天の道を往き総てを司る妹 まとめサイト

兄と妹3

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匿名ユーザー

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【またどこか別の兄妹の末路】

黒妹「……! ……!(クイクイ)」
黒兄「……ん? どうした?」
黒妹「……!」
黒兄「おっ……山茶花か。そっか、もうそんな季節なんだな」
黒妹「………………♪」
黒兄「取ってきてやるって? いや、いいよ。第一人ん家の花だろあれ
黒妹「……;;」
黒兄「あーもう、泣くな泣くな。その、なんだ、花なんかなくてもお前がいればいいからさ」
黒妹「! ………………///」
黒兄「でも……そろそろこの町ともお別れだな」
黒妹「! ………………」
黒兄「……思ったより早くバレちゃったな、俺達が兄妹だって事」
黒妹「……(コクッ)」
黒兄「……世間様は冷たいよな、好きな相手すら自由に選ばせてくれないなんて」
黒妹「……(ぎゅっ)」
黒兄「……ああ、大丈夫だよ。さ、そろそろ帰るか。引越しの準備だ」
黒妹「……」



カポーン

兄「風呂は心の洗濯場……ンッン~名言だなこれは」
妹「ああ、さすがは兄だ。おばあちゃんの言葉に勝るとも劣らない」
兄「こりゃどーも……って、うおおおおお! いつもの如く何やってんだお前!」
妹「質問の仕方がよくないな。兄が本当に聞きたいのは『なんでここにいるか』だろう?」
兄「こ、細かいことはどうでもいい! な、なんでお前がここにいるんだよ!?」
妹「愚問だな、愛し合う兄と妹が一緒に風呂に入ることに理由がいるか?」
兄「確かに理論的に考えればいらないけど! いらないけどさぁ!」
妹「ふ……おばあちゃんは言っていた、男と女は時に化学反応を起こす、何があってもおかしくないとな。
  その証拠に……ほら(ぴとっ)」
兄「ちょ、そ、そこは……あ、熱いお湯とまだ少し冷たい手のギャップが……!」
妹「ふふ……遠慮するな、どうせ風呂の中だ。私は気にしないぞ」
兄「いやまて俺は気にする……アッー!」


兄「──また妹にレイプされました。謝罪と賠償を要求します」
妹友「なんという悩み……」
兄「……いやホント、男のプライドとかそういう問題以前に体がもたないんだよ。
  あまりにも気持ちよすぎて毎回俺が失神して終るし……」
兄友「お前はいいよなぁ、兄……妹が超絶的なテクの持ち主で……」
兄「限度があるだろ、常識的に考えて……。これじゃ体の前に頭がおかしくなっちまうよ……」
妹友「そうですねぇ……主導権を握るんだったら無防備な寝込みを襲うのはどうです?」
兄「……それはダメだった。無邪気な寝顔と寝言のコンボで轟沈されたよ」
妹友「だったらなんらかの手段で妹ちゃんを弱らせるしかないですね。そこにつけ込みましょう」
兄「なるほど……でもアイツ胸以外に弱点なんかあったかなぁ……」
兄友「……妹に地獄を見せたいのなら手っ取り早い方法がある?」
兄「え? マジっすか?」
兄友「簡単な事だ……お前が一言、妹なんて大嫌いだといってやればいい……」
兄「……」
妹友「……」
兄友「……いや、これはねーわ。忘れてくれ」
兄「……確かにないわ」
妹友「世界が滅びますよ……妹ちゃんの性格的に考えて……」



マキシマム ハイパー タイフーン

ズバッシャアー

兄「またかマキシ(ryでトドメか。最近ほとんどライダーキック使ってないよなぁ」
妹「それは当然だ、劇中でカッコよく使わないとおもちゃが売れないからな」
兄「そりゃそうなんだが……なんというか、世知辛い話だ」
妹「確かにな。せっかく”ライダーキック”が復活したと思ったんだが」
兄「……そういや、お前のシスターキックもめっきり見てないなぁ。もしかして忘れたのか?」
妹「バカな事を……ただ機会がなかっただけの話だ。それなりの状況になればまた披露してやる」
兄「そうか。ところで来週のカブトは特番で中止になるそうだg」
妹「!──ハイパークロックアップ」

メギャアァァァァァン!

兄「……あれ? あいつ何処行った? って、まさか……」

ピンポンパンポーン

テレビ『えー、番組の途中ですが臨時ニュースです。ただいまテレビ朝○の社長が自宅マンションで
    首を曲がっちゃいけない方向に曲げたまま倒れているのが発見されました。くわしい状況が分かり次第……』

兄「こんなに早く”その状況”が来るとは……いや、それより夜逃げの準備だ。これから忙しくなるぞぉアハハ(゜∀。)」



兄「まいったな……完全に道に迷ったぞ」
妹「まったく……情けない奴だ。事前に道くらい確認しておくものだろう」
兄「お前こそ、天の道を往く女なんだからパパっと帰り道見つけてくれればいいのに」
妹「……私が歩くのはあくまでも天の道だ。人の道は人が歩けばいい」
兄「……ようするに、お前も帰り道が分からないと」
妹「……」
兄「……」
妹「……」

兄「……交番かコンビニでも探すか」
妹「……そうだな」
兄「……寒いな」
妹「……ああ」」



タスケテクダサイ! タスケテクダサイ!

兄「世界の中心で愛を叫ぶ……ねえ」
妹「改めて聞くと、なんともご大層なタイトルだ」
兄「世界の中心っていうか、どうみても日本です。本当にありがとうございました」
妹「ふ……まあ、日本が世界の中心というのもあながち間違ってはいないがな」
兄「え? そうなの? というか、そもそも世界の中心って明確に決まってたっけ?」
妹「鈍い奴だな……世界の中心と言えばこの私に決まっているだろう」
兄「あぁ……そういう事……」
妹「……つ、つまりだ、ここで兄が私に対して愛の告白をすることこそが
  ”世界の中心で(略)”ことになるのであって、その、なんというか……」
兄「……ようするに……”言え”ってことか?」
妹「……う、うん///」



妹「兄、今日の夕食はカップラーメンでいいか? 不本意だがな」
兄「ああ……というか、この雪じゃ買い物にも行けないから仕方ないだろ」
妹「兄が”行くな”と行ったんだろうが。私にとってこの程度の積雪など何の障害にも……」
兄「常識的に考えて心配になるから、外に出たらダメ」
妹「おかしな奴だな。よりによってこの私をつかまえて”心配”だと?」
兄「いやはや、こればっかりは妹を持たないお前には分からんよ」
妹「ならば兄には常にいいものを食わせてやりたいという妹心も理解して欲しいものだ」
兄「……平行線だな」
妹「……ああ」
兄「……そろそろ三分たったんじゃないか?」
妹「このカップ麺は四分製だ」



兄「なー」
妹「なんだ? 私が料理している時はあまり話しかけるなと……」
兄「もし俺に彼女が出来たらお前どうする?」

ガッシャ──────────ン

兄「! な、何やってるんだよ! 大丈夫か!」
妹「そ、それは……私に飽きたと……つまり……そういう事か……?」
兄「いや、その、なんというか、冗談というか、その場のノリというか……安心しろ、俺はお前一筋……って、妹に対してコレもないとは思うが……」
妹「そっか……そう……か……ふ、ふふふ……ふふふふふ……フゥゥ……ハァァ……」
兄「あ……あの、妹さん? 僕の話聞いてます? ねえ、ちょっと……」
妹「こんな世界……壊してやる……!」
兄「やっちったァァァァァァァ!」

ドグシャー!
            、__,,
            《:::;:::::ヾ三
             |゚し゚ヽ:|三  
             )日ノ 三
           iイT ̄L 三         
        _,,-'' ̄/`ー' >:::\ 三
      /_;;;-'    /::::;::::/ 三       
      >'>、__  /:::/:::/ 三
     ///:::::::::::::`ー'::く:::/ 三         
 __ノ //::::::::::::::::::::::::::Y / 三           
. 三=_ノ/:::::::::::::::/::::::::::彡u 三            兄「うわあああああああ」
   /:::::::::::::::::::::il、::::::/::| 三
 /:::::::::::::::::::::::/ミ二i|::::::| 三
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           `l:::::::::::::| 三
             ̄`~ 三



カリカリ

妹「……さて、これで全員分の年賀状を用意できたな」
兄「お疲れさん」
妹「ああ……む? おい、なにをニヤニヤしている」
兄「え? いや、真剣な顔してハガキと向き合ってるお前に見とれてたんだよ」
妹「……ふ、ふん。わ、私がかわいいのは既に分かっていた事だろう? 今更何を……」
兄「それとアレだ。天道総司みたいなオレ様系がちまちま年賀状を書いてるところを想像してクスっときた」
妹「……なんだ、何かと思えばそんな事件の低い事を……」
兄「いつもの調子で”このイモ版は素材のよさを活かしきっていない”とか言うの」
妹「……不覚にも噴き出したぞ。どうしてくれる、せっかく用意した年賀状に茶がかかった」
兄「……俺のせい?」
妹「当然だ。妙な事を言って私の心を乱したんだからな。分かったら書き直すのを手伝え」
兄「……ヤブヘビだったか」



兄「そういやお前、最近キャストオフもしてないよな」
妹「ああ、寒いからな」
兄「これはまた現実的な理由で……」
妹「……それと、兄が”おなきん”とやらをしているせいで……ぬ、脱ぐ必要がない」
兄「……すまん、ものの見事に釣りスレにひっかかって……」
妹「ふん……まったく迂闊な奴だ」
兄「(”妹のパンツうpします”ってスレにやられたって言ったら絶対蹴られるんだろうなぁ……)」
妹「……まぁいい、禁がとける一ヵ月後が楽しみだ……ふふふ……」
兄「こ……殺される!?」

一方そのころ

カタカタ

嬢「私は匿名掲示板においても頂点に立つ……む? これは……おい、じいや!」
じ「お呼びですか? お嬢様」
嬢「この”まんすじうp”とはどういう意味だ?」
じ「ブ──────ッ!!(AA略」

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