天の道を往き総てを司る妹 まとめサイト

兄と妹2

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
【逆襲の兄】

妹「兄、いつまで寝ているつもりだ。料理が冷めてしまうだろう」
兄「……うーん……もう朝……うわっ!? な、何やってるんだお前!?」
妹「ふ……兄には気持ちよく目覚めてもらいたいからな。
  世界最高の足コキで起こされた気分はどうだ?」
兄「し、質問を質問で返すなあーッ!! 疑問文には疑問文で答えろと学校で教え……く……」
妹「知らんな。私の往く道は私が決める、誰かの作った文法に縛られはしない」
兄「それはありえないだろ、常識的に考え……痛い! ちょ、お、俺のライダーシステム引っ張っちゃらめぇ!
  で、でも……感じちゃう……くやしい……ッ(ビクビク)……アッー!」


風間「……あら、兄君。今日はまたずいぶん元気ないわね、まるで……えーと……」
兄「……死体みたい、ですか?」
風間「そうそう、それそれ。で、何かあったの? 私でよければ相談に乗るわよ?」
兄「あー、その……実は……」

かくかくしかじか

風間「……よーするに、妹さんにヤリ殺されそうってこと?」
兄「はは……お、お恥ずかしい限りで……」
風間「なーんだ、そんなの簡単に解決できるじゃない。
    逆に考えるのよ、『こっちから襲っちゃえばいいさ』って考えるのよ」
兄「こっちから……か。確かにあいつ、迫られると案外弱かったな……」
風間「それに昔の王様はこう言っていたわ、目には目を……えーと……」
兄「歯には歯を、です」
風間「そうそう、それそれ」


兄「(と、いう訳で……徹夜してヤツの寝室に侵入したわけだが)」
妹「すぅ……すぅ……」
兄「(フッフッフ……なんという穏やかな寝息……。寝顔を見た瞬間に分かってしまった、
   こいつは間違いなく俺に襲われることなどそれこそ夢にも思っていない)」
妹「すぅ……すぅ……」
兄「(のんきに寝ていられるのも今のうち……数分後にはその安心しきった寝顔が羞恥に染まり……)」
妹「ん……ぅ……」
兄「(……)」

兄「(……って言うか……これって……客観的に考えると
  実の妹の寝込みを襲うっていう単なる変態行為だよなぁ)」

妹「ん……おにい……ちゃ……」
兄「! や……やめろ……そんな純粋な笑顔を浮かべながら子供声の寝言を発されたら……!」
妹「おにいちゃん……だい……すき……んにゅ……」
兄「う……うわぁぁぁぁぁぁ! お、俺はなんて事をやろうとしていたんだぁぁぁぁぁぁ!
  ゆ、許してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

バタン(部屋から飛び出す音)
ダダダダダダダダダタダダダダダダダ(階段を駆け下りる音)
ガッシャンガラガラ(勢い余って頭からテレビにつっ込んだ音)
キュピーン ドッガァァァァァァン(そのまま爆発した音)

妹「(……甘いんだから、相変わらず……)」



【部活】

ソフトボール部の顧問「妹くん、君、うちの部活に入る気は……」
妹「ない」

卓球部の顧問「ねえ妹さん、卓球に興味……」
妹「ない」

バレーボール(ry「単刀直入に言おう、よければバレー部に入ってく……」
妹「断る」

バスケ(ry「諦めたらそこで試合終了だよ」
妹「帰ってピザでも食ってろ」


妹「まったく、毎度しつこい奴等だ」
兄「……ここまで来るとさすがに相手も気の毒になってくるな。
  ちょっとくらい手伝ってやってもいいんじゃないか?」
妹「それは無理だな、あいにく私は器が大きすぎる。
  私を受け止められる器は世界で唯一……兄だけだ」
兄「……」
妹「む……どうして急に顔を背ける?」
兄「(直視できるか、馬鹿……)」



【ぬこ】

兄「ああっ! 道路に飛び出した子猫が今まさにトラックに轢かれようとしている!
  なんだこの絵に描いたような漫画的シチュエーションは!」
妹「──! 『クロックアップ』!」

シャキィィィィィィン

兄「……大丈夫か? どこかぶつけたりしなかったか?」
妹「ああ……だが、さすがの私も少し焦ったぞ、これは」
兄「首輪がないな……野良猫か?」
妹「だろうな。そうでなければこんな住宅街から外れたところにいる訳が……」

ニャーン
ゴロゴロ

妹「む……ふふ、まったく馴れ馴れしい奴だ」

ニャーゴ
ペロペロ

兄「……」
妹「……どうした、急に黙り込んで」
兄「……いや、今更ながら自分の器の小ささに気が付いてな」
妹「……なるほど、そういうことか。
  安心しろ、向日葵が太陽ではなく星の方を向く事などありえない。
  たとえその星がどれだけ燦然と輝いていようともな」
兄「……どっちが年上だか分からないな、こりゃ」



【保健室にて】

妹「ん……ふ……ん゛──!」
三島「……ずいぶんと抵抗してくれたが……それもここまでだ」
妹「ん……んんっ……ふ……うぅ……!」
三島「無駄だ、そのボールギャグを噛んでいる限りは喋れない。兄の見ている前でお前の正体をさらけ出すがいい……」
妹「!? んっ……んー、んー……ふぅ……んんっ……!」
兄「すまん、妹……だが、こうするしかないんだ……」
妹「! あ…………う、うう……ふ……ぅん……」
三島「さあ、始めるぞ。覚悟はいいか?」
妹「ん……んんんんんん──っ!」

三島「……胸囲65cm。兄……身体検査への協力、感謝する」
妹「ぷはっ……う、うぅ……うわ──────ん! おにいちゃんのバカ! 変態! 裏切り者──!」
兄「いや、元はと言えばお前が暴れたのが悪いんだろ……」
妹友「まあ、クラス全員が巻き添えを喰らってぶちのめされましたからねぇ」
兄「(……そういう君はかすり傷一つ負ってないのね)」



【夢】

コンビニのポスター『肉まん・あんまん大特価! 今月限りの半額セールです!』

妹「………………」

兄「……何? おっぱいを火傷した? なんでまたそんな変わった怪我を……」
妹「……未来を……掴みたかったんだ……」
兄「……?」



【夢のつづき】

 妹が胸を火傷したという。
 恐らくカイロか何かで低温火傷を起こしたのだろう。
 俺の貧困な想像力では、それ以外に年頃の女の子が胸を火傷する可能性が思いつかない。
 少なくとも虫眼鏡で乳首を観察してたらついうっかり太陽光を集めすぎてしまったというアホな話ではないだろう。
 ところで太陽光と言えば、隣のクラスの南さんは太陽の光さえ届けば
宇宙空間でも生きていられるという噂を聞いたがあれは本当なのだろうか。

「(……どう考えたってありえないだろ、常識的に考えて……)」

 どうみても嘘です。本当にありがとうございました。
 誰だよこんな荒唐無稽もはなはだしい噂流したの。
 というか、なんだか知らないがうちの学園には変な噂を流されている奴が多い。
 やれ街でチャラ男に絡まれた妹友ちゃんが赤く染まった鉄パイプ(しかも二刀流)でそいつらを殴り倒しただの、
妹のクラスの剣崎さんとやらは別の星の王女様だの、それなんてエロゲと言いたくなるようなメルヘン嘘話が目白押しだ。

「……」
「……どうした? 火傷したところが痛むのか?」

 そんな取り止めのないことを考えていると、ふと妹が何やらもじもじしているのに気付いた。
 これはただ事ではない。
 「もじもじ」という言葉はこいつに似合わない形容詞ベスト5に入る。
他にも「こそこそ」や「おどおど」などがあるが、それはこの際どうでもいい。
 ともかく、この傲岸不遜という四文字熟語に手足が生えて歩いているような妹が「もじもじ」しているというのは緊急事態に相違ない。
 ……まさか、火傷が思ったより重症だったのか。
 嫌な予感が頭の中を駆け巡る。

「……違う。……帰りに薬局で薬を買って、塗ったんだが……家に着くまでに落ちてしまったんだ」

 だが、その「嫌な予感」はすぐに否定された。
 考えてみれば、こいつが軽度とはいえ火傷をしたのに何の処置も施さずに帰ってくるはずがない。
 とは言えなにぶん患部が患部だ。恐らく、歩いている内に服がこすれて薬が落ちてしまったのだろう。
 とりあえず最悪の事態は避けられたようで内心ほっとしたが、同時にある疑問が湧きあがってきた。

「……それは分かったが……なんでそれをわざわざ俺に教えるんだ?」
「……っ」

 薬がはがれたのならもう一度塗りなおせばいいだけの話だ。
 そう何気なく尋ねただけなのに、何故か妹は俯いてしまった。
 少しだけ癖のある、長めの前髪から垣間見える頬は僅かに赤く染まっているように見えた。

「……これを見ろ」
「こっ……こ、これはッ……!」

 妹が背後に隠した何かをおずおずと差し出してくる。
 その弱弱しく遠慮がちな手つきはいつもの妹とは似ても似つかず、俺は小さくない衝撃を受けた。
 しかし、その驚きは嵐の前の静けさに過ぎなかった。

「お、オ○ナインH軟膏……! 薬ってこれだったのか……!」
「……///」

 そう、塗り薬である。肉体同士の一時的接触によって塗布されるぬるぬる☆ドキドキ☆スーパーメディスンである。
 どうでもいいがH軟膏という言葉はエロ過ぎると思う。自分で言っておいてなんだが、本当にどうでもよかった。
 俺の背中を一筋の汗が伝う。
 これはまずい。この展開はまずい。いや、考えようによっては非常においしいけどとにかくまずい。
 適当な理由をつけてこの場を離れようとしたが、顔を上げた妹の真っ直ぐな瞳に見つめられて立ち上がることさえ出来なくなる。

「ほ、本当なら私が塗った方が確実なんだが……傍目八目という言葉がある。
耳掃除しかり歯磨きしかり、こういう事は第三者が客観的な視点に立ってやる方がいい」

 いつもの自信満々で尊大な語り口はどこへやら、
受験を前にして緊張している学生が自分に暗示をかけるかのようにしどろもどろでそう言う妹。
 そのどこか切なげな声が俺の鼓膜を撫でる度、理性と言う名の重罪人が声のない雄叫びを上げる。
 生殺しはやめてくれ。早くお前の言葉という名のギロチンで理性にトドメを差してくれ。
 でないと今すぐにでもどうにかなってしまいそうだ。

「だから……」

 こ、このままでは俺は……お、俺は……! お、俺のそばに近寄るなぁぁ──────────ッ!

「……兄に……塗って欲しいんだ……」

 賽は投げられた。いや、投げられてしまった。
 妹は恥ずかしそうに呟くと、そっと上着の裾に手をかけ
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藤原豆腐店前

妹 (今晩は兄の好きな豆腐料理にでもするか…)

妹・謎の男「おやじ、絹コシ!」

妹 (何?この男いつの間に?)

文太「悪いね、お客さん残り一丁しか残ってねえや」
くわえタバコの店主が無愛想にそう答えた。

妹「なら私がもらっていくぞ、兄が楽しみにしているからな」

謎の男「かわいい妹の願いを叶える為だ、その豆腐は俺がもらう」

妹はすごい形相で男を睨みつけたが男はまったく意に介していない…

文太「ちっ、しょうがねえな…」
店主はやれやれといった表情で妥協案を持ちかけた。
文太「お嬢ちゃんと兄さんで半分づつってのはダメかい?」

妹「断る!」

謎の男「おばあちゃんが言っていた、二兎追うなら二兎とも獲れ…とな」

妹 (こ、この男!?)

文太「ほんとしょうがねぇなぁ…お前らちょっと待ってろ」
そう言って店主は店の中に入っていった。

文太「おい!拓海!」

拓海「なんだよー親父ー、そんな大声出さなくても聞こえてるよ(…うちボロなんだし)」

文太「ハチロクから豆腐を一丁持って来い」

拓海「えー、配達はどうすんだよ?遅くなるの嫌だぜ俺は(それに遠征もあるし)」

文太「先方には俺から電話しておく。早く持って来い!」

文太「はい、お客さんお待ちどう」
そう言って店主は二人に一丁ずつ豆腐を差し出した。
文太「これで文句はねぇな?」

妹「あ、あぁすまない」

視線を男の方へやると、男はさも当然といった感じで豆腐を受け取り背中をこちらへ向け歩き出した。

妹「ま、待て!お前はいったい…」
何者だ? そう言いかけた時、男は振り返り‘太陽’を指さしながらこう言った。

謎の男「俺か、俺は天の道を行き、総てを司る男だ」

妹「わ、私は天の道を往き総てを司る女だ!」
言って恥ずかしくなった。

謎の男「ふっ、おもしろいヤツだな…またな」
男はそう言ってふたたび歩きだした。

妹「次は負けないからな!」
私はその男が見えなくなるまで見つめていた

妹「上には上がいるということか…私もまだまだ修業が足りないな」

独り言をつぶやいてみたがなぜか家路を辿る足取りは普段より軽く感じた…



兄「もう衣替えの季節なんだな」
妹「そうだな。まぁ今朝まで兄はすっかり忘れてたようだが?」
兄「あぁ、お前のk」
?「やぁ諸君、グッドモーニング!」
兄「………」
妹「………」
?「どうしたの?…そうか、私のあまりに完璧な服の着こなしに声が出ないのだね!?
  何しろ私は衣替えにおいても頂点立つ女だから!」
妹「いや、そうじゃなくて…その格好は何なんだ?」
嬢「この服のことか?これは衣替えの為に私が選んだショ・ミーンの服だが?」
兄「いや、つか体操着は無いだろ…」
嬢「今月は体育祭とやらがあるのだろ?衣替えの衣装としては完璧な筈だ。」
兄「衣替えの意味違うぞそれ」
嬢「まぁこれは余興に過ぎない。…妹よ体育祭では覚悟しなさい、
  私が全てにおいて頂点に立つ女であることをおもいしらせてあげるわ!」
妹「ふっ…せいぜい頑張ることだな」
嬢「相変わらずな態度だな…それではじいやが呼んでいるので、これで失礼する。」

兄「相変わらずよくわからない奴だな。」
妹「ところで兄。」
兄「ん?」
妹「さっき何て言いかけていたんだ?」
兄「…あぁ、お前の可愛い冬制服姿を見て衣替えを思い出したって言おうとしたんだよ。」
妹「…ふ、ふん。ひまわりが太陽を向くのは自然の理だから、当然の事だ。」
兄「何言ってんだ? …ん、そろそろ急がないと遅刻するな、ほら、行くぞ?」
妹「…うん♪」

じ「フヒヒwwwブルマ姿のお嬢さまもww手ブレ補整wwwwww」



【逆襲できない兄】

妹「メリークリスマス」
兄「おめっとさーん。今年も一年お疲れさま」
妹「ああ。ほら、プレゼントだ。私の愛が隅々まで詰まっているぞ、ありがたく受け取れ」
兄「おー、ありがとな。 んじゃ俺からも……ほい」
妹「ふっ……兄が妹を大事にするのは当然の事だが……とりあえず礼を言うぞ(──ありがと、おにいちゃん) ボソッ」
兄「いやしかし、『私がプレゼントだよ(はぁと』って展開を期待してたんだけどなー。流石にそれはありえ……」
妹「それはありえんな。と言うか、既に持っているものをもう一度もらってどうするつもりだ?」
兄「……そうきたか」
妹「ふふ……さて、プレゼント交換も終わった事だし……早速ケーキを切るとするか。
  喜べ、今年は兄の好きな超大型モンブラ……ひゃっ!? あ、兄!? き、急に何を……」
兄「いや、このままだとプレゼントの中身が気になって飯も喉を通らなそうだからな」
妹「だ、だからと言って……んっ、こんな……こ、こらっ、やめ……くっ……き、キャストオフ!」
兄「うわっ!?」
妹「ふ……ふふ……やってくれたな、兄……。おかげで私も”プレゼント”の中身を確かめたくなったぞ」
兄「あ……あれ? なにこの早すぎる攻守逆転? ま、また結局この構図? このパワーバランス?」
妹「覚悟しておけ、今夜は寝かせん……『ハイパークロックアップ』!!」

アッー



兄「ふう……なんとか今週も金曜日まで生き抜いたぜ。いつものことだが辛い戦いだった」
妹「何を言っている、兄は今週試験休みで半分が休日だったろうが」
兄「……いちおう気分の問題だ。つーかお前も代休でもなんでもないのに休んでたじゃないか」
妹「そんな事は関係ないな、私の行く道は私が決める。兄が学校に来ないのなら私も休むまでだ」
兄「(どうみても出席不良です。本当にありがとうございました)」
妹「さて……明日はせっかくの土曜日だ。私が弁当を作ってやるから二人でどこか行楽に……」
兄「あ……悪い、明日はちょっと用事が待てせめて最後まで言わせてくれベルトに手をかけるな分かったやめて」

  •  ・ ・

鏡「あー! 妹ちゃんも来てたのー!? やっぱり私達は赤い糸で繋がってるんだねー!」
嬢「私は紅葉狩りでも頂点を極める女だ。妹、今日こそいつかの決着を付けるぞ!」
兄友「ちょwwwwwwwwwwwwワラビうめぇwwwwwwゼンマイうめぇwwwwwwwwww」
妹友「(ああ、兄友さん! そんな何を栄養にして育ったか分からない雑草じゃなくて私を食べ(ry)」

妹「……」
兄「(なんというベタなオチ……)」



妹がホカホカのあんまんを見つめています

妹「……」
妹「……」
妹「……」
妹「……」

妹「……スーパーチェンジ」

ゴソゴソ

妹「……」

──ぽよん

妹「……」

ぽよんぽよん

妹「……えへへ」


兄「おーい妹、何やって……あ」
妹「あ──────」


DEAD END No.65~カテゴリーAの悲哀~



妹が料理をしています

兄「なんか手伝おうか?」
妹「必要ない。私が料理をしている時、私の1m以内は神の領域だ。兄でもこの中に入ることは許さん」
兄「はいはい……しかしこの調子じゃ台所セクロスなんて夢のまた夢だな」
妹「……何?」
兄「いいよなぁ、台所プレイ。包丁の音、味噌汁の匂い、揺れるエプロン、白いうなじ……」
妹「……またバカな事を」
兄「バカとはなんだ。これは男の夢なんだぜ?」
妹「夢じゃなくて欲望だろうが。第一そんな事をしたらせっかくの料理が冷めてしまう」
兄「やっぱダメっすかwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwww」
妹「当然だ。だが安心しろ、こんな事もあろうかと私の部屋を台所型に改築しておいた」
兄「さすがの俺でもそれは読めなかったわ」



妹「兄……見てくれ。私はついに未来をこの手に掴んだ」
兄「い、妹……おま……そ、それは……その胸は……!?」
妹「驚いたか? そう、これぞ人類の宝とでも言うべき『ロリ巨乳』だ」
兄「な、なんで急に……昨日まではまな板も裸足で逃げ出すほどの絶壁おっぱいだったのに……」
妹「ふふ……私の進化は光より速い、という事だ。全宇宙の何者も私の進化にはついて来れない」
兄「はたして巨乳になる事を進化と言っていいものかという疑問は残るが……」
妹「そんなことより……どうだ私の胸は?(たゆん) 」
兄「た、確かに……重力に負けない張り、絶妙な柔らかさを醸し出す美しい曲線、そして
  いまだ幼さの残る顔と成熟していない肢体とのギャップが生み出す破壊力はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!」
妹「ふっ……まあ、これで兄が他の女に目を奪われる可能性は無くなったという訳だ。
  私がロリ巨乳属性を掴んだ今、足りないものなど一つもないだろう?(むにゅ」
兄「う……辛抱たまらん!(がばっ」
妹「あっ……こら、そんなにがっつくな……んっ……!」

妹「あぁ……もうこんなにして……いやしい奴だな、少しは落ちつ……あ……」
もぞもぞ
妹「もう……おにいちゃんたら……えっちなんだから……うふ……うふふ……」
じたばた
妹「……ん……やっ、おにいちゃんのあかちゃんうむっ」
もぞもぞ
妹「………………はっ!? 夢ッ!」
兄「お前……何も……何もそこまで貧乳を気にしなくても……」
妹「\(^o^)/しかも見られた\(^o^)/オワタ」



妹「フゥゥ……ハァァ……」
鏡「ど、どうしたの妹ちゃん……な、なんだか今日はいつもよりワイルドだね……?」
妹友「あー……二日前からお兄さんが修学旅行に行ってるから、多分そのせいだよ」
妹「うぅぅぅぅ……兄……おにい……ちゃ……」
鏡「なんだか震え始めたんだけど……」
妹友「俗にいう禁断症状ってやつだね……今日の午後帰ってくる予定だから、そうすれば収まるはずなんだけど」

♪きみのとーなりーたたかうーたびーうまれかーわるー♪

妹友「あ、妹ちゃんの携帯が……」
妹「! もしもし!」
兄『もしもし? おー、妹か』
妹「あぁ……おにいちゃん……! 寂しいよ……早く会いたいよ……早く帰ってk」
兄『ごめん、こっち物凄い大雨でさ、飛行機が出ないから帰るの明日になりそうなんだ』
妹「え……」
兄「俺がいない間気をつけろよ……って、お前の場合はあんまり心配ないかな。じゃあ(プツッ)」

ツー ツー ツー

妹「…………………………………………」
鏡「これは……」
妹友「──鏡ちゃん、逃げて」
鏡「え? 逃げるって……」
妹「RRRRRYYYEEEEEァァァァァァ──────ッ! 帰ってこれないだとォォォォォォ!」
鏡「うわぁぁぁぁぁぁ! い、妹ちゃんが考えるのをやめたぁ──────ツ!」
妹友「出た……妹ちゃんが色々と限界に達した時勝手に発動する、目につく者すべてを
    お兄さんに群がる悪い虫と判断して辺り構わず暴れる通称『ダーク妹』状態……」
妹「あぁ……兄……兄……おにいちゃ……! うう……あ……キャストォォ……オ……フ……ッ!!」
立花「(ガラッ)ねー剣崎ー、このコッペパン食べてもいいー?」
鏡「ああっ! く、食いしん坊の立花先輩!」
妹友「なんでよりによってこんな時に! 先輩あぶな──────い!」
妹「キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
立花「え……あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

ボドボドダー



番外編「冒険者の姉と天の道を行き総てを司る妹」

男「おはよう、二人とも」
妹「おはよう、兄」
姉「おっはよー、おとーとー」
男「日曜日だってのに二人とも早いな、どこか出かけるのか?」
妹「ああ、行きつけの魚屋にいいサバが入ったからな」
姉「私は……」
男「姉ちゃんはあれだろ、日曜恒例の探検ごっこ」
姉「こら、探検ごっこじゃないでしょ? ちゃんと『冒険』って言いなさいっ」 
男「あー、はいはい。ま、出かけるなら二人とも気をつけてな」

姉妹「「え? 弟(兄)も一緒に行くんだけど(行くんだが)?」」

姉「え……」
妹「む……」
男「(またこの流れかよ……)」
妹「……おばあちゃんは言っていた、妹萌えこそ世界の真理。兄はすべからく妹とくっつくべきであるとな」
姉「ふっ……もう妹の時代は終ったわ、これからは姉萌えがプレシャスよ」
男「あの、時間をあけて両方に付き合うってのは……」
姉妹「弟(兄)は黙ってて(黙っていろ)」
男「……はい」



番外編その2

姉「は……は……ぶえーっくしょい! あーチクショイ!」
妹「……汚いな。今は食事中だ、手で抑えるくらいはしろ」
姉「あはは、メンゴメンゴ」
男「……なあ、姉ちゃんってさぁ」
姉「ふぇ?」
男「たまーにオバちゃん臭いよな」
姉「ブ──────ッ!(AA略」
妹「はひゃぁぁぁぁぁぁ!?」
男「ああっ! 姉ちゃんの口から噴出された茶が妹の顔面に!」
姉「おおおオバちゃんちゃうわ! 全然ちっともピチピチギャルだわ!」
男「いまどきピチピチギャルは古いだろ……常識的に考えて……」
妹「それより人に向かって茶を吹きかけるんじゃない! 何を考えてるんだ!」
姉「だってあのままだと弟に直撃しちゃってたし……あんたもそれは嫌でしょ?」
妹「……いや待て、だったら何もない方を向けばいいだろう! わざわざこっち見んな(#゚д゚#)!」
姉「それが私のプレシャス!( ゚∀゚)bグッ」
妹「こ……こいつは……!」



兄「何だ?!この金色の物体は?!」
金色「僕は大剣人ズバーン」
兄「喋れるのか?」
金色「美しい心の持ち主には聞こえる」
兄「だから俺にも聞こえるんだね」
金色「兄が世界で一番愛してるのは可愛い妹」
兄「妹?」
金色「NO!リピートアフターミー!可愛い妹!」
兄「…可愛い妹」
妹「…へへへぇ(´∀`)」



妹「兄よ。今日の晩御飯は何が良い?」
兄「うーん。たまにはカップラーメンでも食いたいな。なんて…」
妹「な…何だと?!私の手料理より…あんなインスタントが食べたいだと…」
兄「いや!!大変だろーしたまにはカップラーメンでも…いいかなと…」
妹「お…おばあちゃんが…ヒック…言ってた…ヒック…添加物は…ヒック…体に悪いって…ヒック…うぇぇ~ん(;_;)」
兄「冗談だ!冗談!もちろん食べたいのはお前の手料理に決まってるだろ」
妹「ほ…ヒック…本当か?」
兄「当たり前だろ!ただ毎日大変だろうからたまには料理しないでいいようにと思ったんだ」
妹「そうか!全く苦になるものか!腕によりをかけて作ってやる!!」
兄『久々に姉タンタン麺、妹ジャージャー麺、父チャーシュー麺、母ワンタン麺、兄貴塩ラーメン、弟味噌ラーメン……食べたかったんだが』



兄「これが呪いの鏡か……」
妹友「これに願いをかけると何でもかなえてくれるそうですよ
妹「ふん……馬鹿馬鹿しい。こんなものに頼る暇があったら目的に近付く努力をするべきだな」
兄「そりゃそうだ。ま、どうせ迷信だろうし……もう帰るか」
妹友「そうですね」
妹「……ああ、すまんが教室に忘れ物をした。すぐに追いつくから先に行っていろ」
兄「あいよー」

妹「……」

さっ

妹「……おにいちゃんと結婚できますようにっ(ぱんぱん)」
呪いの鏡「それは無理だろ……法律的に考えて……」
妹「しゃべった!?」



兄「なー妹、肩でも揉もうか」
妹「なんだいきなり。どういう風の吹き回しだ?」
兄「いや、お前朝昼晩と三食作ってもらってるから何か恩返ししたいなーと」
妹「兄がそんな事を気にする必要はない。私は私のやりたいようにやってるだけなんだからな」
兄「そう言ってくれるとありがたいんだが……でもさ、たまには俺に頼ってくれよ」
妹「それは無理だな。根本的な鍛え方が違う、能力的に言えば兄では私の代わりは無理だ」
兄「鍛え方? お前なんか特別なトレーニングとかしてたっけ?」
妹「ふ、愚問だな。愛以外に人を強くするものなどあるものか」
兄「……それなら俺も負けない自信があるんだけどなぁ(ぼそっ)」
妹「ん? 何か言ったか」
兄「いや別に。ま、お前がそういうなら俺にも考えがある」
妹「ほう……なかなか興味深いな、聞かせてもらおうか」
兄「口で言って聞かないなら実力行使だ! そら、横になれ! マッサージしてやる!」
妹「ひゃっ! こ、こらっ! 乗っかるんじゃない! あ、危ないだろう!」
兄「知らないね、ほーら足ツボマッサージだぞーこちょこちょ」
妹「ひゃわ! ちょ、ま、やめ……ふっ……あは、あははは! や、やだ、やめて……あはは!」



兄「あっ、影妹ちゃん。こんばんは」
影妹「あっ、兄さんと妹さん。こ、こんばんは」
妹「ああ……しかし一人で買い物とはご苦労な事だな。兄友はどうした?」
影妹「兄友さんは……その、人ごみの中に入ると皆が俺を笑ってるような気がするから嫌だって……」
妹「……被害妄想にも程があるな。一度病院に連れて行け」
兄「病院でも治るかどうか……って、影妹ちゃん、その指輪どうしたの?」
影妹「あっ……こ、これは兄友さんがくれたんです、一心同体の証だって……///」
兄「あー、なるほど。結婚指輪みたいなもんって訳か」
影妹「けっ……!? け、けけ、けっこ……ん……!?///」
妹「……ふん。妙な理由をつけて買い物にも付き合わない奴のどこが一心同体だ」
影妹「いいんです、だって兄友さんは側にいないときはもっと側にいてくれますから」
兄「あー……とりあえず、ごちそうさまでした」
妹「……私だって」
影妹「え?」
妹「わ、私だって兄に対する愛情は全宇宙の誰にも負けはしない!」
兄「ちょwwwwww公衆の面前でwwwwwwwwやめてwwwwww」
妹「兄の性格も声も好きな食べ物も寝相も性感帯も人には言えない性癖もすべて知っている!
  いつどんな時だって側にいる! もちろん夜の生活まで完全に把握してる! どうだまいったか!」
兄「人生\(^o^)/オワタ」



【アレの回数】

兄友「……平均すると一回だな。影妹に毎日相手をさせる訳にも行かない」
妹友「最高記録は百八回です」
鏡「三回くらいかなー」
嬢「? ……じいや、O・ネイニーとは一体何のことだ?」
じいや「ブ──────ッ!!(AA略」

兄「(……昔から妹がしてくれたから一回もやったことないんだよな。
   しかしこんな事を言ったら最後てんやわんやの大騒ぎに……)」
妹「ゼロ回だ。兄がいるのにどうして自分でする必要がある」
兄「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」



テーレーレー チャラーン

妹「なんだ……もう終わりか。どうやら過大評価していたようだな」
兄「すげぇ俺の妹……一発でコンボイの謎クリアしてる……」
妹「ふっ……このぐらい当然だ、そこらの凡人と一緒の基準で考えるな」
兄「ふふふ……だが、その余裕もこれまでだ。こいつばかりはお前でも絶対にクリアできまい」
妹「……いいだろう、見せてみろ。まあ、そんなゲームがこの世に存在するとは思えないがな」

つ『摩訶摩訶』

妹「……なんだ。大して難しくないじゃないか」
兄「ククク。最初は誰でもそういうのさ、後で吠え面かくなよ」
妹「ふん、そんな事あるわけないだろう。吠え面をかくのはそっちだ」

プレイ中

妹「な、なんだこれは! 階段を下りただけでバグが起きたぞ!」
妹「ば、バカな! アイテムを交換しただけでフリーズするだと!」
妹「宝箱を取り逃しただけで最初からやり直しとは……なんという悲劇だ……!」
兄「どうだ? これはさすがにキッツいだろ」
妹「『クリアできない』の意味が違うだろう! さっぱりゲームが進まないぞ!」



妹「兄、今日のカブトを録画しておいたぞ。一緒に見よう」
兄「え? ちょっと待て、確か今日は……」

ガチャ ギュイーン(再生)

妹「(わくわく)」
兄「おいカメラとめろ……じゃなくて、今日はカブト休……」
妹「……む? なんだこれは、いつもと随分雰囲気が違う……いや、これは、ま、まさか……っ!」

 大       学



 駅       伝

妹「……!」
兄「やっぱり……」
妹「ば、バカな……中止だと……!」
兄「ま……まあ、あんまり気を落とすなよ。一週間延びただけなんだし、見逃すよりはいいじゃないか」
妹「ああ……分かっている。おばあちゃんが言っていた、女はクールであるべし。沸騰した水は蒸発するだけだとな」
兄「そ、そうか……それならよかっt」
妹「しかし仮面ライダーは子供の夢! それを奪い去る大人はもはや人間ではないッ! 

      / ̄ ̄\
    /ノ( _ノ  \
    | ⌒(( ●)(●)       1! 2! 3! ハイパーキック!
    .|     (__人__) /⌒l
     |     ` ⌒´ノ |`'''| 
    / ⌒ヽ     }  |  |         __________て
   /  へ  \   }__/ /             | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |(
 / / |      ノ   ノ           | | \      / | | |’, ・
( _ ノ    |      \´       _    | |   \ ノ(  /   | | | ,  ’ 
       |       \_,, -‐ ''"   ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ   | | | て 
       .|                        __ ノ _| | | (
       ヽ           _,, -‐ ''" ̄|_ ̄_o o o___|_|r'" ̄
                                              」
兄「分かってないじゃないかぁぁぁぁぁぁ!」



店員「おめでとうごさいます! 二等の大型プラズマ冷蔵庫はこちらのお客様が当選されました!」

風間「きゃー! やったぁ! 一等よ百合子! これはいわゆるひとつの……えっと……」
百合子「奇跡でしょ、お母さん」
風間「そうそう、それそれ!」
兄「……あれ? 風間先生も買い物ですか?」
風間「あら、兄くんと妹さん。見て見て、福引で冷蔵庫ゲットしちゃった!」
兄「マジですか!? 凄いですね、おめでとうございます!」
妹「……ふん、いい年して福引くらいではしゃぐんじゃない。お前の器が知れるぞ」
風間「あら、嬉しいときは全身で喜びを表現するのが自然なのよ。かの岡本太郎は言っていたは……芸術は……えーと」
百合子「爆発」
風間「そうそう、それそれ。じゃあ二人とも、また明日学校でね」
兄「(この際芸術は関係ないんじゃ……)あ、はい、さようなら」

妹「……おい、店員。二等は今の女が持っていったようだが、一等は残っているか?」
店員「はい、一等のバミューダトライアングル旅行はまだ誰も当選してません」
妹「そうか……ほら、福引券だ。私も引かせてもらうぞ」
兄「とかなんとかいいつつ、なんだかんだで張り合ってしまう妹であった」
妹「……」
兄「痛ぇ! や、やめて! 蹴らないで! ぼ、暴力反対!」
妹「……ふん(おにいちゃんと旅行……ドキドキ)」

そして数時間後

兄「……どうすんだ、このポケットティッシュの山……」
妹「……ぐすっ……旅行……おにいちゃんと旅行……行きたかったのに……えぐっ……」
兄「ああもう、泣くな泣くな。ほら、涙を吹いてやるからこっち向け」
妹「んっ……」
兄「(これでまず一枚使ったわけだが……先は遠いな……)」



兄「……あれ? まだ起きてたのか?」
妹「ああ」
兄「ああ、って……もう四時だぞ、早く寝ろよ」
妹「気にするな。そう言う兄こそ何故こんな時間まで起きている?」
兄「(ここで正直に「エロゲやってた」なんて言ったらまた蹴られるんだろうなぁ……)」
妹「……まさか、またいかがわしいゲームをやっていたのか? 私というものがありながら……」
兄「え!? あ、いや、違う! ち、ちょっとトイレに行きたくなっただけだって! 」
妹「……ふん、まあ、それならいいが……」
兄「(うおお……あっぶねぇ……)……で、お前はなんでまだ起きてるんだよ。いくら明日が日曜だからって……」
妹「にぶい奴だな。そこまで分かっていて何故本当に大切な事に気付かない?」
兄「え……? 日曜がどうした……って、ま、まさかお前……」
妹「……おばあちゃんが言っていた、『ビデオの録画は番組が始まったのを自分の目で確かめてからやれ』とな」
兄「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww今週は駅伝ねーよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

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