ゼロの保管庫 別館内検索 / 「↑↑の人」で検索した結果

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  • C07B
    ...かったのでw -- ↑↑の人? うぁ 今気付いた、ではがんばりまーす。 -- 261 多分期待と真逆に走ってみました。期待してたのと違ってごめんなさぁぁぁぃっ……そのうちに、ふくしうのサイトでも? -- 261 あああ・・・4ヶ月もレス返してなかった…orz 261さん、感想が大いに遅れてすみません! >期待してたのとは〜  とんでもない、面白かったですよ!ふくしゅうのサイトも面白そうですね -- ↑↑↑の人? 20―131 最初の方テファ -- ツンデレ王子 20―131 最初の方テファ -- ツンデレ王子 20-131 最初の方のテファ怖いけど、最後の天然ぶり最高! 続きがごっつ気になります 期待して待ってます(↑2個 操作ミスしました 消し方が分からない><) -- ツンデレ王子
  • 謎の人
    7-128ルイズとサイトの夜
  • C43B
    ツンデレ王子 小説読ませていただきましたm(__)m面白いです!更新するのを楽しみにしているので頑張って下さい。 -- テルー? 小説最高です。ヴァリエール家での話をもっと細かく書いて下さると嬉しいです -- コメントありがとう御座います。↑のリクエスト、先になりますが独立して作ってみますね。-- ツンデレ王子 更新ご苦労様ですm(__)m毎度の事ながらとても楽しませていただきました♪これからも頑張ってください -- テルー? 楽しみにしてます。おいそがしいでしょうが頑張ってください。 -- 更新お疲れ様ですm(__)m実に楽しませてもらいました♪これからも頑張って下さい。 -- テルー? X00-22拝読。サイト、どんだけーって感じですね。しかもシルフィまでとはw -- ◆LoUisePksU ...
  • 意見交換
    こちらの掲示板は、好きなようにご利用下さい。 雑談用掲示板 お遊びで、質問。 あと、自分には無理な絵心のある方、遊びませんか? す、すみません。ここのコメントで覗き見さんとタバサの弟さんのを見て、目から水滴が止まらなかったです。本当に、本当に、あなた達と仲良くなれた事に感謝の念を捧げます。ただ、色々な人に雑談用提示板で雑談をしろと注意されましたが、今その返答をします。出来ません。雑談用提示板に、私は行けないのです。何度雑談用提示板にクリックしても非対応としか返ってきません。もし、よろしければ後、ほんの少しだけここの意見交換の場を利用させて下さい。ワガママと知りつつもお願いします。ここにすら、拒絶されたら私は、仲良くなれた親友とコメントが出来ないのです。お願いします。ここにいさせて下さい。私にとってここはとても...
  • com01
    意見交換 これからもタバサ=シャルロットも見守っていきましょうね♪ -- 覗き見さん? 全くもって、同感します♪タバサとサイト物の続きが楽しみな作品が沢山あるので、更新が楽しみですね!!そして、覗き見さんにコメントするのも♪ -- 自由な旅人? そうですね♪これから此処で雑談 -- 覗き見さん? はい!そして、ハルバードさんや色々なタバサ好きな人と雑談出来たら楽しいでしょうね -- 自由な旅人? すでに各所で指摘されているようですが、雑談はここでじゃなく、雑談用掲示板でするべきでは?なんでわざわざコメント欄で雑談をするんです? -- 自由な旅人さん読んでくれてありがとうございます -- ダバサの弟? 呼んでくれてですよ?(笑)タバサの弟さん貴方も自由な旅人さんと仲良くしてくだいね?もし良ければ僕ともお願い...
  • 20-402
    402 名前: お姫様の憂鬱 [sage] 投稿日: 2007/09/24(月) 00 51 16 ID RYn9H+bN  それは、小さな体に潜むほんの小さな恋心。  あの人は、私を救ってくれた。氷のような私を、溶かしてくれた。  だから私は誓った。私は従者。私はあの人のために生きる。あの人に、全てを捧げる。私は、あの人のためなら何でも出来る。  あの人のために生きる私は、あの人が幸せであればそれでいい。たとえ誰を好いていようと、あの人が幸せであれば、それでいい。……それで、いい。  授業中だけど、私はあの人の横顔を見る。暇そうな表情で、時折欠伸をしているあの人。欠伸をしたことをご主人様に注意されている人。あの人は笑いながら謝ってて、あの人のご主人様は怒ってる。  でも、私にはわかる。彼女は本気で怒ってない。彼女自身と、あの人に恥を掻いてほしくないから怒っただけ。たぶん、あの人は気づいて...
  • C10B
    スレには顔出してませんが ものかき (2006-10-10 (火) 08 56 14) コツコツと作品は投下してます。 短編・番外編は…あからさまに「投下しました」ってんじゃ無くて、 覗いてくれている人が「おぉ新作来てる!」程度に分かれば良いかと。 それより驚きなのはプロット公開して、最後のオチまでネタバレしてる にも関わらず読み手がいる事です。有り難い限りで御座います。 実は投下後たまに消されちゃってる作品もあるんですが…^^; スレに投下してないので自己保管しておかないと復活不能で幻の作品に。 そんな嫌われてんのかなぁとモチベーション下がる事も…。 無償の行為ゆえ読み手の喜ぶ顔だけが書き手の生命線でございます♪ いつも楽しみにしてます。 幻ーー見たかったっす。あと、嫌われてるってより、荒しの釣りネタぽ。あっちが飽きるの待つのみですかね。...
  • 12-151
    151 名前:純愛センター[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22 39 45 ID cLZc4Rpf 「私はアナタが許せない」 タバサが私に言った。 「アナタはあの人に何もしない。ただ彼を縛ってるだけ…」 「使い魔なんだから当然じゃない!!」 ウソ…これはただの建て前。 「私はアナタが許せない」 ヤダ… 「アナタはあの人を縛って、戦わせ、傷つける」 ヤメテ… 「あの人はいつか、アナタを守るために死ぬかもしれない」 ヤメテッテバ… 「なのにアナタは何もあの人に与えない」 ワカッテルカラ… 「私はアナタが許せない」 シッテルカラ… 「なぜアナタだけがあの人の好意を受けられるの?」 「傷つけられても…なんでアナタが好きなの?」 「アナタはあの人に何もしない。与えない。返さない」 「だから私はアナタが嫌い」 そう言ってタバサはどこかに行った。 「どうした?ルイズ??」 サイ...
  • 21-483
    483 名前: デスワード [sage] 投稿日: 2007/10/03(水) 22 47 13 ID K036NoGc 「サイト」 「おおタバサか。何か用か?」 「……以前、任務のときに、もしかしたらサイトの世界の人と会ったことがあるかもしれない」 「なに? そりゃ本当か?」 「多分。確か、チキュウから来たって言ってた」 「おお、そう、俺の世界はチキュウって名前なんだよ! まあちょっと違うっちゃ違うけどよ」 「やっぱり。少し変な人だったから、印象に残ってた」 「そうかー、俺のほかにも地球人がいるんだなー……ところで、どんな人だった?」 「……女の人。肌の色はキュルケと似た感じだった」 「ってことは、黒人さんかな? 俺とは違う国の人かもな」 「そう」 「どんな話したんだ?」 「チキュウの思い出話とか……わたしにはよく分からないことばかりだったから、詳しくは覚えてないけど」 「そっか...
  • 25-341
    341 名前: 261のひと [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 02 12 23 ID MX5/4f4U  自分を殺そうとしたわたしのことを、身を捨ててまで助けてくれた人。  わたしがわたしで無くなる日に、ボロボロになって駆けつけてくれた人。  とても大切な人。  助けたいと思った。  守りたいと思った。  わたしは望んで側に居るのに、時折ひどく胸が痛い。  あの人がわたしの事に気付かない間、ゆっくり世界は色褪せる。  あの人が、誰かに笑い掛ける度に、世界は小さく軋みを上げる。  この想いが何なのか、わたしはその名を知らないけれど。  この感情は恋じゃない。  だって、こんなに辛いから。  昔キュルケが教えてくれた。 『女の子は恋すれば幸せになれる』  復讐で塗りつぶされたわたしの心、  あの時からど...
  • 11-559
    559 名前:1/8[sage] 投稿日:2007/02/16(金) 03 13 26 ID KAnTPUI4  些細な変化に気がついたのはキュルケだけだった。  少しづつ笑うようになっていたタバサが、昨日から少し塞いでいる。  誰も気付かない変化。  それでもキュルケに目にはタバサの変化が見て取れた。 「どうしたのよ?」 「?」  キュルケを見つめ返す瞳に誤魔化す色は無い。  本人も気付いていないようだ。  それでも昨日から確かにタバサの様子はおかしい。 「昨日何か有った?」  そこまで聞くと、はっとした様子でタバサはうつむく。  『何か』は有ったらしいが、態度に出ている自覚が無かったのだろう。  浅く唇をかみ締め、何かに耐えるように、 「なんでもない」  それだけしか答えない。    触れると壊れそうに見えるタバサを、キュルケはそれ以上問い詰めることが出来なかっ...
  • 6-277
    277 名前:1/3[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 22 21 26 ID jEtM2Dfi 取り戻す……そのつもりだった……なのに…… 「お疲れ様、おひめさま」 額にルーンの浮いた女が私を笑っている…… 際限なく出てくるガーゴイルに、一人では手の打ち様が無かった。 「威勢が良いことだな、わが姪御よ」 ずっと……アイツはそこに居た。 近寄れないのが解っているように…… 「なんなら、これをやっても良いぞ」 魔法薬……まさかっ。 「余の命令によって与えられた毒だ、当然解毒剤も持っておる。」 ……半ば確信していたことをあっさりと認められ、頭の中が灼熱する。 「おまえ……が」 「不幸な事故も、な」 「父さま……も」 「よく出来た弟……だったなぁ」 殺してやる殺してやる殺してやるころしてやるコロシテヤルコロシテヤルゥゥゥゥ 数体のガーゴイルに押さえられ、杖まで取り上げられていては、...
  • 3-396
    395 名前:280の人[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 23 48 23 ID JHaDLjv0 OSオチの時にセーブし忘れたアニエス×シエスタが100行くらい巻き戻って 脳内修復作業に難航してる所にデムパきたので張る。 お目汚しどころじゃないヘタレさ加減だけど、初めてのルイズもの。 396 名前:ルイズの夜 280の人[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 23 49 18 ID JHaDLjv0 月明かりに照らされたルイズのお部屋 ゴソゴソ……ムクッ キョロキョロ じぃぃぃ〜 …ツン………ツンツン…『うぅ〜ん…』ビクッ!…… 『ぐぅ…ぐぅ…』 ホッ… ギシッ…ゴソゴソ…カチャカチャ…カチャカチャカチャ… 「むぅ…カチャカチャ…カチャ…!…ふぅ…」 ずり…ズリズリ…ズリリ...
  • 11-76
    76 名前:平賀さん[sage] 投稿日:2007/01/28(日) 03 48 36 ID 7omlHF1N  そのときのわたしは賑やかな居酒屋を出て、数年ぶりに再会した友人たちと、再び長いお別れを交わしたところだった。  心配する友人たちに大丈夫だと笑って別れを告げ、女一人で夜の街を歩き出す。  酔っているために頭が朦朧としていて、今一体何時ごろなのかもよく分からない。  ぐらつく視界とふらつく足取り。せめて家までは自分一人で帰り着かなければと必死で念じながら、うるさい客引きを無視しつつ歩いていたのだ。  その内気分が悪くなって立ち止まり、道端の電柱に右手を突いて左手で口を押さえた。  嘔吐感が胸の奥からじわじわとせり上がってきたが、寸でのところで戻すのだけはこらえた。  そうして数十秒ほど。ほんの少しだけ気分が良くなってきたとき、わたしは何となく軽く頭を上げた。  特に、意味のある動...
  • 20-216
    216 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/09/21(金) 15 00 01 ID aTNZ+ylK サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ そう書かれたお墓があった 私のお父さんのお墓、珍しい黒髪に黒い瞳を私にくれたお父さん 「・・・帰ろうか」 そう私のお母さんは言った ルイズ・ド・ヴァリエール、綺麗な桃色の髪に鳶色の瞳 私はよくその色が欲しかったとお母さんに言う 「サイトの色だから、貴女がサイトの血を受け継いでくれた何よりの証拠」 お母さんはそう言って嬉しそうに私をなでてくれる 「・・・黒髪はサイトの色だけどいろいろと苦汁を舐めさせられた事もあるのよ」 と少し悲しそうに言った事もある 次にお爺ちゃんに聞いてみた お父さんはお爺ちゃんとお婆ちゃんをかばって死んじゃったらしい 二人でいた所を暗殺者に襲われそれを撃退した時に深手を負ってしまいお爺ちゃんと お婆ちゃんは無事だ...
  • C14B
    謎の人 才人もルイズも相思相愛でキュンと来ました!ありがとうございましたそしてこれからも頑張って下さい! -- ヴィンダールヴ? 新作の掲載は何時の予定かな?ネタ切れかな? -- 黒電子?
  • 16-745
    745 :壊れた人形1:2007/06/26(火) 19 47 16 ID v4JAJtpM 「は? 死んだ……?」  ―――何故驚いている?  そう問いかけたくなるほど、自分の発したその声は動揺に満ちていた。 「あの人形が?」  ……いや、違う。  わたしが本当に自身へと問いかけたいのは、震えの大きさではない。  わたしが―――このガリア王国正当後継者である、このイザベラが、その結果に動揺したという事実。  斯くあるべき通りに表れたはずの結果を、斯くあるべき通りに受け取れなかったという、その事実だ。 「ひっく…………はい……」 「わたしを謀(たばか)るつもりなら、死さえ生ぬるく感じる責め苦を罰とする」 「ぇ……?」 「そうだね……この間、東の商人に聞いたやつでもいいね。何でも、東にはダルマって言う手足のない人形があるんだって...
  • 作者別
    (*1) ジゼルヅグドゥ 名無し曰く どっかのアホ キュンキュン r.名無し曰く 承者 205 261 せんたいさん(妄想請負人) 280 ものかき 220 覆面士 ういんぐ 謎の人 ◆manko/yek. 純愛センター D_K ◆qrZtCzv0Ak tomo ◆mitty.ccnw Coa 191の者 284 374 ぺとるーしゅか Soft-M カラシ さんざむ 痴女109号 りょうじょくはにい ◆GO7kPgiHGw CBA 622 ◆CSTs7hoBww とおりすがりの犬 虹山 ボルボX ...
  • かすみsoo
    今 このラグドリアンの湖畔には8つの人影がある                                 「そんなに、魔力を消費するの?」                                   人影の一つ、ピンクの影の持ち主こそ ルイズ本人が聞く                       「当たり前 これは新しい世界への第一歩。私たちはこれがおわったらゲルマニアを消し4つの国の王となる そのためには、大規模の魔力を使う」                                 青い影の持ち主、タバサの解説にルイズは納得する                          「まず、水の精霊をここに呼び出す。そして、指輪をかざして誓えばいい」                 「誓いの言葉は?」                                   ...
  • 質問
    置かないつもりでしたが、参考程度に…… これから書かれる方の目安になるとよいかと。 好きなキャラは? 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 アンリエッタ[309] 18 (31%) 2 タバサ@シャルロット[218] 11 (19%) 3 ティファニア[51] 6 (10%) 4 シエス...
  • 26-616
    幕間 ヴェルサルテイル宮殿・正面入り口前。 ガリア王家の紋章が施された、華やかな竜籠が停まっている。 門の前にはたくさんの人が集まっていた。 宮殿の主の王家の人間から花壇騎士団所属のメイジ、更に従者からメイドといった宮殿で働く平民まで。 彼らの視線は竜籠の傍の一点に収束されている。 「ひっく、ひっく、ぐすぅ・・・」 「オイオイそんなに泣くなって。別にこの先もう会えなくなる訳じゃねぇんだからさ」 サイトの胸に縋りついてイザベラが泣きじゃくっていた。 シャルロットもサイトの腕にしがみつく形で顔を埋めている。微かに、彼女からも嗚咽が漏れていた。 何でだろう。彼女達はこんなにも小さい背中だったろうか。 「少なくとも夏期休暇とかで帰ってこれるんだろ?そんな深く考える事無いって」 「う、うるさいよ・・・それでも、寂しいものは寂しいじゃないの・・・」 シャ...
  • 15-399
    399 名前:翼よごらん[sage] 投稿日:2007/05/13(日) 22 51 04 ID sn8Zj+DJ  日が傾くと共に、春の穏やかな日差しが徐々に黄昏の色に染まっていく。 「そろそろ今日は上がろうか」  父の声と共に家族皆が家の中に入ったあとも、少女は家の近くにある一本の大木の根元で、東の空に向かって祈りを捧げていた。  もちろん、宗教的な儀式ではない。祖母が教えてくれた、一種のおまじないのようなものである。 「お婆様、どうして東の空に向かって祈るの。東は怖いエルフが住んでいる土地なのでしょう」  この行為について疑問に思い、口にしてみたことがある。すると祖母は笑って答えてくれたものだ。 「昔ね、わたしの大切な人が東で姿を消してしまったの」 「死んじゃったの?」 「死んではいないわ。でも、ずっと遠くへ行ってしまったのね」 「大切な人なのに?」 「そうよ。その人も、わた...
  • 19-101
    101 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/03(月) 05 07 05 ID AcuL4s98 「カトレア、ルイズの様子はどう?」 「大丈夫、でも…すでにかなりの魔力がルイズの身体に流れ込んでる」 カトレアは心配そうな表情を浮かべる。 「一日でも早く全ての魔法使いを消す。 そしてこんなことが起こらない本来の世界に修正するわ」 「気をつけてね」 「それにしても…ゼロの器になっちゃうなんてね…本当に世話のかかる妹よ」 エレオノールは頭を抱える。 「でも、あの子は偶然選ばれただけ」 「わかってるわ。 だから…、だからこうやってわたしが勝者になって あの子を助けようとしてるんじゃない」 エレオノールは歩きだした。 「今夜も一人でも多くの魔法使いを狩って帰ってくるわね」 「いってらっしゃい」 タバサは小さな竜を連れて家に戻っていた。 最初この竜をサイトにど...
  • 11-122
    122 名前:1/10[sage] 投稿日:2007/01/30(火) 01 29 05 ID cJYHbtWw 「おとうさん、貴方は堕落しました」  は? いきなりこんな事を言われて、納得する奴は滅多に居ないだろう。  ましてや、俺が堕落?  今ハルケギニアが平和なのは、俺の努力がその一端を担っている。  胸を張って宣言してもよかった。  シエスタがもうすぐ一人目の子を産むし、少し遅れてルイズも……  姫さまとだって続いてるし、数ヶ月に一度外交名目でガリアに出かけるが、  仕事なんかしたことねーし。  それでもトリステインでは英雄扱いだ。他の国に行ってもかなり我侭がきく。  我が世の春!! そんな状態だった。 「で、君は誰だ?」  そんな俺の事をおとうさまと……心当たりが無い訳じゃないけど、育ちすぎ。  日本なら、幼稚園児か小学生か、そんな年頃の男の子だった。  親に抱か...
  • 7-321
    321 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/11/13(月) 22 25 22 ID 21rMypJT コルベールの頭は今日も輝く 「うおっ!まぶし!」 才人がイキナリ。コルベールの研究室に入って第一声がコレである 「聞いてくれサイトーン君!私の研究を!」 「才人です」 「私は「火」の使い手であることは知っているな?」 「はい・・・もちろん・・・」 「私はこの火を使ってあらゆる物を開発することに専念しているのだよ」 「だから知ってるって・・・」 才人が呆れたように言う。このまま昔話を聞くだけならつまらんと思い才人は研究室を出ようとしたが 腕を掴まれ引き止められた 「待ちたまえー!話は終わってないよ!」 目がきらめいてやがるキショ・・・っと才人は思った 「例えの話だ・・・火が何かに付くとどうなる?」 「それは・・・燃えますね」 「そう!それは何かに恋をしたり、何かに熱中...
  • 4-630
    630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/10/01(日) 21 24 04 ID 2KhDM5Em 森の中で拾った彼の熱はまだ引かない…… 「ル……イ…ズ、……にげろ……ルイズ…」 ずっと……うなされている。 (かわいそう……) 指輪の魔力も尽きてしまった…… わたしにこの人を助ける力はもうない…… (ごめんなさい……) 熱を測るために、額に手を当てる。 まだ……熱が高い。 「……ルイズっ」 「きゃっ」 いきなり抱き寄せられる。 小さいときのお父さんやお母さんとは違う、私より逞しい腕。 恥ずかしくって動けなくなる。 彼の腕が、何かを探すように私の胸を探る。 (あっ、あうあうあうあうあうあう) 声にならない悲鳴を上げていると。 「……ち、……がう……ルイズ……じゃない……」 ? どういうことかしら? また何かを探すように、腕が虚空を彷徨う。 ……私にできること……な...
  • 13-492
    492 名前:キュルケメイドする。の巻 ◆mQKcT9WQPM [sage] 投稿日:2007/04/06(金) 18 21 15 ID TJdcq1GE キュルケが主人に選んだのはもちろんこの人。 「ダーリーーーーン♪」 メイド姿のキュルケは、そう叫んでコルベールの私室のドアを勢いよく開いた。 開いたドアの向こう側では、コルベールが机の上で書類を整理していた。 もちろん目が点になっている。 「あ、あの?ミス・ツェルプストー?」 学院長から実習の事は聞いていたが、まさか自分がターゲットになるとは思っていなかった炎蛇であった。 全くもって認識の甘い中年である。 コルベールの時間を凍りつかせたまま、キュルケは無遠慮にコルベールの私室に入り込み、さらに無遠慮にコルベールに抱きつく。 「あら嫌だ、キュルケとお呼びになって♪」 「そうじゃなくてですねえっ」 ...
  • 17-249
    最近、タニアは朝が嫌いだ。特に皆と一緒に採る朝食の時間。 なるべくなら、朝は別に採りたい、とすら思うようになっていた。 その理由は。 「ねえサイト、どっちだと思う?」 「何が?」 「やだもう、分かってるくせに…」 「俺は女の子がいいな。テファそっくりの可愛い娘」 妊娠したのがわかってから、公然といちゃつくようになったこの二人である。 「やだサイトったら、冗談ばっかり」 「冗談でこんなこと言わないよ」 今朝のスープには砂糖でも入っているのだろうか? タニアはスープを掻き込みながら、まるで砂糖をまぶした蜂蜜を舐めたかのような顔をした。 二人のアホ面を、特にデレまくる才人を見るにつけ、一時でもこんなの好きになったのは気の迷いだったんだ、とタニアは思っていた。 「ごちそうさまっ!」 空になった皿とスープ皿をまとめて、タニアは席を立つ。 「タニ...
  • 19-393
    393 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/09/11(火) 02 51 43 ID JfOLpd2C 「行って……」 「え?」 「メイドからの伝言。『ミス・ヴァリエールを、助けて』って。『選んだんでしょ』って」 「でも……」 「エルフ達の足止めくらいなら、私達だけでも、何とかなる」 「…………」 「行って、サイト!」  ルイズは、数瞬の後に訪れるであろう自らの死を自覚していた。  眼前には、今にも虚無の障壁ごと消し飛ばさんと迫る強力な先住魔法。  避けようにも、自分の体は満身創痍、精神力も底をついた。回避など、できる筈も無い。  思わず、目を閉じる。 (ごめんね……サイト。でも、ちゃんと元の世界に帰れたよね……)  自身の不甲斐なさを悔やみながら、心中で想い人に謝罪した。だが、何時までたっても予想した衝撃も痛みも訪れない。  訝しく思い、目を開く。  ...
  • 22-379
    379 :GIFT(1):2007/10/23(火) 19 13 09 ID UKKj1zPe   地球から遠く離れた異世界の大陸ハルケギニア   この世界の多くの事象が魔法によって動いているように、俺がかつて居た世界は科学に支配されていた 科学はその進化の過程で、当時の地球にはありえない物から影響を受けた痕跡を数多く残しているらしい オーパーツとかオーバーテクノロジーとか言われているそれらはどこかの世界から一方的に送られた物で それが後の地球にいい影響を及ぼしたのか、それともいずれ来る破滅を早めた物なのかはまだわからない トリスティン魔法学院の静かな裏庭、分厚いが軽い多孔質の石で囲まれた半地下の部屋 日本の基準でいえば12畳ほど、ガラン洞の部屋の中、俺とルイズは手を握りながら魔方陣の中心に居た ルイズが呪文を詠唱する 俺の体内を何か気味悪い物が通過...
  • 20-239
    239 名前: シルフィのファックto231 [sage] 投稿日: 2007/09/21(金) 21 26 56 ID ywp/V/sH 「ちょっとちょっと、そこの人」  魔法学院の中庭を歩いていた一般生徒231は、不意に呼び止められて足を止めた。  周りを見回してみると、校舎の陰に見慣れない女性が立っていた。  青く長い髪の持ち主で、美しい顔立ちとどこか能天気な表情のアンバランスさが印象的な女性である。  外見から判断すると、年は20代前半といったところか。だが、見かけない顔である。 「僕に何か用ですか」  ひょっとしたら自分の知らない教師かもしれない、と思い、231は念のため敬語で答える。  すると、女性は人懐こそうな笑みを浮かべて、手招きしてきた。 「ちょっと、お願いしたいことがあるからこっちに来てくださらないかしら」  そう言いつつ、女性は校舎の陰のさらに奥の暗がりに姿を...
  • 17-474
    474 :名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00 28 38 ID G3dPTleT 「貴族が魔法使えないなんてありえなくない?」 「下級貴族ならまだしもヴァリエール家の名前もってるのにねー。落ちこぼれってやつ?」 「きゃはは♪正直、学園来ていみあんの?ってね」 廊下を歩いていたらそんなことを聞いた。 私は魔法が使えない。 毎日魔法の練習をしている。 昨日は『アイスニードル』を必死に木に向かって唱え続けた。呪文は完璧に覚えてるし、杖の振り方だって問題はないはず。 でも出来ない。 出てくるのは訳のわからない爆風だけで氷なんて一つもできなかった。 周りからクスクス笑いが聞こえる。 毎日本を読んでいる。 図書館の初歩的な魔法に関する本をすべて読破し、いくつかは暗唱できるくらいにまで読み返した。 昨日は『連金』の基本概念について書いてある本を読みなおしてみた。 物質自体の元...
  • 24-471
    それは蒼から始まった物語 ここはハルケギニア随一の大国ガリアの王都リュティス、その東の端に位置するガリア王家が暮らす宮殿、ヴェルサルテイル。 その宮殿の豪華な一室で、ある青年がグースカピーと熟睡していた。 本来その寝室は王家の人間しか使用してはいけない部屋なのであるが、この黒髪の青年に至っては例外だ。 そう、この青年に限っては――― 「うにゃあ?」 間抜けな声を上げて青年が目を覚ました。 もっとも意識はまだ夢の中に片足を突っ込んだ状態なのだが、なにか違和感を感じて半ば無意識のまま手探る。 あれっ?なんだか体が動かしづらいぞ。 あー、毛布が体にまとわりついてんのか。ちょっと暑いから脱ごうっと。 ぷにっ 「んっ・・・・・」 ん?なかなか取れないな。 ってかこの毛布やけにむにむにしてるなー。持つ所によって感触もなんだか違うし。 むにむにむに...
  • 18-293
    293 :私のご先祖様:2007/08/22(水) 22 38 45 ID YHF6P99I  私のご先祖様は、どうやら凄い人だったらしい。  活気的な発明によって「異世界旅行」が可能になったのはたったの数ヶ月ほど前の話なのだが、ご 先祖様はなんと三百年ほども前に既に異世界に旅立ち、数年ほど後に自力で帰還したらしいのだ。  もっとも、その当時「異世界」の存在なんて信じる人は誰もいなかったから、ご先祖様は数年も連 絡なしに放浪した挙句に、失踪の理由にとんでもない妄想をでっち上げる、いい加減な大法螺吹きと いった扱いだったそうだが。  しかし、ご先祖様がそんな不名誉な扱いを受けていたのも、今となっては遠い昔の話である。  「異世界旅行機」を発明したのは、私の親戚でもある平賀才華博士だ。彼女は荒唐無稽な法螺話を 吹聴したご先祖様に何やら非常に心惹かれたらしく、「異世界は必ずある」と信じ続けて、つ...
  • 17-534
    534 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00 51 14 ID IQdtDOXC …時々不安になるの。犬、犬って皆の前で馬鹿にしてるのに、サイトは怒らない。謝らなきゃ…なんて思ってるのに。私はロクにサイトに謝った事が無かった。 貴族の誇り、貴族の風格、そう易々と、それも使い魔なんかに謝れる筈ないじゃない。私の名誉の為に…サイトは… 「犬!何してるのよ!」 「私の側に居ないなんて、とんだ使い魔だわ!」 「もう少し立場をわきまえなさい。アンタの出番はな・い・の・よ」 元々この世界の人間じゃなかったんだから、あの時に怒っても不思議じゃないのに…苦笑いして、さっとその場を離れてくれたりした。 「わかった…」 こう言って、その後私の見えない所で落ち込んで。 私もサイトも、心を傷付けてる。原因は私なのに、サイトも傷付く。 だから埋め合わせは…...
  • X00-06
    王国の辺境にだって村はある。 トリスタニアから南に伸びる街道を、山を越え森を潜り、ずっとずっと海が見えるまで進んだ先に、その村はあった。 その村は一組の夫婦の率いる開拓団が開墾した土地に作られた村で、その名前をダイバ、といった。 海岸沿いの岩壁から取れる石灰岩と、海沿いにある森林から取れる硬い樹を組み合わせた白い家が目に眩しい。 そのダイバの村の入り口近くには、村長夫婦の経営する、宿屋がある。 その宿屋の入り口から、少年が出てきた。 少年は朝日に目を細めると、んー、と伸びをする。 少年の顔かたちは辺境の平民にしては整っており、健康的に灼けた肌に柔らかい鳶色の髪が風にそよいでいる。 少年は一息つくとすぐに海岸に向かって駆け出す。 日課の、朝の荷運びだ。 彼の仕事は朝一番に海岸に向かい、父の採ってきた魚介類を受け取って、宿屋で待っている母に届ける事だった。 五分ほど駆けていくと、すぐに海岸線が...
  • 報告
    #freeze 延々削除されている方のIP特定しました。 アクセス解析あまり好きではないのですがー 今日だけで312アクセスでチェックして延々削除はちょっとなーと。 別々の方ならともかく、個人のようですので単なる嫌がらせと判断させていただきます。スレの方もそれなりの確立でこの方だと思いますが。 アクセス時間と生IPが有りますので、プロバイダのほうに連絡していただける方いらっしゃいませんでしょうか? (文面お任せします) ちょっと真面目に怒り気味ですので。 こんな馬鹿馬鹿しい事を真面目に書いてます。 というわけで、Inforweb光常時接続回線使用で東京在住で 画面解像度は1024*768サイズで16Bitカラー設定で Firefox使ってて、3時ごろに寝て、18時過ぎに帰宅してる粘着気質の方。 エロサイトから苦情連絡が来る人とプロバイダに認識...
  • X00-06きっとこんな未来・女王編
    王国の辺境にだって村はある。 トリスタニアから南に伸びる街道を、山を越え森を潜り、ずっとずっと海が見えるまで進んだ先に、その村はあった。 その村は一組の夫婦の率いる開拓団が開墾した土地に作られた村で、その名前をダイバ、といった。 海岸沿いの岩壁から取れる石灰岩と、海沿いにある森林から取れる硬い樹を組み合わせた白い家が目に眩しい。 そのダイバの村の入り口近くには、村長夫婦の経営する、宿屋がある。 その宿屋の入り口から、少年が出てきた。 少年は朝日に目を細めると、んー、と伸びをする。 少年の顔かたちは辺境の平民にしては整っており、健康的に灼けた肌に柔らかい鳶色の髪が風にそよいでいる。 少年は一息つくとすぐに海岸に向かって駆け出す。 日課の、朝の荷運びだ。 彼の仕事は朝一番に海岸に向かい、父の採ってきた魚介類を受け取って、宿屋で待っている母に届ける事だった。 五分ほど駆けていくと、すぐに海岸線が...
  • 27-643
     ここは…………どこ……だ?  見知らぬ天井、見覚えの無い室内、窓の外には見慣れない風景。  頭が……痛い?  酷く痛むと言うわけではないが、焦燥すら感じるほどの違和感に居てもたっても居られなくなる。 「大丈夫?」  静かな声に驚いてそちらを見ると、綺麗な女性が…… 「エルフ!」  慌てて部屋の反対端まで距離を取ると、どこか傷ついた表情で俯いたエルフが黙って部屋を出る。  なんだ?  ここはどこなんだ?  どうして、エルフがここに居るんだ?  …………それより……俺は? 「誰……だ?」  言葉も分かる、今まで過ごしたこの国の名前も、一般常識も欠けてはいない。  が……自分の事も、ほんの5分前まで自分が何をしていたのかも思い出せない。 「なんだ? なんなんだよ? ……エルフか? さっきのエルフなの...
  • 5-713
    713 名前:半分はやさしさ[sage ] 投稿日:2006/10/12(木) 02 36 38 ID jhRkDUpN 湯浴みは済ませた。 少し背伸びして、今日は香水を使ってみる。 銘柄とかは知ってるけど、男の人がどんなのを好むか分からなかったから、母様のつけてたのとよく似た匂いのを選んだ。 お気に入りのショーツに足を通す。 ちょっと布地が少なくて不安だけど、可愛くて好き。あの人も可愛いって言ってくれるだろうか? 水色の薄いキャミソールを羽織る。 …胸がないのがちょっぴり悲しくなる。でも、頑張る。 白いニーソックスを履く。 前にヤケ喰いした時は少しきつくなったけど、2食抜いたら戻った。…このことは彼には黙っている。言ったらたぶん、怒られる。 制服のブラウスに手を通す。 いつもと同じ服だけど、今日は特別に思える。 そう、今日は特別な日。あの人と二人きりで逢う日。 鏡の前でもう一度確認。 …...
  • 27-536
    前 27-460不幸せな友人たち キュルケ 536 名前:不幸せな友人たち[sage] 投稿日:2008/02/12(火) 00 55 32 ID vwJ03ORz  季節は移ろい、時は流れていく。  ティファニアがこの地で暮らすようになってから、ちょうど十年の月日が経過していた。  デルフリンガー男爵領の外では、何やら不穏な空気が漂い始めている。  近年、平民優遇の政策を推し進めてきたアンリエッタ女王が、その路線をますます拡大させている とのことで、これに反対する貴族たちと日夜苛烈な闘争を繰り広げているらしい。幸いまだ武力によ るぶつかり合いにまでは発展していないとのことで、デルフリンガー男爵領の中ではあまり話題にも 上らないらしい。  ティファニアの生活は、ほとんど変化がない。相変わらず最低限のことだけをして、後はただひた すらじっと押し黙る生活を続けている。毎夜のように繰り...
  • 27-460
    前 27-192 不幸せな友人たち 罪人 460 名前: 不幸せな友人たち [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 00 38 19 ID NppwrgYK  あの雨の日も遠く過去へと過ぎ去り、ティファニアがデルフリンガー男爵領に来てから、ちょうど 五年の月日が流れていた。  周囲の風景は時間と共に移り変わっていくが、ティファニアの生活にはほとんど変化がない。  三日に一度は才人のふりをして手紙を書き、訓練された梟に持たせて城に届けさせる。ルイズから の返事がくれば、よく読んでまた返事を書く。それ以外は、本当に何もない生活だった。正確には、 それ以外は何もしようとしない生活だった。  あの雨の日以来、ティファニアは自分の気を紛らわせたり、罪の意識から目をそらす行為を一切し なくなった。ベッドの中で悪夢にうなされようと、罪悪感で胸が引き裂かれんばかりに痛んでも、寝 入る...
  • 14-259
    259 名前:その名はイーヴァルディ[sage] 投稿日:2007/04/15(日) 19 48 21 ID Jgfvfo0C  夜というのはどうしてこうも不気味で静かなのだろうと、タバサは時折考える。  窓越しの闇に唸る風が木々を揺らし、葉を舞い散らせる音は、まるで何か恐ろしい化け物の咆哮の ようにも聞こえる。大人になれば恐くなくなるだろうという子供のころの楽観的な予測とは裏腹に、 その音を聞けば未だに不安な気持ちになる。どれだけ年を取ったところで、見通すことの出来ない暗 闇は変わりなく恐ろしいらしい。 (わたしがまだ子供なだけかもしれないけど)  小さくため息を吐きながら、タバサは萎縮しそうになる心を無理に奮い立たせて歩みを再開した。  明日が虚無の曜日だからとついつい読書に熱中して、気付けばこんな時間になっていた。用足しに 行くのも忘れていたためにこみ上げる尿意を抑えきれなく...
  • 16-14
    14 名前:1/6[sage] 投稿日:2007/05/30(水) 02 56 36 ID Kao6l/pG  人生に予測は付かず、  想像もしていなかった苦労と言うものは存在する。  平穏とは程遠い人生を送ってきた、ジャン・コルベールだったが、  自分がこんな苦労をする事に成るとは、思った事も無かった。 「せんせー、あのぉ……この問題なんですけどぉ」 「あぁ、これはだね、ここを……」 「そんな事よりぃ、ミスタ・コルベール、今日の放課後お暇ですか?」 「なっ、いや……そのだね」  モテる。    本当は強いのに平和主義で、馬鹿にされようと貶されようと、イザと成れば躊躇無く貶した相手を助ける。  メンヌヴィルを倒した所を見た生徒は居なかったが、アニエスを助ける所は、数人の生徒が見ていた。  ――コルベール先生はキュルケとタバサが敵わなかった相手を下すほ...
  • 20-200
    200 名前: ロマン飛行 [sage] 投稿日: 2007/09/21(金) 00 04 49 ID 4G4284YU  ティファニアがアンリエッタの計らいによって魔法学院に通うようになって、早三ヶ月ほど。  あれこれと困難な出来事に遭遇したりもしたが、友人達の助けもあって、ようやくここでの生活に 馴染み始めてきた今日この頃である。 (特に、サイトにはたくさんお世話になっちゃったな)  中庭の木陰で涼みながら、ティファニアは友人の少年の顔を思い浮かべる。 「なにか、お礼が出来ればいいんだけど」 「そんなあなたにオススメ」  急に後ろから声をかけられた。ティファニアは小さく悲鳴を上げて飛び上がる。息を整えながら振 り向くと、木の反対側から小柄な少女がこちらを覗き込んでいた。 「タバサさん?」 「サイトにお礼をしたいのなら、いい方法がある」  前置きなしに、タバサは単刀直入に言った。...
  • 6-236
    236 名前:アンリエッタとアニエスちゃん 1/6[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 01 08 11 ID sxUgNSG1 夜も更け、すっかり人の気配の無くなったトリステインの城。 一定間隔で配置されているランプは戦時から続く倹約の為にほとんど灯される事はなく、 暗闇に包まれた長い廊下を何者かの影が蝋燭を灯りにして歩いていた。 ほぼカーペットに吸収されるとはいえ、遅れを取り戻そうと少々急いでいたこともあり 時折外で吹く風以外は何ら音を立てるものが無いこの空間ではその足音が僅かに響いた。 やがて足音はある部屋の前で止まり、かわりに扉を叩く音と若い女の声。 「私です」 数秒の沈黙の後、扉の中からさらに幾分か若く、より上品な女の声がした。 「どうぞ」 影はその声を聞くと扉を開けて素早く部屋に入り、廊下はふたたび闇に還った。 「銃士隊隊長、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラ...
  • 6-605
    605 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/10/30(月) 01 05 55 ID yTVM4+Wz 今日もサイトさんはボロボロ… 「いってぇ…」 頭に出来たコブをさすりながら、私の部屋にやって来た。もう就寝時間なのに、「ご主人様」を怒らせた為、寝床が無いという。 いいなぁ… そんなやりとりも毎晩出来るミス・ヴァリエールが羨ましく思う。 たまにしか無いチャンスだ。 「痛かったですか?」 こんな夜遅くでも、ちゃんと手当てしてあげた。サイトさんに触れる機会なんかそんなにないのだから。 でも…いつもボロボロだったら… サイトさんは…いつも私の側に居てくれるのかな… とりあえず、私のベッドの奥側に寝かせてあげた(押し込んだ)。 私がその隣に転がり込む。 「シ、シエスタ?」 「いつも…」 「…?」 「いつもミス・ヴァリエールとは一緒に寝てるんでしょう?」 「…」 やっぱり黙っ...
  • 8-617
    617 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/06(水) 22 00 21 ID fLztxYgL 「ねえ?お母様?」 覗き込んで来た瞳は黒かった。サイト譲りだろうか? でもこの髪の色と顔の作りは私と同じ。将来、私似になるかしら? 父親に似た方が娘は美人と言うけれど、私に似た方が美人の筈。多分。 今は好奇心が旺盛な時期で、こうやって私がゆっくりしていると、この子はひっきりなしはやってくる。 何気ない、子供の一言だと思って身構えていた。 「なぁに?」 「あのね?お母様はお父様にいじめられてるの?」 「どうして?」 「あのね?この前、夜中におトイレに行こうと思ったら…」 …ピシッ 「お母様とお父様のお部屋の扉がね、少し開いてて…」 …ピシピシッ 「よく見えなかったんだけど、なんかお母様とお父様がバタバタしてて…」 鍵…閉め忘れてたわ… 「それでね、お母様がビク...
  • 3-219
    219 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 12 01 42 ID tHwVxSFX 夜中にそっと目を覚ます、キュルケに気付かれないように、ベットを降りる。 出発は明日……今回のチャンスは今夜だけ。 足音を立てないように廊下に出る。 目指すのは………母さまの部屋。 幼い頃から通りなれた道を、そっと辿る。 部屋の前に着く、聞き耳……良かった……寝ている。 音を立てないように部屋に入る。 ペルスランが扉に油を差しておいてくれたよう……ありがとう。 母さまの顔を見る……よく寝ている。 穏やかな母さまの顔を見れるのは……もうこんな時しかない。 『お疲れ様、タバサ。』 くたびれた人形をそっと、どける。 母さまの横に身体を滑り込ませて、私はやっとシャルロットに戻る。 (母さま、友達が出来ました。) (母さま、クラスの人たちはとても騒がしいけど……) (母さま、ト...
  • 13-309
    309 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/02(月) 22 24 32 ID BFUxA+Lp サイト「コルベール先生、なんでこんなことになったんですかね?」 コルベール「おや?君は『東の世界』に帰りたかったのではないかね?」    サイト「そりゃそうですけど……」       「こういう形は、ちょっと」   デルフ「まあ!相棒いまさらジタバタしてもはじまんね−よ。」 サイトがそう言うのも無理はない。今、彼らはB−29の中にいてもっか 「東の世界」に移動中である。しかも、人質に限りなく近い。 て言うか人質である。出るのは溜息ばかりでコルベールにいたっては B−29に興味津津で、人質などどこ吹く風である。    ???「うるさいわね!あんたら、もうすこし静かにできないわけ」 この怒鳴りつけてきたのは、ガリアの王女イザベラである。 どうやら...
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