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735 名前: 虚無突破ゼロノルイズ―ダイジェスト版― [sage] 投稿日: 2007/10/10(水) 22:15:04 ID:kUtaZnnu

 虚無突破ゼロノルイズ―ダイジェスト版―

 ルイズの代わりに一人で七万の敵に突撃し、才人は死んだ。  それを自分の責任と悔やみ、ルイズは一人涙に暮れる。

「ああ、サイト、サイト、どうして死んでしまったの……」

 だが、過ぎた季節を嘆く暇はない。  トリステイン魔法学院を、新たな脅威が襲う! その名もミョズニトニルン!

「ふふふ、この学院の生徒は全員皆殺しよ!」 「そんなことはさせない! サイトの代わりに、わたしが皆を守ってみせる!」

 一時立ち直りかけたに見えたルイズだったが、それはあくまでも自棄っぱちの行動に過ぎなかった。  すぐに体の調子を崩し、魔法を唱えようとしても詠唱の代わりに喉から嘔吐感がせり上がってくる。

「どうして……! どうしてよ! わたしがサイトの代わりをやらなくちゃならないのに!」

 苛立ちの余り杖を地面に叩きつけるルイズ。  彼女の「虚無」が頼りにならないと知った学院生徒たちは、自分達だけの力で学院を守ろうとする。

「ミス・ヴァリエールはもうダメなんでしょうか」 「放っておきなさい。今は生き残るのが先決よ」

 キュルケにも放置され、いよいよ絶望の淵に立たされるルイズ。  だが、そんな彼女に新たなパートナーが現れる。

「サイトって、一体誰なんだい?」

 高慢な態度の裏に寂しさを隠した少女、イザベラ。  才人は才人でルイズはルイズだ、と言う彼女の言葉を、ルイズはどうしても受け入れることが出来ない。  時は無常に過ぎていく。次に襲い来るのは、新たな刺客、轟炎のメンヌヴィル!  彼の姦計にかかり、学院生徒たちは行動不能に陥ってしまう!

「ふはは、俺は人が焼ける臭いが大好きなんだ!」

 ラリッた野郎の魔の手がキュルケに迫ったそのとき、ついに立ち直ったルイズが空からエクスプロージョンを放つ!

「むぅ、あれが噂の、ゼロのルイズか!?」

 驚くメンヌヴィルの前に腕を組んで仁王立ちし、ルイズは高らかに叫ぶ!

「サイトは死んだ、もういない!  だけど、わたしの心に、この胸に! 一つになって、生き続ける!  魔法撃つなら虚無を撃つ! 失敗しても唱え続けて、成功したら、わたしの勝ち!  わたしを誰だと思ってる……ヒラガサイトじゃない。わたしはわたし、ゼロの、ルイズよ!」

736 名前: 虚無突破ゼロノルイズ―ダイジェスト版― [sage] 投稿日: 2007/10/10(水) 22:16:13 ID:kUtaZnnu

 という訳で劇的な復活を果たしたルイズを中心に、トリステイン学院生徒たちは一致団結の姿勢を見せる。  ミョズニトニルンとかその辺りを適当に撃破しつつ、一路ヴェルサルテイル宮殿を目指す。

 ちなみにその頃の才人。

「あ、だめ、そこ、触っちゃだめぇ!」 「桃リンゴうめぇ」

 数々の死闘を潜り抜け、ついに辿りついたヴェルサルテイル宮殿!  ルイズとの虚無の打ち合いの末に倒れたジョゼフは、謎めいた言葉を残す。

「ハルケギニアに100万匹の猿が満ちるとき、東方は破滅の死者となる」

 その言葉の意味も分からぬまま、ルイズたちは一時期穏やかなときを示す。  が、タバサは一人、ジョゼフの最後の言葉に危惧を抱いていた。

「待ちなさいタバサ、自分の裁量で巨乳の女を殺しているっていうのはどういうこと!?」 「あなたは何も分かっていない……!」

 タバサの激しい葛藤を理解できずに困惑するルイズ。  そんなとき、ついにハルケギニアの人口が百万を超え、東方から反人類種族エルフが襲来する!

 ちなみにその頃の才人。

「おい、こら、やめんか!」 「銃士隊長うめぇ」

 そんなピンチも何とか乗り越えたルイズたちトリステイン魔法学院勢は、ついに敵の本拠地東方へと突入する。  洗脳されたイザベラを救い、ハルケギニアの平和を取り戻すための最後の戦いである。  だが、エルフの力は予想以上だった! 歴戦の勇者たちも、次々に命を落としていく!  突破口を開くため、一人敵に特攻するギーシュ。死の間際、彼の才能が極限まで開花する。

「これはルイズの!  トリステイン魔法学院の!  人類の!  いや、この僕の魂だ!  貴様如きに、食いつくせるかぁぁぁぁぁ!」 737 名前: 虚無突破ゼロノルイズ―ダイジェスト版― [sage] 投稿日: 2007/10/10(水) 22:17:06 ID:kUtaZnnu

 自分の体を鉄のゴーレムと化す土のスクウェアスペルで、エルフ達を一気に押し潰し、自らも果てるギーシュ。

「ふっ、これが虚無の力か……悪くない……」

 仲間の死に怒るルイズは、最後にして最強の虚無魔法を発動させようとする。

 ちなみに、その頃の才人。

「ああ、だめぇ、サイトおにいちゃん!」 「ロリうめぇ」

 エルフたちの最後の罠を突破したルイズたちを聖地で待ち構えていたのは、死んだはずの始祖ブリミルだった!

「魔法を無秩序に使う人間達は、いつか自然を破壊する! それが人間の限界!」 「それはあんたが勝手に決めた限界でしょ!」

 激しい虚無魔法の撃ち合いの末、ついに勝利するルイズ。

「ならば、この世界……必ず守れよ……」 「当然よ。人類は、そこまで愚かじゃない……!」

 洗脳から解放されたイザベラは、笑顔を残して消えていく。

 ちなみに、その頃の才人。

「やだ、やめてよ、サイト兄ちゃん!」 「ショタうめぇ」

 二十年後。全ハルケギニアを巻き込んだ平和会議が開催される。  人間もエルフも翼人も、全てが参加する会議である。  その開催を前に、妙にアゴが立派になったタバサが遠い目で呟く。

「彼女は、どうしてるかな」 「ちゃんと、どこかで見守ってるわよ。そういう奴じゃない」

 気楽に請け負うキュルケ。  その頃辺境の町で、竜騎士が舞う空を見上げながら、杖に語りかける一人の女がいた。

「ええ、虚無の友が待つ、星々よ」

 ―虚無突破ゼロノルイズ 完―

 ちなみにその頃の才人。

「や、だめぇ、だめなのね、サイトォ!」 「アホ竜うめぇ」