トップ > キャプチャーボード2カテゴリ > C988の使い方 / 2017年07月23日 (日) 19時38分48秒


キャプチャーボードの基本的な知識については、キャプチャーボードをご覧ください。
キャプチャーボードの選び方については、キャプチャーボードの選び方をご覧ください。


青く光る!内蔵型キャプチャーボードC988をゲーム実況で使う方法

  • C988 (LIVE GAMER HD 2)は、AVerMediaが開発・製造・販売している デスクトップPC向け のキャプチャーボードです。


内蔵型のC988 (リンク先 : Amazon)

1080p/60fps完全対応

  • 1080p/60fpsに完全対応 しています。

大画面TVにゲーム画面を出力してゲーム実況ができる

  • パススルー出力機能 により、大画面TVにゲーム画面を映すことができます。もちろん、 遅延も約0.06秒と小さいので、PC画面を見ながらゲームをプレイしてもかまいません

映像を遡って再生・録画できる

  • ゲームをプレイ中、スポーツ中継のリプレイシーンのようにリアルタイムで過去の映像を見返し、保存することが可能です( ライブ編集機能 )。たとえば、敵を倒したときの1時間まえの映像を見たいという場合は、ライブ編集機能を使いましょう。

2枚挿しに対応

  • 一般的な使い方ではありませんが、 1台のPCに複数のC988を接続可能 です。これにより、たとえばC988を2個用意したうえで、1個にゲーム機を接続し、もう1個に自分を映すためのビデオカメラを接続して、両方の画面を録画・ライブ配信するというようなことができます。

LEDライトが青く光る

  • C988には、 青く光るLEDライトが搭載 されています。いわゆる「光り物」系のパーツが好きなゲーマーには、堪らない機能かもしれません。明るさは、 OFFも含めて5段階まで調整できます

目次


動作環境・製品仕様


C988
C988(Amazonで価格を見る)
C988
接続方式 PCI Express x1(Gen2)
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード
ビデオ入力端子 HDMI端子
対応OS Windows 10/8.1
備考 付属ソフトはダウンロード

  • 対応OSは、 Windows 7が除外 されています。筆者が所有しているPCはすべてWindows 10にアップグレードしたため、実際にWindows 7のPCで正常動作するかは不明です。

  • C988には、以下のものが付属されています。 HDMIケーブル の長さは約1mです。オーディオケーブル(3極の3.5mmステレオミニプラグ)は、基本的に使用しません。


  • 1080p/60fpsで録画する場合、 PCのスペックによっては動作が重くなる ことがあるかもしれません。PCが重い場合の対処法については後述しますが、PCスペックについては以下のページをご覧ください。



接続可能なゲーム機の例


  • C988が対応しているゲーム機は、 HDMI端子 を搭載しているゲーム機です(例 : PS4、Switch)。ただし、C988は HDCP非対応 であるため、 PS3とHDMI接続してもゲーム画面を表示・録画できません 。対処法は後述します。

  • 下表は、C988に接続できるゲーム機と、そうでないものをまとめたものです。iOSデバイス(例 : iPhone)との接続には、後述するアダプターが必要です。

HDMI端子による接続
備考
PS4 PS4側の設定でHDCPをOFFにしておく(詳細
PS3 × ただしHDMI分配器を使えば対処可能(後述)
PS2 ×
Switch 問題なし
Wii U 問題なし
Wii ×
Xbox 360 問題なし
Xbox One 問題なし
PSP-3000/2000 ×
PS Vita TV × ただしHDMI分配器を使えば対処可能
iOSデバイス 問題なし


他製品との比較


  • ここでは、AVerMediaから発売されている他製品との比較を簡単に見ていきます。

AVT-C878 GC550 C985L C988
価格
(Amazon)
AVT-C878
AVT-C878
GC550
GC550
C985L
C985L
C988
C988
PCとの接続 USB 2.0 USB 3.0 PCI Express x1 PCI Express x1
エンコード方式 ハードウェア ソフトウェア ハードウェア ソフトウェア
対応ゲーム機
(接続できるゲーム機)
・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
・PS4、PS3、PS2
・Switch、Wii U、Wii
・Xbox One、Xbox 360
・PSP
・iOSデバイス
・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
付属キャプチャーソフト RECentral 3 RECentral 3 RECentral RECentral 3
単体録画モード × × ×
1080p/60fps ×
表示遅延(公称値) 約0.18秒 約0.06秒 約0.06秒 約0.06秒
パススルー出力
こちら こちら こちら

AVT-C878


  • AVT-C878 の最大の特長は、なんといってもPCレスでゲームを録画できるという点でしょう。これを 単体録画モード といいます。ただ、AVT-C878には、遅延があるためにPCに映っているゲーム画面を見ながらゲームをプレイできないというデメリットがあります。パススルー出力すれば対策できるのですが、それができない環境では注意しましょう。

        AVT-C878の使い方


GC550


  • GC550 は、ノートPCでも使用できるUSB 3.0接続の製品です。C988との大きな違いは、 コンポーネント端子 を搭載している点です。そのため、接続できるゲーム機がC988よりも多くなっています。価格の観点からも、全体的にはGC550のほうがコスパに優れているでしょう。C988を購入する実用的なメリットがあるとすれば、それはPCI Express接続できるという点につきます。

        GC550の使い方


C985L


  • C985L は、C988の下位バージョンのような位置づけです。1080p/30fpsまでの対応で、近年のキャプチャーボードとしては購入する意味は薄い製品といえるでしょう。iPhoneなどにも対応していません。


RECentral 3をインストールする


  • まずは、付属ソフトである RECentral 3 をインストールしましょう。このソフトは、PCにゲーム画面を映したり、録画するさいに使用します。

  1. PCの電源をOFFにし、 C988を取り付ける (詳細はPCI Express接続参照)。
  2. 公式サイトにアクセスする。
  3. RECentral 3をダウンロードする。
  4. ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックする。
  5. 画面を順に進めていく。
  6. RECentral 3のインストールが完了する。


  • なお、ドライバーは、C988をPCに取り付けて起動すれば自動的にインストールされます。


ゲーム機を接続する


PS4、Switch、Wii Uなどの場合


  • PS4、Switch、Wii U、Xbox One、Xbox360 の場合は、そのままHDMIケーブルでC988と接続します。


PS3の場合




iOSデバイスの場合





ゲーム画面を映す、録画する


  • それでは、RECentral 3にゲーム画面を表示して録画してみましょう。

デスクトップにあるRECentral 3のショートカットアイコンをダブルクリックします。


念のため、 C988側のHDCP検出機能をOFFにします 。同機能は初期設定でONになっており、録画できない原因になることがあるからです。

  1. RECentral 3の画面左上にある歯車アイコンをクリックする。
  2. 左メニューの「キャプチャーデバイス」にある「Live Gamer HD 2」を選択する。
  3. 「一般」タブを開く。
  4. 「HDCP検出機能」で「オフ」を選択する。


RECentral 3の画面左上にある丸いアイコンをクリックして戻ります。


ゲーム機の電源を入れましょう。するとゲーム画面が映り、ゲーム音も聞こえてきます。フルスクリーン表示にしたい場合は、ゲーム画面をダブルクリックします。


録画ボタンをクリックすれば 録画開始 です。録画設定については、GC550の記事も参考にしてください。

        GC550を参照

録画してできた動画は、AviUtlなどで動画編集できます。



録画で動画に声を入れる方法


まとめ録り


  • 実況プレイ動画を作りたい場合は、マイクをPCに接続して設定を変更し、録画しましょう。

  1. マイクPCに接続 する(USBマイクでもよい)。
  2. 「マイク/他のサウンドデバイス」にチェックを入れる。
  3. 使用するマイクを選択 し、音量を最大にする。
  4. 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。
  5. 録画を停止する。
  6. 動画を再生し、自分の声が入っていることを確認する。


▲ここに表示されるマイクは、PCの環境によって異なります。

別録り


  • マイクの音をゲームの音とは分けて編集したい場合、 マイク音声を別録り することもできます。中・上級者向けの方法です。慣れないうちは手間がかかるので、初心者にはお薦めしません。設定方法はGC550の場合と同じです。

        GC550を参照

ゲーム音量について


  • ゲーム音量 は、「デバイス音声」の「デジタル オーディオ インターフェイス」のスライダーを移動すれば調整できます。ここでの調整は、プレビュー・録画の両方に影響します。したがって、音量を0にした状態で録画すると、動画にゲーム音が入りません。マイクの音がゲーム音にかき消されるという場合は、必要に応じて「デジタル オーディオ インターフェイス」でゲーム音量を小さくしてください。



ライブ編集機能の使い方


  • ライブ編集機能 は、過去の映像を遡って再生・録画できる機能です。「ライブ」という名称ですが、 生放送のことではありません 。使い方は、GC550の場合と同じです。

        GC550を参照


パススルー出力機能の使い方


  • C988の遅延(ラグ)は、公称値で約0.06秒です。PCの画面上でゲームをプレイした場合、遅延は感じますが、基本的にはそこまで気にせず操作できるはずです。ただ、C988にはパススルー出力という便利な機能があるので、必要に応じて使うとよいでしょう。

  • パススルー出力機能 は、ゲーム画面をPCだけでなくTVにも出力する機能です。ゲーム機の映像・音声をそのままTVに出力するため、TV画面上では遅延が発生しません。 TVに映ったゲーム画面を見ながらプレイすることで、表示遅延のない、ふだんどおりのゲームプレイが可能 になります。 大きな画面でゲームをプレイできるというメリット もあります。

        パススルー出力機能の使い方を参照


  • パススルー出力で必要なものは、 TVまたはPCモニター と、 HDMIケーブル です。

  1. C988の「 HDMI-OUT 」とTVのHDMI端子を、HDMIケーブルで接続する。
  2. TVの入力を切り替える。
  3. TVにゲーム画面が映り、同様にゲーム音もTVから出る。
  4. ゲーム音が二重になって気になる場合は、RECentral 3のスピーカーアイコンをクリックし、ゲーム音をミュートにする *1
  5. PCをスリープにすると、パススルー出力は中断される。


アマレコTVの使い方


  • C988は、RECentral 3の代わりに アマレコTV を使うことができます。アマレコTVのほうがRECentral 3より負荷が軽いので、必要に応じて使用するとよいでしょう。

        アマレコTV、またはアマレコTV4を参照


▲「グラフ1 (デバイス)」タブでの設定例。項目名が見切れていますが、「オーディオキャプチャデバイス」での設定は「AVerMedia LGHD Audio Stream Engine(デジタル オーディオ インターフェース) - 2」を選択してください。まちがえるとゲーム音が出ません。


ライブ配信のやり方


配信ソフトを使う方法


  • 一般的に、ゲーム配信では 配信ソフト を用いることになります。配信ソフトというのは、文字どおりライブ配信するために使うアプリです。具体的には、これを使ってゲーム画面やゲーム音、マイク音をリアルタイムで配信するわけです。定番の配信ソフトとして、OBS Studio、またはXSplitを覚えておきましょう。


  • ゲーム配信の基本的なやり方については、下記ページをご覧ください。

解説記事 備考
ニコニコ生放送 こちら
ツイキャス こちら
Twitch こちら
YouTube Live・YouTube Gaming こちら
OPENREC こちら
Mixer(旧Beam) こちら

  • あくまでも設定例ですが、OBS Studioの場合は以下のように設定します。 ゲーム画面を視聴者に見せる方法 だけ簡単に書いておきます。これは、C988の映像を直接取り込むやり方です。

  1. OBS Studioをインストールする。
  2. RECentral 3、またはアマレコTVは閉じておく (重要)。
  3. 「ソース」のところにある「+」アイコンをクリックする。
  4. 映像キャプチャデバイス 」を選択する。
  5. 適当な名前をつけて「OK」をクリックする。
  6. 「デバイス」で「 AVerMedia LGHD Stream Engine - 1 」を選択する。
  7. 「音声出力モード」で「 デスクトップ音声出力 (WaveOut) 」を選択する *2
  8. カスタム音声デバイスを使用する 」にチェックを入れる。
  9. すると、「 音声デバイス 」という項目が表示されるので、ここで「 AVerMedia LGHD Audio Stream Engine(デジタル オーディオ インターフェース) - 2 」を選択する。
  10. 「OK」をクリックする。
  11. 設定方法の詳細ついては、上記解説記事を参照のこと。


▲OBS Studioでの設定例

RECentral 3の配信機能を使う方法


  • RECentral 3には、 ライブ配信機能 が搭載されています。この機能を使えば 配信ソフトは必要ありません 。初心者でも手軽にゲーム配信できます。ただし、あまり 一般的な方法ではありません 。また、ニコ生やツイキャスでも配信できますが、 おもにTwitchやYouTube live向け と考えてください。

  1. ライブ配信モードに切り替える(青いアイコン)。
  2. 「ライブ配信プラットフォーム」の「+」アイコンをクリックし、配信サイト・画質などの設定をする *3
  3. 「STEAM」をクリックして配信を開始する。
  4. 詳細については、公式マニュアル(PDF)の30頁以降を参照のこと。


▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より


こんなときは


RECentral 3にゲーム画面が映らない


  • RECentral 3にゲーム画面が表示されない場合 は、以下のような対処法があります。

  1. C988の「HDMI-IN」と「HDMI-OUT」をまちがえていないか確認する。ゲーム機は前者に接続。
  2. 各種ケーブルをいったん抜いたあと、しっかりと接続する。
  3. HDCPが原因になっている可能性を疑う。RECentral 3のHDCP検出機能にも注意。
  4. 別のPCI ExpressスロットにC988を接続する。すべてのスロットで試す。


PCの動作が重く、映像がカクカク動く


  • PCの性能が不足していると、動作が重くなります。そして、映像が紙芝居のようにカクカクと動くことがあります。このような場合は、 いったん録画・ライブ配信を中止したうえで 、以下のいずれかの方法でPCの負荷を軽減しましょう。ただし、PC側がハードウェアエンコードに対応したパーツ(CPU、またはグラフィックボード)を搭載している必要があります。

  1. 「コーデック」で「NVIDIA」「QSV」「AMD」のいずれかを選択する。
  2. 「録画品質」を下げる(ライブ配信の場合でも)。
  3. 「ライブ編集機能を有効にする」のチェックを外す。
  4. RECentral 3の代わりにアマレコTVを使う。
  5. ゲーム機の映像出力設定を720pにする *4


▲対応していないPCでは表示されませんが、「コーデック」を変更することでPCの動作が劇的に軽くなります。

  • 配信ソフトを使っている場合は、そちらの設定も見なおしてください。配信ソフト自体の設定も変更する必要があります。動作を軽くするための設定については、リンク先のページに書いてあるとおりです。


その他


  • LEDライトは、「設定」→「キャプチャーデバイス」の「Live Gamer HD 2」→「一般」タブで暗くできます。また、「オフ」を選択すればLEDライトは光りません。


  • 「映像設定」のところにあるパレットアイコンをクリックすると、 輝度 などを変更することができます。



筆者がC988を使用した感想



よい点


  • よい点は、基本的にGC550と同じ。筆者がGC550を使用した感想を参照のこと。
  • PCケースのなかでLEDライトが美しく光る。C988のサイド部分のロゴが光るのだが、PCケースの外からはボワーっと光が広がっているように見える。優しい光り方。

悪い点


  • 筆者のサブPCでは、C988に刻印されている「HDMI-IN」と「HDMI-OUT」の表記がPCケースに隠れて見えづらかった。


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