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88 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:16:54 ID:PQ8PcHR1 昨日は珍しくルイズの機嫌がよかったので、早めに眠れた。 なので、才人は早朝から起き出して、自分の馬を駆って朝靄の魔法学院の外周を散策などしているわけで。

「あー、なんかすっごい爽やか。気分いいねえこういうの」 「だあね。たまにはこういうのも気分いいね」

背負った相棒のデルフリンガーと語り合いながら、才人は朝靄の中を行く。 すると。 前方に、騎影が見えた。 それは一騎だけで魔法学院に向かって、ゆっくりと進んできていた。どうやら火急の用件というわけではないようだ。 だんだん近づいてくるそのシルエットの形から、乗っている人間が女性である事が知れる。 細い体。柔らかい曲線を描く輪郭。そして柔らかく揺れる、黒い短いポニーテール。 …ハテ。どっかで見たような。

「…おい相棒、ありゃどっかの女王陛下の変装じゃねえか?」

その事実を否定したかった才人だったが、デルフリンガーはあっさりと事実を肯定した。

「…ったくもう、あのひとは…」

女王だって自覚あんのかね、などとルイズが聞いたら『あんたに貴族や王族の何がわかんのよ!』と怒鳴られそうな事を考えながら、才人はその馬に寄って行く。

「やっぱり、サイトさんでしたか」

やはりというか、馬の上にいたのは女王アンリエッタの変装した、『アン』だった。 黒く染めた髪を後ろで短いポニーテールに纏め、白いYシャツに脚のラインのはっきり出る黒いズボン。 町娘の変装も、だんだん板についてきている。

「…今日は、どんな手を使って王宮を抜け出してきたんです?」 「今日の公務は会食だけですので、アニエスに代理をお願いしてきましたわ。  本当、よくやってくれていますアニエスは。もういっそのことこの国譲っちゃおうかしら」

無責任女王、才人の頭をそんな単語がよぎる。 アンは才人の馬の隣に自分の馬をつけると、言った。

「丁度よかったわ。今日はちょっと、サイトさんにもお手伝いしてほしくて」 「え、何を…?」

才人の質問に、「ナイショです」、とひとさし指を口の前に立ててアンは応え、馬を進める。

「さ、着いてきてくださいサイトさん。急がないと間に合いませんから」 「ちょ、事情くらい説明してくださいよ!」

そう言いながら結局、才人はアンの後をついて馬を走らせるのだった。

二人がやってきたのは、いつぞや宴を開いた、街道沿いの宿屋。 アンは手際よく馬小屋に自分の馬を繋ぐと、才人の馬も同じように繋ぎ、才人を促す。

「さ、急いでください」 「だから説明を」

才人の言葉は無視して、アンは宿屋の入り口を開ける。

「女将さん、連れてきました!」 「あ、ありがとう、助かるよぉ」

アンが元気よくそう言って入り口の扉を潜ると、厨房の奥から、真っ赤な顔をして、丸々と太った中年の女性が出てきた。 アンの言うとおりなら、この女性はどうやらこの宿の女将のようだ。

89 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:17:46 ID:PQ8PcHR1 「あ、いけません女将さん、熱があるのに無理しては」 「で、でも仕込みくらいはやっとかないと…」

女将は言ってふらつき、厨房の出口にもたれかかる。

「ほら、無理しないでくださいな」 「だ、大丈夫ですか?」

女将の容態に才人も心配になり、近づいて肩を貸そうとする。 女将はそんな才人を振り払うと、言った。

「悪いね。旦那以外の男に担いでもらうつもりはないんだよ、あたしゃ。  騎士様の優しさはありがたいけど、一人で歩けるから」

言ってにっこりと笑い、のしのしと厨房から出て、宿泊する部屋のある二階に続く階段へと歩いていく。

「それじゃあアン、今日一日たのんだよ。  何か困ったことがあったら、すぐあたしを呼ぶんだよ」

階段の手すりに体をもたせかけ、アンにそう言う。 アンはにっこりと手を振って言った。

「おまかせください、いつかのご恩は返させていただきますわ。  女将さんはゆっくり休んでくださいな」

その言葉を聴いて女将はどしどしと階段を登っていった。 アンはそんな女将を見送ると。

「それじゃ、事情を説明しますね」

才人に振り返り、説明を始めたのだった。 アンが言うには、かつて宴で借り切ったこの宿の女将が、体調を崩したと、赤熊からアニエスを通じて連絡があったという。 そこでアンは、一日だけ、宿の切り盛りの手伝いをすると、そう言ったらしいのである。

「…そういうわけかぁ」

才人は納得する。

「でも、私一人じゃ不安で。  サイトさん、手伝っていただけますか?」

確かに。普段やりなれない事をアン一人にやらせるよりは、自分が手伝ったほうがいい。 才人はそう考え、頷いた。

「ありがとうございます。では私は厨房を。サイトさんはフロアの準備をお願いします」

言われるまま、才人はテーブルの上にさかさまに乗せられた背のない丸椅子を、テーブルに合わせて並べ始めた。

朝方は、比較的静かだった。 繁忙期ではないこの時期、しかも泊り客のいない日であったのが幸いしたのか。 しかし、昼からはその様相は一変した。 昼前から振り出した雨をよけるため、入ってきた旅人達によって、食堂が溢れかえったのである。 収容人数40人程度の食堂が、一気に活気付く。

「おにいさーん、こっちエール追加ねー」 「料理まだぁー?」

こっちは二人しか戦力がいないというのに。 しかし、働く側の都合などお構いなしなのが客というもの。 次から次に沸いてくる注文に、才人はてんやわんやになる。

90 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:19:16 ID:PQ8PcHR1 厨房は大丈夫だろうか?才人はふと不安になる。 皿を下げたついでに覗きに行って見ると、アンはてきぱきと注文を書いた紙を見て、料理を並べている。 どうやら、女将の仕込んでくれた料理のおかげで、アンは大した苦労もせずに注文をさばけているようだ。 しかし才人は、アンが無理をしないよう、声を掛ける。

「アン、きつくなったら言ってね、手伝うから」

アンはそんな才人の言葉ににっこり笑って応える。

「大丈夫ですよ。それよりお料理できました。もっていってくださいな」

これなら大丈夫そうだな、と才人は安心し、フロアに戻った。

嵐のような昼時だった。 雨は昼の時間とともに去り、それと一緒に食堂を埋めていた客もいなくなった。 才人は厨房に入り、アンと一緒にたまった汚れ物を洗っていた。

「お疲れ様でした。サイトさん」

皿についた水を布巾で拭き取りながら、アンは才人を労う。

「アンこそお疲れ様。タイヘンだったでしょ」

水を溜めたシンクに手を突っ込んで、石鹸で泡立たせて食器を洗いながら、才人は応えた。 アンはその言葉に首をふるふるを振る。

「いいえ。女将さんの仕込みのお陰で、大して苦労はしていませんわ。  私のしたことといえば、調理した料理を切ったり、温めたりしただけです」

それでも、以前に比べれば大した進歩だ。 やっぱり、前言っていた夢の為に、頑張っているのだろう。 才人は、アンの成長が、なんだか嬉しくなった。

「それでも、前に比べたらいろいろできるようになったんじゃない?すごいよ」 「…そんな、大したことないんですよ、ホントに」

照れて布巾を胸元で握り締めるアン。 そんなアンに、才人は冗談めかしてこう言った。

「俺はすごいと思うよ。ご褒美あげたいくらい」

その言葉を聴いたアンは、一度何かを言おうとしたが、すぐに口をつぐむと、少し考えて、少し頬を赤らめると、言った。

「じゃ、じゃあ」

…やばい。この顔は。 才人の中のワーニングサインが点灯するが、しかしその警報は手遅れだった。

「じゃあ、ここで、抱いてください…」

真っ赤になって俯いてそう言って、動きを止めた才人の手を取って、きゅっと握ったのだった。

100 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:00:29 ID:PM8837Gj 「あ、あの、ヒメサマ?」

突然の言葉に、才人の目が点になる。 真昼間から、いきなり『抱いて』とか言われれば、誰でもこういう顔になるだろう。

「い、意地悪しないでください…」

アンは真っ赤になったまま、俯いてそんなことを言う。 い、意地悪ってどういう類の意地悪っすかー!? 煩悩全開になっている才人の手を握ったまま、アンは続ける。

「今は、私はアンリエッタじゃありません…」

な、なんだそういうことか。 アンの言葉に、少し才人は落ち着きを取り戻す。 しかしこの状況、どうすればいいのか。 目の前に、『抱いて』と言う準備万端の女の子。 日はまだ高く、厨房から振り向けば客のはけた食堂が目に入る。客が入ってきたら、すぐばれるだろう。 で、でも、ちょっぱやで済ませれば…! 下半身だけ脱いで2分、そこから適当に前戯で10分、そこで下準備しておけば3分でフィニッシュ、よし、なんとかなるかも! 才人は沸きあがった脳みそでそう結論付け、あらためてアンを見つめる。 すると、アンは潤んだ目で、じっと才人を見上げてきた。 そして言った。

「ちょっとの間だけ、ぎゅっ、てしてください…」

そして胸の前で両手を合わせる。どうやら、純粋に抱き締めて欲しい、そう言いたかったようだ。 なんじゃそらーーーーーー! そういう紛らわしい言い回しは勘弁願いたい! ていうか!もう既に準備万端臨戦態勢のこの暴れん坊をどうしてくれる! しかしアンは才人の顔しか目に入っていないようで、腰から下で展開されているテントは目に入っていないようであった。 そんな才人の事情も知らず、アンは潤んだ目で才人を見つめ続ける。 …ご褒美あげるとか言わなきゃよかった。 後悔しながら、才人はちょっとだけフロアの方を確認すると。 おもむろに、アンを優しく抱き締めた。

「ちょっとの間だけ、な」

言いながら少し腰を引くことも忘れない。ただでさえ臨戦態勢だっていうのに、こんな風に密着したら、ヤバいことになる。 しかしその考えは甘かったのである。

「…サイトさぁん」

アンは甘い声でそう啼いて、才人の腕の間から手を出すと、きゅっと彼の体を抱き締め、上半身を才人に預ける。 するとアンのおっぱいがぶにゅっ、と潰れ、そして不自然な体勢の才人は。

「ちょ、アン、あぶなっ!?」 「え、わ、きゃぁっ!」

どすん!

才人は咄嗟に体をくの字に折り、腰から倒れた。 そのお陰で衝撃は吸収され、背中を厨房の床に叩きつけられるという事態は逃れたのだが。 アンの下腹部が、ちょうど才人の腰の上に乗っかるカタチになってしまった。

むにゅ…。

「あ・・・」 「ご、ごめんっ!いきなり抱きつかれたもんだからっ!」

101 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:01:42 ID:PM8837Gj アンが気付く前に、即座に立ち上がって誤魔化そうとする才人。 しかし、アンは床にぺたん、と腰を下ろしたまま。 さっきよりも真っ赤な顔で、才人を見上げた。 そしておもむろに立ち上がると。 突然、ズボンを下ろし始めた。

「ちょ、アンなにしてっ」

しかし才人の制止も聞かずに。 アンは、ショーツごと膝のあたりまでズボンを下ろすと、シンクに両手をかけて、才人に向けてお尻を突き出したのだった。

「す、すいません、いきなり抱きついたから…勃っちゃったんですね…。  そ、そのままだとお仕事に差し支えますから…」

そこまで言って、股間から手を差し入れ、自らを割り開く。 その割れ目は、愛撫もしていないのににちゅ…と淫らな水音を立てた。 アンも、抱き締められて、才人の匂いに濡れていたのである。 薄紅色に発情したアンを見て、才人の喉がごくり、と鳴る。

「あの、わ、私のここを好きに使って…。サイトさんを、鎮めてください…」

ここまでされて、理性の吹っ飛ばない才人ではない。 才人はおもむろにアンの腰を両手で掴むと。

「じゃ、じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ」

ジッパーを降ろして、限界まで屹立した自分自身を取り出した。

「は。はい…♪」

ずぶぶ…。

肯定と同時に、アンは後ろから貫かれた。

「あっ…はっ…!」

しかしいくら濡れているとはいえ、いつものように前戯をしているわけではないので、アンのそこはいつもの数倍の抵抗をもって才人を咥える。

「くっ…!」

いつもの滑るような快感とは違う、肉の摩擦ににる抵抗に、才人も思わず呻く。 そのままゆっくりとアンの行き止まりまで進む。

「ふぁ、は…」

アンも、いつものような喘ぎ声ではなく、苦痛と取れるような呻きをもらす。 …辛い、のかな。 才人はそんなアンを案じて、最奥で腰を止める。 最奥で止まって動こうとしない才人に、アンは尋ねる。

「ど、どうしたんですか…?」 「いや、アンがきつそうだから…。このまま、アンがよくなるまで止まってようと思って」

102 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:03:05 ID:PM8837Gj 才人の優しさに、アンの胸が思わずじん、と疼く。 それと同時に。

きゅ…。

アンの奥が蠢き、動かしてもいないのに才人に快感を送り込んできた。

「うわっ、アン、それっ…!」 「あ・・・私の中…動いてる…」

最初は無意識で膣壁を動かしたアンだったが。 …こう、かしら…。 さっきの感覚を思い出しながら、もう一度腰の辺りに力を入れる。

きゅ、きゅぅ…。

再びアンの中が蠢き、才人に絡みつく。

「す、すげっ…なんだこれっ…」

動いてもいないのに、才人は高められていく。 才人の声に、彼が感じている事を悟ったアンは。

「こ、こうすれば動かなくても…き、キモチイイ、ですよね…」

きゅっ…きゅぅ、ぎゅぅっ。

アンは更に円を描くように腰の動きも加えて、才人を責め立てる。

「うあっっ、スゴいよアン、キモチいいっ…!」

あまりの快感に才人は動くことも忘れ、思わずアンの背中に体を密着させ、何かに耐えるようにアンに抱きつく。 それによって、一番奥まで刺さった才人の先端が、アンの一番奥の扉をノックする。

「あ、奥、きてます・・・。ください、サイトさんを、アンの、中にっ…!」

言いながらも、腰を振って才人を責め続ける。 しかし結局、才人は果てることなく終わる。 才人が果てる直前、客がやってきて、才人が萎えてしまったからである。

109 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:38:24 ID:3mWyeJdn それから。 ちらほらと客が来て、簡単な食べ物を注文していった。 そして夕方近くになると。

「すまないねえ、迷惑かけちまって」

すっかり元気になった女将さんが、厨房にやってきた。 ちょうど最後の客がはけたところで、才人とアンは厨房で洗い物をしている所だった。

「いえ、それほど大変でもなかったですよ」

最後の皿を拭き終わり、才人は応える。 実際、しんどかったのは昼時の混雑だけで、それ以降はちらほらと散発的に客が来るだけで、忙しくはなかった。 なかったのだが。 さすがに、アンと再戦するような暇はなかった。 来客に驚いて萎えてしまった事を、才人はそれとなくアンに何度か謝ったのだが。

「女将さんこそ、もう大丈夫なんですか?」

心配そうに女将に語りかけるアンは、あえて才人と視線を合わさないようにしている。と才人は感じていた。 アンは、才人の言葉が聞こえていないかのように仕事に没頭していたのだった。 …怒ってんのかな。 ちょっと不安になる才人。 そんななんとなく微妙な空気を他所に、女将は言った。

「あとは私にまかせて、アンタらは上の部屋で休んできな。  ほら、これ鍵。御代はいいから、ゆっくり休みな」

女将はにっこり笑って鍵をアンに手渡したのだった。

二人は女将に言われるまま、二階に上がって部屋へと入った。 そこは簡素なツインルームで、クローゼットが一台と、ベッドが二台、並べて置いてあった。 アンは扉に内側から鍵を掛ける。 才人はベッド脇に腰掛けると、少し俯いて言葉を捜す。 そして、頭の中で文章にすると、声に出して言った。

「あ、あのさ、さっきは途中でゴメ」

しかし最後まで言い切れなかった。 扉の前から一気に駆け寄ったアンが、才人に抱きついて唇を奪ったからだ。

とさっ。

その勢いで才人はベッドに倒れこみ、その上にアンが覆いかぶさる。 アンは才人の顔をしっかりとロックし、唇を貪り続ける。 最初は驚いた才人だったが、やがてアンの求めに応えて、自分からも唇を吸う。 ぴちゃぴちゃとお互いの唾液を攪拌する音が、締め切った部屋に響く。 やがてお互いに息苦しくなり、顔を離す。 はぁはぁと荒い息をつき、上気した頬と潤んだ目で、アンは才人を見つめる。

「ごめん、なさい…」

そして、謝る。

「ガマン、できなくて…。  お仕事中も…。ずっとえっちなことばっかり頭に浮かんでて…。  サイトさん見たらガマンできなくなりそうで…。それで、ずっと、見ないように」

110 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:39:15 ID:3mWyeJdn そして今度は、アンの唇が塞がれる。 才人はアンの唇を貪るようなことはせず、すぐに唇を離して、アンを見つめた。

「いいよ、もう済んだ事だし」

言って、アンの頭をきゅっと抱える。

「サイトさん…」

アンは嬉しそうにそう呟いて、才人の腕の間から手を差し出し、彼の体をきゅっと抱いた。 前置きはもう十分だな、と思った才人は、言った。

「じゃ、続き…」

それに、アンが続ける。

「しましょ…」

二人は一度離れると、服を脱ぐ。 才人の息子はもう完全に屹立していて、その先端は先走りで滑っていた。 アンがショーツを脱ぎ去ると、そのショーツはまるでお漏らしをしたように愛液で濡れていた。

「サイトさんっ…」

先ほどと同じように、アンは全裸の才人に抱きつき、ベッドに押し倒す。 才人はそれを受け止め、上半身を起こしてアンを抱き締める。 そのまま、欲望の命ずるままにアンの下半身をまさぐる。

ぐちゅ…ぐちゅ…。

長い間溜め込まれたアンの樹液が、才人の指に絡んで卑猥な旋律を奏でる。

「もうこんなになってんだな」

アンはそんな才人に抱きついたまま、腰を動かして直立する才人に自らの割れ目を擦り付ける。

ちゅく…ちゅく…。

腰が上下するたび、先走りと愛液が混じりあい、粘った音がする。

「サイトさんだって…こんなにして…」

言いながらも腰は休めない。 淫らに腰を揺らし、乳房を才人の胸板に擦りつけ、荒い吐息を首筋に吹きかける。 目の前で痴態を晒すアンに、才人の嗜虐心が刺激される。

「アンって…。すごいエッチな女の子なんだな」

耳元でそう囁くと。 アンは腰を止め、真っ赤な顔で否定する。

「ち、違いますっ!」

予想通りの回答に、才人は思わずにやりと笑う。 そして続ける。

111 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:40:13 ID:3mWyeJdn 「あれ、違うんだ」 「そ、そうですっ」 「俺、エッチな女の子が大好きなんだけど」 「…えっ…」

そう言いきって、アンの反応を待つ。 アンは少しの間考えていたが。 すぐに、その答えを出す。 アンはもう一度秘部を才人に擦りつけ、上下に腰をグラインドしはじめる。

「だ、だったら私…。エッチな女の子に、なります…。  なりますからぁ…」

そう言って、才人を見上げる。 才人は満足そうに微笑むと。

「よくできました」

言って、アンの唇を塞ぐ。

「じゃあ、ご褒美、あげなきゃね」

そしてアンの反応も待たずに、彼女の柔らかいお尻を抱え上げて。 そして、己の剣で一気にアンを貫いた。

ぐちゅうっ!

白く濁った愛液が音を立て、才人の侵入に歓喜の水音をあげる。

「ひぁ!・・・っぁ!」

その衝撃にアンの背筋が仰け反り、膣がひくひくと才人を締め付ける。どうやら軽い絶頂を迎えたようだ。 アンはへたり、と才人の肩に頭を預け、荒い息をつく。 そんなアンの耳元で、才人は囁いた。

「入れただけでいっちゃった?」 「は…は…はぃ…」

応えながらはぁはぁと呼吸を整えるアン。 しかし才人はアンが呼吸を整えるのを待つ気はなかった。

112 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:41:17 ID:3mWyeJdn 才人はアンを貫いたまま彼女を持ち上げると、ベッドに押し倒す。 そして脚を大きく広げさせ、その間に体を滑り込ませる。

「きゃっ」

突然の事に驚きの声をあげるアン。しかし、すぐにその感覚は打ち消される。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!

「や、ひぁ、あっぁっ、だめっ、まだっ!」

アンの回復を待たず、才人は激しく腰を使い始める。 アンの豊かな乳房がその暴力的ともいえるピストン運動に激しく揺さぶられ、完全に勃起した乳首が空中に桜色の軌跡を描く。 柔らかく解れたアンの膣は容易く才人の侵入を許し、奥の奥まで才人に削られる。 絶頂の余韻がアンの感覚を敏感にし、奥を叩かれるたびに小さな絶頂をアンに与えた。

「ひぁ!ひぃ!あ!らめ!またっ!らめっ!こわっ、れぅ!やぁっ!」

ぱちゅ!ぱちゅ!ぱちゅん!

卑猥な水音と肉のぶつかる音が、アンの意識を翻弄し、さらなる高みにアンを連れて行く。 そして。 才人は一番奥までアンを貫いて、そこで腰を止めた。

「は……ひぁ………」

アンの胸が上下し、荒い息をつく。 しかし、暴力的な絶頂の波は止んだが。 奥で止まった才人が、そこからさらに奥を削るように円運動を始める。

「ひぁ!…ひぃ!……こん、なのっ…!」 「昼間、みたいに、してみてよ、アンっ!」

それは、昼間の再現であった。 一番奥から抜く動作をせずに、そのまま快感を与える。 アンは昼間の感覚を思い出し、膣に力を入れ、腰を淫らに回す。

「そ、そうっ、それっ…!」

才人はピストン運動したい欲求を抑え、アンの一番奥に先端を押し当てながら、アンに習って腰を動かす。 お互いの接合部から、白く泡立った粘液が溢れ出す。 アンの胸が今度は、円を描くように揺れる。 才人はその片方にむしゃぶりつき、そしてもう片方を手で揉みしだく。 アンの胸を膣道を犯しながら、才人は高められていく。 それは、アンも同じだった。

113 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:42:44 ID:3mWyeJdn 「ひぁ、いく、いっちゃう私、もうだめぇっ!」

アンの体がびくびくと痙攣し、きつくきつく才人を締め付ける。 お互いの接合部から溢れた愛液が、雫となって飛び散る。

「くぁ、俺ももうだめだぁっ!」

限界まで高められた才人が、アンの最奥で弾ける。 肉の門の入り口に押し当てられた先端から、容赦なくアンの一番奥に才人の欲望が流し込まれる。

「あ、あついの、あついのぉ、またぁ、またいっちゃうのぉっ!」

一度果てたはずのアンの意識が、才人の熱さに再び戻り、そしてまた、灼き切れる。 アンはもう一度痙攣すると。 今度こそ完全に、事切れたのだった。

二人はその後、朝までゆっくりと休んだ。 次の日、女将に見送られ、二人は帰路につく。

「どうする?送っていこうか?」

才人は朝日の中、アンに向かってそう言う。 トリスタニアまでの道中は長い。才人は王都までアンを守ってやりたかった。 アンはにっこり微笑んで。

「それじゃあ、お願いしちゃおうかしら」

いつぞやとは違い、肯定を返した。 そして続ける。

「今日は、なんだかすごく甘えたい気分なんです」

そう言って、頬を染める。 朝日に照らされたその笑顔は、まるであけぼのの妖精だった。 そして、下腹部にそっと手を沿える。

「サイトさんが、奥でいっぱい出しちゃったせいかも♪」 「あはは…」

114 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:44:49 ID:3mWyeJdn 「ダレガドコニナニヲダシタッテ」

轟く雷鳴。震える大地。 朝の爽やかな空気は一変し、そこに地獄が顕現する。 畏れよその名を。 其の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 虚無の担い手にして現存する魔王。 そこにいたのは、鞭と脚責めが大好きな、才人の女王様であった。

「イキナリイナクナッタカラヒッシニサガシテタラ。  ナニヲシテイルノカシラコノイヌッテバ」

片言でそう言いながら迫ってくるルイズ。 俯き加減で表情が見えないのが余計に怖い。

「あ、あのルイズさんなんでカタコトなんですかっ!?」 「いいいいい怒りのあまり口がうまく回らなかったわ?  どどどどどどどうしてくれましょうかこの破廉恥犬わ?」

ぷるぷると震え、そして懐から鞭を出し、びしいっ!と鳴らす。 それはいつもの乗馬用のアレではなく。 先端が九つに分かれた、『九尾の猫』と呼ばれる、拷問用の鞭であった。

「犬の躾け用に買っておいた鞭がこんなに早く役に立つ日が来るなんてね?  始祖に感謝しなくちゃだわ」

そしてずし、ずしと間合いを詰める。 才人は腰が抜けて動けない。 その間に、アンが割って入った。

「止めなさいルイズ・フランソワーズ!  私の想い人に手を出すことは許しませ」

しかしやっぱりその言葉は最後まで発されることはなく。

「黙ってろこのわたあめ姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

どっかぁん!

一瞬で取り出した杖から放たれた魔法が、アンを、アンリエッタを吹き飛ばした。

「あああれええええええええ?」

吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてアンは気絶してしまう。

「さあてと」

にっこり笑ってルイズは四つんばいになって逃げようとする才人の背中をどん!と踏み潰す。 ぐえ、とカエルの潰れたような声をあげ、才人は見事につぶれる。 ルイズはそんな才人の背中をグリグリとフミグリしながら、恍惚の表情で言った。

「たぁっぷり調教してあげるから覚悟なさい。犬」 「ア、アノ、オテヤワラカニネ?」

さっきのルイズを真似てちょっと片言で言ってみる才人だったが。

「却下」

そして今日も。 ハルケギニアに才人の絶叫がこだまするのだった。〜fin