囲い辞典

相居飛車


矢倉



有名な囲い。上部からの攻めに強い。横からの攻め、端に弱い。
加藤一二三が対振り飛車戦でも使えると自著で推奨している。
舟囲いよりは堅いという意味で使えるという事だろう。

主な攻略法、攻略手:▽6九銀打、端攻め


銀矢倉


金矢倉に比べ横からに強い。組みあがるのに手数がかかる。

主な攻略法、攻略手:▽6九銀打、▽5七金など


天野矢倉(片矢倉)


角交換したときに打ち込みが少ない。

主な攻略法、攻略手:▽8六歩(8七の地点)


銀立ち矢倉


相手の攻めを封じる囲い。守りは薄い。
入玉感覚が必要。

主な攻略法、攻略手:▽6四桂など


雁木


上部からの攻めに強い。飛車の打ち込みに弱い。

主な攻略法、攻略手:飛車の打ち下ろし、角頭(棒銀)


雁木右玉


戦場から遠い、玉側の端を破られると脆い。

主な攻略法、攻略手:1筋を破る、玉側の桂頭(▽3五歩)など。


カニ囲い



二枚落ち下手がよくする囲い。早い段階で完成できる。

主な攻略法、攻略手:飛車の打ち下ろし。


菊水矢倉



桂馬を跳ねて玉を低くする。
矢内矢倉、英春矢倉、しゃがみ矢倉と色々別名がある。

主な攻略法、攻略手:飛車の打ち下ろし、桂頭(▽7五歩)など。

中原囲い

横歩取りでよく使われる。5筋を突けるのがメリット。
元は相掛かりの囲いで、中原誠が横歩取り、相掛かりで連採して高勝率を上げた事から「中原囲い」と呼ばれている。


中住まい   
大駒を捌きあった後に打ち込みが少ない。
中央に弱い。

右玉


戦場から遠い、玉側の端をやぶられると脆い。
玉の広さで戦う。

ボナンザ囲い

角打ちを消す駒組み。コンピュータプログラムボナンザが使う。

一手囲い

相掛かりや角換わりでよくある形。急戦ではこのまま戦うこともある。

居玉

相掛かりや角換わりでは居玉もある。囲いではなく、一番危険な形。


居飛車対振り飛車



穴熊

振り飛車の天敵。王手がかからなく、端攻めで攻略することが多い。

松尾流穴熊

6六歩を突いた後の穴熊。振り飛車の急戦を封じながら囲う。

ビッグ4

最強の穴熊囲い。4枚で組みあがる。

銀冠

美濃から発展して組みあがる。
上部に厚く、穴熊との相性も良い。
玉頭での戦闘向き。

箱入り娘

振り飛車に対して一手様子を見ての急戦で使う。
舟囲いと比べ、横からの攻めに若干の耐性がある。

早囲い

江戸時代の振り飛車はこれが主流。
振り飛車側から動いていくときに使う。

左美濃

7六の地点が傷になっている。
穴熊よりは固さに劣るが、急戦に対応しやすい面も。

舟囲い

居飛車が急戦を狙うときに、この形から戦う。

木村美濃

故木村義雄が愛用していたとされて名がついた。
左辺の金銀と、この囲いでバランスをとる。

串カツ囲い

穴熊囲いの玉と香の位置を入れ替えた形。
端からの攻めに弱いが、穴熊と比較すると手数を一手省略できる。

美濃

容易に組めて固い。端からの攻めに弱い面も。人気のある囲い。

主な攻略法、攻略手:▽5五角の形で▽3六桂、端攻めなど

ミレニアム

藤井システムに有効で一時期流行る。
玉が敵角のラインにいないメリット。

高美濃

美濃囲いから発展した形。
若干横からの攻めに弱くなる。

天守閣美濃

左美濃に比べ玉頭戦に弱いが、
敵角のラインに玉がいないメリットがある固い囲い。
振り飛車の天敵でもある。

米長玉
銀冠の端に玉を寄った版。戦場から一路遠い仕組み。
桂馬は跳ねないこと。

チョコレート囲い

銀冠の玉と銀を入れ替えた形。7八金の形が不安定。
普通に左美濃、天守閣や穴熊のほうが固い。
銀冠と比べ玉頭が著しく弱くなるが、終盤▲9八玉と逃げたり▲7七桂を捌いて広さで戦う『銀冠の小部屋』の特性を囲いにした形。
扱うのは難しい。

相振り飛車



金無双

相振り飛車の戦型のみで使用する。
上部からの攻めには強いが、横からに弱い。

右矢倉

右にある矢倉囲い。浮き飛車に対して有効。
相振り飛車戦でこの囲いは基本的に受けが主体となる。