トップ > 動画カテゴリ概要 > 動画編集のやり方 > AviUtl拡張編集 > こんなときは / 2018年04月16日 (月) 20時52分46秒



AviUtl拡張編集についてのFAQ

  • このページでは、AviUtl拡張編集プラグインを導入している場合を前提に、頻出の質問をまとめています。あくまでも拡張編集プラグインについてのQ&Aです。


目次


拡張編集の設定画面が表示されない


拡張編集プラグインを導入する


  • 拡張編集の設定画面を表示するためには、「設定」→「拡張編集の設定」の順にクリックする必要があります。しかし、「拡張編集の設定」という選択項目が出てこない場合、拡張編集プラグインを導入できていません。そこで、まずは同プラグインを導入する必要があります。

  1. AviUtlのお部屋で、「拡張編集Plugin」と書いてある項目から「exedit92.zip」をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍する。
  3. 「exedit」フォルダを開く。
  4. なかにあるファイルをすべて、「aviutl」フォルダ内にコピー&ペーストする。
  5. 「設定」→「拡張編集の設定」の順にクリックする。


正常に拡張編集プラグインを導入できているか確認する


  • 注意したいのですが、「exedit」フォルダをそのまま「aviutl」フォルダにコピー&ペーストしても、拡張編集の設定画面は表示できません。「exedit」フォルダを開いて、なかにある全ファイルをコピー&ペーストする必要があります。

「aviutl.ini」の設定を直す


  • 「設定」→「拡張編集の設定」でも拡張編集の画面を表示できない場合は、以下のように「aviutl.ini」の設定を変更して、同画面の座標を修正しましょう。

  1. AviUtlを閉じる。
  2. 「aviutl」フォルダを開く。
  3. 同フォルダ内の「aviutl.ini」をダブルクリックする(メモ帳が開く)。
  4. [拡張編集]」を探す*1
  5. 「config_y」の下にある「x」および「y」の設定を「0」に書き換える
  6. 「ファイル」→「名前を付けて保存」の順にクリックする。
  7. 「aviutl.ini」を閉じて、AviUtlを起動する。



動画を読み込めない


AviUtl本体で動画を読み込めることを確認する


  • 拡張編集プラグインで動画を開きたいのに、動画を読み込めずエラーも表示されないという場合は、いったん「ファイル」→「閉じる」で動画を閉じます。そして、AviUtl本体では動画を読み込めることを確認してください。

  • AviUtl本体でも動画を読み込めない場合は、AviUtlの使い方/こんなときはを読んで対処します。ここでの解説は、AviUtl本体では動画を読み込めるのに、拡張編集プラグインでは読み込めない場合を想定しています。

「exedit.ini」に動画の拡張子を追加する


  • AviUtl本体で動画を読み込めることを確認したら、以下のように設定しましょう。

  1. AviUtlを閉じる。
  2. 「aviutl」フォルダを開く。
  3. 同フォルダ内の「exedit」フォルダまたは「Plugins」フォルダを開く。
  4. exedit.ini」(「exedit」のこと)をダブルクリックする。
  5. 読み込めない動画の拡張子を追加する*2
  6. 「ファイル」→「上書き保存」の順に選択する。
  7. 拡張編集プラグインで動画を開く。


拡張編集プラグインの各ファイルを「aviutl.exe」と同じ階層に置く


  • それでもうまくいかないときは、拡張編集プラグインの各ファイルを「aviutl.exe」と同じ階層に置きます。「Plugins」フォルダを作成している場合に試してみてください。

スケーリングを無効にする


  • もし1個めの動画は問題ないのに、2個め以降の動画で読み込めなくなるという場合は、スケーリングを無効にしてAviUtlを起動します。

  1. 「aviutl.exe」上で右クリックし、「プロパティ」を選択する。
  2. 「互換性」タブを開く。
  3. 「高いDPIスケールの動作を上書きします。」にチェックを入れ、その下の部分で「アプリケーション」を選択する。
  4. 「OK」をクリックする。

  • または、以下のような方法もあります。

  1. 「スタート」→「設定」(歯車アイコン)→「システム」の順にクリックする。
  2. 左メニューで「ディスプレイ」が選択されていることを確認する。
  3. 「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」で「100%(推奨)」を選択する。
  4. サインアウトするか、またはPCを再起動する。


設定ダイアログが表示されない


  • 設定ダイアログが表示されない場合は、新しくオブジェクトを追加するか、または既存のオブジェクトをダブルクリックしてください。

  • それでも設定ダイアログを表示できない場合は、「aviutl.ini」の設定を変更しましょう。

  1. AviUtlを閉じる。
  2. 「aviutl」フォルダを開く。
  3. 同フォルダ内の「aviutl.ini」をダブルクリックする(メモ帳が開く)。
  4. config_x」を探す*3
  5. 「config_x」および「config_y」の設定を「0」に書き換える。
  6. 「ファイル」→「名前を付けて保存」の順にクリックする。
  7. 「aviutl.ini」を閉じて、AviUtlを起動する。


オブジェクトが表示されなくなった


  • タイムライン上のオブジェクトが消えた場合は、まず動画を拡張編集プラグインで開いているか確認してください。そのうえで、「Scene 1」などと書かれている部分をクリックし、「Root」を選択します。



新規プロジェクトを作成後に画面サイズを変えたい


  • 新規プロジェクトの画面サイズ(画像サイズ)と、拡張編集プラグインで読み込む動画の画面サイズは、最初から最後まで一貫して合わせておき、編集途中で変更しないのがベストです*4。ただ、新規プロジェクトを作成したあとに、素材動画の画面サイズを変更せざるをえないという場合があるかもしれません。対処法は複数考えられます。

AviUtl本体側で事前にリサイズしておく方法


  • 画質や動作の安定性を重視する場合、いったんAviUtl本体で動画の画面サイズを変更し、エンコード後の動画を拡張編集プラグインで読み込む方法がお薦めです。最終的にエンコードを2回繰り返すことになります。

  1. AviUtl本体側で動画を読み込む。
  2. AviUtl本体側で動画をリサイズする(例 : Lanczos 3-lobed 拡大縮小リサイズフィルタ)。
  3. Ut Video Codec Suiteなどの可逆圧縮コーデックを使用して動画をエンコードする*5
  4. エンコードしてできた動画を拡張編集側で読み込む。
  5. 動画を編集する。
  6. 動画をエンコードする。

そのままAviUtl本体側でリサイズする方法


  • かりに、エンコードは1回ですませたい、時間がないという場合は、以下のような方法があります。

  1. 「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタ順序の設定」で、「拡張編集」をリサイズ系のプラグインよりも上にしておく
  2. 「設定」→「サイズの変更」は「なし」にしておく。
  3. 拡張編集プラグインで動画を読み込む。
  4. そのままAviUtl本体側で、Lanczos 3-lobed 拡大縮小などを使って通常どおりリサイズする(やり方)。

画面が欠けている場合に「拡大率」で対処する方法


  • 動画の画面サイズが新規プロジェクトの「画像サイズ」よりも大きい場合、画面が欠けて部分的にしか映像が表示されません。たとえば、動画の画面サイズが1280x720で、新規プロジェクトの「画像サイズが」640x360というような場合です。このような場合は、設定ダイアログで「拡大率」を下げれば対処できます。

  • ただし、ベストなのは、動画を読み込み直して「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れておく方法です。リサイズしたいのであれば、上記「AviUtl本体側で事前にリサイズしておく方法」または「そのままAviUtl本体側でリサイズする方法」で書いたとおりに行ってください。

画面の周りに黒い部分がある場合に、「クリッピング&リサイズ」で対処する方法


  • 動画の画面サイズが新規プロジェクトの「画像サイズ」よりも小さい場合、画面の周りが黒く塗りつぶされた状態になります。たとえば、動画の画面サイズが640x360で、新規プロジェクトの「画像サイズが」1280x720というような場合です。このような場合は、タイムライン上のオブジェクトのない部分で右クリックし、「フィルタオブジェクトの追加」→「クリッピング&リサイズ」で対処できます。

  • ただし、ベストなのは、動画を読み込み直して「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れておく方法です。そうすれば、わざわざフィルタで対処する必要がありません。


画面が欠ける


  • 画面が欠けて、部分的にしか映像が表示されないという場合は、設定を変更します。

  • 設定を変更するまえに、必ず「ファイル」→「閉じる」の順にクリックして、プロジェクトを閉じておいてください。前回のプロジェクトが残っていると、解像度によっては画面が欠けることがあるからです。

  1. 拡張編集の画面に動画をドラッグ&ドロップしたとき、「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れておく
  2. 「設定」→「クリッピング&リサイズの設定」の順にクリックし、右上のチェックを外す。
  3. 「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタ順序の設定」で「拡張編集」をリサイズ系のプラグインよりも上にする
  4. 「設定」→「サイズの変更」は「なし」にしておく。
  5. 設定ダイアログで「拡大率」を「100.00」にする(1を行っていることが前提)。
  6. 設定ダイアログで「X」「Y」「Z」の座標を「0.0」にする。
  7. 基本効果フィルタ(座標、拡大率、リサイズ)を追加している場合は削除する。または設定を適切なものにする。
  8. クリッピングフィルタを追加している場合は削除する*6。または設定を適切なものにする。
  9. 縁塗りつぶしフィルタを追加している場合は削除する。または設定を適切なものにする。
  10. 「表示」→「拡大表示」を変更する。


▲本来表示されるべき画面(上)と、画面が欠けた状態(下)。ゲーム画面は『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』(コナミデジタルエンタテインメント)より。


画面サイズを変更しようとしたら画面が欠けた


  • 拡張編集プラグイン使用時、リサイズしようとすると画面が欠けて、部分的にしか映像が表示されないという場合は、まずビデオフィルタの順序を変更します。

  1. 「設定」→「フィルタ順序の設定」で「ビデオフィルタ順序の設定」をクリックする。
  2. 「拡張編集」をリサイズ系のプラグインよりも上にする(いちばん上でも可)。
  3. 「設定」→「サイズの変更」は「なし」にしておく。

  • そのうえで、以下のように設定します。

  1. 設定ダイアログで「拡大率」を「100.00」にする。
  2. 基本効果フィルタ(座標、拡大率、リサイズ)を追加している場合は削除する。または設定を適切なものにする。


画面の周りに黒い部分がある


  • 拡張編集プラグインで動画を読み込むと画面の周りに黒い部分が表示されるという場合、以下のことをすべて確認します。

  • 前提として、必ず「ファイル」→「閉じる」の順にクリックしてプロジェクトを閉じておいてください。前回のプロジェクトが残っていると、解像度によっては黒帯が表示されることがあるからです。

  1. 拡張編集の画面に動画をドラッグ&ドロップしたとき、「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れておく
  2. 設定ダイアログで「拡大率」を「100.00」にする(1を行っていることが前提)。
  3. 「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタ順序の設定」で「拡張編集」をリサイズ系のプラグインよりも上にする
  4. 「設定」→「サイズの変更」は「なし」にしておく。
  5. 基本効果フィルタ(座標、拡大率、リサイズ)を追加している場合は削除する。または設定を適切なものにする。
  6. クリッピングフィルタを追加している場合は削除する*7。または設定を適切なものにする。
  7. 縁塗りつぶしフィルタを追加している場合は削除する。または設定を適切なものにする。

  • いずれも問題ない場合は、映像自体に黒帯が入っている可能性があります。AviUtlの使い方/こんなときはを参考にしてクリッピングしましょう。


画面左下の数字を消したい


  • 画面左下の「1/1」「2/3」「1/3」という数字は、「フレーム領域外の表示」という機能が有効になっているときに表示されます。キーボードの「V」キーを押せば消せます。または、タイムライン上で右クリックし、「フレーム領域外の表示」のチェックを外してください。


うまくカット編集できない


  • 拡張編集プラグインで動画を読み込んでいる場合、を使ってカットする範囲を指定するわけではありません。オブジェクト上で右クリックして「分割」を選択します。詳細は、AviUtl拡張編集をご覧ください。


  • カット後、オブジェクトをドラッグして前方に詰める作業を忘れないようにしましょう。そうしないとオブジェクト間にスペースがある状態になり、そのあいだの映像が真っ暗になります。オブジェクトを前方にドラッグするさいは、オブジェクト左端を伸ばさないように注意してください。オブジェクトを移動する必要があります。


▲キーボードの「Ctrl」を押しながらオブジェクトのある範囲をドラッグすることで、複数のオブジェクトを選択できます。そのうえでオブジェクトを前方に移動すると便利です。

  • オブジェクトを前方に詰めたら、レイヤー上のオブジェクトのないところで右クリック し、「範囲設定」→「最後のオブジェクト位置を最終フレーム」を選択します。これをしないと、動画の最後のほうが真っ暗になるからです。


「parsing input files」というメッセージが表示される


  • L-SMASH Worksで動画を読み込んだ場合、動画を分割したさいに「parsing input files」というメッセージが表示されて、待たされることがあります。この場合、L-SMASH Worksの設定を変更することで対処できます。

  1. 「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグインの設定」→「L-SMASH Works File Readerの設定」を開く。
  2. 「Create Index file」のチェックを入れる。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. 動画を開く(動画を開き直す)。

  • ただし、「Create Index file」のチェックが入った状態だと、動画を読み込んだときにインデックスファイル(拡張子「.lwi」)が作成されます。この点については妥協してください。


動画の最後のほうで画面が真っ暗になる


  • 動画の最後のほうで画面が真っ暗になる場合は、範囲設定ができていないということです。カット後などは、必ず「範囲設定」→「最後のオブジェクト位置を最終フレーム」を選択しましょう。

  • なお、「範囲設定」→「現在位置を最終フレーム」を選択すると、現在のフレームが最終フレームとなります。


メインウィンドウ左下に数字が表示される


  • メインウィンドウ左下に数字が表示されるようになった場合は、タイムライン上のオブジェクトのないところで右クリックし、「フレーム領域外の表示」のチェックを外します。または、キーボードの「V」を押します。



画像ファイルがボヤける、滲む


  • 読み込んだ画像ファイル(静止画像)がボヤけて滲んで表示される場合、まずはその画像の横と縦のサイズ(大きさ)を把握しましょう。重要なのは、画像ファイルの横と縦が偶数サイズか奇数サイズかという点です。

  • 横または縦が偶数サイズである場合、設定ダイアログの「X」または「Y」は「.0」になるようにしましょう。たとえば、画像が400(横)x323(縦)の場合、横幅のサイズが偶数なので「X」は「0.0」などの座標にします。では、「Y」はどのように設定すればよいでしょうか。


  • 横または縦が奇数サイズである場合、設定ダイアログの「X」または「Y」は「.5」になるようにしましょう。さきの例でいえば、縦幅のサイズが奇数なので「Y」は「0.5」などの座標にすればよいのです。そうすれば画像はボヤけません。


  • なお、画像を拡大した場合は、どうしてもボヤけた画像になってしまいます。低画質になるだけであり、高画質にはなりません。


テキストがボヤける、滲む


  • テキストがボヤけて滲んで表示される場合、設定ダイアログの「拡大率」が「100.00」になっていることを確認してください。この数値を大きくすると、テキストがボヤけます。文字を大きく表示したいのであれば、「拡大率」ではなく「サイズ」のほうを変更しましょう。


  • また、テキストの座標にも注意が必要です。座標というのは、設定ダイアログの「X」と「Y」のことです。やはりテキストがボヤける場合があります。対処法ですが、「X」や「Y」を「.0」または「.5」に設定してください。どちらの数値にすべきかは、文字数や設定ダイアログの「字間」などの影響を受けるため、実際に画面でテキストを見て判断しましょう。


  • さらに、高精度モードもOFFにしておきます。テキストの設定ダイアログを開き、「詳細」で「高精度モード」のチェックを外して「OK」をクリックします。


  • テキストの位置は、「左寄せ」などにしておいたほうが無難です。もちろん、必要であれば「中央揃え」でもかまいませんが、テキストがボヤけないように注意してください。


  • 以上の方法で、テキストがボヤけることはなくなります。もし、ここまでの設定が煩わしいのであれば、「拡大率」と「サイズ」を変更する方法もあります。

  1. 「拡大率」を半分の50にする。
  2. 「サイズ」を倍にする。


フォントを追加したい


  • フォントを追加するには、フォントをPCにインストールする必要があります。AviUtlにフォントを追加するわけではありません。

  1. AviUtlを閉じる。
  2. 任意のフォントをダウンロードする。
  3. フォントをインストールする(やり方はFONT FREEを参照)。
  4. AviUtlを起動する。
  5. タイムライン上のオブジェクトのないところで右クリックし、「メディアオブジェクトの追加」→「テキスト」を選択する。
  6. 追加したフォントを選択する。


プレビューがカクカクする


  • PCのスペックや編集内容によっては、再生ウィンドウまたはメインウィンドウで動画を再生したときに、カクカク動く場合があります。これはPCに大きな負荷がかかるために起こります。

  • PCのスペックが根本的にたりない場合はどうしようもありませんが、重いフィルタは一時的にOFFにした状態で再生することで対処可能です。重いフィルタとしては、拡散光やブラーがあげられます。AviUtlで動画再生時は、これらのフィルタをOFFにしておくとよいでしょう*8

  • そして、フィルタをONに戻したうえで動画を保存します。動画を保存できたら、動画をいつもどおり再生して確認してみてください。AviUtlでの動画再生時にカクカクしていたとしても、問題なく再生できるはずです。ただ、さきほど例にあげたような重いフィルタは、エンコードに時間がかかります。


映像と音声がズレる


音ズレとは


  • 動画の映像と音声のタイミングがズレている状態を、音ズレといいます。映像よりも音声が早く再生される、または逆に映像よりも音声が遅く再生される、という状態が音ズレです。映像と音声のズレが大きくなればなるほど、違和感のある動画になるでしょう。たとえば、音ズレがどんどん大きくなり、後半には数秒以上のズレになるというような状態では、もはや正常な動画とはいえません。

  • 音ズレが起きるタイミングは、3段階に分類することができます。すなわち、(1)ゲームを録画した段階、(2)AviUtlで動画を読み込んだ段階、(3)AviUtlで動画をエンコードした段階です。今回は(2)を中心にして解説しています。音ズレの対処法はさまざまですが、簡単にできる主要なものだけを見ていきましょう。

対処法1-入力プラグインを変更する-


  • 動画を読み込むのに使用している入力プラグインを変更する方法です。

  1. 「ファイル」→「環境設定」で「入力プラグイン優先度の設定」をクリックする。
  2. 入力プラグインを並び替えて、1番めを「AVI/AVI2 File Reader」に、2番めに「Wave File Reader」にする。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. 動画を開きなおす。
  5. 「その他」→「ファイルの情報」で、「ファイル制御」が「AVI/AVI2 File Reader」になっていることを確認する。


  • 上の方法で音ズレが直らない場合は、L-SMASH WorksおよびDirectShow File Readerをインストールし、それぞれの入力プラグインをいちばん上にした状態で動画を読み込んでください。ただ、DirectShow File Readerは少し不安定になる場合があるため、ふだんは優先度を低く設定しておき、必要なときだけ優先度を上げるようにしましょう。

  1. 「ファイル」→「環境設定」で「入力プラグイン優先度の設定」をクリックする。
  2. 入力プラグインを並び替えて、「L-SMASH Works」または「DirectShow File Reader」を最上位にする(両方試す)。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. 動画を開きなおす。
  5. 「その他」→「ファイルの情報」で、「ファイル制御」が「L-SMASH Works File Reader」または「DirectShow File Reader」になっていることを確認する。

  • 「DirectShow File Reader」を最上位にして動画を開いた場合、音ズレは直ったが動作は不安定になるということがあるかもしれません。このようなときは、よけいな操作をせずにいったん可逆圧縮コーデックで動画を保存し、その動画を再度読み込んで編集しましょう。

  1. 可逆圧縮コーデックであるUt Video Codec Suiteをインストールしておく(詳細はこちら)。
  2. AviUtlを起動し、本体側で動画を読み込む。
  3. よけいな操作をせず、すぐに「ファイル」→「AVI出力」の順にクリックして動画をエンコードする。
  4. 「ファイル」→「閉じる」の順にクリックして動画を閉じる。
  5. 「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」で、「AVI/AVI2 File Reader」「Wave File Reader」「L-SMASH Works」を「DirectShow File Reader」よりも上に戻しておく。
  6. エンコードしてできた動画を拡張編集プラグインで開く。
  7. 通常どおり編集する。

対処法2-CFRの動画を読み込む-


  • 動画のフレームレートによっては、音ズレする場合があります。具体的には、可変フレームレート(VFR)といって、フレームレートが変化する(一定でない)方式の動画の場合です。このような動画は、固定フレームレート(CFR)の動画にすることで音ズレが直ることがあるでしょう。

  • AviUtlのプラグインであるL-SMASH Worksで、フレームレートを指定して動画を読み込むことができます。

  1. L-SMASH Worksを導入する(導入方法はこちら)。
  2. AviUtlで「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグインの設定」→「L-SMASH Works File Readerの設定」を開く。
  3. VFR->CFR」にチェックを入れる。
  4. 「OK」をクリックする。
  5. 動画を読み込む。


▲30fpsの動画に変換する場合は、このように「30000/1000」と入力します。60fpsの動画に変換する場合は、「60000/1000」と入力します。

  • なお、VFRかCFRかはMediaInfoで調べられます。ただし、動画によっては情報が表示されません。

  • ほかにも、HandBrakeを使ってCFRの動画に変換する方法もあります。

  1. HandBrakeをダウンロード、インストールする。
  2. 「Source」→「File」で動画を読み込む。
  3. 「Destination」の「Browse」で動画の保存先を設定する。
  4. 「Video」タブを開き、各種設定をする。
  5. 「Start」をクリックする。
  6. 変換が終了したら、その動画をAviUtlで読みこむ。


対処法3-複数の動画を読み込まない-


  • 動画を何個も読み込んでいると、音ズレする場合があります。1個の動画だけを読み込むようにしましょう。フレームレートやサンプリングレートの異なる動画を読み込まないようにします。これらが異なる動画を複数読み込んだ場合、音ズレが発生する可能性があります。

対処法4-ゲームを録画しなおす-


  • 以上の方法でも音ズレが直らない場合は、基本的にゲームを録画しなおしたほうが簡単かもしれません。動画自体が音ズレしている可能性があります。録画時は、できるだけPCに負荷をかけないようにしましょう。PCに大きな負荷がかかりすぎるとコマ落ちし、音ズレの原因になることがあります。PCの性能に問題があると思われる場合は、解像度・画質・フレームレートなどを可能なかぎり落とした状態で録画してください。

  • また、PCゲームを録画する場合は、キャプチャーソフトの設定で映像コーデックや音声コーデックを変更するのも手です。音声についてはMP3ではなくPCM(WAV)が無難でしょう。たとえば、Bandicamであればこちらの設定を参考にしてください。


目的のフィルタがない


  • フィルタのかけ方には下表の3種類があり、フィルタによってはいずれかの方法ではかけられない場合があります

方法
(1)設定ダイアログからかけるフィルタ 設定ダイアログ右上の「+」をクリック
(2)「メディアオブジェクトの追加」からかけるフィルタ レイヤー上で右クリック
         ↓
「メディアオブジェクトの追加」
         ↓
「フィルタ効果の追加」
(3)「フィルタオブジェクトの追加」からかけるフィルタ レイヤー上で右クリック
         ↓
「フィルタオブジェクトの追加」

系列 名称 フィルタのかけ方
明るさ・色 色調補正 (1)~(3)のいずれか
拡散光 (1)~(3)のいずれか
クロマキー (1)または(2)
単色化 (1)~(3)のいずれか
シーン切り替え フェード (1)または(2)
シーンチェンジ (3)のみ
ワイプ (1)または(2)
変形・加工・表現手法 クリッピング (1)または(2)
ぼかし (1)~(3)のいずれか
モザイク (1)~(3)のいずれか
縁取り (1)または(2)
エッジ抽出 (1)~(3)のいずれか
その他 画像ループ (1)~(3)のいずれか
アニメーション効果 (1)または(2)
インターレース解除 (1)または(2)
部分フィルタ (3)のみ

▲フィルタの例


編集をやり直したい


  • アンドゥ(直前の操作を取り消すこと)はできますが、リドゥ(アンドゥによって取り消した操作をやり直すこと)はできません。こまめに編集プロジェクトを保存して対応しましょう。


プロジェクトファイルを開こうとするとエラーが出る


  • プロジェクトファイルを開こうとしたとき、「幾つかのオブジェクトで指定されているファイルの場所が変更または削除されています。」というエラーが表示される場合は、以下のように設定します。

  1. タイムライン上のオブジェクトのないところで右クリックする。
  2. 「環境設定」をクリックする。
  3. 「ファイルの場所が変更された時にプロジェクトパスから読む」にチェックを入れる。
  4. 「OK」をクリックする。
  5. AviUtlを閉じる。
  6. 素材とプロジェクトファイルを同じフォルダに置く。
  7. プロジェクトファイルを開く。


  • プロジェクトで使った素材は移動しないのが鉄則です。ただ、上記のように設定しておくと、プロジェクトファイルと素材が同じフォルダに入っている場合に限り、エラーは表示されずにプロジェクトファイルを開くことができます。

  • なお、素材のファイル名を変更した場合も上記エラーが表示されます。その場合は、いったんAviUtlを閉じてファイル名をもとに戻してください。


プロジェクトファイルを動画共有サイトに投稿できない


  • プロジェクトファイルは動画ではないため、動画共有サイトに投稿できません。動画として保存したのち、動画共有サイトに動画を投稿してください。


バックアップをとりたい


  • バックアップは基本的に、プロジェクトファイルを保存することによって手動で行います(「ファイル」→「編集プロジェクトの保存」)。ただ、拡張編集プラグインには自動バックアップ機能があります。そのため、手動でバックアップしていない場合も、ある程度は安心できるでしょう。

  • 自動バックアップ機能は、初期設定で有効になっています。同機能についての設定は、タイムライン上で右クリック→「環境設定」→「自動バックアップを有効」で行います。

  • バックアップの開き方は以下のとおりです。

  1. 動画を閉じておく。
  2. タイムライン上で右クリックし、「バックアップファイルから新規作成」を選択する。
  3. 任意のバックアップファイルを選択して開く。


動画が短くなり、一部分しか保存できない


  • たとえば、15分の動画を保存したら3分の動画になってしまったという場合、まず範囲設定が適切か確認しましょう。タイムライン上のオブジェクトのないところで右クリックし、「範囲設定」→「最後のオブジェクト位置を最終フレーム」を選択します。

  • つぎに、AviUtl本体のほうで部分的に範囲選択している可能性があるので確認してください。「編集」→「すべてのフレームを選択」の順にクリックします。そうすれば、映像の最初から最後までが選択された状態になります。


関連ページ










*1 見つけづらい場合は、キーボードの「Ctrl」+「F」で「config_y」を検索すると簡単に見つかります。

*2 たとえば、「.flv=動画ファイル」「.flv=音声ファイル」「.ts=動画ファイル」「.ts=音声ファイル」というように入力します。

*3 見つけづらい場合は、キーボードの「Ctrl」+「F」で「config_x」を検索すると簡単に見つかります。

*4 拡張編集の画面に動画をドラッグ&ドロップしたとき、 「読み込むファイルに合わせる」にチェックを入れておきましょう。これが基本です。

*5 こうすることでエンコードによる画質・音質の劣化を防止できるからです。Ut Video Codec Suiteをインストール後、「ファイル」→「AVI出力」→「ビデオ圧縮」→「圧縮プログラム」で「UT Video Codec」を選択→「OK」→適当なファイル名を入力し、保存場所を設定→「保存」で、動画をエンコードできます。

*6 ここでいうクリッピングフィルタとは、「フィルタオブジェクトの追加」→「クリッピング&リサイズ」のことです。

*7 ここでのクリッピングフィルタは、設定ダイアログの「+」から選択する「クリッピング」、および「メディアオブジェクトの追加」→「フィルタ効果の追加」から選択する「クリッピング」のことをさしています。

*8 フィルタをOFFにするには、オブジェクトのあるレイヤーをクリックするか、または設定ダイアログでフィルタのチェックを外します。