイダからグローバルIPアドレスが自動的に割り当てられていますが、CATVやレオパレス(LEO-NET)の場合はそうでないことがあります。

  • ルータを使用している場合、プライベートIPアドレスは必ずしも固定化させる必要はありませんが、やっておいたほうが無難です。

  • ポート開放がどうしてもできなかったり、グローバルIPアドレスが割り当てられていない場合は、最終手段としてLivetube.ccを使うという手があります。

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最終更新:2010年03月16日 20:41