天の道を往き総てを司る妹 まとめサイト

風間先生

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tenimo

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だれでも歓迎! 編集
【美術の時間です】

?「絵は心よ。己の思想妄想信条怨念その他諸々をこめて描くこと。
   細かい技術や色彩の理論なんかももちろん大事だけど、一番はこれ。
   かの岡本太郎も言っていたわ、芸術は……えーと……」
兄「爆発です、風間先生」
風「そうそう、それそれ」



【シューティングvsジャンプ】

風間「兄友くんって休み時間はいっつも寝てるわねぇ……」
兄「普段から家より学校の方が安らげるって言ってますからね」
風間「ふーん……それを聞いたらいたずらしない訳にはいかないわね」
兄「(まさに外道)……お願いですから手加減してやってくださいよ」
風間「やあねぇ、それくらい分かってるわよ。こう見えても私は……えーっと……」
兄「……もしかして、『教師』ですか?」
風間「そうそう、それそれ」
兄「(いくらなんでもそれを忘れるか……)」

風間「さて、とりいだしたるは一丁の輪ゴム鉄砲」
兄「……一応つっ込みますけど、何でそんなものがここに?」
風間「細かい事気にしないの。さーて、それじゃ早速、よーく狙って……」

ピクッ

兄友「今誰か俺の事を狙ったなぁ!? ハリャァァァァァァ──────ッ!」
風間「なっ……! とっ……飛んだ!?」
兄「な、なんという高さ……ジャンプを見ただけで先の展開が読めてしまった……。
   この軌道では間違いなく天井に突き刺さ──」

ドッグシャァァァァァァァァァァァァ

兄友「うわらば!!」
兄「……無茶しやがって……」

シューティング×ジャンプ
   ○      ●
 決まり手 ある意味場外



【買い物帰りに】 

風間「……あら? 兄くんと妹さんじゃない、こんなところで会うなんて奇遇ねぇ」
兄「あ、先生……って、その女の子は?」
風間「あ、この子は私の娘よ。ほら百合子、二人にご挨拶なさい」
娘「こんばんわー」
妹「ほう……なかなか利発そうな娘だ。誰かとは大違いだな」
風間「あらひどい。そんな事言われたら先生涙が出ちゃうわ、だって……えーと……」
娘「女の子だもん、でしょ?」
風間「そうそう、それそれ」
妹「……」

風間「こほん……ところで貴方達も買い物の帰り?」
兄「あ、はい。晩飯のおかずとか、その他もろもろを」
娘「……ねえ」
妹「……なんだ?」
娘「おねーちゃんたちってどういう関係?」
妹「……ずいぶんませた事を聞く奴だな。私達は……」

娘「新婚さん?」

兄妹「そうそう、それそれ……って……え、えぇぇぇぇぇ!?」
風間「へー、兄妹にしては仲良すぎるって思ってたらそういう事だったのねー」
兄「ち、違いますよ! 先生まで何言ってるんですか!」
妹「そ、そうだ! 私と兄は兄妹であって兄は私の兄であって私は兄の妹であって
   天の道を往く女であって……ああもう、いきなり何を言い出すんだお前は!」
娘「にほんごでおけ」
妹「……! 『は、ハイパーシスターキック』!!」
兄「ちょwwwwww落ち着けwwwwww」
ひったくり「この時を待ってたぜ! 今再びパンツーまる見えのチャン……うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
兄「ああ! また何の罪もない一般市民が巻き添えに!」



風間「ひとーつ! ……えーと……」
兄「ひいきは絶対せず、です」
風間「そうそう、それそれ。じゃあ次はふたーつ! ……って、あれ……なんだったかしら……」
妹友「不正は見逃さず、です」
風間「そうそう、それそれ。最後はみっつ! ……えっと……確か……」
妹「……見事にジャッジする、だろうが」
風間「そうそう、それそれ。もー、年取ると物覚えが悪くなってやーねー、まるで……えーと……」
兄友「……アルツハイマー」
風間「そうそう、それそれ……って、誰がボケ老人よ!」
兄「(……あなたです)」





              ∩ 
              | |/ ̄\
              | | ^o^ | < わたしです
              | l\_/
              \\| |_
               |    |
               |   | |
               |   |U
               | | |
               ○○


兄「あんた誰!?」



風間「えいっ、アルティメットドローイングー」

シュパパァー

風間「よし、完成! さすが私、会心の出来だわー」
兄「なんという良絵画……一目見ただけでワクワクしてしまった、これは間違いなく名画」
風間「うふふ、ありがとー」
妹「それは違うな、芸術とは比べるものじゃない。本当に心がこもっていればすべてが名画だ」
兄「まぁ……そう考えると評論家の人達は大変だよなぁ、いろいろとさ」
妹「それよりこれを見てくれ、『一番大切な人』という課題で描いた兄の似顔絵だ。
  どうだ? 誰のどんな絵でも足元に及ばぬほどの名画だろう?」
兄「言ってる事とやってる事がぜんぜん違う件」
風間「うふふ、そういうお年頃なのよー」



風間「……あらっ、兄友くんはお休みなの?」
兄「影妹ちゃんが風邪を引いたから休んで看病すると見せかけてエロい悪戯をするって言ってました」
風間「あけすけねぇ、まるでひとつの……えーと……ひとつの……」
兄「……それなんてエロゲ? ですか?」
風間「そうそう、それそれ。よく分かったわねぇ」
兄「……俺もそう思います」
風間「にしても最近風邪が流行ってるわね。妹さんのクラスも半分くらい欠席だったわよ」
兄「なんともはや……先生の娘さんは大丈夫ですか?」
風間「今のところはね。心配してくれてありがと」

 一方その頃、隣のクラスでは

南さん「兄友君が風邪を引いた……ゴルゴムの仕業かッ! 絶対に許さんッ!」
南友「ありえないでしょ……常識的に考えて……」

 ついでに三年生の教室では

風見先輩「ぶえ──────っくしょん!」
本郷先輩「……瞬間風速960km/h。また随分と豪快なくしゃみね」
一文字先輩「ダブルタイフーンでくしゃみの威力も二倍ってか? あはは!」
風見先輩「からかわないでよ……いいわよね、あんたらみたいなバカは風邪引かなくて」
本郷先輩「あら、心外だわ。自分で言うのもなんだけどもこれでも私IQ600よ?」
風見先輩「あんたみたいなのを学者バカって言うのよ」
一文字先輩「じゃー私は……」
風見先輩「あんたはただのバカ」
一文字先輩「だっしゃー!」

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