飛車先の歩を受ける意味編


この場面、後手が8五歩と突いてきて先手の手番であるが、君はなにを指す?
玉の逃げ道を作る▲1六歩、または将来の▽5五角~▽3七桂の攻めを緩和する▲4六歩だろうか?
指したい手は色々あるだろうが、ここでは▲7七角と相手の飛車先の歩を受けるのが定跡(セオリー)である。


何故か?

というのは、飛車先の歩を交換することには三つの得があり、それを7七角はそれを防いでいる。


一つ目の得
歩の交換により、一歩手持ちに出来ると攻めや守りのバリエーションが広がること



二つ目の得
飛車という最強の攻め駒が敵陣に直通すること

例えば
極端であるが、第2図では歩が邪魔して▽8七飛成と出来ないが、第3図では▽8七飛成と出来る。



三つ目の得
駒の進出がスムーズになること
例えば
第4図では▲2七銀と出来るが、第5図では歩が邪魔して▲2七銀と出来ない。




と上記三つの得を相手にさせないために相手の飛車先を受けるのが通例となっているのである。