ゼロの保管庫 別館内検索 / 「あ」で検索した結果
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17-524
...nqbevDK 「うあ"〜〜あっぢい〜」 さんさんと照りつける太陽の下、だらだらと汗を垂れ流しながら才人は中庭を歩いてい た。 「そうだよなぁ… 冬があるんだから、当然、夏もあるよなぁ…」 さすがに蝉は鳴いていないが、それでも日本の夏に勝るとも劣らない熱気が才人を襲っ ていた。 才人はちょうど日課の演習を終えて寮に戻るところだった。 近道となる中庭を通るのだが、今日はそれすらも億劫になるほどの暑さになっていた。 「アイスー、カキ氷ー… はぁ、あるわけねぇよなぁ……」 うだりながら、才人が中庭を横切ろうとすると、ある『モノ』が目に入った。 「風呂… 風呂かぁ。 沸かすのめんどくせえなぁ…」 にべも無いことを呟きながらふらふらとタライ風呂へと近づいていく。 砂漠の中のオアシスとはまさにこのことを指すのだろう。 風呂。 では風呂に必要なのは何か? 「みっ… 水...
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X00-32
...・バサ・・やめ・て・あぅ・・あぁ」 サイトがそう言うと、タバサが睨み、そして足に体重をかけだした。さらに膝をつかいだした。 「タバサ?ご主人様でしょう。ご主人様を呼び捨てしていいと思ってるの?」 そう言うと足に体重をかけだした。 「あぁぁぁん・・タバサ・・やめて・ああ」 「だからご主人様でしょう。何回言わせるの?そんなペットには、もっと厳しい躾が必要ね」 そう言うと、扱く動きを速める。 「あぁぁっ・・あぁっぁ」 「こんなにしてほんと躾けがたりない」 そうタバサが言うとサイトはもう観念したのか、 「すいま・・せん・あぁっ・ご主人・・・様・許して・くださ・いぃぃぃあ」 しかしタバサは扱くのをやめない。やめるどころかさらに速める。 「あぁぁぁぁっやめて!」 そんなサイトの感じてかわいいくなっている顔を見てタバサは笑みを浮かべ言う。 「ダメ。完全に躾けるまでやめない射精してもやり続ける。」 ...
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9-281-2
...は地団太を踏んだ。 あの馬鹿犬うううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!! せ、せっかくご主人様がこ、こ、こ、ここまでしてあげているって言うのにぃぃっ こ、こ、これはも、もも、もうお仕置きが必要なようねぇぇぇぇっ ・・・・・訂正、脳みそ沸騰中、怒り100% 「それでは、サイトさんお借りしていきますね、ミス・ヴァリエール。 あ、所有権を手に入れたから、もう断らなくてもいいのかしら? それじゃあタルブヘ行きましょう、サイトさん」 所有権て、才人は物じゃないだろう。 シエスタは才人を強引に引きずっていって、馬車に乗り込んだ 「帰ってきたら覚えてなさいよおぉぉぉ馬鹿犬ぅぅぅぅ!!」 あの顔みたいのを昔京都で見たなぁ、たしか、金剛なんたらって・・・ 遠ざかってなお他を圧倒するオーラを発しているルイズを見つめて 才人は現実逃避を決め込んだ。 589 :サイト争...
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3-459
...端が触れる。テファがあからさまに萎縮する。怯え縮こまり、震える膝頭が男の腰を挟んでふたつ、哀れなほどぶるぶると揺れている。滑り込もうとする異物がテファの花弁をぬるぬるとはい回るたび、テファは身悶えた。 「やだ、は、入る、入っちゃうっ、いやあ、ああぁっ!」 テファがわめく。色気も艶もない絶叫。いいようにされるのが怖い、顔色も変えない才人たちが怖い、だがそれ以上に、いやだと言って泣く以上の抵抗で機嫌を損ねるのが怖い! 「うっせーなあァ……」 才人が、興ざめした顔で呟いた。 それを受けて、子供が小瓶を降ってみせる。 「才人にいちゃーん、やっぱりコレ飲ませようよー」 「そーだよ。なんかほら、あんま感じてないっぽいし」 「あァ? だからダメだっつったろ」 「そりゃちょっと高くつくけど、ぜんっぜん濡れないよ、テファ姉ちゃん」 「テファ姉ちゃーん、イイ子だから濡らして?」 勝手なことを言いながら、...
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9-281-4
...だまだ修行しないとなあって思って。 けしてアニエスさんのブルマ姿に興奮した訳では・・・」 ・・・・・・・・・股の間にテントを張りながら言われても説得力がない。 案の定ご主人さまとメイドにたこ殴りにされた。にこにこと笑いながら。 「まぁいいわ。そういうことにしといてあげる」 さんざん殴っといて言う台詞じゃないだろうが、ともかく納得したらしい。 「よし、それじゃあさっそく今日から修行だ! 行くぞサイト!!」 アニエスは元使い魔だった物を引きずっていった。 「あ、姫様。修練場一箇所お借りしますよおぉぉぉ・・・」 見えなくなる寸前に伝えていった。いいのかそれで。 やったやった! サイトがあたしを選んでくれるなんて! あたしもまだまだ捨てたもんじゃないな。よーしアニエスさんがんばちゃうぞーっ!! 端から見たら仏頂面で粗大ごみを引きずっているようにしか見えなかった...
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21-684
...ァ〜 「とりあえず中庭行ってみっかな」 いまだどちらにしようか決められないので、ぶらぶらしながら決めよう。と、思い立ち、 才人は中庭に行くことに決めたらしい。 珍しく誰もいない中、たった一人だけ、そこには先客がいた。 「………はぁ」 「ん、あれ? テファ? どうしたのこんな所で?」 「あ、サイト。うん、ちょっと疲れちゃって…」 才人が中庭に着くと、ティファニアがベンチに座っていた。 ティファニアが才人に気が付いて笑いかけるが、どうもその顔には元気が無いように見 えた。 「こっちに来てから色々あって…。やっぱり都会は大変ね」 ふう…。と白磁のような顔に憂いの色を浮かべているテファをみて、才人は何とかして やりたいなぁ。と思った。 「元気出せよ、もし俺でよかったら相談に乗るからさ」 「うん、ありがとうサイト。でも、大丈夫、平気」 「そっか…あ、そうだ。これ、街に出たとき...
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6-630
...れだけの事が言えないあの方らしいけど。 ……口実がお茶会だと、準備するのちょっと大変。 「シエスタ、だから持つって」 「いいえ、サイトさん。わたしのお仕事ですもの」 ……シュヴァリエにお茶運ばせるメイドになるのは嫌です。 「ルイズもシエスタも頑固だよなぁ……」 …ミス・ヴァリエールほど頑固な方は居ないと思いますけどね。 そんな返事をしようとしている途中に、メイジの方々の使い魔が数匹、寄り集まって移動していた。 「……ここって、毎日ハロウィンだよな」 サイトさんが変なことを言った。 「『はろうぃん』ですか?」 「ん、あぁ地球の風習で、そうだな……モンスターに化けた格好で近所を回って、小さい子がお菓子を貰う。そんな感じのお祭りだよ」 「変わった風習ですね。ひいひいおじいさんには聞いたことも無いです」 どうしてかサイトさんが苦笑いをしてる。 変な事言ったのかしら? 「はろうぃん、はーろうぃ...
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8-546
546 名前:ルイズのあいびき ◆manko/yek. [sage] 投稿日:2006/12/04(月) 00 19 12 ID OehyylRk 春の陽気が穏やかに教室をつつんだある日授業が始まるとルイズはそわそわしながら外ばかり眺めていた。 「なぁルイズ」 「な、なによっ」 「なんか変だぞ、お前」 「なんでもないわよっバカ犬」 落ち着かないルイズは授業が終わるとすぐにどこかへいった。 「あんたたちケンカでもしたの?」 「いや、朝からあいつ変なんだよ」 キュルケもルイズの様子が変だと気づいているようだった。 「恋じゃないかしら、ルイズだし」 才人はキュルケの冗談を軽く流して教室を出た。 水精霊騎士隊の訓練に行くと広場でルイズがギーシュと何か話をしていた。 「・・・・どっちがスキなのかはっきりしなさいよね!」 2秒後、ギーシュはギッタンギッタンになった。 「相棒、貴族の娘ッ子 とられちまっ...
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X00-23
...ないが才人はその奥にある少し浮かれたような 響きを読み取った。 「そっか。じゃ早速行こうか?」こくりと頷き、 才人の後ろに跨がる。 「ハッ!!」才人が馬を 走らせた。街まで馬で 1時間ほど。この寒い時期に馬に1時間乗り続けるのは苦痛以外の何物でもないが、サイトと一緒に居られるだけでそんな気持ちは吹き飛んだ。 きゅっとサイトに抱き着き自らを預ける。 その重みと温かさを感じながら才人は馬を飛ばした。街につき、才人は馬の預かり所へ馬を預け、 2人きりで歩き出した。 「っ〜!!寒いな……」 「うん…」 するとサイトがタバサの手を握ってきた。 あったかい………。 サイトと繋いでいる手だけがとても温かくて、 そこだけは冬の厳しい寒さも成りをひそめるようだった。2人はとりあえず魔法薬店へ向かった。秘薬を買うためである。 「いらっしゃいませ貴族の旦那さん達。なにかお探しですかい?」 人の良さそうな...
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13-154
...、今日も… 「この…あんたって奴はぁあああ!!」 「ま、まって!誤解だよモンモ…」 「問答無用ぉおおっ!!!」 「ぐぎゃぁぁああああああああああああああ!」 …平和である。 「…ったくギーシュったら、どうしていつもいつも…」 ぶつぶつ呟きながら、乱暴にガラス容器の準備をするのは、モンモランシーだ。 先ほど、性懲りもなく下級生を口説いていたギーシュを痛めつけたばかりだった。 「…今度こそ…」 モンモランシーは惚れ薬を再び作って、今度こそはギーシュに飲ませようと画策していたのだった。 以前ルイズに邪魔されたときに材料はある程度揃えてある。 貴重なものは細心の注意を払って取り寄せた。 今度こそ失敗は無い…はずであった。 「…よし、最後にこれを混ぜ……きゃっ」 モンモランシーが薬品を混ぜると、紫色の煙が混ぜたところから大量に発生した。 「けほけほっ…あれぇ?」 やた...
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24-267
「ぅわ、耳に息吹きかけないで…あ、そんな…シエスタが右から、テファが左から… おおう、そんな…耳舐められたら…あう、み、耳の穴に舌入れるなんて… ちょ、アニエスさん…そんな、俺の膝にブルマこすり付けて…え、なに… ゆ、ゆび、そんな舐められたら… ルイズまで…お、おい、それは…タワシ洗いってやつ… あ、まだタワシじゃないか…… み、みんな濡れて…服が透けて…おお… あ、だめ、そんな…シエスタ、そんな胸クリクリしないで… わ、テファ、そんなに押し付けられたら…桃りんごが当って…あうぅぅ せ、背中に当るこの感覚は…テファ…先っちょが… あう、ちょっと姫さま、何を…ルイズもアニエスさんも協力しなさいって… え、な、何?俺の腰を浮かせて…ぉおう、こ、これは噂に聞く潜望鏡ってやつですか! 姫さまの口の中、温かくって…きゃふ、舌でそんな… そ、それ刺激強すぎ…だ、だめですってば...
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9-291
...可愛かったし…… 「あれ……?」 おかしいなぁ…… 「悲しくなんか無いのにねぇ?」 ポタポタ落ちる涙が、サイトのベットを濡らしていた。 「あはは、なんで泣いてるのかな?わたし」 最近は、少しでも時間が有ればここに来てしまう。 少しでもここに居たくなる……でも。 「ここに居ると……胸が痛いよぉ……」 苦しいよ、悲しいよ……側に居てよ…… 「サイト」 口に出すだけで、少しだけ胸が軽くなる。 「サイト……サイト……」 サイトの眠っていた布団に横になる。 まだ昼間なのに、頭から布団を被って…… 「……サイトの匂いがする」 サイトが側に居るみたいだね。 それからまた少し泣いて、無き疲れた頃に夢の中でサイトに会いに行った。 292 名前:2/5[sage] 投稿日:2006/12/16(土) 02 48 34 ID bmusOMZA 「いつもありがとうございます」 深々とお辞儀する。 「...
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8-364
...つもの見慣れた風景であるが‥‥‥‥この時は少し違った。 「鍵かけ忘れたお前が悪いんだろーが。しっかし、まさかお前が俺に隠れて バストアップ体操してるなんてなぁ。そんなことしないでも、 お前はナイチチのままで十分かわ・・・」 「しししししっ、死ねーーーーー!!(怒)」 ルイズの杖から閃光が飛び出す。 チュド−ン!! ひゅ〜・・・。 グシャッ。 何時もより余計に力が入ったルイズのエクスプロージョン。 ”ポンッ”ではなく”チュドーン”を食らった才人は、まるで紙クズのように舞い上げられ、勢い良く床に衝突した。 あまり聞き慣れない、人が地面に衝突する”グシャッ”という音。 才人は時折手足をピクピクさせて気絶している。 「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」」」 やり過ぎた、と呆然とするルイズ。 いつもの事だと遠巻きに見ていた生徒達も、あまりの...
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26-682
...ームなら、くじは一組あれば済むはずだ。 「だ、だって! シエスタってばイカサマしようとしてたんだもん!」 「私はただ、全部に王様のしるしをつけただけですわ」 「だってそれサイトと二人でやるつもりだったんでしょ!」 「……うふふ。ばれちゃいました?」 「と、いうわけよ! だから私もくじつくったのっ」 「あのね、君たちね。王様ゲームは複数人でやる事に意味があってだね……」 「知らないわそんな事」 わざわざ識者ぶった物言いをしたのを、ルイズはあっさり切り捨てた。 「さあ、はじめるわよ。ご主人さまの私が先よね。ひきなさい」 「あ、ズルいです、ミス・ヴァリエール!」 こうなったルイズは止まらない。もう、それは痛いほどにわかっている。 だから、才人は抗うことを諦めて、素直にルイズの持つくじをひいた。 三人の目が、引き抜かれるこよりの先に集中する。 …………その先は赤く染まっていた。 「...
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11-256
...いい、犬――――! あんた、ど、どこ舐めてんのよ!」 「ん? えあ、洗濯板にバターが垂れちゃって、もったいないからさ」 「だだだ、だれが洗濯板ですってぇ!? ……やっ、……ん」 「アレ? なぜか洗濯板にチェリーが付いてら」 「ひっ……、そ、それチェリーじゃない、よう……!」 「なんだか硬くなってら」 「あああああ、転がさないで!」 「ん? このチェリー、板から取れないや。んじゃ、吸ってみるかな」 「す、す、吸わないで! う〜〜〜」 「ご主人様、どうかしましたか?」 「な、な、……ひっ……なんでもないわ」 「そうですか。では、犬は洗濯板の掃除に戻ります。しっかり舐めて綺麗にしなくては」 「うう〜〜〜〜、そ、そんなに頑張って綺麗にしなくても……ひぅ、あっ!」 「そうですか? じゃあ、そろそろ止めにしましょうか」 「あっ、や、止めないで……違っ……ななななな、なんでもない。そうね、もう遅い...
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4-115
...ごめ、」 「あ、あぁっ、凄く気持ちいい…」 「もう入れていいよな、パンツ脱がすぞ」 「うん…」 「ってことは、その、なんだ、い、入れていいんだよな?」 恥ずかしそうにうなずいた。 「あぁ、んと…こう?こうか?」 「あぁ…溶けちゃいそう…ずっとこおしていたいよぉ…」 「俺もだよ、コルベールさん」
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16-158
...だ視線で火花を散らしあうタバサとシエスタを横目に、ルイズはこっそり詠唱を始めた。 「なにしてるの」 「横でこそこそ何やってんですか」 やっぱり気付かれた。 「あ、ああら何か御用しら」 ちょっと誤魔化してみたりなんぞするものの。 あっという間にシエスタに羽交い絞めにされ、タバサに隠していた杖を取り上げられてしまうルイズ。 「こっそり詠唱しようとしてもダメ」 「こそこそ魔法使おうとしても無駄ですよっ」 そして二人は気付く。 取り上げた杖に重さがないことに。 羽交い絞めしたルイズの腕に触感がないことに。 「…まさか」 「え、なんですかコレっ!?」 ナウシド・イサ・エイワーズ…… どこかで聞いた詠唱が、羽交い絞めにされたルイズとは別の空間から聞こえる。 「かかったわね」 そう、二人が見ていたのは『イリュー...
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6-236
...少々急いでいたこともあり 時折外で吹く風以外は何ら音を立てるものが無いこの空間ではその足音が僅かに響いた。 やがて足音はある部屋の前で止まり、かわりに扉を叩く音と若い女の声。 「私です」 数秒の沈黙の後、扉の中からさらに幾分か若く、より上品な女の声がした。 「どうぞ」 影はその声を聞くと扉を開けて素早く部屋に入り、廊下はふたたび闇に還った。 「銃士隊隊長、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラン、ただいま参りました」 普段より幾分小さいとはいえ部屋中にはっきり通る声と共に、月の光が二つの影を照らし出す。 扉の前で直立の姿勢を取っているアニエスに、部屋の主が答える。 「アニエス、よく来てくれました」 アンリエッタ女王陛下その人であった。すなわちここは女王の寝室である。 「こんな時間に呼び出してしまってごめんなさいね」 「はっ、私の事でしたら平気です。陛下のお呼びとあらばいつ何...
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11-103
...I/Lk+fBY 「あ〜寒ぃ、そろそろ日本だと二月ぐらいだなこの寒さじゃ」 建物の裏の広場でごそごそと動く一つの影があった。才人だ。 彼はいささかボロボロのパーカーを着ていて、手に洗濯籠を持っていた。 「・・・よっと、うわ・・・水凍ってら」 どうすっかなぁ・・・めんどくせえなぁ・・・でも怒られるしなぁ・・・ と水汲み場で才人がしゃがみこんでぶつくさ言っていると、後ろからゆっくりと近づいてくる影があった。 「サーイートーさんっ・・・え〜い鬼は〜外ぉ〜!!」 「あ、シエス・・・うわぁったっとぉっっぐぴゅ」 振り向いた才人はシエスタに思いっきり砂利のようなものを投げつけられて水汲み場の方へとすっころんだ。 見事に頭から。ご主人様の下着をぶちまけて。 ・・・・うわ、変な声した・・・・・・ 自分が原因の癖に、他人事のように笑顔を引きつらせながら後ずさるシエスタ。 少し・・・いや...
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21-88
...L2G8hzSq ある虚無の曜日、才人とルイズはトリスタニアの城下町にいた。 ルイズが「ちょっと買いたいものがある」と言う事だった。 「あ~もう!! 中々見つかんないわね〜」 どうやら、お目当てのものが見つからないらしい、さっきから何軒も店を覗き込んでは 唸っている。 才人が飽き始めた頃、露店の主人が不意に声を掛けてきた。 「よう、そこの兄ちゃん。何かつまらなそうにしてるじゃねえですかい」 「あぁ、実際つまんねえ」 「ははは。そんな兄ちゃんにピッタリの滅多に手に入らない代物が手に入ったんだが、ど うだい見てかないかい?」 「へぇ、なにそれ?」 上手いこと話に乗せられた才人はふらふらと露店に近づいていく。 「あ、ルイズはっと」 いつものように怒鳴り散らされるのではと、様子を確かめてみるが、どうやらこちらの 様子には全く気付いていない様子だった。 「あい、らっしゃい」 「おっ...
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...に。 「わたしはとりあえず研究室に戻ることにするよ」 コルベールと別れたサイトは考え込む。 「俺はどうするかなぁ」 「あ、こんなところに子供が…」 ティファニアと出会う。彼女はサイトに気づくと近づいてくる。 「どうしたの? 迷子になったの?」 (ど、どうしよう…) サイトは悩む。 「あ、この服はサイトさんの…」 今のサイトの服装は身体が急激に縮んでしまった為、サイズが合わなくなり現在は一張羅のパーカーだけである。 まあ、パーカー一枚で全身を覆うくらいの大きさになるので問題はない。 「もしかしたらサイトさんの知り合いの子かしら?」 ティファニアがサイトを抱き上げる。 (はうっ) サイトの顔一杯にティファニアの育ちすぎの胸が押し付けられた。 「サイトさんのところに連れて行けばなにか分かるかもしれない」 ティファニアはそのまま数歩あるき出すと、何かに気づいて立ち止まる。 「あ、よくみると色...
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24-440
...は、1年の最後の月であるウィンの月のティワズの週から、 最初の月のヤラの月のダエグの週まで休みになるのが慣わしだった。 いわゆる冬休みというやつである。 そして今日は、ハルケギニア最大の祭り、始祖の降臨祭の前日つまり、一年の最後の日。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ルイズとサイトは、彼女の実家、ラ・ヴァリエール公爵邸へ帰省している。 学院の寮では同じ部屋だったが、 この屋敷では、父親や母親の目が光っているため同室というわけにはいかない。 彼女はせめて自分の隣の部屋をサイトに使わせるようにお父様にお願いした。 無事その願いはかない、二人は隣どうしの部屋になっている。 一年最後の日とあって、屋敷の中も慌しい。 それは、ルイズの部屋の中でも同じことであった。 彼女は自分の大きなベットにちょこんと座らされていた。 ふんふんふーん♪ 鼻...
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8-618
... 「はいルイズ、あ〜ん」 「んー、おいしい。それじゃサイトも、あ〜ん」 「うーんおいしい。さすがルイズの手料理だな」 「サイトのために頑張って作ったんだもん、当たり前じゃない」 「そうか。いやあ幸せだなあ。あ、そうだルイズ」 「なあにサイト」 「いやなに、今度はルイズを食べたいな、なんて」 「やだもう。エッチなんだから」 そう言いつつも、顔を赤らめて体を寄せるルイズ。才人もそれに答えて肩に手を回そうとしたところで、 またも鳴り響く二つの快音。悲鳴を上げる二人に、ハリセンを握り締めたシエスタが厳かに言う。 「婚前交渉禁止」 「ああルイズ、お前はどうしてそんなに可愛いんだ」 「ああサイト、あなたはどうしてこんなにカッコイイの」 「俺はルイズのためなら七万どころか世界全部の軍隊相手に単騎駆けしてみせる」 「わたしもサイトのためなら世界全部の軍隊を爆殺してみせるわ」 「ああル...
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4-541
...た衝撃から立ち直ったあと、最初に感じたのはその事だった。 命の恩人を疑った挙句、ほとんど痴漢の様な暴挙…… 「いや、あれどう考えても痴漢だし……」 しかも自分の命を救ったのは、親の形見…… 「うぁぁぁ、会わせる顔ねーよ……」 「ほとんど極悪人だな、相棒」 抜身のまま壁にかけてあるデルフが、気軽に言ってくれる。 「そもそも、お前がちゃんと話してたら、あんなに疑うことも無かったのに」 「わすれたんだから、しょーがねーよ、相棒」 そのためにあの子に……テファにした事を思い出すと…… ……幸せな気分になった。 「はっ、違うだろっ俺っ。」 「………相棒……オトコノコって切ないねぇ……」 反論できない。 「……まぁ、ガンダールヴで無くても……恩返しはしないとなぁ……」 「そうだなー、相棒今のままじゃただの痴漢だもんな。」 「……黙っててくださいデルフさん」 相棒に止めを刺されそうだ…… 小さな足...
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1-428
...を蹴り上げられたのである。 タバサはサイトの股間の上に、でんっ!と足を置いた。 「私のペットにする」 「ざっけんな!」 それを聞いたタバサはサイトを睨み、股間に置いた足に体重をかけ、ゆっくりと前後に動かし始める。 「あぐっ…うぅ……や、やめっ」 蹴り上げられたばかりの股間をタバサの小さな足で乱暴に扱かれ、痛みに顔が歪む。 「何言ってるの。うれしいんでしょ。こういうの好きなんでしょ。私みたいな小さな女の子に支配されたいんでしょ。 顔に書いてある」 「こ、このっ………」 サイトは足を跳ね除け、飛び起きようとしたが、股間を扱き上げる小さな足からもたらされる痛みと少しの快感に力が抜けて無様に転がる。 「…………ふっ、無様。暴れないようにペットには枷が必要ね。」 タバサの足元に仰向けで転がるサイトに向けて冷笑を浴びせかけ、魔法で両手両足を縛り上げる。 一度跳ね除けられた足でサイトの股間を踏み直...
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...たいね」 「そうね。あなたも守ってもらえるように一緒にお祈りしましょうね」 「はい、母さま」 ねぇ、サイト。あんたもうこっちでのこと吹っ切れた? あの夜のことは今までご主人様 に尽くしてきたことに対するご褒美何だから気にすることなんてないのよ? わたしはあ れからもててもてて大変だったわ。わたしの魅力からしたら当然ね。あ、嫉妬した? ふ ふ、犬の癖に生意気ねぇ。まぁでも全員無視してやったわ。だってわたしってばとっても 高貴なんですもの。なんてったって公爵家様で王位継承権もあって伝説なんですもの。そ んじょそこらの貴族じゃ釣り合わないわ。 わたしね、もう何年もあんたの顔見てないし、声聞いてないし、守ってもらってないけど 今度は塞ぎ込んだりなんてしなかったわ。だって会えない期間が長ければ長いほど再会の 嬉しさが増すって知ってるもの。あっちの世界に行けばまた会えるもの。でも急いだり...
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...静かな夜の日の事、とある寝室のベッドにて絡み合う影が二つ。 「はぁ、あ…あぁ……ん……」 「じゅるっ、じゅるる、ん、可愛いですよ。ルイズ、すごいひくひくしてる」 「あん、やめ……やめなさいよ……」 コロンと首輪につけてある鈴がなる。ルイズに圧し掛かるシエスタ、珍しい組み合わせである。 シエスタはルイズの脚を開くとすっかり熟れた蜜肉を啜り上げ、そして自身も空いている手で 自らの蜜壷を掻き回す。シエスタがルイズの淫核を軽く甘噛みすると、火照ったルイズの体が ビクンと跳ねる。 「はぅぅっ」 二度目の絶頂−蜜壷からは愛液という蜜が溢れ、シエスタはルイズのイク様子を見た後。唇を 奪った。一方的にシエスタの舌がルイズの口内を蹂躙する、やがてルイズも自ら舌を絡めシエ スタの舌と厭らしく絡み合う。ちゅっじゅる、っとお互いの唾液の啜る音が響き、二人は唇を 離す。するとつーと一本、綺麗な銀の橋が出来た。...
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9-281-3
...がる。 「な、なによあんた、どきなさいよ」 「いや、ここは私に任せて貰おうか」 そういってアニエスは才人の目の前に立つと、腰に差していた剣を引き抜いた。 才人の首筋に向かって 動けば切れるような位置で 「姫様に何かあったらその首は無いと思えよ?」 才人は切られなくても落ちるんじゃないかと思うぐらいに首を振った。 「まぁまぁアニエス、いいじゃありませんか」 「は、姫様がそう仰るのなら」 アンリエッタがおっとりとアニエスを諌めるとようやく才人の首から剣が外された。 「まいりましょう、サイトど・・・いえ、この格好ですとご主人様、でしょうか?」 そういって小首をかしげる仕草に才人は完全にノックアウトされた。 「は、ははははははいっ!どこへでもなんなりとっ」 アンリエッタは嬉しそうに微笑むと、才人の腕に絡み付いてきた。 「ひ、姫様?」 「いやですわ、私は今メイドなのですから、アンと呼ん...
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11-150
...OI0xw6 「じゃあ、いってきます」 「いってらっしゃい」 ティファニアを森の入り口で見送り、才人は手を振った。 ティファニアは、森に果物を採りに出かけた。 才人は村で、薪を割る事になっている。 「なんか逆だよねー」 才人の横で同じく居残り組の、タニアがつまらなさそうにそう言った。 タニアは子供達の中で一番のお姉さんで、よくティファニアの手伝いをしている。 それでもまだ十代前半で、才人と並ぶと兄妹のように見える。 「何が?」 タニアの言葉に、才人が疑問をぶつける。 「見送る側と送られる側。普通夫が出て稼ぎにいくもんだよねー」 才人は何マセたこと言ってんだコイツ、とか思いながら、タニアのブルネットの髪をくしゃくしゃとかき回す。 「何言ってんだ。こっちもやること沢山あるだろ?じゃ、俺薪割りに行って来るから、タニアもさっさと...
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9-281
... 「さ、さて、あ、あ、あ、明日からと、とと、冬期休暇なんだけど」 ルイズは肩を震わせて才人に言った・・・ 踏みつけた状態で。 「そうでございますね」 才人は地面に転がりぼろ雑巾よりひどい格好で相槌をうった。 「も、も、もう一度言ってごらんなさい?い、犬?」 「わん」 たしか半年前にも同じ様なやり取りがあった気がする、と才人は既視感を覚えていた。 「つ、ついてこないってど、どういうことかしら?べ、弁解の機会をあげるわ」 だから順番が逆だろうと思いながらも、才人は弁解を始めた。 「あのですね、アニエスさんがですね・・・」 と言って才人は一枚の手紙を取り出した。 アニエス?あの女、いったい才人になんの用かしら? ルイズは怒りを抑えながら才人から手紙をひったくるとシエスタも覗き込んできた。 「 サイトへ 学校もそろそろ休みだろう?久しぶりに剣の修行をしてやろう。 ...
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3-120
...に柔らかく包むようにあてがい左右に運動させる。 唇のすぼまりをそのままにゆっくりと竿を飲み込んでいく。 ツルんとした鈴口が上顎の奥で擦れることでこぼれ出る粘液が一層濃くなると、 今度は竿からカリへと唇を移動させていく。 吸い込みを強めることで上気した頬が卑猥にへこみ、内頬の肉が竿とカリをぬめりと攻めたて、 舌先が膨らみの溝を穿ちながら円を描くようになで上げる。 唇はビクンと震える鈴口までの丸めに沿ってそのまま吸い立て、 更に濃くなった粘液を一滴も逃さぬように、ちぅと音を立て離れた。 唇と鈴口に唾液と先走りを原料とした橋が掛かり、緩い逆アーチを描く。 それが急傾斜な二次曲線を描きながらも途切れないのはお互いの昂ぶりの証。 そしてその淫らな混合液でドロドロになった右手は竿に掛かり、ゆるゆると上下させて緊張を維持させる。 繊細な指はカリに掛かるとまるで別の生き物のようにエロティックな調和を...
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1-181
...なきゃ、アレな事情があんだよ」 「だからって、ご主人様のベットでそういうことするのは…どうかと思うわ」 「いや…だって、その…」 「ア、アンタまさか…あ、あたしを」 「だぁもう!!そんなことより出てってくれよ!俺は下半身裸なんだぞ」 「…その前に、誰を想像してたか言いなさい」 「え…いや、誰って…お前、その…」 「誰なの?」 「いや、そんなことは関係な」 「だ・れ・な・の?」 「………」 『男はなぁ…もっとハッキリ生きるべきなんだよぉ!!』 「!…いっぺ」 「いっぺ?」 「あ、いや…〜……だよ…」 「ん?」 「お前だよ!悪いか!?好きな娘のことを考えて慰めちゃいけねえのか!?」 「…」 「………すまん」 「………ばか」 つづかない
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...譚だったりする場合もある。 主役たるイーヴァルディも、男であったり女であったり人であったり人ではなかったりと、不定である。 なによりも、主役が王侯貴族でないのが、貴族主体の社会であるハルケギニアでは受け入れられていない。 だがタバサは、この物語が大好きだった。 だから、イーヴァルディの新作モノが店頭に並んでいるのを見て、内容も確かめずに買ってしまったのもしょうがないことで。 …まさか、イーヴァルディの官能モノがあるなんて思わないもん…。 真ん中ほどまで読んで、真っ赤な顔でほう、とため息をついてタバサは思った。 それは、『イーヴァルディの花嫁』という、恋愛冒険譚のつづき、という触れ込みだった。 『イーヴァルディの花嫁』は、鬼の群れに支配されている村を助け出したイーヴァルディが、領主の娘と恋に落ち、結ばれるという話である。 その後日譚、というか初夜の営みからその話は始まり、どんどん内容が...
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21-139
...…………?」 「う、あ、そ、そうだ! ちょ、ちょっと街に出てさ。飴を買ってきたんだけど…食べる?」 そういってビンから出して差し出してみるものの、飲むわけねえよなぁ…。と、才人は 半ば諦めていた。 「………食べる」 「だよなあ。やっぱいらねえよな……って食べるの?!」 タバサは小さくうなずいて、才人の手から一粒つまみ、それをためらいも無く口の中に 放り込んだ。 「……ど、どう?」 才人が恐る恐る覗き込むと、タバサは眉間に薄っすらとしわを寄せていた。 「………まずい」 とはいえ、その場にはき捨てるようなことは無く、その絹のように白く滑らかな喉を小 さく動かして飲み込んでしまった。 やった、飲んだ。ていうか、そんな簡単に食べちゃうんだ…。と才人が心中微妙な気持 ちを持て余している間、タバサは飲み込んだ状態から微動だにしなかった。 「……………………」 「タ、タバササン?...
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9-281-1
...才人は躊躇せずに札をあげる。 「え〜優勝は・・・ラ・ヴァリエール嬢です!!」 キタキタキタ〜〜〜!!なんだかんだ言ってもやっぱり結局は私なのよ!あんの馬鹿メイドや色ボケ姫様なんか敵じゃないんだからね! ルイズは文字通り小躍りしながらシエスタの方に向き直った。 「見た?私が本気を出せばざっとこんなもんなのよ?」 ルイズが得意げにふふんと鼻を鳴らすと、シエスタは悔しそうにう〜と唸った。 それを見て満足そうに才人のほうに向き直る。 「と、当然でしょっご、ごご、ご主人様にこんな格好までさせたんだからねっ! も、ももももも、もし上げなかったらた、たたた、只じゃすまなかったんだからね」 そう・・・当然、当然なのよ・・・だけど・・・少し・・・少しだけよっ・・・少しだけだけど・・・嬉しい・・・かも・・・ ってなに笑ってんのよこの馬鹿イヌぅぅぅぅぅ ルイズが顔を火照らせて睨ん...
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X00-25
...出てしまったら申し訳ありません。そうなってしまった場合最善を尽くしますので、どうかお許しください。そして、拝啓自由な旅人様。様々な個性溢れるキャラクターがいますので色々挑戦したいと考えてさせていただいております。大好きなキャラクターはもちろんタバサ嬢でございます。 尚、簡単に考え書くのを試みた物ですので、駄文ですが、お許しください。 タイトル 凄まじく恐ろしい夢 ? 7巻186Pと同じ状況だと思ってください。サイトの見た夢 「シエスタはその…大事な人だから…こんな風に、その…なんていうか整理がついてない状態で、その…」と、しどろもどろになって言った。 「そう、ですか…。 でぇもぉぉ…」そう言うとスッと立ち上がりあの踊り?をしながら歌い出した。「そんなの関係ねぇ!♪そんなの関係ねぇ!♪」「シ、シエスタ?」何がなんだか...
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9-376
...なかなか寂しいものがあるわけで、ついこのあいだ失敗した試みをリベンジとばかりにもう一度ためしてみようと思う。 無論、この前とおなじ轍を踏まないための用意もした。それがこれだ。 『チャームの小瓶』 つまり媚薬。これさえあればどんな跳ねっ返り貴族も俺の言うがままになるだろう。 こんな卑怯な手を使うようになるとは俺も大人になったもんだ。 断っておくが俺が外道なのではなくて、素直に俺に惚れてると白状しないルイズがいけないのだ、と言っておこう。 いや、そんな建前も脇に置いておいて、大事なのは今この部屋に熟睡したルイズと媚薬を手にした俺しかいないという状況だ。 ボールが転がりだせばあとは勝手に回り続ける。おそらくルイズも回りだしたら止まらないはずだ。 広々としたダブルサイズのベッドで気持ち良さそうに寝ているルイズ。 薄い夏用の毛布を取り去ると、ルイズのネグリジェ姿が目に映る。 ...
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15-378
...まに陰陰とした水音があった。硬い物と布地が擦れ、その間にある水が跳ねたり、滴ったり、 弾けたりで音が発生している。有体に言えば洗濯の音であり、それを人力で行っているのは月明かり の下、ただ一人だった。 そよ風が草を揺らす音が聞えそうな静けさの中で一人洗濯、これだけも侘しい。時偶汚れの落ち具合 を確認する為に掲げられるのは小さな布切で足を通す穴が二つあいてて、つまりは下着だった。 もうこれだけで侘しさは一杯一杯な気がする。止めとばかりに下着は自分の物ではないのに、洗う当 の本人、才人は結構嬉しそうであった。殆ど痛ませないで綺麗にしている己の力量に満足感さえ抱い たりする。 「う〜む、飛騨の職人さんにも匹敵するレベルになってきたな、俺。参加資格が男だってパンツ洗い 大会があれば絶対に優勝できる」 お立ち台の一番高い位置にいる自分を想像して才人は爽やかな笑み...
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21-208
...彼をにらみ、顔の横にある彼のものに、しっとりと汗ばむ手のひらをそえて上下にこするのを再開した。 健康的なピンク色の舌で、注文どおりに袋の部分をちろちろと舐める。ぷっくりとした柔らかい唇でついばんで、片方の玉をくわえて口の中で転がしたりする。 袋を舐めながら手でしてほしい、というのが才人の注文。 体勢としては、ベッドの上に横たわり、片膝を立てて座っている才人のものを顔の横側に寄せられ、横に顔を向けて奉仕している感じ。 才人がそのまま右手を伸ばして、アンリエッタの秘部を愛撫していた。 あまりしたことはないやり方だが、この体勢自体はそれほど変でもない。 変なのは格好だった。 毛皮で作られた服を着せられていた。大きなネコ耳。下着状の上下、ごていねいに尻尾付きである。首と手足首にも、毛皮のバンドが申し訳ていどに巻かれている。 体の最低限しか隠せていない。早い話が...
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27-636
...料理を運ぶ中、貴族である魔法使いの生徒達は優雅に歓談しながら食事をしている者が殆どだった。 そんな喧騒の中、私は食堂の端の方に陣取り食事を取っている。 だが、お気に入りのはずのハシバミ草のサラダも今日はあまり美味しく感じられない。 フォークを握り、食事に手はつけているものの一向に口に運ぶ余裕も無く、時折ギュッと両手を握り体を震わせる。 そんな様子を傍から見られれば、体調でも悪いのかと思われても仕方ないのかもしれない。 現に何人かの給仕や、数少ない友人の1人キュルケにも「体調でも悪いの?」と聞かれてしまった。 その度に私は声も出せぬまま、真っ赤になりながら顔をブンブンと左右に振った。 声を掛けた者達が去っていくと同時に私はホッと溜息を吐くが、それを見計らったように来る快感に私は声を上げそうになる。 私は自分にしか聞こえないぐらい小さな声で、最愛の人の名前を何度も囁きなが...
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3-541
...水がいくつも 混じりあったような香り。 「――お久しぶりね」 「う、うん。顔はよく、合わせるのにね」 「そうね。二人っきりで会えるなんて、いつ以来かしら」 久方ぶりに見るキュルケは、縦のプリーツとたっぷりとした ドレープ使いの、まっさらなブラウスだけを着てベッドの上に 半身を起こしていた。天然の巻き毛をかきあげて、ふらふらと 起きあがる。 才人は部屋に一歩踏み込んだところで、オロオロしていた。 一発で部屋の妖しい雰囲気に飲まれてしまったのだ。 キュルケはその手をそっと取ってやると、透ける楕円ぎみの 薄茶の乳輪を、ことさら才人に見せつけるように二の腕使って かき合わせ、その谷間に導いた。 「あたしの情熱、ようやく受け入れてくれる気になったのかしら」 才人はなんとも答えようがなくて、ぎこちなく笑みを浮かべた だけだった。 「……いらっしゃいな」 キュルケは才人の腰に手を回すと、...
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2-452
...だろう、守るべき親もあの娘にはもう居ない。 だが、 ジョゼフさまを殺す? 愚かな事だ。 最早道は見えているというのに!。 アルビオンに仕込んだ操り人形は良く踊っている。 トリスティンも敵ではない。 私がミョズニトニルンの力で秘密主義のロマリア以外に配した魔法装置たちは、今も情報を私に送り続けている。 人形には虚無を名乗るように仕込んである。 まもなく、ロマリアも動き出すだろう。 そうなれば、隙など幾らでも出来る。 448 名前:1/4[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 21 32 41 ID jUPQJDKm アンリエッタもウェールズもトライアングル以上の魔法の使い手と確認した、 ロマリアは王家が無いため、逆に絞り込めないが、 20年前の段階で虚無が居なかった以上使い手は居ても、虚無の魔法は使えない。 今や虚無の魔法が使えるものはジョゼフさまのみ...
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2-598
598 名前:ある日、森の中[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 03 02 18 ID 5e8JB6gc 「どうしましょうか、サイトさん」 「どうしましょうかねー」 二人は火の入った暖炉の前で困っていた。 そこは、トリステイン魔法学院の近くにある、森の中だった。 突然降り出した大雨に、連れ立って歩いていた二人は近くにあった炭焼き小屋での雨宿りを余儀なくされた。 しかし、すぐに止むだろうと思っていた雨は、その激しさを増していた。 二人がここにいる理由はこうだった。 「親愛なるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールさま。 この間、サイトさん貸してあげましたよね? だから今日は、サイトさん返してもらいますね。一日独占させてもらいます。 なお、この手紙は自動的に消滅します シエスタより」 という置手紙をルイズの部屋に残し、才人に...
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9-122
...慌てた。 「あ、それ私の帽子…!」 それは、ティファニアが外出する際には不可欠な、長い耳を隠すための大きな帽子だった。 これがなくては、その長い耳を晒す事になってしまう。街に買い出しに行くなどもってのほかだ。 才人は取り返そうと伸びてきたティファニアの手から帽子を遠ざけると、言った。 「たまにはテファもゆっくり休んでてよ。それまでコレは預かっとくから」 そして、背負い袋の中にそれを仕舞い込んでしまう。 …もう、言っても聞かないんだろうなぁ…。 諦めたティファニアは、才人を村の入り口まで見送る事にした。 「それじゃ、行ってくるよ」 荷車を繋いだロバの手綱を握り、才人はティファニアに言う。 「ホントに大丈夫?無理はしないでね?」 最後まで才人の身体を気遣いながら、ティファニアは言う。 そんなティファニアに、才人は笑顔で応えた...
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6-640
...いて天井を見る。 「あの子たちのいたずら、何とかやめさせられないかしら?」 小さい子をたくさん引き取っているティファニアにとって、男の子のいたずらは結構切実な問題だった。 女の子はまだ分かるの……でも、男の子って別の生き物みたい。 男の子も女の子も大切な家族。 「大切な家族でも、止める時は止めなきゃ」 ……わたしの着替え覗いたりするのって、何か楽しいのかな? 戸棚を開けた途端にかえるさんが出てきた時はびっくりしたし、 「かえるさんも、かわいそうよね?」 仕掛けた男の子に『お願い』して連れて行ってもらうのも、なんだか納得いかないし。 「何かいい方法ないかな?」 わたしが怒っても、あんまり男の子はちゃんと聞いてくれない。 同じ年頃の女の子の方が怖がられてるくらい。 「……わたしじゃ……駄目なのかなぁ?」 あの子達のお母さんの代わり、無理なのかな? わたしはお母さんに怒られるの……怖かった...
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4-541-3
...た衝撃から立ち直ったあと、最初に感じたのはその事だった。 命の恩人を疑った挙句、ほとんど痴漢の様な暴挙…… 「いや、あれどう考えても痴漢だし……」 しかも自分の命を救ったのは、親の形見…… 「うぁぁぁ、会わせる顔ねーよ……」 「ほとんど極悪人だな、相棒」 抜身のまま壁にかけてあるデルフが、気軽に言ってくれる。 「そもそも、お前がちゃんと話してたら、あんなに疑うことも無かったのに」 「わすれたんだから、しょーがねーよ、相棒」 そのためにあの子に……テファにした事を思い出すと…… ……幸せな気分になった。 「はっ、違うだろっ俺っ。」 「………相棒……オトコノコって切ないねぇ……」 反論できない。 「……まぁ、ガンダールヴで無くても……恩返しはしないとなぁ……」 「そうだなー、相棒今のままじゃただの痴漢だもんな。」 「……黙っててくださいデルフさん」 相棒に止めを刺されそうだ…… 小さな足...
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10-691
...事とかで立ち直りつつある。サイトが落ち込んでいたから、不謹慎で出来なかったこと……ずっとやりたかった事。 「い、いよいよっ……小さい頃からの夢がかなうのね」 戦争前にちいねえさまにお願いしておいたのだけれど、戦争から帰ったらサイトが居なかったり、サイトを連れて帰ったら落ち込んだりで…… 「延び延びになってたけどっ、今日こそっ!!」 実家から送られた、ずしりと重い箱を持ち上げる。 ついさっきまではベットの下に隠してた、サイトもシエスタも気付かない完璧な隠し場所っ!! わたしって天才。 杖を握って箱に向かう、心臓がドキドキ鳴ってるのが分かる。口の中がからからに乾く。 「ど、どうって事無いわよね、おもちゃなんて」 そう、この箱の中はおもちゃが沢山入ってる。ずっと……ずっと『シタカッタ』事をやっと……初めて出来るんだ。 そう思うと、うれしくて頬が緩む。 だって、ずっと出来なかっ...
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X00-33
...って欲しいとの要請があったからだった。いらない本を整理していくと、 カバーが馬鹿でかく、 なおかつ分厚い本が出て来た。なんとなくそれを 見つめていると、ピーンとひらめくものがあった。これ、ジグソーパズルにしたらおもろいかも。 ってなわけで、早速カバーに絵を書いて、デルフで切り刻む。切り刻む時に「相棒!やめてくれぇ!!俺のプライドが!! ぷらいどがぁ!!!」 と誰かさんが言っていたのは気にしない。 出来上がったものをタバサに渡した。 「何?これ……」 「俺の世界のジグソーパズルっていう遊びだよ」 「ジグソーパズル?」 「その破片とこの破片をこう合わせると………… ほら。くっついただろ? こうやって一つの絵を完成させていくんだよ」 「…やってみる」 もくもくと作業に取り掛かるタバサ。なんともほほえましい光景だ。 意外とハマったのか、 結構真剣に取り組んでいる。そして…… 「あっ…………」...
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25-503
...z+cCEjoy 「あー……あったかくて気持ちいいわね」 「ああ。コタツって最高だろ?」 二人はぬくぬくと才人が持ち込んだコタツに入ってあったまっていた。 コタツのコンセントは部屋のゲートを抜けて才人の部屋のタップに。 それに並んで伸びるテレビ線は、これまた才人の部屋のジャックに繋がっている。 結果、ハルキゲニアにはありえない光景がそこにあった。 ルイズの部屋に、コタツとテレビ。 ベッドなどはそのままなので、そこは一人暮らしの部屋の様相を呈していた。 ルイズは気持ちよさそうに天板にコテンと頭を乗せている。 コタツで丸くなる猫のような姿のルイズを才人は微笑ましく見つめた。 「このミカンってフルーツもおいしかったわ」 「ああ。これが日本の年越しの定番なんだぜ。こたつでみかん」 「へえ〜。他にもなにか定番はあるの?」 「そうだなぁ……あ、そうだ。年越しの日は...
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25-246
...qfGW 「ん……ふあぁ……あ」 いつもと変わらない日差しと、いつもと同じような朝独特の身を切るような冷たさが、 身体を起こした才人の顔を撫でる。 ぶるる、と身震いを一つ。 隣に寝ているはずのルイズを起こすために横をむこうとして、初めて才人は日常とかけ 離れた情景を目の当たりにすることになった。 確かにルイズは隣にいた。しかし、その隣にタバサまですやすやと寝息を立てていたの だった。 反対側には才人に近い順にシエスタとティファニアが。 そして全員何もつけていない。 そもそも全員ベッドにすら寝ていなかった。 基本的に床に雑魚寝である。才人が風邪をひかなかったのが不思議なくらいだった。 「あーそっか。そういや昨日……っうおお、身体がっ………!」 ちなみにその寝ていた床にはおびただしいほどの酒瓶やら何やらが散乱している。 なぜルイズの部屋がこんな惨状にになっているのか。...
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