トップ > キャプボカテゴリ概要 > キャプチャーボードの基礎知識 > HDキャプチャーボード / 2018年01月16日 (火) 18時52分04秒


キャプチャーボードの基本的な知識については、キャプチャーボードをご覧ください。


HDキャプチャーボードを購入する場合に知っておきたいポイント

  • HDキャプチャーボード とは、HD画質でプレビュー・録画できるキャプチャーボードのことをいいます。 HD (High Definition)というのは、簡単にいうと 画面比率が16:9の横長画面で、高画質・高精細な映像 のことです(対義語はSD)。


目次


HDの意義・特徴


画面アスペクト比が16:9


  • 画面アスペクト比 というのは、画面の横と縦(幅と高さ)の比率のことです。HD映像の場合、 画面アスペクト比が16:9 となり、横に長く(ワイド)人間の目になじみやすい映像を楽しむことができます。


表示画素数が1920x1080、1280x720など


  • PC上で扱う画像は、 の集まりによって構成されています。この点のことを 画素(ピクセル) といいます。そして画素が横に1920個、縦に1080個並んでいれば、その画像の 表示画素数 は1920x1080と表現されます。


▲クリックで拡大

  • HD映像の場合、表示画素数は 1920x10801280x720 などとなり、前者を フルHD (フルハイビジョン)とよぶことがあります。基本的に、画素数が多いほど表現豊かで細部まではっきりと見える映像を楽しむことができると考えてください。


▲フルHDの例(クリックで拡大)。画像はPS3版「鉄拳5 DARK RESURRECTION」(バンダイナムコゲームス)。


HDキャプチャーボードの特徴


  • つぎに、HDキャプチャーボードの特徴について見ていきましょう。

HD画質対応


  • HDキャプチャーボードは、コンポーネント/D端子D3以上 )、HDMI端子のいずれかを搭載しています。そして、これらの端子と HD対応ゲーム機をケーブルで接続することにより、HD画質でゲームをプレイ することができます。HD対応の据え置きゲーム機は、PS4、PS3、Switch、Wii U、Xbox One、Xbox 360です。


  • これらのゲーム機の場合、HDキャプチャーボードを使用すれば ほとんど画質を落とすことなく、PCでゲーム画面を表示・録画することが可能 です。


  • なお、HDキャプチャーボードによっては Wii、PS2、PSPなどとも接続できますが、HD画質ではなくSD画質(標準画質)となります 。これらは、ゲーム機側がHDに対応していないからです。

高スペックなPCが必要


  • HDキャプチャーボードの動作環境として、 高速なCPU (プロセッサ)が必要となります。ここでいう高速なCPUというのは、たとえば、Core i7やCore i5などのことです。CPUの性能が不足している場合、PCの動作が重くなったり、映像が滑らかに動かないといった現象が起こります。注意しましょう。




HDCP


PS3をHDMI接続するさいに注意が必要


  • PS3をキャプチャーボードとHDMI接続する場合は、HDCPに注意 しましょう。 HDCP というのは、端的にいえばデジタルコンテンツを保護するためのコピーガード(コピーコントロール)のことです。PS3とキャプチャーボードをHDMIでつなげても、このHDCPが原因でゲーム画面がPCに映りません。PS Vita TVの場合も同様です。


  • たまに誤解されることがありますが、 HDCPが問題になるのはあくまでもHDMI接続した場合 の話です。 コンポーネント/D端子で接続する場合は、HDCPは問題になりません。 また、そもそも PS4などの場合は、問題なくキャプチャーボードとHDMI接続可能 です。

対処法


  • HDCP対策としては、 こちら (リンク先 : Amazon)のような HDMI分配器を使用する方法 があります。 HDMI分配器はどのようなものでよいというわけではありません。 逆にキャプチャーボードのほうは、HDMI端子を搭載しているものであればどのようなものでもかまいません。

         HDCPを知るを参照


▲ここでは 「KanaaN 1入力2出力 対応HDMI 分配器 スプリッター 」(リンク先 : Amazon)を使用しています。「4入力2出力」というバージョンもありますが、あくまでも「 1入力2出力 」のほうです。

  • また、 HDCPによる制約を受けないHDキャプチャーボードを使用する方法 があります。もっともシンプルな方法ですが、 このような製品はきわめて限定的 という点に注意しましょう。2018年現在だと、DC-HE1UDC-HC4FSPEC (リンク先 : Amazon)があります。


ほかのゲーム機について


  • ほかのゲーム機については、HDCP対策を考えておく必要はありません。

HDMI接続 コンポーネント/D端子接続 備考
PS4 × PS4側の設定でHDCPをOFFにできる(詳細
Switch ×
Wii U
Xbox One ×
Xbox 360


ゲーム機を接続するケーブル


  • HDキャプチャーボードとゲーム機を接続するためのゲーム機用のケーブルは、自分で別途用意する必要があります。


▲左から順に、コンポーネントケーブル、D端子ケーブル、HDMIケーブル

コンポーネント/D端子ケーブル


  • コンポーネント/D端子ケーブルはゲーム機ごとに用意 しましょう。たとえば、PS3ならPS3用のコンポーネントケーブルまたはD端子ケーブルが必要です。PS3用のケーブルをほかのゲーム機に使いまわすことはできません。ゲーム機によって端子の形状が異るからです。

PS3 Wii Xbox 360
コンポーネント端子
D端子

  • 近年は PS3用のコンポーネントケーブルを付属したHDキャプチャーボードも多くなってきました 。たとえば、AVT-C875GC550Elgato Game Capture HDなどです。この場合は、少なくともPS3用のコンポーネントケーブルを購入する必要はありません。

HDMIケーブル


  • HDMIケーブルはゲーム機種を意識する必要はありません。PS4、Switch、Wii U、Xbox Oneの場合は、最初からゲーム機にHDMIケーブルが付属されていますので、それを使うのもよいでしょう。


パススルー出力


  • 「ゲームは大画面TVでプレイしたい」「キャプチャーボードのラグを回避したい」と考える人には、パススルー出力に対応したHDキャプチャーボードがよいでしょう。 パススルー出力 とは、キャプチャーボードが入力した映像・音声をそのまま 遅延なしにTVに出力 する機能です。同機能に対応した製品を使用すると、 PCだけでなく大画面TVにもゲーム機の映像・音声を出力できます


GC550を使用している場合のパススルー出力

  • つまり、 ゲームはTV画面を見ながらプレイし、PCのほうで録画・配信を行う ということが可能になるわけです。大画面TVとの接続は、たんに ケーブルで各機器をつなげるだけなので簡単 です。特別な機械は必要ありません。ビデオキャプチャーとTVはHDMIケーブルで接続しています。

         パススルー出力機能の使い方を参照


製品例-USB接続(1)-


  • USB接続 できるHDビデオキャプチャーを手に入れたいと考える人は多いでしょう。通常、1080p/60fpsでプレビュー・録画したいのであれば、USB 3.0接続の製品を購入することになります。USB 2.0接続で1080p/60fpsに対応した製品はほとんどありません。これはUSB 2.0の帯域幅(転送速度)が関係しています。


GC550


  • GC550 は、後述するCV710の上位モデルのような存在です。CV710には搭載されていない パススルー出力 があり、 時間を遡ってゲーム画面を再生・録画できる機能 も搭載しています。1080p/60fpsに対応}しているうえに、付属のキャプチャーソフトもCV710のものよりパワーアップしています。価格は高めですが、これ1台で長いあいだ満足して使用できることでしょう。予算が許すのであれば、CV710よりもお薦めです。

         GC550を参照


GC550
製品名 MonsterX U3.0R
接続方式 USB 3.0
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 コンポーネント端子・HDMI端子
HDCP 非対応
1080p/60fps 対応
GC550

Game Capture HD60/HD60 S


  • 一般的な製品では、1080p/60fpsを実現するためにUSB 3.0接続のものが多いのですが、 Game Capture HD60USB 2.0接続で1080p/60fpsを実現 している点が大きな特長です。USB 2.0接続のほうが、一般的にはUSB 3.0接続よりも安心感があります。 時間を遡ってゲーム画面を再生・録画できる機能 も搭載しています。

         Elgato Game Capture HD60を参照


Game Capture HD60
製品名 Elgato Game Capture HD60
接続方式 USB 2.0
エンコードタイプ ハードウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応
1080p/60fps 対応
Elgato Game Capture HD60

  • ただ、Game Capture HD60の弱点はラグの大きさです。PCに映っているゲーム画面を見ながらはプレイできません。パススルー出力が必須であり、TVにゲーム画面を映してプレイするわけです。そこで、この点を解消したのが Game Capture HD60 S です。HD60 Sであれば独自の 遅延低減機能 (インスタントゲームビュー機能)により、PCのゲーム画面を見ながらプレイできます。筆者としてはHD60 Sのほうがお薦めですが、じっくり悩んでみてください。

         Elgato Game Capture HD60 Sを参照

Game Capture HD60 S
Game Capture HD60 S
製品名 Elgato Game Capture HD60 S
接続方式 USB 3.0
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応
1080p/60fps 対応
Elgato Game Capture HD60 S

AVT-C875


  • AVT-C875 も人気が高い製品です。1080fps/60fpsでは録画できませんが、コストパフォーマンスは高い部類に入ります。たとえば、 PCを使わない状態でもゲームを録画でき 、PCがあってもなくてもゲームの録画が可能です(ライブ配信にはPCが必要)。 パススルー出力 、および 時間を遡ってゲーム画面を再生・録画できる機能 にも対応しています。コストパフォーマンスのよさを狙うなら、AVT-C875でしょう。

         AVT-C875を参照

AVT-C875
AVT-C875
製品名 AVT-C875
接続方式 USB 2.0
エンコードタイプ ハードウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 コンポーネント端子・HDMI端子
HDCP 非対応(付属アプリで映像表示は可能)
1080p/60fps 対応(ただし、録画は1080p/30fpsまで)
AVT-C875

AVT-C878


  • AVT-C878 は、AVT-C875の後継機種です。AVT-C875の弱点を克服したモデルとなっています。まず、1080p/60fpsに完全対応しました。なかでも驚きなのは、 PCレスでも1080p/60fpsでゲームを録画できるようになった 点です。このような製品は、ほかにありません。さらに、PCレスでも自分の声を動画に入れることができるようになりました。注意したいのは、コンポーネント端子が削られた点です。このため、PS2やWiiは接続できなくなりました。

         AVT-C878を参照

AVT-C878
AVT-C878
製品名 AVT-C878
接続方式 USB 2.0
エンコードタイプ ハードウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応
1080p/60fps 対応
AVT-C878

GV-USB3/HD


  • GV-USB3/HD は、動画編集ソフトであるPowerDirector 14が付属されています。このPowerDirector 14は最新版ではありませんし、完全版というわけでもないのですが、AviUtlよりも初心者にはとっつきやすいぶん、動画編集に興味がある人には向いているでしょう。付属のキャプチャーソフトも、必要最小限の機能がよくまとまっています。

         GV-USB3/HDを参照

GV-USB3/HD
GV-USB3/HD
製品名 GV-USB3/HD
接続方式 USB 3.0
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応
1080p/60fps 対応
GV-USB3/HD


製品例-USB接続(2)-


MonsterX U3.0R


  • いまとなっては珍しくありませんが、 MonsterX U3.0R はいち早く1080p/60fpsに対応した製品です。少し古いこともあり、値段がこなれてきました。動画に自分の声を入れるなどの機能はなく、ごくごくシンプルな製品です。アマレコTVとセットで使うとよいでしょう。

         MonsterX U3.0Rを参照


MonsterX U3.0R
製品名 MonsterX U3.0R
接続方式 USB 3.0
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応(付属アプリで映像表示は可能)
1080p/60fps 対応
MonsterX U3.0R

CV710


  • CV710 は、上で紹介したMonsterX U3.0Rと同価格帯の製品です。共通点も多いのですが、相違点としては コンポーネント端子対応の有無(CV710は対応)、パススルー出力対応の有無(CV710は非対応) があげられます。 遅延が小さい 製品であるため、PCの画面上でゲームをプレイしたいという人に向いているでしょう。

         CV710を参照


CV710
製品名 CV710
接続方式 USB 3.0
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード    
ビデオ入力端子 コンポーネント端子・HDMI端子
HDCP 非対応(付属アプリで映像表示は可能)
1080p/60fps 対応
CV710

DC-HE1U


  • DC-HE1U は、PS3をHDMI接続して映像を表示・録画できる製品です。HDCPの制約がありません。USB 2.0接続であるため、ノートPCでも使用できる点が大きなメリットです。ただ、くせのある製品です。

         DC-HE1Uを参照


DC-HE1U
製品名 DC-HE1U
接続方式 USB 2.0
エンコードタイプ ハードウェアエンコード(パススルー出力対応)
ビデオ入力端子 HDMI端子
HDCP 非対応(ただし、基盤上のリング切断で対処可能)
1080p/60fps 対応(ただし、録画は1080p/30fpsまで)
DC-HE1U


製品例 -PCI Express接続-


  • デスクトップPCなら、 PCI Express接続 の製品を基本に据えて購入を検討したいところです。

購入を検討すべき3候補


DC-HC4FSPEC C988 Game Capture HD60 Pro
価格
DC-HC4FSPEC
C988
C988

Game Capture HD60 Pro
接続方式 PCI Express x1 PCI Express x1 PCI Express x1
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード ハードウェアエンコード
ビデオ入力端子 HDMI端子 HDMI端子 HDMI端子
HDCP 非対応 *1 非対応 非対応
1080p/60fps入力 対応 対応 対応
パススルー出力 非対応 対応 対応
こちら こちら こちら
備考 HDCPの制約なし 過去の映像遡り対応 ・ラグは小さい
・過去の映像遡り対応

  • もしPS3をHDMI接続したいという場合は、 DC-HC4FSPEC が便利でしょう。 HDCPの対処法が簡単 で、基板上にあるリング(ピン)をニッパーで切断するだけです。価格もそこまで高くありません。DC-HC3PLUSとは異なり、1080p/60fpsにも対応しています。


▲これはDC-HC3PLUSの画像ですが、DC-HC4FSPECにも同じリングがあります。

  • もっと多機能な製品がよいという場合は、 C988Game Capture HD60 Pro がお薦めです。筆者からすると、どちらも甲乙つけがたい完成度です。圧倒的にどちらが優れているということはありません。しいていえば、C988はアマレコTVを使える点、Game Capture HD60 Proはマスターコピーという機能を使える点が違うのですが、気にするほどではありません。なお、日本語によるサポートを受けたいのであれば、C988となります。

安さを求める場合は


  • 購入価格を安く抑えたい場合は、以下の2製品になります。注意点としては、どちらもパススルー出力には対応していない点があります。PCの画面を見ながらでもゲームをプレイできる程度の遅延ですが、最終的に遅延を妥協できるかどうかは人それぞれです。必要に応じて分配器を用意して遅延対策してください。

MonsterX3A MonsterXX2
価格
MonsterX3A

MonsterXX2
接続方式 PCI Express x1 PCI Express x1
エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード
ビデオ入力端子 HDMI端子 HDMI端子
HDCP 非対応 非対応
1080p/60fps入力 非対応 対応
パススルー出力 非対応 非対応
こちら こちら
備考 安い 安い

  • MonsterX3Aについては、 1080p/60fpsに対応していません 。このキャプチャーボードは古い製品です。基本的に、ゲーム機側の出力設定は720pにしておきましょう。1080pだとゲーム画面が映りません。


関連ページ















| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー