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804 名前:キュンキュン ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:45:19 ID:hnFMUh1e 壊れアリ 12レス消費 サイト×メガネandルイズ

805 名前:キュンキュン 1/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:46:02 ID:hnFMUh1e

 うー、頭イタイ。  昨日、超呑みすぎた。

 しかし、習慣というものは中々恐ろしいもので、強烈な二日酔いで頭痛や吐き気に悩まされながらも  まだ日が昇る前の時間帯に起きてしまった。  昨日、何をしたのか、全く覚えていない。  強烈な二日酔いを味わっている以上、ワインを飲んだんだろうけど……。

 頭痛と同時に全身が筋肉痛になっているみたいだ。  もっともこれは簡単に説明できる。  昨日、ミス・ロングビルこと盗賊「土くれのフーケ」の操るゴーレムと一戦やらかしたとき無茶苦茶な動きをしたからだろう。  その後のフロッグだかフリッグだかよくわからない舞踏会に出たときには、まだ筋肉痛にはなっていなかったけど……。  そうか、この二日酔いはその舞踏会のときに、ワインを呑みまくったことが理由か。  トリスティン魔法学院宝物庫にあった『破壊の杖』……俺の世界でいうM72ロケットランチャーを見て、  元の世界に戻れるかもしれない手がかりが、結局は何にもならなかったことに落胆して、ヤケになったんだ。

 ……さて、ここはどこだろう?  俺のご主人様の部屋じゃない。  舞踏会の途中から記憶が飛んでいるので――多分酒の飲み過ぎだろうが――  ここがどこだかさっぱりわからない。  この部屋はルイズの部屋よりもずっと質素で、置いてある家具も貧相だ。  重厚そうなクローゼットのかわりに、見るからに安物っぽそうな洋服ダンス。  今俺が上に乗っているベッドだって、決してふかふかとは言えない代物。  貴族の部屋よりも安宿にあった方がしっくりくる家具ばかりだ。  が、しかしここは確かに貴族の部屋みたいだった。  安っぽい本棚に大量の本が詰まっている。  貴族でなければ本なんて集められないだろう。

 本? ……本?  なんかひっかかるな、本。  ……えーと。

 ……あ゛っ!

「う、うわぁあ!」

 慌てふためいて動いたから、狭いベッドから滑り落ちた。  巻き込まれたシーツがずるずるとベッドから剥がれていく。

「……」

 いやあな汗が額に伝う。  ああ、俺は、俺はなんてことをしてしまったんだ。  酒の勢いとはいえ、初めてだったのに幼い子を……。

 いくら謝ったって謝れきれることじゃないだろう。  だけど、謝らないと。

「……おはよ」

 滑り落ちたベッドの横から、ひょいと顔を出し、彼女が朝の挨拶。

「お、おはよ……は、はは」

806 名前:キュンキュン 2/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:46:57 ID:hnFMUh1e

 何へらへらしてるんだ、俺。  まず謝らないとダメだろう。  十三歳未満の子は例え同意があったとしても犯ざ……そういえばこいつの年齢っていくつだったっけ?  ……二巻のキャラ紹介によると、十五だ。  八巻だとキスしただけで逮捕されるとか言ってたけど、ぶっちゃけ同意があったらまあ問答無用に逮捕されるわけでもないわな。

 ……?  二巻、八巻?  何をわけのわからんことを考えているんだ、俺は。  おい、まだ一巻と二巻の間くらいの話だろう?  なんで二巻や八巻の話が……。

 ……?  一巻、二巻、八巻って一体何のことよ?  ちょ、ちょっと待て。  なんだか変な思考の混濁がある。  昨日酒を飲み過ぎたか。自分で思っているよりずっとアルコールに弱いかもしれんな。

 いやいや、そんなことはどうでもいい。  今はとにかく頭を下げて、なんとしてでも謝罪をせねば。  望むべくは、ルイズにばれませんように。  まあ、無駄だろうけど。しくしく、また折檻か……。  全部身から出た錆び、自業自得だけど。

「あ、あのな……」

 ベッドからずり落ちた体をゆっくり起こす。

「……あ」 「え?」

 二本足でしっかり立つと、ベッドの上のタバサの体が見えた。  タバサは体に何もつけておらず、こういう場合身を隠すために使われるシーツも  さっき俺がベッドに落ちたときに巻き込んで剥がしてしまっていた。  だから、タバサの全裸が俺の目の前にあるわけで。

「また勃ってる」 「え? う、あぁあ!」

 俺も裸だったわけで。  しかも、今は朝!  男の悲しき生理現象たる、朝勃ちというものがまだ残っている。  そんなこともつゆ知らず、堂々と仁王立ちしてしまっていたのが運の尽き。  サイト君、二本足じゃなくて三本足だったのね、と近所の女の子から噂されそうな痴態を晒してしまった。

「動かないで」 「い、いや、ちょ、ちょっと、ま、待てよ」

 タバサが俺の腰に手を回し、そのままぐいと股間部に顔を寄せてきた。  背筋がしびれるような快感が走る。

「な、何してんだ!」

807 名前:キュンキュン 3/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:47:30 ID:hnFMUh1e

 タバサは、口に、俺の一物をいれていた。  水色の髪と頭が邪魔をして、直接その光景を見たわけではないけれど、  局所的に感じるその感触がそのことを物語っている。  じっとりとした穴の中で、何かぬめぬめとした暖かいものがはい回り、  ひっかかりの裏を丹念に舐めている。

「お、おい……」

 今にも腰砕け状態になりそうなこらえ性のない俺の体を、なんとか持ち直し、タバサの頭を掴む。  とにかく、引きはがさないと、ヤバイ。  何がヤバイっていうと、具体的には飲ませてしまうことになる。  何を飲ませるのか、と疑問は各自補完しといてくれ。

 が、タバサの頭に手を置いたとき、左手のルーンが光り始めた。

「なっ……」

 ガンダールヴの刻印?  武器を握ったときに光るコレがなんで今……。  まさか……。

『女も武器と同じ、とかそんなこと思ってねぇだろうな』 「で、デルフか?」

 ふと視線を横にずらすと、ベッドの横の壁に少しだけ抜かれた古刀が言葉を発していた。

『おうよ、相棒。昨日はおたのしみでしたね、けっけっけ』 「見てたんなら止めろよ!」 『過ぎちまったことせめてもしょうがねぇだろうが。あとな、さっきの話だけど』

 お前が止めてればややこしいことにならなかっただろうが、と思ったが、それは頑張って飲み込んだ。  何にしろ、俺が悪いのは明かで、ただの八つ当たりの言葉に過ぎないからだ。  そしてタバサにとっては八つ当たりの言葉ではなく、胸を抉るモノであるわけで。  二日酔いとフェラされていて、正常な思考がイマイチできなくとも、そこらへんの善悪の区別はついている。

「さっきの話ってなんだよ」 『ホレ、その左手が光ってることよ。  ガンダールヴは全ての武器を使いこなすことができるんなら……』 「タバサが……女が俺にとっての武器だって言うのか?」 『違ぇよ、馬鹿。なんでそうなるんだよ。  女が武器だったんなら、今まで嬢ちゃんに触って一度でもガンダールヴの刻印が光ったりしたか?  ガンダールヴの刻印が今光ってるのは、相棒の体に反応してるからよ』 「俺の、体?」 『そう。男の武器、そりゃまあ、精力とテクニックだろうよ、夜の』 「……は、はぁ!? ぁ……うっ……」

 デルフの話に気をとられ、下半身をお留守にしてしまった。  タバサが小さい口の小さい舌が尿道を軽くえぐったことをきっかけに、果てた。

「お、おい!」

 排泄欲が満たされて、全身が虚脱感に包まれる。  二度、三度、俺の分身はタバサの口の中で震え、白濁液を放つ。  第二種オナニスト免許を取得している俺でも、いまだかつてない心地よさだ。  電動ふぐよりもイイ!

808 名前:キュンキュン 4/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:48:08 ID:hnFMUh1e

 が、しかし、それと同時に罪悪感も残る。  精液なんて生臭くてまずくて、きちゃないものをタバサが口の中に放たれていい気分がするであろうか? 否。

「う……わ、わりぃ」

 戦闘妖せ……もとい雪風のタバサ。  空色の髪、低い身長、幼い顔と体、白い肌。  ちょっとセンスがなさげに見える赤縁のメガネは今していない。  俺の下半身に食らいついていた彼女が、ようやく離れてくれた。  その場で尻餅をつきそうなのを我慢して二本足で立つ。

「……うっ」

 タバサは顔をちょっとしかめさせて、伏せた。  まあしょうがないことだろう。  吐くのは当然……。

 と、思いきや、タバサは顔を上げて、ゆっくり口を開いた。  白濁液が、いくつも口の中で糸をひき、どろどろと動きを見せて溜まっていた。  先ほどまで俺の体の一部を撫でていた舌が、白濁液をかき混ぜるように動いている。  美少女といっても差し支えない容姿を持ち、賢明で、魔法も得意、シュバリエ、いや、シュヴァリエ? だったっけ、  そんな階級まで持っている女の子が、特に嫌そうな顔を浮かべずにそんなエロイことをためらいもなくしていることに  俺は少々胸を高鳴らせた。  ガンダールヴの刻印がより強い光を発し、手の甲が熱すら感じている。

 一瞬、ルイズの顔が目の前に浮かんだが、しかし俺は心の棚を作った。  確かに俺にはルイズという可愛い女の子のご主人様がいる。  わがままで、俺を犬かなんかだと思っていて、プライドが高くて嫌な奴だけれども、別に嫌いじゃない。

 が、それはこの際、こっちの棚に置いといて、目の前のタバサという女の子もまた魅力的……。  キュルケほど胸はないし、ルイズよりも幼いが、  しかし俺の出した精液を口の中でくちゅくちゅしながら見せるという行為は、俺の心にクリーンヒットだ。  特に嫌がっているわけでもない……といっても、やや無表情でその反対があるようにも見えないけれど、  とにかく、拒否しないどころか率先してやろうとしている。  言うなれば、これは据え膳。  というか、昨晩酒の勢いで肌を重ねる関係に。

 そういえばおぼろげに思い出してきた。  ルイズが踊りましょ、と声をかけてきた舞踏会で、  面倒くさいと断ったらしつこく追われ、しょうがないから踊り始めた俺。  しかしそのとき既にべろんべろんに酔っており、足下がおぼつかず、派手に転倒。  更に更に悪いことに転倒したとき、俺が下、ルイズが上で、顔が急接近な格好。  流石にキスはなかったけれど、傍目から見るとまるでルイズが俺を押し倒したような感じになっていた。  そしてその『傍目』がルイズをからかったりしたもんだから、  ルイズは「今日もう二度と部屋に来るな」と理不尽な要求をつきつけ、俺を置いて部屋に帰ってしまった。  んだよ、やってられねーよ、だからダンスなんてやったことねーっつったのに、見てわかるように俺、酔っぱらってるだろ  と悪態を(心の中で)つきながら、更に酒を浴びるように飲んだ。

 やがてパーティは終わり、ドリフのコントに出てきそうな酔っぱらいの足取りで廊下を歩み、  途中で転んでその場で眠りこんでしまった。

 ルイズの部屋に帰ろうにも帰れない。  キュルケはまだまだ他の男子生徒につきまとわれている。  シエスタは舞踏会の後かたづけ。  何の因果か、廊下に転がっている酔っぱらいを拾ったのはタバサだった。

809 名前:キュンキュン 5/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:48:46 ID:hnFMUh1e

 一連の騒動を見ていたタバサは、ルイズの部屋に連れて行くのは無駄と判断したのか、  俺を自分の部屋に連れ込み、ベッドに寝かせ……。

 ……。

 うわ……すげー嫌なことを思い出した。  前後不覚になるほど酔っぱらいまくっていた俺は、人のベッドを占領しているのに  タバサに対して「一緒に寝てくれないとやだ」と意味不明な戯れ言を吐きまくった。  自分のことながら酔っぱらいの思考はわけのわからないもので、それが一種の義務であるかのように主張し  いつも通りタバサが無視すると、大声でわめきちらした。  流石に折れることにしたのか、タバサはパジャマに着替えて、ベッドの中に入る。  俺は別にやましいことは何も考えていなかったけれど、同じベッドの中に入ったときガンダールヴの刻印が光り出した。  それからのことは本当にきれぎれでしか覚えていない。

 ガンダールヴの刻印が光ると、俺の体はまるで俺の意思から離れているかのように動き出す。  多分、俺は本当に半分眠りながら、ガンダールヴの力を行使していたんだろう。  まあ、だからといって俺の罪が消えるわけではないんだけれど。  つーか、十分鬼畜です。  俺ぁ、一体どうすりゃいいんだ……。

 俺が一人で葛藤している間、タバサは口を閉じ、喉を鳴らした。  ……うわ、飲んだのかよ……うわぁ……。

「べ、別に無理して飲まなくても、よ、よかったんだぞ。  ま、まずいだろ、それ、うはははは」

 もう、俺、阿呆かと、馬鹿かと。  笑ってごまかしてどうするよ、阿呆。

 まあ、飲んで貰った方がうれしいとは思うけれどな。

「……」

 タバサは黙ったまま、首を横に振った。

「おいしい」

 ……。

 俺ぁ、一体どう反応したらよろしいのだろうか。  ンなゲテモノをおいしいと言われ、素直に喜べばいいのか、  別に慰めなくてもいいと言えばいいのか、それともおかわりいかがと……いや、それはないか。

 沈着冷静、頭脳明晰、それでいて不撓不屈。  まず天地が逆さまになったとしても、精液を飲み込んで「おいしい」と言うはずもない人が  こうも変わってしまったのは、一体何故か?  意識のないままガンダールヴの力によって動かされていた、俺は昨日一体何をしたんだろうか?  思い出したいような、思い出したくないような……。

 ……。

 身をもって体験させられた証人と、剣のくせに人の情事を見ている証人がいるわけだが。

810 名前:キュンキュン 6/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:49:21 ID:hnFMUh1e

『あん? なんだよ、また何か教えて欲しいのか?』 「いっ、いや、別に」 『怖じ気づいちまったのか?』 「う、うるせぇ、そんなわけねぇだろ!」 『どうだか、こう見ても相棒は根性な……あ』

 デルフの周りに風が集まり、ほんの少し出ていた刀が鞘に収まった。  見ればタバサがでかい杖をデルフの方に向けている。  デルフは完全に鞘に収まったことで、やかましい口を塞がれている。

「うるさい」

 風の呪文を唱え終え、タバサは手に持っていた杖を放り投げた。  そして、そのままゆっくり近づいてきて、俺の首に手を巻き付ける。  何故か体が硬直して避けることができず、タバサのなすがままにされる。

 ルイズとおなじくらい、いや、ルイズよりも若干薄い胸の肉感が感じられる。  やはり女の子。  どこを触れても柔らかい。  ぎゅっと抱きしめられ、ちょっと視線を下げるとうなじが見える。  ああ、なんで女の子っていい匂いがするんだろうな、と馬鹿な感想などが浮かびつつ。  耳元にタバサの吐息がかかる。  俺の心臓は更に高鳴り、接触することによってタバサにその音を悟られてしまいそうだった。  そしてそれを自覚すると急に気恥ずかしくなった。  が、それよりも先にタバサの心臓の鼓動が俺に伝わってきて、  しかもその鼓動は俺のものより、心なしか強い。  勝った、という詮無きことを考え、拳を握る。

 そんなことはどうでもいい。  これからどうする? どうすればいい?  相手はタバサだ、俺の二つ下だ。  まだ出会って二日しか経ってねぇんだぜ?  ルイズはいるし、キュルケはいるし、シエスタはいるし。  大丈夫なのか? 俺は大丈夫なのか?  バレたら細切れにされそうだ、色々な人にされそうだ。

 落ち着け、落ち着け俺。

 ……ふと気が付くと、握った拳にカードがあった。  いつの間にかそんなものを持っていたのか、どこから出てきたものなのか。  とりあえず、カードを裏返してみると、

 【吶喊】 【転身】 【説得】 【受身】 【アヌス】

 どうする?  俺どうする?  なんでこんなものを持っているんだ、という疑問はさておいて、  これらが今俺がとれる選択だろう。最後のカードは破り捨てたが。  あああ、誰か、誰か俺を導いてくれ。

「好き」

811 名前:キュンキュン 7/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:50:21 ID:hnFMUh1e

 耳元で微かに、けれど確かに聞こえたその声。  まさか、まさか言われるとは思っていなかった。  というか、なんで俺にそれを言うのか。  別にルックスもいいわけじゃないし、頭がよいわけ……いやこの世界では学力は魔法が得意か否かか、  得意どころか使えもしないし、ガンダールヴつってもそれがどんなもんでもないし、  生死を共にした冒険……いや、それはやったな、でも俺がいなくてもどうにかなりそうだったけど。  それに昨日は強姦じみたことを……。  ……。  頭が痛くなってきた、吐き気もする。  一体全体どうなってるんだ。  よくよく考えたら、何故タバサが、裸を俺の目から隠しもしなかったんだ。  起き抜けにフェラをやったり精液を飲んだり、正常な行動じゃない。  これもガンダールヴの力?  デルフが精力と夜のテクニックの向上と言っていた。  けど、そんな一日でこんなに変わるもんだろうか。  それこそファンタジーじゃねーのか?

 ……。  いや、よく考えたら、この世界がそもそもファンタジーか。  何が起きても不思議じゃない。

「めちゃくちゃにして」

 め、めちゃくちゃって、いいんすか?  めちゃくちゃにしていいんすか!?  蹂躙しまくりですよ?  陵辱しまくりですよ?  人権関係の組織が訴えてきてもおかしくないようなことをしちゃいますよ?  いやいやまてまて、人権擁護なんちゃらという法律こそ、最も人権を蹂躙するだろうが!

 駄目だ、俺よ、理性を保て。  一歩踏み謝ればそこは崖。  一瞬の快楽に身を任せれば破滅が待っている。  ここは、臍下丹田に力を込めて、耐えるところだろう。  もう既に破滅へのロードを歩んでいるような気がしないでもないが、  だからといってサンドマン走法で走るようなことをしなくてもいいだろう。  急ぐな俺。  まずは友達から、まずはお友達からーッ!

「お友達、お友達……お友達……」 「何を、ぶつぶつ言ってるの?」

 ……お友達からだ。  そうだよ、才人。  よく考えれば、お友達からでも全然遅くはないんだよ。  はっはっは! なんで俺、こんな簡単なことに気付かなかったんだ。  お友達、お友達!  くくくく、お友達から、お友達から!  お友達、サイコーッ!

「あ、あのな、タバサ。ま、まず俺たちのこれからの関係を、俺なりに考えて出した指針はな」 「何?」

812 名前:キュンキュン 8/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:56:07 ID:hnFMUh1e

 うわ、なんだか一瞬で瞳の色が変わったよ。  澄んだ蒼色が、なんとなくサファイアを連想させる。  キラキラ反射するそのサファイアが、俺の心を見透かしていそうでなんか嫌。

 ま、まぶしいわぁ……こ、これが乙女の……いや、もう乙女ではないか……  とにかく瞳が、俺のどろどろした心にダメージを与えていく。  それはあたかも、アンデッド属性のモンスターにケアルをかけるがごとく。

「お、おっ、おおおおおおおおおお」

 お友達からだ、頑張れ、平賀才人、17歳。  「お」まで言えたぞ、コンチクショー。  あと、「と」「も」「だ」「ち」だ。  楽勝じゃねぇか、あっはっは!  何、あと五分もあれば全部言い切れるさ。

「おっ、おおっ、おおおおおっ!」 「お兄ちゃん?」 「おおお?」

 お、おに?

 ……おに? オニイチャンってなんだ?  脳内検索google先生に聞いてみよう!  お、お、お、お兄ちゃん。

 検索完了。一番上にでてきた検索結果は……

 「S県月宮」

 ……。

 ま、今のは忘れよう。

 うぁああああああああああ! もうだめだッ!  煩悩を捨てろ!  襲うな!

「色即是空! 空即是色! 煩悩即菩薩!」

 魔法の呪文を唱えろ!  唱えながら頭を壁に打ち付けると、悪しき欲望は消え去る。  えぇーい、一つ打っては母のため、二つ打っては父のため……ッ。

 ……ふぅ、少し落ち着いたぜ。  頭は痛いし、目の前が真っ赤に染まっているが、なんとか勢いに押し切られることだけはとどまった。  うん、俺は頑張った。

「お兄ちゃん、大丈夫?」

 フオオオオオオオ!  あ、あかん、あかんでぇ、これは……。  も、もう一回六根清浄をしないと……。

813 名前:キュンキュン 9/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:57:25 ID:hnFMUh1e

 壁に手をつき、よっこらせと頭を振り上げる。  とそのとき、妹が俺を止めた。  目尻に涙を溜めて、実に切ないシチュエーション。

「駄目! もう、死んじゃう」 「と、止めるな! 妹よ! 俺は、俺は自分の中の邪な部分を断ち切るために、やらねばならぬ!」 「何言ってるの、お兄ちゃん」

 ぐ、ああああああああ!!  俺の心が真っ黒に染まる! 妹犯せと囁き叫ぶ!  駄目だ、それは駄目なんだ。  いくら義妹とはいえ、手を出したら、天国のお義父さんお母さんに申し訳が立たない。  血が繋がってないから結婚できるんだよ、とかいうのはウソだ。  例え血が繋がって無い姻族でも結婚は出来ねぇ! ヤるのは大丈夫だけどな!  あああ、でも駄目なんだ。  天国のお義父さんお母さんボクを導いてください。  憐れな愚息を導いてください。  今大罪を犯してしまいそうです。誘惑に負けそうです。  助けてください……。

 あああああ、脳がイカれた。  天国のお義父さんお母さんて誰!?  なんでタバサが妹!?  血のつながりはないし、姻族でもないぞ!  何を考えていたんだ、俺は!  はっ!? もしや洗脳!?  異世界に来たことから、タバサが妹と思いこんでいたことまで全部が全部トリック!?  魔法も全部SFXで作って……。  ああッ、もう何が正しくて何が間違っているのか、全くわからないッ!

「も、もう迷わない! い、今なら精神錯乱状態だから罪には問われないーっ!」

 脳のリミッターががごんと外れ、ついでに二、三本血管がぶちんと切れて、  俺はもう、もう辛抱たまらんのですよ。  妹をベッドに押し倒し、その裸体に貪りつく。  見ればガンダールヴの刻印は目が痛くなるほど光を放ち、俺の今の心の力の大きさを反映している。  小さいながらもやはり女の子であることを証明する胸のさきっちょは、桃色で勃起していて、ああああああ。

「ちょっとタバサ。さっきから騒がしいわよ、一体何してるの」

 オープン ザ ドア。  え? 何? まだ俺、タバサに少しも触れてないよ?  なんで邪魔が入るの?  キュルケと、よりによってルイズがいるよ。  な、なんで、ここに来てるの?

「お、俺はまだ、何もしちゃいないっていうのにッ!」

 数々わき上がる疑問を余所に、体は俊敏に動いた。  ほとんど無意識だったと言える感じで、動いた。  デルフリンガーを掴み、勢いよく鞘から抜きはなち出口に向ける。

814 名前:キュンキュン 10/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 03:59:27 ID:hnFMUh1e

 何故かデルフリンガーは、錆びた剣からいきなりぴかぴかの新品みたいな剣になっていた。  そしてその剣は、出口の方から放たれた火球を吸い込んだ。  継いで、これまた出口の方から放たれたしょぼい爆発をかき消した。

「う、うおおおおおおおおおおおッ!」

 走る、走る、俺。  素っ裸だったことが狂気の鬼二匹を怯ませたことがこれ幸い。  出口を塞ぐ二人を吹き飛ばして、俺は逃げた。

 トリテスティン魔法学院に、全裸に大剣をはく男が大暴れした、という騒動が起きたのは言うまでもない。

 俺は最強だった。  ただ生存欲とか、散々焦らされたあげくおあずけをくったことの口惜しさとか、そういったものが爆発的に大きくなって  ガンダールヴの力が、イデオンガン発射できそうなほど強くなっていた。

 ……まあその日のうちにとっつかまっちまったけどな。

 その日はもう、ありとあらゆる人に怒られた。  とりあえず、タバサが俺を庇ってくれたし、酔っぱらいを放置したルイズにも責任はあったこと、  更にはフーケ逮捕に俺が貢献していたことについての恩赦があったわけので、  『安楽死』や『去勢』という最悪な結末は免れたものの、  ルイズからの過酷な体罰は受けさせられたし、オマケに首輪までつけさせられて……。  人間としての尊厳が著しく損なわれた。  まあ、それ以上のことをされても文句は言えないことをしたのは確かなんだが。

 そんな感じで数日が経過した。

 今何をやっているかというと……。

「さいとぉ……あぁ……ま、まだ抜いちゃだめぇ……」

 やってることは数日前とあんまり変わらなかった。  ただ、今ベッドの上で俺の下にいるのはルイズという点を除いて。  いや、だってしょうがなかったんだもん。  昨日、「このお皿にあなたの汚い液を全部出しなさい」とか言い始めて  しょうがなく、公開オナヌーをしたら、汚い汚い、もうこんな汚いんだから去勢するとか言い出して、  そんなことされたらもう俺生きていけないと思って、気が付いたら、いやがるルイズをベッドの中にひきずりこんでた。

 いやあすごいねガンダールヴの力!  俺もびっくりだよ。  あのルイズが。  あの性に関して潔癖性そうなルイズが。  俺のことを犬だなんだと見下していたルイズが。  最初の五分は滅茶苦茶暴れまくっていたルイズが。  三十分と経たずに陥落。  流石はガンダールヴ、尋常じゃない精力と夜のテクニックが、特に意識せずとも手にはいる。

「ほらほら、俺は犬なんだろ? お貴族様のルイズが犬に犯されてるなんておかしいよな。抜くぞ」 「や、やぁ……まだぁ、まだぁ、もっとぉ……」 「でも犬なんだろ?」

815 名前:キュンキュン 11/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 04:00:43 ID:hnFMUh1e

 俺がルイズを組み伏せるような格好でコトをイタしている。  所謂正常位というやつで、ルイズが足を俺の腰に巻き付けてはなそうとしないのを、  かるく指でひっかけて外そうとするそぶりを見せる。  さっきの言葉通り、まだ俺を離したくないルイズは、真っ赤な顔をしながら俺に「おねだり」をしてくる。  額には汗が浮かび、目尻には涙のあとが浮かんでいて、  いつも俺をいじめてくるルイズをいじめているような感じがして、ゾクゾクするものを感じる。  いや、感じじゃなくて実際いじめているんだけどな。

 ルイズの小さな膣に俺のモノがずっぽり埋まっている。  ルイズは言うまでもなく処女であり、体格も小さい方だったのでもちろんとてもキツかった。  が、ガンダールヴの力がそこで発揮され、指で巧みに柔らかくして、出し入れも実にスムーズに。  処女膜というのは柔らかい筋肉で、よくほぐせば出血せずに交接が可能になる。  ガンダールヴの能力はその解し方もよく教えてくれた。  そのおかげでこうやってルイズの、やわらかく熱く、かつ適度なしめつけをもった中を堪能できている。  思い出してみればタバサの部屋のベッドに破瓜の血がなかったのは、そういう事情があったのか、とどうでもいいことを。

 しかし、今更だが、ガンダールヴの力もろくなもんじゃねぇな。  昔にいたって噂のガンダールヴも俺みたいな使い方したんだろうかね。  ……伝説すげぇな。

「ら、らめぇ……だめぇっ!」

 俺が腰を引こうとしたのに激しく反応し、食いついてくる。  ルイズはがっちりと俺の首に手を回し、腰に回した足はがっちりと固定し、膣の締め付けを強くしている。  とはいえ、俺が少し腰を動かして、ルイズのウィークポイントを刺激してやれば、  愉悦のうなり声をあげ、腰も手も膣さえも力が抜ける。  つまり、逃げようと思えばすぐに逃げられるのだが。

「犬なんだろ、俺は犬なんだろ?」 「ひ、ひがぅ! 違うっ、サイトは、犬、なんかじゃな……ひゃうっ」 「ん? どーした、聞こえないぞ」

 もう少しいじめてやろうかと思う。  今までの借り云々じゃない、ただ、いじめられているルイズがかわいいから。

「さいとは、ひ、ひぬじゃ……ふぐぅ」 「ひぬ? ひぬってなんだよ」

 もはや呂律を回ってないことをいいことに、更に責めていく。  鳶色の瞳はどんよりして、焦点を上手く結んでいないし、口も半開きになって涎が垂れている。  いつもはキリッとした表情のルイズが、そこまで惚ける姿にますます俺のおにんにんはおっきしていく。

「しっかし、ルイズってやっぱり貧乳だよな。おっぱいゼロのルイズ、まさにその通り」

 そう言って胸の突起を指で弾いた。  途端に、ルイズは大きく震え、表記すらできない声をあげる。  おっぱいゼロだが、感度はとても高い。  本気でいじれば、いや八分の力でも達してしまうだろうほど、敏感すぎる。  俺的にはキュルケほどとは言わないが、もうちょっと合った方が好みなんだが、  いや、贅沢は言うまい。  贅沢しません、勝つまでは。

「おっと悪かったなルイズ。犬ごときがいつまでも犯しちゃって。もう抜くよ」

816 名前:キュンキュン 12/12 ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 04:01:35 ID:hnFMUh1e

 ルイズの手足による拘束をことごとく外し、ルイズの中から脱する。  激しい抵抗が予想されたものの、膣内の高められた性感帯が、俺の傘の部分が膣壁をひっかくたびに  ルイズの全身から力を奪っていたので、さほど苦労はしなかった。  無事抜き終わると、ルイズが俺に組みかかってきたが、それを軽くいなし、ついでに座ったまま羽交い締めにした。

「なあ、ルイズ、お前、感じちゃってたの? こんなに濡らしてさ」

 にやにやしながら、指をルイズの股に這わせる。  ぬとりとした感触が、伝わってくる。  背後から羽交い締めしているので、ちょうど耳元で小声でささやいた。

「でも、犬に犯されて感じるってのはやっぱりおかしいよな」 「お、おかしくなんて……」 「犬に犯されてる貴族なんて変だよなぁ。犬に犯されて感じるのは、やっぱり同じ犬だけだからなぁ」 「わ、わたしは……」

 ルイズの口を手早く、濡れた指を入れて塞いだ。  人差し指と中指で、ルイズの舌を摘み、そのまましごく。

「あ、ひょっとしたらルイズも犬だったとか? メス犬?  そうなら頷いて、違うんなら首を横に振れよ」

 ルイズは口の中に入れられた指に配慮しつつ、おずおずと言った様子で首を傾けた。  それを確認するとすぐさまにルイズを前に押し倒す。

「じゃあ、犬同士犬っぽく犯してやるよ」

 我ながら超個人主義というか、身勝手というか、なんだかなあ、と思うが……  っとと、プレイの最中に冷めた考えを持つのはよくないな、俺。  卑劣漢になりきらねば。

「……ぁ……ぁっ……やく、はやく入れてぇ!」 「はいはい、わかったよ、ルイズ、今行く……」

 お尻だけを高く上げさせて、レッツ挿入。  秘部に先端を当てると、こすられたことに快感を覚えたのか、ルイズの頭がぴくりと震えた。  さあ、いくぞ……。

「お兄ちゃん」

 ……。

 オープン ザ ドア。

「……」 「……」 「はやくぅ、さいと、はやくぅ……」

 またこのパターンか!

「……」 「お、おちつけ、タバサ! つ、杖なんて下ろして、まずは説明を」 「さいとぉ、おねがいだから……わたしとあなたは同じ犬なんでしょぉ……」 「わわっ、い、今はやめろよルイズ! 空気読め!」 「……」

817 名前:キュンキュン epiなんとか ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 04:02:25 ID:hnFMUh1e

 何このはさみこみの原理。  ルイズ ≦ 俺 ≦ タバサ。  ルイズ→退路途絶  タバサ→退路途絶  ∴ 俺死亡

 えらいこっちゃ……。

「お、落ち着こう、な? タバサ、お互い文化人なのだから話せばわかる」 「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない!」

 そっちだったか!

 なんとかその場は切り抜けたものの、再び学園内に不祥事として取られ、  その後数日間に及び、何故か俺だけ軟禁状態。  まあ、学園を半壊させるほど大暴れのきっかけを作った本人としては軽い罪だと思う。  それというのも、学園の規則はまず貴族に対して作られたモノであり、  平民である俺を裁くことはできなかった、というのが強かった。  適応されるべき貴族のルイズとタバサは何故かおとがめなし。  不公平だが、この世界と特定東アジアにおいては文句言っても言っただけ無駄なのだ。  今回の事件をもって新たなる規則が急ピッチで作られることになったわけで、  しかしその規則に俺を適応してやるのは、事後法で裁くのと同じ、  そんなん東京裁判じゃないわけで、遡及性はないはず……と思ったらところがどっこい  ここはファンタジーの世界。  事後法でもきっかり俺を裁いてくれました。  まあ、それでも流石に負い目はあるのか、軟禁三日という被害規模からは比べられないものなのだが。

 とにかく、今日からまた外に出る。  期待半分不安半分。  なんというか、とんでもないことが起きそうな気がするのはただの気のせいか。

 その予感通り、その日のうちにまた同じ軟禁部屋に押し込められるとはそのとき露にも思っていなかったのでした まる。

818 名前:キュンキュン ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 04:03:04 ID:hnFMUh1e 以上です。 特に言いたいことはありません。

822 名前:キュンキュン ◆4hcHBs40RQ [sage] 投稿日:2006/08/13(日) 10:03:47 ID:hnFMUh1e

820 参考までに聞かせて貰いたいんだけれど、 文量的に長いってこと? それとも話の流れがだらだらしていた長いってこと?

多分後者なんだろうけど、一応そこらへんを詳しく聞いてみたい。